金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【GⅠ回顧】 宝塚記念 重馬場適性がレースを決めた!

2024-06-24 00:36:44 | 競馬

 

 夏のグランプリレース、GⅠ宝塚記念勝ったのは、エピファネイア産駒の5歳牡馬ブローザホーン。最後方から2頭目待機で脚を溜めます。逃げたルージュエヴァイユの前半1000mのラップは1分1秒0と重馬場としては流れる展開に。直線に入るとまず、2番手にいたディープインパクト産駒プラダリアと3番手のロードカナロア産駒ペラジオオペラが先頭に立ちます。これを追いかけて、馬場の一番外からブローザホーンとキタサンブラック産駒ソールオリエンスが鋭く伸びてきます。残り50mのところでブローザホーンが抜け出して、後続に2馬身差をつけて完勝。雨中の重馬場の勝ちタイムは2分12秒0。2着にはソールオリエンス、クビ差の3着がペラジオオペラ、さらにクビ差の4着にプラダリア

 勝ったブローザホーンは、嬉しいGⅠ初勝利。前走の天皇賞春2着から初の栄冠を勝ち取りました。鞍上の菅原明良騎手もGⅠ初勝利レース前は雨も止んでいましたが、スタート直前から激しい雨となり、これがブローザホーンには天の味方となったと思います。もちろん、地力がなければ勝てないのがGⅠレース。秋以降のGⅠ戦線も楽しみですし、場合によっては欧州遠征だって面白いかもしれません。

 ところで、激しい雨の中でも、勝ったブローザホーンと2着ソールオリエンスは上り34秒0の脚を使っていますので、馬場適性がそのまま結果に繋がった感じ。3着ペラジオオペラと4着プラダリアにしても、前々の位置からでも良い脚を使っており、この4頭の重馬場適性の高さは明確だと思います。

 

 なお、1番人気ドウデュース、2番人気ジャスティンパレスともに、雨中の重馬場で脚が前に進まなかったように見えました。もともと、ドバイ帰りの宝塚記念というのは鬼門のレースになりますが、今回はさらに馬場の悪さが相俟って、両馬ともに力を出せなかったようです。ここは参考外で良いと思います。ドウデュースもジャスティンパレスも、ゆっくり休んで欲しいと思います。

 

 ところで、種牡馬エピファネイアは、この春は桜花賞、ヴィクトリアM、ダービー、宝塚記念とGIを続け様に勝利。完全に復権したと思います。もう「早熟産駒ばかりの種牡馬」などとは言わせません。暫くは、キズナとエピファネイアの2頭の種牡馬が日本競馬を牽引してくれそうです

 

 

 


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