むか~し勤めていた会社のOB4名で熊野詣に行ってきた(あんず&あん父は留守番)
和歌山行きは伊勢海老が目的だったが諸事情により食いしん坊万歳からスピリチュアルな旅へと変更。。
ことし数年ぶりに飲み会で集まっただけで普段は全くお付き合いのないメンバー。
(私と同年代のK女史、71歳のポジティブすぎるじぃじ、50代のインテリぼやき)
いくら考えてもなぜにこのメンバーなのか不思議でしゃあない感じがあったが、まったく気の置けない仲間であることには
間違いない。
前世では修行仲間だったんだろう。。。
旅はK女史の素晴らしいコーディネートにより何もかもがスムーズに計画通りに進み、充実していて本当に楽しかった。
1日目は熊野本宮大社参りを目的とし、熊野古道のクライマックス部分(歩き2時間)を体験。
お気楽な我々は熊野が山岳修験の行場であることを忘れていた。
その行程は想像していたよりも過酷であったのだ。
最初に急な茶畑の脇の階段をひたすら20分登り続ける。
じぃじ&ぼやきが老体に鞭打って歩く姿を喝采する余裕などなく、自分が落伍者にならぬよう必死だった。
小雨で肌寒いはずなのに、登りきるころには皆マントヒヒのように顔が赤く毛が逆立ち汗みどろ。
まだ始まったところなのに、これが2時間も続くのなら無理だという絶望感が無言の中に漂う(ぼやきは無理だと言い続けた)
あとで知ったが、この坂は急すぎて登る人なんていないということであった。
多分、うちらは何か大きな存在によって登らされたのであろう(スピリチュアル風)
この後の行程はこの坂ほどハードなところはなかった。
「熊野詣で」は「歩く事」が霊域へ通じるための「行」とされていた。
ほんとハイキングなどではなく「行」。
我々少しは「蘇る」ことが出来たのか?
圧倒的な自然の森の中の熊野古道
神聖な本宮大社(撮影不可)は荘厳そのものでそこに神様がいると思わざるを得ない雰囲気であった。
本宮大社旧社地である大斎原
くったくたになって勝浦駅前の民宿に倒れるように到着。
お値段の割にはとても充実した夕食、ビールで疲れを癒す。
(メニューはシーシェパードに襲撃されそうなので伏せておく)
2日目はお気楽に~♪那智大社と日本一の滝(那智御滝)
余裕のはずが昨日の疲れの残る足にはこれまた過酷だったが。
せっかくなので~♪と平安美人に変身
左から私とK女史
篭に乗ってきた姫たちは神社の手前でこういう格好に着替えて最後の階段を登っていったらしい。
が、我々はこんな格好で階段を登るのは無理だっちゅうことで早々に脱ぎ捨てた。
2日間よく歩いた。
K女史はさっそく今朝から筋肉痛で泣いてるとの事。
私は反応ナシ。怖い。。。明日か、明後日か。。。。
我が家へのお土産はお饅頭と、八咫ガラス(熊野の鳥神)のてぬぐい(愛犬土産の定番?)
アタシもお饅頭がいい・・・