あんずぃスコープ

愛犬あんずと覗く日々の出来事

骨折日記(入院部屋)

2007-02-26 15:09:46 | 骨折日記&肘

(再手術から3日目)
手術の翌朝の面会の時は、ぼぉ~ッとして反応がない感じだったので、あんずがどういう気持ちなのかわかりづらかった。
体がしんどくても当然喜んでもらえると思ってたのでショックを感じつつ帰ったから、今日はどういう顔するのかちょっと不安まじりで面会した。

結果はなんというか、その、『彼女はご立腹である』というのが正しいだろう。
ちょっと上目遣いで「ん~ん~んん~ん~・・・」
翻訳すると「なんで私をここに置いて帰ったのよ!早く出して!ねぇ!ねぇ!」って感じ。
立ち上がらずにフセの状態でぶーぶー文句を言っている。
「じっとしてないと治らんよ。しばらくの辛抱。ここにいたら治るからね。会いに来るから。」
すぐ横で他のワンちゃんのお世話中の先生がいらっしゃったので、小声でぶつぶつと諭した。
あんずは理解したかのように不機嫌な表情でぷいっと顔を横に振る。

あんずのいる入院部屋は骨折した患者さん専門の部屋だ。
ペットショップのように縦横何段も重なって壁一面に患者さんが入院している。
部屋に入ったとたんに元気な子は『あっママが来てくれた!』という感じで歓迎の声をあげるが、すぐに『何だ、よそのおばさんか』という感じで静まる。
そして不機嫌な子はギャンギャン吠え続け、下段の大型犬はジロリと見上げて『早く帰ってね』という顔をしている。
たくさんのワンちゃんのいろんな思いがどっと押し寄せてくるので部屋に入る瞬間は『これから海に潜ります』的な心構えがいる。

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昨日の日記に怪我をしていない方の足のテープは骨髄液を採った場所と書いたが今日先生の説明を聞いて間違っていたことがわかりました。(真剣に読まれた方、お許しを!)
あのテープは点滴をした場所でした。
骨髄液を採ったのは骨折した足の肩からです。(昨日の日記は本日訂正済み)
そして海綿骨という『骨の卵みたいなもの』も一緒に採って骨折部に入れてあるそうです。
下のレントゲン写真は今回の手術後のものです。
苦手な方は見ないようにぃ。。。ちょっと怖いです。(もう見えちゃってます?)
太い骨がショウ骨でその後ろの細いの尺骨。
尺骨の折れた隙間が大きく見えて怖いですが、この骨はつながらなくても犬には何の支障もないそうです。
人間の手のように細かい作業をする時に必要な骨だとか。
必要でないものがあるはずない、と思ってしまいますがここは先生のおっしゃる事を信じた方が心配が少なくなるな、と思ってます。
折れた部位のほかにも黒っぽい線が見えるのは、前回のプレートを留めていたネジ(スクリューピン)を抜いた跡です。