こころの染織

ひと針ひと針心を繕います。
第7章・・空色の種を探す旅・・・私とルナと一緒に空色の種を探すのどかな旅に出ませんか~♪

遂にたどり着けました・・・赤蕎麦の花

2015-09-18 20:34:37 | こまちの里から

アメリカン・ブルーです。



夫の連休に合せて予定していた秘湯一泊計画・・・
私の腰痛悪化で一時は断念せざるを得ないか・・・と思っていましたが、
病院からの痛み止めの効果があって、
無事に私の運転で何とか行って帰ってくることが出来ました。


つい先日、facebookのお友達Aちゃんが、赤そばを食べてきた話を投稿していて、
五分咲きほどの赤そば畑の写真も添えていました。
私もそこへ「角館の通うお蕎麦屋さんで10月に入ってから赤そばが食べられるのを楽しみにしている所です。」
そうコメントしたところでした。
そのことを夫に話したら、今回、向かおうとしている場所の近くかも知れないから、
もしかしたら咲いているかもしれないし、
訪ねてみよう!! そう言って、夜遅くまでかかってその場所を探し当ててくれました。







そもそも、赤そばの花の可愛らしさに魅かれたのは、
YUKIさんのブログでみた長野の赤そばの里でした。
一面の赤い景色は、群生地好きな私を一瞬で虜にしました。
しかしながら、花の見頃の時期は何度も書いていますが微妙で難しいものです。


そんなことから、長野への旅を計画して、
夫の休みが赤そばシーズンとわずかにずれて、その時は赤そばの里へは行けませんでしたが、
長野の旅で、YUKIさん、buletearさん オステリアままさん 杏さんと出会いました。
そして、軽井沢からの帰りに、埼玉へ回って、みちみちさんと初めてお会いした、
今でも感動の旅が甦ります。


季節は、まさしく、この時期で、
あの震災から半年がたった2011年9月11日頃だったと思います。







それ以来、赤そばの花は私の中での「いつか必ず!!」のひとつとなっておりました。


東根生活で蕎麦の美味しさにとりつかれてしまっていたので、
秋田へ来てからも、美味しい蕎麦屋さんを探して、角館でようやく見つけたお店には、
かれこれ、4回ほども通ったでしょうか・・・・

そのお蕎麦屋さんの店内に貼っているポスターが、
雪に閉ざされていた私の秋田生活を一気に明るくしてくれた瞬間だった気がします。
水芭蕉・・・・
かたくりの花・・・
枝垂桜・・・
その素晴らしさは、もう、ここで紹介しましたが、
そして、最後がこの季節・・・赤そば畑を走る新幹線「こまち」の写真だったのです。







夫は長年の出張生活で、新幹線の時刻や、停車駅のことにもとても詳しいので、
赤そば畑の場所の発見と同時に、
そこを通過するだろう「こまち」の時間までチェックしていました(笑)
何ともありがたい話しです。
最近、私達はまさに二人三脚・・・と言えば夫婦としては聞こえはいいですが、
二人でようやく一人だね~と笑うことが多い毎日。。。
今回は、免許停止中の夫に代わって私が運転手で、夫がナビゲーターです。







田沢湖駅から秋田方面へ向かう下りです。
私はいわゆる「撮り鉄」ではありませんが、カメラを持ち歩くと意外に鉄道と風景がマッチして、
そこを走るものを入れたくなってしまいます(笑)
念願の赤蕎麦+こまちの写真も出来はともかく撮れたことに大満足です。







次に登場したのは、上りのこまち
こちらは、白い蕎麦の花が広がっています。
秋田新幹線は、盛岡から単線で在来線と同じ線路を走ります。












白い蕎麦の花も可憐で可愛いので大好きです。








話は赤そばに戻りますが、
この茎の色が真っ赤で凄いと思いました。
元々、赤蕎麦は観賞用だったそうですが、品種改良によって真紅のそばの花になったそうです。
こちらの種は、長野県の宮田村のもので「高嶺ルビー」と言うものです。
私が会いたかった赤そばの花、そのものでした。

このあと、期間限定で10月から11月にかけて、
いつも行っている角館の蕎麦屋さんでも赤そばを出すようで、
また、頑張って「赤そばを食べるために!!」私が運転して行ってみたいと思っています(笑)







そして・・・今回の嬉しいエピソードをひとつ。


こちらの赤そば畑は、私有地で、
そこへ分け入って写真を撮って良いものかどうか?
夫が、少し歩いて行って、作業をしていたおばさまに声をかけてくれました。

「そこは、私の畑ではないけれど、持ち主は日中いないから声をかけても仕方がないし、
今朝も、新幹線の撮影に来ていた人がいたよ。
ゆっくりいい写真を撮って行ったらいいよ。」

そう言ってくださったそうで、
そこから、この仙北市で水芭蕉もカタクリも素晴らしかった話をしたり、
転勤で秋田へ来てからいろんなところを回った話しをしたり・・・
そうしたら、「急ぐのか?」というので、「いいえ~」と言ったところ、
「枝豆をもいでゆきなさい。」
そう言って、畑から抜いてきてくれて、ここで、なんと!! 
夫の大好物の枝豆を袋いっぱいに頂くことになりました。
見ず知らずの私達に、親切にしてくださっただけではなく、お土産まで。

ありがとうございました。

車に向かう前に遠くから手を振る私に、
おばさまも、いっぱい手を振ってくださいました。
なんだか、胸がいっぱいになりました。







旅の出会いはここからです。


わずか一泊、秘湯へ向かう旅ですが、
きっと、書きたいことがいっぱいありすぎて、
外国へ行ったくらい長くなりそうですがごめんなさい
ルナはしばらく寝ていると思います。


目的地まで、その道のりはまだ半分です(笑)


コメント (14)
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