ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

カエルさんの歌が聞こえて

2012-04-17 06:26:04 | 田んぼ風土記
 カエルさんの声が聞こえます。
早朝のケロケロケロロに誘われて、田んぼに出てみるとアメンボさんです。
水面ですいすいと、ケロロをBGMに滑走してます。

動きが早いので、何度も撮影にチャレンジしましたが、とても追いきれずに断念。
断念したとたんに、今度は、ぴたりと止まって蹲踞しました。
時間一杯です。

その姿は木鶏の風格
一枚撮影させて頂き、静かに黙礼致しました。


 
 田んぼの中にもドラマがあり、生き物さんたちの人生があります。
アメンボさんの土俵入りを拝見した後で、水中を覗きますと、ケロケロの卵さんたち。
まもなく、人生がはじまります。

いや、既に始まっているのかもしれません。
現在の慣習や法律では、生き物はゼロ歳で生まれることになっています。
昔はどうだったかといえば、生まれた時点で、既に一歳とされていました。
胎内にあるときの歳も勘定するというのは、真実に近い気がします。



卵の時から、人生は始まっていたのです。
人生は卵からですが、命というものは、その親の鶏さんから、続いているものです。
その親鶏さんの親、その親さんの、そのまた親の親の親方さんです。
畦の土俵をぐるぐる回っているうちに、現場親方の青葉も、ついに時間一杯です。



待った無しで花道を戻れば、タチツボスミレさんが咲いていました。
現場の親方が補修を先延ばししているうちに、自然さんの親方が、プチ花壇を制作。
コンクリートの亀裂の隙間でも、納得の人生です。
人生は、自分自身が納得できれば幸いと、スミレさんに教わりました。



今日という日に感謝です。
この時、この地にて、この稲を育てる。
微力ながら、担当させて頂いているのも、きっと何かのご縁です。



おてんとうさまに感謝です。
保温ビニールさんの中で、稲の卵さんたちが温まってきました。
球根さんの花さんたちも、おてんとうさまと卵の命を言祝ぐ、茨城笠間の里でございます。
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