トレード備忘録 & MT4/MT5インディケータ及びEAの開発

日々のトレード備忘録及びMT4/MT5に関する事項

超安全マーチンゲール両建てEA(Centurion Smart Grid )の正しい利用法

2022-03-21 03:26:46 | 投資

 本年2月7日に、マーチンゲール組込みの両建てEA「Centurion Smart Grid」を公開いたしました。その後の超弩級の世界大動乱や地震災害が続く中、大荒れの相場環境にあっても、同EAは何事もなかったように確かな稼働の跡を記録しております。

 過去1ケ月の間にご利用の多くの方々から、ご鞭撻やご質問をいただいております。皆様のご要望に沿うべく更新を続けて参りますので、引き続き、コメント欄やMT Studio21社「お問い合わせ」欄からご意見お寄せいただくようお願いします。

 さて、頂戴したご希望やご質問の内容を伺っていると、改めて再確認を要する事項がありましたので、以下申し上げます。

1)運用銘柄

 運用銘柄は主要通貨ペアに限ること。日本のMT4/MT5の草分け、豊嶋久道先生の分析によると主要通貨の値動きは「ランダムウオーク」にきわめて近い動きだということでした。すなわち、プライスの動きは酔いどれの歩みに似てどちらに動くかわからない変動だと言うのです。それ故に、プロのトレーダーもあまりやりたくはないというGBDUSDをこの戦略の推奨銘柄として一番に挙げています。一方向に動き出したかと思えば、次の瞬間に突然反対方向に動き出す始末、厄介ではありますがこの戦略にはもってこいの通貨ペアなのです。エキゾチック通貨を含むペアや商品相場・株式指数CFDへの応用は絶対に避けていただくようお願いしておきます。

2)買い下がり、売り上がり幅

 GBDUSDの場合、買い下がり、売り上がりの幅は100pipsとしております。他通貨では、EURUSDが考えられますが、こちらも100pips程度を基準に、過去検証を行った上で本番に臨んでください。過去数年分の1分足4本値データは以前のブログにてダウンロード先を案内していますので、参照してください。

3)利益確定額

 このEAでは一定の含み利益に達したときに利確し、その取引を終えることになっています。MT4のシステムでは含み益の額を求めると、その答え(アウトプット)は必ず運用しているMT4口座の通貨によって算出されます。例えば、日本国内では円口座ですから、GBPUSDの利益額は円で算出されます。$10.00で利益確定したい場合には、Profit欄は10ではなく、1,190としなければなりません。(USDJPYが119.00の場合)

4)バックテストでの注意事項

 運用口座が円口座の場合、バックテストは必ずJPYにて行います。バックテストの設定欄にはJPYが表示されていませんが、ここにJPYと打ち込むと円でのバックテストが可能となります。

 

5)海外のハイレバ口座での運用

 ハイレバレッジの海外の口座にて運用の場合、業者の都合で突然レバレッジを下げてくるという話を耳にします。ネット上、このような現象は成績がよい口座を狙い撃ちにしたものとのうわさが飛び交っていますが、よく調べるとそうとは限らないようです。日本円口座の場合、残高が100万円を超過するとこのような措置が取られているようです。口座残高が100万円に近付いた段階で、こまめに残高を引き出しておくことをお勧めします。

6)EA更新のお知らせ

 現在、Centurion Smart GridはRev1までお届けしておりますが、本日Rev2に更新しMT Studio21社にて公開されました。同時にご利用中の皆様には各別に改訂版をお届けする予定になっております。

改訂前:

「MaxSteps plus 1で損切りする」か「しない」の選択ができる。「しない」場合には、ヘッジ取引の利益確定を終えた後は、主取引(マーチンゲール取引)のポジションをオープンとしたま、相場の戻りを待つことになる。

改訂後:

「MaxSteps plus 1で損切りする」か「しない」の選択ができる。「しない」場合には、ヘッジ取引の利益確定はせずに、全ポジションをスクエアにしたまま相場の戻りを待つ。デフォルトは「false」(損切りしない)に設定しているので、損切りをする場合には、これを「true」に変更する。

改訂の趣旨:改訂前では相場が想定外の暴騰暴落を続けた場合には、含み損がさらに増大することがあり得る。改訂後は、主取引(マーチンゲール)とヘッジ取引の同額の両建てとなるため、含み損がそれ以上増大することにはならない。残しておいたヘッジのポジションは放置しておいても、相場が戻ってくればそのまま自動取引を続ける。

EA 公開URLはこちら



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2 コメント

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Unknown (もしもし)
2022-03-21 17:35:43
リビジョンアップありがとうございました。バックテストをしていますが、「全ポジションをスクエアに」とは、ここの挙動は具体的にどういうポジショニングを想定されているのでしょうか?例えば、2020/3/18-19のGBPUSDは大きく負けますが、SELLから始まり、スクエアとはどういう状態を想定されているのでしょうか?確認させていただければ幸いです。
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Unknown (管理人)
2022-03-24 00:46:21
上記のご質問に対しては、翌日のブログ本文にてお答えいたしました。
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