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「三国志マガジンVOL.10」その1・関羽登場漫画編

2006-07-28 20:52:54 | 三国志/漫画
コミックフラッパー9月号増刊 コミック三国志マガジンVOL.10/著者はカッコ内/メディアファクトリー/刊行中/550円(込)

いよいよ10冊目に入った三国志マガジン。そんなおめでたい記念の雑誌なのに内容は関羽ファンには試練の連続で過酷です。という訳で、関羽ファンの方は下記の順番で漫画を読まれるのがオススメです。

夷陵(いりょう)に想い燃ゆ(倭日向)…関羽を油断させて討ち、夷陵を焼いて劉備を追い詰めた「陸遜」の正体は…?その人物設定は面白いのですが人物描写は恐ろしく、怖い印象を持たれるだけになってしまうかもしれません。
この作品では「陸遜」に斬首されてしまう関羽ですが、プライドの高さはそのままです。

風に帰す~呉範伝~(繁泉光太郎)…孫権に仕え、関羽捕縛の時間まで正確に当てた占い師・呉範の一代記。彼が予言した一連のエピソードを描いていますが、孫権に認めてもらえないという所は前号の陸遜の話に似ています。孫権が暴言を言ってしまう点でも。優れた占い師でも人間的、という見せ方は伝わっていると思います。

呂布が起つ!(島崎譲)…曹操の留守を狙って城を占拠したものの、引き返して来た曹操に追われた呂布は陳宮の提案で徐州に向かい、そこで再会した劉備の世話になっていたが…。
サブタイトルが「主君自慢編」だけあって呂布は劉備を見て日輪比べ、関羽と張遼は主の魅力を語り合っています。2人の武将が意気投合する場面がすがすがしいです。
酒で失敗するも憎めない張飛やお人よし気味な劉備の人物像にも安心感があります。

島崎先生版の関羽ですがすがしくなった所で、最後に「STOP!劉備くん!」(白井恵理子)の真面目だけども笑いを誘う関羽をお楽しみ下さい。
他の漫画にも少しだけ顔を見せています。


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