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朝香祥 三国志・角川版

2005-05-28 14:28:25 | 三国志/小説(正史ベース)
角川ビーンズ文庫運命(さだめ)の輪が廻(まわ)る時/朝香祥 著 穂波ゆきね 本文イラスト/角川書店/刊行中/457円(本体価格)

内容とコメント長安に遷都した董卓に迫るべく、表向きは袁術に従い襄陽(じょうよう)を攻め、それを拠点に独立を図ろうとする孫軍に不幸が訪れ、それにより軍は瓦解(がかい)し、孫策に更なる別れをもたらすまでを描いた作品です。とは言え、決して暗い終わり方ではなく、登場人物たちの前向きな姿勢をしっかり描いています。
この作品でも、やはり敵・味方双方の心理描写と戦況記述が丁寧です。

この武将がキラキラ♪
周瑜。朝香さん三国志一作目「旋風は江を駆ける」の彼と同一人物とは思えないほど表情がよく出て、孫策のことをいたわっています。…性格は同じですが

この武将が???
蒯越(かいえつ)。峴山(けんざん)での策といい、この作品では何故か役柄が完全に兄・蒯良(かいりょう)と同じになっています。兄の方は全く出て来ません。自分でも読んでいて錯覚・混乱してました…