猫五郎の写真日記

なんか、写真よりも文章がメインになってます。しかも、くどい。要改善。でもなかなかねぇ。

2010/07/08 夏休み第一弾 沖縄本島

2010-07-31 10:35:30 | 沖縄
最終日です。
飛行機は17時です。

複数の知人・友人と会う約束をしている都合、午前10時にはヤンバルを去らねばなりません。

で、狙いを絞ったのが、ヤンバルクイナ。

果たして見れるか。

いや、見るのは割と簡単なのですが、果たして撮影できるか。




撮影できました v(^_^)v






昨日の雷雨と、昨夜の雨で濡れた路面に、ミミズでも出てきていないかと思って出てきたのでしょう。
それにしてもなんてサービス精神旺盛な個体でしょう。
僕がいるにもかかわらず路上に出てきてくれました。
(逆にいうと、人慣れしている?危険な兆候です。)



にしても、(繰り返しになりますが)一眼レフはすばらしい!!!
撮影時、まだ薄暗かったです。
やむなくISOを1600まであげました。
確かにノイズはすごいのですし、トリミングしているものもありますが、それでもA4程度の印刷までなら人に見せられる画質です。

ISO 1600。
距離10m弱。
シャッター速度100秒前後。
手持ち。

被写体の動きブレはありますが、これだけ厳しい条件で、これだけ撮影できるなんてすばらしい!!!
今までコンデジでどれだけ悔しい思いをしてきたことか。
EOS kiss X3最高です!
X4はさらにいいという・・・。
欲が頭をもたげます。
でも、撮影の機会の頻度を考えると、当分X3でいくことになりそうです。


森も海も、行けば何かしらプレゼントを用意してくれています。
今回の夏休みは盛りだくさんでした。
ありがとうの気持ちでいっぱいです。


疲れもたまってきたし、5日間、風呂に入ってないし(毎日水浴びはしてます)、そろそろ帰るとしますか。


また9月に来ます。
次は妻と子どもが一緒に来るので、自由は利かないでしょう。
ま、それなりの楽しみ方を開拓しにくるつもりです。
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2010/07/07 夏休み第一弾 沖縄本島

2010-07-31 09:47:43 | 沖縄
森から出て、車に戻った時、空が白んでいました。
一晩中歩き通しで、ヘトヘトでした。
スカイホテルへと向かいました。
学生時代、よく使っていた青空ホテル(もちろん無料)です。
テントを張り、速攻眠りにつきました。
目が覚めたのは10時頃でしょうか。
飯を食って、再度、森へ出発です。


車を出してすぐに出会ったオキナワキノボリトカゲくん。
久しぶりです。
一時期のペットブームの乱獲で絶滅危惧種に指定されてしまいましたが、今は数を少しずつ回復しています。
できれば木の上の姿と撮りたかった。



再度、森を進みます。
気持ちがいいです。
お目当ての気配がします。



今回のお目当て、リュウキュウハグロトンボくんです。




ハグロ(羽黒)ではなく、青が混ざっているではないか。
見る角度によっては真っ黒に見えます。
また、メスは羽黒なんです。



できればこれを自然光で撮影したいのですが、この日は雷雨の予報で、林床は薄暗く、フラッシュ撮影に終始しました。
快晴の日でも、自然光撮影は容易でないのですが。
リュウキュウハグロトンボは薄暗い沢でよく見かけます。
町中でみかけるトンボのように、日に照らし出された姿のイメージがありません。



初めて夜のヤンバルの森を案内されたとき、ここでハナサキガエルの求愛の歌を聴き、卵をみました。
またここでハナサキガエルの産卵を見る日があるでしょうか。
沖縄を離れた今、それはかなりハードルが高いことですが、それでもまたいつかの再会を夢見ています。



このあと、天気予報通りでした。
分厚い積乱雲のため、森は薄暗くなり、雷鳴とともにスコールが来ました。
森の撮影は中断せざるを得ませんでした。

獲物を探すことを諦めると、森はまったく違って見えます。
森林浴に心が切り替わります。
合羽越しに体を打つ水滴が心地よい。
最高のリラクゼーションの空間です。


それにしても一眼レフの性能はすばらしい。
(フラッシュの黄被りには閉口しますが。)
シャッターボタンを押した次の瞬間にシャッターが切られるので、思った通りのタイミングで撮影できます。
コンデジではタイムラグがあるため、上の写真は難しかったと思います。
今まで何度かコンデジで、カエルが鳴嚢を膨らませた瞬間を狙ったことがありますが、思い通りの撮影をできた試しがありません。
この性能なら、狙えます。

今回の撮影では林床が暗すぎて、マクロ撮影でAFがまったく役に立ちませんでした。
で、マニュアル・フォーカスによる撮影に初挑戦しました。
なかなか難しいものですね。
実践の積み重ねが必要です。




夜、再び森に入ろうかとも思ったのですが、4時間睡眠で動き回るのも5日目になるとさすがに疲れの蓄積が馬鹿にならなくなってきてました。
今の体調で森に入るは危険だと判断し、林道を流すことにしました。


懐かしい。

ヤンバルの森の魅力に気づかせてくれたナベさんに、最初の頃何度か、こうやって林道を流してもらったものです。


林道脇の湧き水にいたモクズガニくん。



リュウキュウカジカガエルちゃん。
んー、今回は緊張した表情しか撮影できませんでした。



ホルストガエルくん。
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2010/07/06 夜 (No.2) 夏休み第一弾 沖縄本島

2010-07-30 20:40:03 | 沖縄
海亀の産卵を観察できてご満悦の僕は、気分揚々として夜のヤンバルの森へと向かいました。

森へ向かう途中、一番に僕を迎えてくれたのはなんと、クロイワトカゲモドキ。
環境庁指定の絶滅危惧種。天然記念物です。
毎回会えるわけではないので、かなり幸先が良いです。
初めて手にした一眼レフCanon EOS kiss X3の250mm(35mm版で400mm相当)望遠で狙いました。
コンデジと違ってすばやく、いい精度で合焦してくれます。
構図も悪くない。
しかし、やはりどことなく臨場感に欠け、平凡なデキです。



次に僕を迎えてくれたのは、ホルストガエル。
これまた天然記念物、兼、絶滅危惧種です。
気軽に会える相手ではないのでラッキーです。
立て続けに天ちゃん、絶ちゃんに会えて、森に入る前から気分上々です。



しかし、森の夜はまだ序章です。
長い夜の始まりです。

森に入って一番に迎えてくれたのは、リュウキュウアカガエルくん。
地域個体群だったかな?
残念ながら後ろ姿ですが、この時期、なかなか撮影できない相手なので、これでよしとしましょう。
次、君には冬の沢で会いたいな。



二番手はアカマタ。
沖縄で一番良く見かけるヘビではないでしょうか?
つかむとくさいです。
アッという間に逃げられてしまいました。



ライトを消してみました。
森の中は真の暗闇です。
そらには天の川が流れているはずですが、空は木々に覆われて星の光は届きません。

しばらくして、地面からポツポツと弱い光が見え始めました。
光り苔です。
地面一面に、満天の星空が現れました。
光が弱いので、撮影はできませんが、森からの最高の贈り物です。
この時期、蛍は出てきていませんでした。



先に歩を進めました。
出てきたのはハナサキガエルくん。
これまた絶滅危惧種です。
僕の一番好きなカエルです。
ヤンバルの森を初めて訪れたとき、きれいな歌声で迎えてくれました。
それ以来、森を訪れるたびに、ほぼ必ず顔を見せてくれたカエルです。

小さな相手を撮影するにはコンデジがよいと再確認しました。
楽して長距離射撃を重ねても、こんなに臨場感のある写真はまず撮れない。



次はナミエガエル。
天然記念物、兼、絶滅危惧種。
星印の目玉がかわいい。
天ちゃん、絶ちゃん続きですが、沖縄本島北部にしか分布していない(ホルストは渡嘉敷島にもいますが。)ので、必然的に分布地域が狭く、個体数も少ないのです。



後ろ姿はこんな感じ。



ナミエガエルの若い個体。



ヒメハブ。
これだけカエルが出てきているので、獲物を狙ってヘビも出てきています。
でも頭にマーキングが・・・。
以前会った京大の研究者のものでしょうか?
正直、こんなマーキングはやめてほしいなぁ・・・。
ニーブヤー(寝坊助)のあだ名がありますが、この個体は動きが神経質でした。



ホルストガエルの巣です。
そうか、そんな季節だったな。



ホルストガエルの卵。
表半球が黒で、裏半球が白です。
白側は紫外線に対して無防備ですが、メラニンを含む黒側は紫外線を防御する能力があります。
日中はすべての卵が黒い半球を上にしています。
ひっくり返して、白側を上にさせると、クルッと回って再び黒を上にします。
こんな卵の段階から、自分を紫外線から防御する能力を持っているのです。
昔、NHKでやっていた地球大紀行で、その映像を見たとき、震えるほど感動しました。



巣の番をしていたホルストガエル。



シリケンイモリくん。
めずらしくないイモリですが、ここの沢では、季節によって個体数が大幅に増減します。
ある程度水辺を離れて行動できるようです。
数個体しかみかけませんでした。
他の個体は今、どこをうろついているのでしょう?




この調子でリュウキュウヤマガメやイボイモリにも会えないかと期待していましたが、再会はなりませんでした。
森を出たときには、夜明けでした。

今回が、EF-S 55-250mmによる接写の初陣でした。
思った以上に被写体深度が浅い!
今までコンデジしか使ってこなかった僕には驚きでした。
APCサイズのセンサーでこれでは、フルサイズとなるとかなり苦労しそうです。

フラッシュ撮影時の黄被りはキャノンの特徴なのでしょうか?
JPEG撮影だと画像処理をしても、処理しきれないほどの黄被りです。
3-4年前にPowershot A570 ISで接写を試みたとき、この黄被りに閉口して接写に使わなくなりましたが、一眼レフまで共通の性質だったとは知りませんでした。
なんとかしてくださいよ、キャノンさん。


安い望遠レンズによる接写は非常に楽チンですが、なかなか雰囲気のある写真にはならないようです。
接写はやはり近づいてナンボだと思いました。

それでもなお、このような写真を気軽に撮影できるようになった意義は大きい。
今まで、クロイワトカゲモドキには十中八九逃げられてきました。
コンデジによる30cm未満の接写が僕のメインスタイルだったからです。

それが2m以上離れたところから画面いっぱいに撮影できるなんて、想像できなかった世界です。
持っている金次第で、撮れるものが決まってくるという側面が、写真にはあると思います。

社会人になり、自由な時間はなくなりましたが、それと引き換えに金はある程度手にしました。
自由な時間と自由に使える金。
どっちがいいかと問われれば・・・答えは簡単ではありません・・・。
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2010/07/06 夜 (No.1) 夏休み第一弾 沖縄本島

2010-07-29 19:41:28 | 沖縄
夜です。
再び海亀の産卵観察に挑戦です。
昨夜、僕は仮説を立てました。
それが当たっているかどうか。

この夜、本来なら僕お気に入りの無人の浜辺に再度行きたかったのですが、体力が許しませんでした。
7/3に到着して以来、平均睡眠時間は4時間程度で過ごしてきました。

昨夜、岩跳びをしていて転倒しました。
真っ暗な中、岩跳びをすることはもともと危険な行為です。
原因は疲労でした。
岩の形は一つ一つ違いますし、自分の懐中電灯が示すものが、見えるすべてです。
疲労で、平衡感覚に微妙な誤差が出てきていたのです。
転倒一発で身動きができなくなることが、現実的にあり得ます。
そうなったら・・・遭難です。

この夜、その浜辺は諦めました。
自動車ですぐ近くまでアプローチできる浜辺を選びました。

時が来ました。
僕の仮説が正しければ、今、きっと上陸していると思われます。
もう少し待って、海亀が穴を掘り、産卵を始めるまで待つべきです。
ですが、僕は待ちきれませんでした。

波打ち際を歩き始めました。

まだ上陸した足跡はありません。

まだ早かっただろうか・・・。
それとも今夜は上陸してこないのだろうか?

静かに寄せる波をよけながら歩く僕のすぐ近くで動く気配がしました。
陸側を振り向くとまっくろな塊です。
上陸直後の海亀でした。

海亀はあわてて海に向けて動き出しました。
僕はカメラを取り出しましたが、間に合いませんでした。

海亀は海に入るなり、ものすごい勢いで泳ぎ去りました。


なんてことだ・・・。
海亀の産卵を見に来て、産卵の邪魔をしてしまった・・・。
僕がいなければ、産んでいたのに・・・・。

もう少し待てば、ゆっくり産卵の様子を見ることができたのに・・・。

自己嫌悪にかられました。


車に戻り、しばらく休みました。
少し間を置き、再度浜辺に出発です。

いました!
予想通り!!
別の個体です!!
穴は深そうです。
もう近づいてもいいでしょう!!



海亀の涙です。



産卵を終えた母亀は、卵に砂をかけ、海へと向かい始めました。
疲れているのでしょう。
休み休み、海へと向かい始めました。



おつかれさま。
感動をありがとう。



少し苦い思いが残りましたが、海亀の産卵を見れて心満たされた僕でした。


現在時刻は23時。
まだまだ夜は始まったばかりです。
さあ、森へいこうか。
二年ぶりになる、あの森へ。

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2010/07/06 昼間 夏休み第一弾 沖縄本島

2010-07-28 20:57:56 | 沖縄
ヤンバルの海に入りました。

去年見つけた千年級の珊瑚に出会えないものかと思っていましたが、侵入コースが少しずれたらしく、再会はなりませんでした。
ここは泳いでいてとても楽しい場所です。
しかし、あまり作品らしい作品が期待できないポイントなので、記録写真に終始しました。
気力があれば、この珊瑚がなんという名前の珊瑚であるのか調べるのですが。


上述のように、被写体として魅力的な場所ではありませんが、珊瑚の観察には良い場所です。
いったい何種類の珊瑚があるのでしょう?
豊富な種が存在する場所です。
沖縄本島に残された、数少ない貴重な場所です。





楽しいのは沖200~300mくらいのところです。


枝珊瑚の一種。


ソフトコーラルの一種。




ハマクマノミ。今回もまともな写真は撮らせてもらえませんでした。
耳抜きができない・・・。
なかなか深く潜る機会が日常にないので、耳抜きの仕方を体が忘れてます。
クマノミの巣まで降りてゆくだけで四苦八苦してました。


ソフトコーラルの群落。


雑多な珊瑚。







夜は再び海亀の産卵に挑戦です。

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2010/07/05 夏休み第一弾 沖縄本島

2010-07-19 21:42:39 | 沖縄
明け方、ヤンバルクイナがよく出現するスポットに出向きました。
ハロウェルアマガエルの鳴き声が聞こえました。
久しぶりのご対面でした。
新たに手にしたEOS kiss X3 + EF-S 60mm Macroにて撮影に挑戦してみました。
下の写真がそれです。

正直、とても満足のいく写真ではありません。

学びました。一眼レフでは僕のイメージするカエルの写真はなかなか撮れません。
カエルの臨場感のある接写を撮るには一眼レフは向いていないように思いました。
致命的なのはファインダーをのぞかなければならないということです。
ファインダーをのぞくことを条件につけると、アングルワークに大きな制約となります。
被写体までレンズの性能の限り寄ることが基本のマクロ撮影ではこの制約は致命的です。
コンデジが圧倒的に有利だと思いました。




明け方、ヤンバルクイナを数羽みかけました。
しかし、僕の持っている望遠レンズはEF-S 55-250mmです。
35mm換算で焦点距離400mm相当ですが、10m以上離れての撮影にはあまりにも無力でした。




初日(7/4)、雲が多く、風があり、古宇利島大橋のよいショットを撮れませんでした。
で、出直しました。

ヤンバルからせっかく本部半島まで戻るのです。
前々から気になっていた今帰仁の海がどんなものか、ちょっとのぞいてみることにしました。
選んだのは長浜ビーチ近く(?)の無人のビーチ。
一応、道が通じていますが、普通車は通行できません。
ジムニーなどの車高の高い4WDでないと、降りれても登って来れないと思われる道です。
途中から車からおり、歩いて浜に向かいました。

にしても、便利な時代になったものです。
携帯電話で現在地の地図だけでなく、航空写真までチェックできてしまう。

航空写真上、泳ぐのにこの場所を選びましたが、現場についてみて、雰囲気を感じて「あまり期待しない方が良さそうだ」と思いました。
でも、せっかく来ているのですから、海に入りました。




案の定、珊瑚の群落は期待できそうにありませんでした。
しかし、小さな珊瑚はごくごく低密度に散在しています。




こんな感じで、いろいろな珊瑚が見られますが、一つ一つは小さいし、絵になりません。魚も少ない。




新たなシュノーケリングスポットの開拓は地道に続けるつもりです。




この日の古宇利島大橋も雲と風が多く、条件は満足のいくものではありませんでした。
明日からは曇りと雨の予報が続いてました。
今回の旅行で、古宇利島大橋のよいショットは期待できないと諦めました。
次回のお楽しみです。




夜は再び海亀の産卵の観察に挑戦です。

残照のもと、幅500mの無人の浜辺にゆき、待ち受けました。
浜辺で大の字になって、空を見上げるのはいつ以来でしょう。
次々と雲が上空を流れてゆきます。
森からヤンバルクイナの鳴き交わしの声が聞こえます。
一番星、二番星と、次々星が現れてきます。
うっすら暗くなると、沢からカジカガエルの声です。

真っ暗になりました。
大空を天の川が大きく横切っています。
静かな波の音。
時折波間に弱々しく、青白く光る海蛍の光。
浜辺をカサカサと走り回るカニたちの気配。

夜の無人の浜辺はとてもすてきな場所です。

そのすてきな空間を独り占めです。
リラクゼーションです。
最高です。


そうやって僕が待っている間に、海亀は浜の逆の端で上陸していました(>_<)
僕が見に行ったときは既に海に帰っていました・・・。
リラックスしすぎました・・・。

でも、この経験と、過去の経験を照らし合わせることで、海亀の性質についてある仮説を思いつきました。
もし、これが正しければ、僕は残りの3日でまだ海亀に出会えることでしょう。
さて、どうなるか。

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2010/07/04 夏休み第一弾 沖縄本島

2010-07-19 20:10:00 | 沖縄
社会人になって2年が経過しました。
ほんの少し、余裕ができてきたような、できてないような。

今年も短い夏休みがやって参りました。
学生時代とは比較にならない貴重な時間です。
このために生きているといった側面があります。
どれほど待ちわびたか。

去年、結婚しました。
子どもができました。
妻も子どももおいてきました。

自由をください。
君たちは僕についてくることは物理的にできません。
妻は納得してくれました。
新婚旅行で去年、ヤンバルを連れ回した成果です。

というわけ単身来ました、沖縄!!

初日は友達の家で13人と飲み明かし、さあ、いざ愛しのヤンバルへ!!
今回の旅行の第一ターゲットは海亀の産卵です。
沖縄に住んでいるときから今まで10回以上通いながらすべて空振りしている海亀の産卵です。
見たい!

去年は7月上旬に上陸のピークがありました。
沖縄を去った今、海亀の産卵状況についての情報は入りません。
少なくとも7月上旬なら大きく外すことはないだろうとの推測のもとに、この時期に来ることにしました。
今年の7月上旬で、潮の満ち引きのタイミング的にももっとも海亀にとって好都合なのは・・・7/4だとにらみました。
予定通り、夏休みを取ることができました。
さあ、いざいかん!

まずは古宇利大橋。エメラルドグリーンの海を渡る橋を我がものにしようと撮影スポットに向かいました。が、天気はあいにく雲間から日差しが時折落ちてくる感じの風の強い日でした。それでも気持ちのいい光景でした。


次来たときは気持ちのいい青空のもとの古宇利島大橋を撮影したいです。


立ち寄った運天の港の集落。昔ながらの集落形態がそのまま残っている感じです。


偶然通りかかった渡喜仁の壕。南部の鍾乳洞を利用した壕ではなく、人の手で掘られた人工の壕です。いろんな部屋がそのまま残っています。つるはしの跡が生々しかったです。今となっては子どもの秘密基地にいい感じですが、ゴミがたくさん捨ててあります。まったく・・・なにを考えてこんな場所にゴミを捨ててゆくのか。


目的の海岸に来ました。今年もそれなりに海亀が上陸している様子でした。しかし、ここ数日内にあがったと思われるような新しいものは1-2個しか見当たりませんでした。まだ産卵のラッシュは始まっていないようです。読みを外したか・・・。夜に備えます。


日暮れ時になり、目標の浜に行きました。ところが、漁師4人組が大っぴらに素潜り漁をしている。夜間の素潜り漁に使う水中マグライトは強烈です。200m先まで鮮明に照らし出します。4本の明るいライトが浜辺中を照らしています。こ、これはだめだ・・・。諦めて戻ることにしました。

すると・・・なんと、戻った浜で産卵してました!!初日からラッキー!!


海亀が産卵の時、涙を流すことを知ったのは「うる星やつら」を読んでのことでした(笑)。でも、本当に流しながら卵を産むんですね。本当に幸先の良い出だしでした。
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