トレード備忘録 & MT4/MT5インディケータ及びEAの開発

日々のトレード備忘録及びMT4/MT5に関する事項

MT4/MT5のヒストリカル・データ

2022-03-16 10:20:35 | FX

EAを作成したり他から入手したりした場合には、まずバックテストやフォワードテストを実施してその動作性や有効性を確認することになります。

例えば1時間足での運用テストを行う場合、エントリーや利益確定が終値ベースで行われる場合には、4本値のみのテスト(コントロールポイント)で済みます。しかしながら、ザラ場でのエントリーや利益確定を行うEAではそうはいきません。理想的には、テスト期間中の全ティック(値動き)で行う必要がありますが、MT4のテスターではすべてのティックを網羅しているわけではありません。各時間軸で適当な間引きが行われているからです。そこで、なるべく現実に近い正確なティックを得る必要がありますが、具体的には1分足の全ティックを使うのが一番確かなテストということになります。

ところが、例えばMT4のEURUSDチャートの1分足を表示して一番古い(最初の)ローソク足に戻してみると、大方の業者では1分足のデータは過去数カ月分しか存在しません。これでは、EAを1時間足でテストする場合には、その正確性は過去数カ月間担保されるにすぎないことになります。

幸いMT4/MT5には、過去の1分足の全ティックを補充できる機能があります。利用している業者のデータとは異なる他社のデータとはなりますが、それらをインポートすることができます。

最近、AXIORYのサイトにて2015年以降のデータをダウンロードできるページを発見しましたので、紹介しておきます。同ページにはMT4/MT5へのインポート方法も詳説されていますので、参考にされたい。

AXIORY Historical Dataダウンロード・ページ


超安全マーチンゲール両建てEA、今回の危機も安定運用中

2022-03-10 20:07:06 | 投資

 本年2月に公開しましたマーチンゲール組込みEAを3月7日に更改し、同日ご利用の皆様にお届けいたしました。EA名はCenturionSmartGrid_MT4EA_Rev1となります。

改定の内容
① ヘッジ機能の強化
 ヘッジ取引(両建て)機能にストップロスを追加するとともに、注文発出プログラムを一部修正しました。
② 改定前では、MaxStepsをさらに1Step進んだ段階で、強制的に損切りを設定していましたが、お客様からのご要望により、これを選択制にいたしました。「相場が反転するのを待つ」オプションを追加しております。

 さて、本EAの特徴はプログラムにマーチンゲールを安全に組み込むことと、相場逆行時にはヘッジ取引(両建て)を繰り返すことによって、システムの安定性と収益性の向上の両目的を達成することを主眼とすることですが、その中身は;

① 安定性

本EAではGBPUSD、5分足での運用を推薦しておりますが、その安定性は今回のウクライナ危機をも悠々と乗り切ったことがその安定性の証左ともいえます。昨年10月1日から本日(2020.03.10)までの収益カーブは次のようになります。

期間中、大きな山が3個ありますが、最後の山が2月24日以降のウクライナ危機によるもので、その際のステップ数は2(8倍)まで、25(16倍)まで1 step残す余裕で乗り越えています。

② 収益性

初期ロット:0.01(GBPUSD 1,000)

取引総数;:131

期待利益(P/F):2.15

となっています。詳細はこちら

③ 今後の検討事項

海外の高レバレッジ業者でさらに効率運用するために、いわゆる倍々ではなく3乗倍数(3)とすることができないかとのお問い合わせがあります。プログラム変更は至極簡単にできますが、万人にお勧めすることでもないので、目下考慮中です。

EAは、MT Studio21.comにて公開しています。