●患者のプライバシー19
朝。カーテンを引いている。患者はテレビを見ている。病室に看護師がやってきた。いきなり、ガラッと、容赦なく開けられた。「開けていいですか」の、一言もない。
おいおい。患者にプライバシーはないのか。ない。散々、人のチ○チ○やお尻を見ておいて、今さらどこにプライバシーがあるというのだ。というより、自分から見せている。
逆に故意に見せようとすると、看護師は女性に戻って、意外と嫌がるみたいだ。仕事と私生活は、やっぱり別ものか。
●年収1000万円ない20
三0代の独身看護師が、病室にやってきた。
患者「君、年収一000万円、ある?」
独身看護師「あるわけ、ないでしょう」
患者「それじゃー、俺と結婚はできないな」
独身看護師「逆だろー」
女性が、社会進出して結婚をしたければ、年収一000万円くらいは用意しておきなさい。そんなことでは、愛する男性を扶養できないよ。それが、男女平等というものだ。
●患者の自立21
看護師も多忙だ。自分は自立心が強いから、看護師をやたらと呼ぶことはない。同室のじいさんと若者は、すぐナースコールを押したがる。下らないことでも、押している。
看護師「今日はなぜか、看護師が少ないんですよ」
日勤の看護師は、そう言って嘆いていた。それでも、二人はおかまいなしに呼んでいる。看護師は、患者の自立を促すのも仕事だ。患者を甘やかしてはいけない。
一一時三0分になった。自分の入浴時間だ。看護師も食事タイムに入った。さらに人手が足りなくなった。自分に付き添ってくれる、看護師がいない。
更衣室で、手術した右足の患部を保護するために、その場にあったビニル袋を自分で巻きつけた。
これは看護師の仕事だぞ。お前たち二人が、看護師をやたらと呼びつけるから、自分の相手をしてくれないではないか。
自分の巨木を見せながら、看護師に巻いてもらいたかったな。動機が、不純だぞ。