アンティーク・コーディネーターへの道

アンティーク・コーディネーターを目指して蒐集している古民具や古道具を日々の生活とともに紹介します。

続報『その時その人たち』(ハン・ソッキュ出演)

2005年02月02日 | 韓国ドラマ
先日このブログで紹介した韓国映画『その時その人たち』に関する続報がありましたのでご紹介します。
2月1日付の日経新聞朝刊によると「ソウル中央地裁は三十一日、1979年の朴正熙韓国大統領暗殺事件を題材にし、三日に公開予定の映画『その時その人たち』を制作した映画会社に対し、当時の国葬映像など三つの場面を削除しなければ上映を許可しないとの判決を下した。問題のシーンは、ドキュメンタリーで流した葬儀のほか、地方都市での朴政権反対デモなど。判決は「映画が事実との認識を観客に与えかねない」と指摘した。同映画をめぐっては、朴元大統領の人間性が誤解される恐れがあると、長男、志晩氏が上映禁止を求めていた」とあります。
映画公開予定の3日前に上映禁止の仮処分を受けたMKピクチャースは、映画の公式ホームページの中で次のようにコメントしています。「映画を削除または歪曲して上映するのは当映画の全ての制作者にとって致命的なことです。しかし2月3日の公開を目標に前売りチケットの販売や広告宣伝活動を行ってきた会社としては観客との約束、投資家の保護などを考慮して予定どおり2月3日に公開することを決定しました。ソウル中央地裁の決定により、映画の冒頭とエンディングに流れるドキュメンタリーシーンなど総時間3分50秒に該当するシーンについては無地画面(シーンを空白にする)に処理して本来の上映時間のままで公開します(一部私なりの意訳が含まれます)」
かねてから韓国社会に物議を醸してきた『その時その人たち』ですが、表現の自由と人権の保護という難しい判断の中で一部シーンがオリジナルの内容から変更される事態にまで発展してしまいました。ひとまず上映自体が延期にならなかったことに胸をなでおろすとともに、いつかオリジナル作品として私たち一般市民にも公開される日が来ればいいなぁと思っています。

ルルーの『C.B.S.』(塩バターキャラメル)

2005年02月01日 | 美味美食
伊勢丹新宿で開催されていた「サロン・ド・ショコラ」にて買い求めてきたのが「Le Roux」(ルルー)の『C.B.S.』(キャラメル・オ・ブール・サレ)の名で商標登録された塩バターキャラメルです。
キャラメルに塩バター?と不思議に思った方もいらっしゃるかも知れません。塩バターと言ってもただのバターではありません。フランス北西部ブルターニュ地方特産の良質な有塩バターを用い、鍋で煮詰めるところから一つ一つの包装に至るまで全て手作業で作られたアンリ・ルルー氏渾身の一品です。(余談ですがブルターニュはタラソテラピーという海水を用いた海洋療法の発祥地なんですね。やはりキーワードは塩です!)
『C.B.S.』の味の方は、塩バターが使われているからといって他のキャラメルと劇的に味が異なるわけではありませんが、絶妙な塩加減がキャラメルの旨みや甘みをより引き立てているように感じます。そして暫く口の中で転がしているととろりと溶け始め、ほのかな余韻を残してふわっと消えてなくなってしまいます。さすが手づくりのキャラメルはとろり感とやわらかみが違いますね。
伊勢丹では今後も恒常的に『C.B.S.』を取り扱ってくれるのかな?一度食べたら結構やみつきになるキャラメルだけにぜひまた美味しんで(美味しく楽しんで)みたいな。
そうそう、パッケージにはミニ冊子が付けられていて、最後のページには一見すると『C.B.S.』を使った何かのレシピが書かれています。何せ全てがフランス語で書かれているのでそれ以上は判読できませんでした...。今度フランス語の分かる知人に翻訳してもらおうっと。