あんずぃスコープ

愛犬あんずと覗く日々の出来事

骨折日記(手術)

2007-02-02 20:06:32 | 骨折日記&肘

先生の理想は、切開部が少なくてすむ骨髄腔内にピンを挿入する方法だったが、あがってきたレントゲン写真で見ると、折れた箇所が関節のすぐ上であり、骨髄腔も細くなっていく箇所なのでピンが入らないと判断して却下となった。
結果、残るプレートで骨を固定する方法に決まった。

手術は、先生と他にヘルプとして先生のご友人の獣医を呼んでいただくことになった。
(あんずのかかりつけの病院は、先生一人、受付兼助手が2人(夜の部は1人)という小さな病院)
先生はサイトハウンドの骨折手術の経験ありで、ヘルプの先生はもっと回数をこなしているとのことで安心してお任せする事ができた。

いったん家に帰って、夜8時半きっちりにあんずを病院に連れて行く。
避妊手術の時と同様、先生の『怖がりっこ対策』で完全に麻酔がかかるまで私があんずを抱っこし、意識がなくなった時点で助手さんにあんずを渡した。
渡した瞬間に大きなウンチがスルリと床に落ちた。
謝りながらティッシュをかばんから出しているうちに先生自ら素早く拾い「かまいませんよ!」と言われた。
もう一度謝りながら内心では『あぁ、やっとウンチでた。便秘にならずにすんだ。』と思っていた。
骨折後、ショックで長い時間オシッコが出てなくて、手術に向かう直前に出たのだが、ウンチは出てなかったのだ(しかも骨折した日はあんずの体調は絶好調で、たらふくご飯を食べていた)

家に帰り、手術の無事を祈ってから仮眠したが前の日眠れなかったので11時までの2時間ほど爆睡した。
そして、起き上がって髪の毛を整えていたら電話が鳴り、無事手術が終わったことを知らされて急いで迎えに行く。
小さな病院だからという事もあるが、命に関わる事態でなければ飼い主の傍の方が犬も安心するからという理由で入院はナシ。

診察台の上であんずは寝かされていたが、私達の声を聞いて意識が戻り始めていた。
連れて帰ってまたリビングの寝床に寝かし私は横の布団で寝た。
夜中2回ほどあんずが起きて3本足で立っていたが、一度目はおもらしをしてしまって「ごめんなさい」という感じでモジモジ。
2度目は「そっちの布団に入れてケロ」というおねだりの顔。
骨折から手術前までのショック状態とは全然顔つきが違っていたので、とてもうれしかった。
もちろん、危ないので同じ布団では寝れないが、聞き分けよくその後はちゃんとぐっすり寝てくれた。

驚いたことに翌朝から食欲旺盛だった。体は横になったままで顔だけ上げて食べるのだ。
ほんとに犬は強いな、と関心した。




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<今日のあんず>

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