迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

第二次外出自粛令。

2020-04-05 20:28:00 | 浮世見聞記
買ひ物の時だけ、外に出る。



マスクは、相変はらず復旧していない。

浮世の正常化はおそろしく先になると、これを目安に悟る。



御用學者は、「都内感染者数の増加ぶりは想定内」と、まるで暢気なことを宣ひ、あとは「注意が必要」と言葉をすり替へ、事實上のお手上げを宣言す。


為政者でも、そろそろ「緊急事態宣言」なるお手上げ宣言の決行を画策云々

さりながらそれに法的拘束力はなく、結局はムダに終るだらう。

なによりも気がかりなのは、學習できない狼狽へ者どもが、またしても買ひ溜めに狂奔しさうなことなり。


すでに都落ちを決め込む者が多く現れ、余所者に排他的な村人たちの顰蹙を買ってゐるさうだが、地球にいる以上は逃げ場の無いことを悟るべし。



いつもならば催しの告知などで賑やかな町内会掲示板も、



いまやすっかり“自粛”気味。



「笑点」は、過去の録画の再放送でひとまず難を切り抜ける。

観覧客の笑ひ聲が、遠ひ昔の音のやうだ。




なによりいまは、静観、静観。





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