買ひ物の時だけ、外に出る。
マスクは、相変はらず復旧していない。
マスクは、相変はらず復旧していない。
浮世の正常化はおそろしく先になると、これを目安に悟る。
御用學者は、「都内感染者数の増加ぶりは想定内」と、まるで暢気なことを宣ひ、あとは「注意が必要」と言葉をすり替へ、事實上のお手上げを宣言す。
為政者でも、そろそろ「緊急事態宣言」なるお手上げ宣言の決行を画策云々。
さりながらそれに法的拘束力はなく、結局はムダに終るだらう。
なによりも気がかりなのは、學習できない狼狽へ者どもが、またしても買ひ溜めに狂奔しさうなことなり。
すでに都落ちを決め込む者が多く現れ、余所者に排他的な村人たちの顰蹙を買ってゐるさうだが、地球にいる以上は逃げ場の無いことを悟るべし。
いつもならば催しの告知などで賑やかな町内会掲示板も、
いまやすっかり“自粛”気味。
「笑点」は、過去の録画の再放送でひとまず難を切り抜ける。
観覧客の笑ひ聲が、遠ひ昔の音のやうだ。
なによりいまは、静観、静観。