猫五郎の写真日記

なんか、写真よりも文章がメインになってます。しかも、くどい。要改善。でもなかなかねぇ。

口径50cm, 焦点距離2,500mmの巨大ニュートン式望遠鏡

2019-12-05 18:41:54 | 天体望遠鏡

人生にはなにが起こるか、どんな出会いがあるか、わかったものではありませんね。

赤道儀と望遠鏡合わせて、総重量1トン級の機材を自由に使わせてもらう機会に恵まれています。

40年近く前に設置された望遠鏡らしい。
手作り感満載の望遠鏡です。
赤道儀もおそらくこの1台のみの特注品。

こんなものが、15年くらい放置されていたようです。

2018年12月にこの物件が発掘され、僕は今年の5月からこの望遠鏡や、望遠鏡が収納されている観測小屋の改修作業に参加してきました。

そしてこの2019/11/30に、やっと望遠鏡の稼働までたどり着いたのでした。

口径50cm、焦点距離2,500mmの巨大ニュートンは圧巻ですが、15年くらい放置されていた、40年前の望遠鏡ですので、主鏡は曇っています。
が、なんとか使えそうなレベル。

(巨大ニュートンが口径35cm, 焦点距離2,700のカセグレンをしょっていますが、カセグレンの主鏡は使い物にならないくらいに曇っています。)




赤道儀も望遠鏡もあまりに巨大で、一人では扱えないです。
使い方をわかっている人が最低2人がかりで稼働させるのが無難な代物です。

改修作業は難題に次ぐ難題を一つ一つ丁寧に解決していく、根性のいる作業でしたが、ほとんどは友人の創意工夫で乗り越えてきました。

その過程はまたの機会にお話しできればと。

今回は、この1年間の集大成を紹介するにとどめようかと思います。

15年ぶりくらいに再稼働した望遠鏡で撮った写真です。

オートガイドはできませんので、すべてノータッチガイド。
カメラはすべてEOS 60Daです。
EOS 60DaはセンサーがAPS-Cなので、画角は4,000mm相当になります。
下の写真は注釈がない限り、ノートリミングです。


M45 スバルのメローペ
ISO 6400 60sec 4枚コンポジット
焦点距離2,500mmなので、当然、M45は画面に収まり切りません。
なので、星間ガスを撮るべく、メローペのみに焦点を合わせました。
普段の常識では考えられない画角です。





M42 オリオン大星雲
ISO 6400 60sec 4枚コンポジット




馬頭星雲
ISO 6400 60sec 8枚コンポジット




M81 渦巻き銀河
ISO 6400 180sec 8枚コンポジット



トリミングしたのがこれ。




M82 葉巻銀河
ISO 6400 120sec 4枚コンポジット




M51 子持ち銀河
ISO 6400 180sec 4枚コンポジット





圧巻の画像です。
シンチレーションが悪く、星が揺らいでいる夜だったので、星が膨化して写ってしまうのはしかたがないかと。

スバルのメローペ以外の写真は、主鏡が結露したかな?

いずれにせよ、これは、今後が楽しみです。

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2019/08/12 セミの羽化

2019-08-30 11:56:59 | 昆虫

今年もセミの羽化の季節となりました。
(とは、この記事を書いている8月下旬ではなく、8月上旬の話ですが)
職場の帰りに毎日、多い日には10個体以上、羽化を観察できる、恵まれた環境にいます。
セミの羽化がピークを迎えた頃に、家族で観察に行きました。
(もう、毎年の恒例行事になりつつあります。)

しかし、久しく真っ暗闇な中でのマクロ撮影をしていません。
始めのうちは、フラッシュの露出が合わぬは、ピントが来ぬはで、散々でした。
おかげで羽化の始めの数カットを逃してしまった。

やはり、技能は使っていないと、錆びてきます。
定期的に使わねばいかぬ。


さて、始まり、始まり。


































今回、面倒臭がって三脚を持って来なかった。
継時的なマクロ撮影は、非常に疲れるし、まして真っ暗闇の中での撮影です。
画角を一定にするために三脚撮影が望ましい。
そんなことも忘れてました。


今の職場になって、年々、年を追うごとにどんどん業務量が増えています。
マイホームを入手して、生活が落ち着いたにもかかわらず、まったく楽になった実感がない。。。

自分の時間が欲しいと願う日々です。

と、同じことを何年言い続けているやら。。。

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2019/08/10 屋根裏換気扇を追加  ダクトで屋根裏と室内換気扇をつなぐ

2019-08-11 12:08:50 | マイホーム

以前、屋根裏 換気排熱ファンについて、記事にしました。

屋根裏 換気排熱ファン V-20MEX2-SW
夏、2階の天井付近に溜まる暖かい空気を天井裏に送り込むことで、屋根裏に溜まった熱い空気を外に追い出す排熱ファンです。

これを取り付けることで、屋根裏の温度が若干下がりました。
しかし、それでも不十分でした。

夏、仕事から家に帰ると、1階は涼しいのですが、2階は猛烈な暑さです。
奥さんが夕方に帰宅した時の、2階の平均気温は37度程度です。
2階の窓を全開にしますが、僕が夜に帰宅した頃の2階の気温はまだ35度弱あります。

外気温がまだ30度以上あるので、ある程度仕方がないのですが。

2階の天井から、猛烈な赤外線を感じます。

もう少し天井裏を換気したい。

一番いいのは、屋根裏から外に排熱する換気扇を設けること。
でも、リフォーム会社にそれを依頼したら、

「雨漏りの原因になるので、できません」

と断られた経験があります。

自力で屋根裏の壁に穴を開けるか。
石膏ボードと構造用合板はともかく、DIYでサイディングに穴を開けるのはハードルが高い。

なんとかならないか。


知恵をしぼること数週間。
サイディングに新たな穴を開けずに天井裏の熱い空気を外に排熱する方法を思い付きました。

まず、手持ちの電動ドリルで使用できる直径100mmのホールソーと、直径100mmのダクトホースを入手しました。



ホールソーで壁に穴を開け、ダクトホースを屋根裏に設置する。





屋根裏の気温は、46度ありました。
扇風機を持ち込み、全開で回しましたが、それでも汗が止まらない。


使われていなかったロフトの換気扇にダクトホースのもう一方をつなぐ。
(ロフトは、小窓を開けると風が通るので、ロフトの換気扇はまったく使われない状態にありました。)






換気扇を回すと、ダクトホースが暖かくなり、外の換気口から暖かい空気が流れ出てきます。






この作業を通して、気づいたことがありました。

我が家の屋根裏は、どういう理由か、3つのコンパートメントに別れています。

一つは1階の吹き抜けの上の(ロフトの上の)屋根裏。
もう一つは、南向きの屋根の屋根裏。
最後は、北向きの屋根の屋根裏。

屋根裏に入り、真っ暗にすると、屋根の下端方向に光が見え、外と交通していることがわかります。
(屋根裏の受動換気が可能なことがわかります)



しかし、3つの屋根裏同士は、ほとんど交通がありません。
正確にいうと、南向き屋根の屋根裏と、北向き屋根の屋根裏は、仕切り壁(石膏ボード+構造用合板)の下にほんのわずかな空間があります。
しかし、これでは換気が良いとはとても思えません。

なので、今回、屋根裏の各コンパートメントを交通させる直径100mmの通気口を設けました。






すると、設けた通気口を空気が流れるのがわかりました。
真っ暗な中、ホールソーで舞い上がったホコリが、開けた通気口に吸い込まれるのが見えますし、通気口に手をかざすまでもなく、風を感じるのです。
通気口を開けるまで、風ひとつ吹かず、ダラダラの汗をかきながら作業をしていた身には、ありがたい風でした。
つまり、今まで、屋根裏が3つのコンパートメントに仕切られていたこととで、屋根裏の空気の流れが淀んでいたということです。


日没後、屋根裏に入ってみると、以前と比較にならないほど屋根裏の気温が低い!

効果ありです。
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トキワツユクサとドクダミの花

2019-06-22 20:01:33 | 雑草

どちらも同じ時期に咲き始めました。
徒歩通勤しながらみていました。
いずれ写真を撮りたいと思いつつも、花の盛りを過ぎてしまいました。
6月になり、やっと撮影することができました。

花弁が3枚の白い花。
初めてみました。
葉っぱがツユクサに似ている。
でも、葉の密度が違うし、花が全然違う。
写真を撮る前に全ての花が終わってしまって、名前を調べるのが来年になるのではないかと思いながら、毎日通勤していました。
なんとか花の咲いているうちに時間ができてホッとしています。
名前は、トキワツユクサというそうです。
南米原産。
昭和の初期に観賞用に持ち込まれたのが雑草化したとのことです。








ドクダミの花は、蕾を見つけることができないくらい、開花し切ってました。
新鮮な花がなかなかない。
けど、なんとか撮影が間に合った。












日々、慌ただしいです。
週末も体力が回復するまでに至らず、いつも疲れを引きずったまま月曜日を迎える。
何をこんなに忙しく働いているのか。。。
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2019年4月から5月にかけての通勤帰路の街灯

2019-06-22 11:30:40 | その他

なかなか陽のあるうちに帰ることができません。
土日も何かと忙しい。

自分の時間が欲しい。

何度か、寝る前に10分間だけ仕事以外の本を読もうと試みるも、なかなか続かない。
やはり家に着いてしまうと気力が失せてしまって、風呂・飯・寝る以外、できない。

できれば運動もしたいのですが、最後にプールに行ったのが去年の話。
ランニングは一年以上前か?
帰宅前に職場で縄跳びをしてから帰路についていた時期もありましたが、今はとてもそんな体力が残りません。

何もできない欲求不満が溜まってきました。

家路に見かけた街灯が、なんか魅力的に見えてしまいました。

撮ってみました。




















これらの写真をみて、寂しい写真と思う人が少なくないかもしれない。

けど、なんか味があります。
これから家に帰るぞ。。。って気持ちがします。
僕が20年後にこの写真をみて、きっと懐かしく思う、、、いや20年後ではまだ現役か。
30年後に見れば懐かしく思うのかもしれません。

今回街灯を撮ってみて、時代は確実に進んでいるなぁと感じました。
いつの間にか、街灯がLEDの白い光に置き換わっている。
黄色味がかったガラス電球の街灯の光をみることはもうないのでしょうね。
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2019/05/05 ツタバウンラン 蔦葉海蘭

2019-05-05 19:31:29 | 雑草

3週間ほど前から、通勤中に気になっていた雑草があるんです。
家から50mくらいのところです。
が、撮影することができずにいました。
朝は急ぐし、夜は暗いし、休日も忙しいし。

GW終了二日前になって、やっと、やっと撮影できました。

この日は子どもと奥さんが潮干狩り、僕は待機当番なので、遠出できず。
朝起きてからずっと家の掃除をして、一人で昼飯を食って、やっと、撮影に向かえました。

毎日見ている割に、どんな花かまでは見ていなかった。
よーく見ないとわからないくらい小さな花です。

PENTAX Q7+TAMRON 90mm MACRO










EOS kiss X3で写すとこんな感じ。




全体像を写すとこんな感じ。



ツタバウンラン、地中海沿いから来たそうです。
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2019/05/03 長時間追尾、成功! 山梨県 M13、M51、M101、M8

2019-05-05 17:07:13 | 天体観測

GW前半は家事と学会の準備で潰れました。
(まだ準備、終わってないけど)

GW後半のうち、手前2日間を休日としていただきました。
(残り2日間は、待機当番なので、遠出禁止)

子どもと奥さんはソフトボールの試合。

久々に自由な時間。
しかも、晴れる!
天体観測に行かないわけにはいかないでしょう。
お友達から、一緒に行かないかとのお誘い。

しかし、行き先が、山ではないんです。

標高は低そう。
町から離れていない。
高速道路のインターチェンジからわずか10km。
山梨県。
スターパーティーや、スケッチブックなど、星を見る宿がある地域とはいえ、うーむ。

正直、あまり乗り気ではなかったです。
真っ暗な夜空を目指して、山のてっぺんに行きたかった。

が、使える小屋があるという。
半世紀前に、個人で作った天体観測小屋だと。
興味が湧きました。

半世紀前に、夢と情熱で建てられて、今は持ち主が使わなくなった建物。

いいじゃないですか。
人生の勉強のつもりで、行ってまいりました。

2ヶ月前、友人が訪れた時には、床が腐って落ちていたそうです。
が、それをなんと半日で使えるところまで直した、と。。。
修復過程の写真を見せられて、絶句。
こんなことができるのか、、、と。

それは脇においておくとして、この天体観測小屋、感動ものでした。
個人の所有物ですので、あまり詳しく書くことができませんが、口径50cmのニュートンが常設されていました。。。
半世紀前の特注品です。
ゼロからこれを形にすること、僕にはできないと思いました。
半世紀経ち、すでに15年間以上放置されていたため、赤道儀の電子機器類が故障してました。
でも、1970年頃の様子が伝わってきました。
感動しました。



夜になりました。
空が開けていると、お世辞にも言えない場所でした。
しかも、足場が悪い。
草を刈っただけの場所なので、地面が柔らかい。
三脚プレートの上に三脚を設置して、自分の体重で地面に押し付けて、赤道儀を設置しました。

暗くなって、極軸望遠鏡を覗くと、木の枝が邪魔して北極星が見えない。。。
が、北極星がまったく見えない自宅ベランダの予行演習で、1,200秒露出ができたのですから、大した問題ではないでしょう。

今回、初導入したバーティノフマスク。
William Optics製
6千円。
高かった。。。




でも、ピントが確かに合わせやすい。
ピント合わせに、迷いが入らないのは、気持ちがいいです。
フード越しに取り付けるために、脚立が必要なのが難点ですが。





そして、その成果。
望遠鏡はBLANCA 130EDT、カメラはEOS 60Da、赤道儀は、、、。

M13球状星団。
ISO 1600、240秒露出。
ちょっと露出オーバー気味。




いやぁ、しかし、粒々です。
今まで、こんな点像がなかなか得られなかった。
写真に撮り損ねましたが、PHD guidingのグラフを見る限り、追尾精度はそれほどよくなかったんです。
赤経方向はいいのですが、赤緯方向の追尾精度がよろしくなく、上下1ピクセルの線の間に収まり切りませんでした。
が、星が丸く写ってます。
今まで、240秒露出で星が丸く写るのは、10枚に2枚程度だったので、4枚連続で点像を得たのは感動ものです。
しかも、コンポジット処理をするために、画像を4枚重ねてみると、星が1ピクセルたりとも位置がズレていない。
感動ものです。




M51子持ち銀河。
ISO 1600
1,200秒露出。
2枚合成。




焦点距離910mmのBLANCA 130EDTとAPS-Cのセンサーで写すM51は、大きさがもう一つ、ですね。
(トリミングになりますが)せめてこれくらいの大きさで写って欲しい。
フォーサーズカメラの入手を検討中です。




にしても、背景に今まで見たことのないタイプのノイズが認められます。
白い砂粒をまぶしたような。。。
これがもしかして、ダークノイズ?
今まではせいぜい180秒露出だったこともあり、目立ちませんでしたが、1,200秒露出をするにあたり、目立ってきました。
これの消去が次の課題です。




M101回転花火銀河。
ISO 3200
600秒露出。
薄いガスが通ったためか、背景が明るくなってしまったため、あまり写っていない。
これは、空がもっと暗いときにISO 3200で1,200秒露出しないとダメだ。
回転花火銀河は、夜空にシビアな被写体ですね。




締めは、明け方に登ってきたM8干潟星雲。
ISO 1600の240秒露出。
JPEGの1枚撮りでこれだけ綺麗なら、次回、ISO 800で600秒露出すればもっと良くなるはず。





仕事が忙しく、なかなか天体撮影のために遠征ができていません。
が、オートガイドが自由自在になりつつあります。
これは今後が楽しみです。

次、行けるのはいつになるでしょう。
梅雨前に、素晴らしい夜空に出会えたら、奇跡でしょう。
おそらく、夏休みにずれ込むでしょう。

でも、その奇跡を期待したいと思います。
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2019/04/20 通勤帰路の雑草

2019-04-21 09:44:58 | 雑草

土曜日もよく働きました。
半日勤務なので、まだ明るい。
EOS kiss X3を片手に帰路に雑草撮影。

職場を出てすぐの道端に咲いていたユウゲショウ。
とても新鮮に映りました。



ベビイチゴもしくはヤブヘビイチゴ
全体を写さなかったので、区別がつかない。
撮影するのは初めてかな?




またまたハナニラ。



徒歩通勤は楽し。

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2019/04/14 ムラサキケマンとクサノオウ

2019-04-14 21:21:46 | 雑草

通勤路。
ここは朝、ちょっと時間的に余裕があるときに通る下り階段です。
落ち葉で足元が滑りやすいですが、お気に入りの通勤コースです。




数日前の通勤中に、この階段にこんな雑草の花が咲いていることに気づきました。
見たことがない雑草。
背の高さは10cm弱といったところ。




本日、カメラを提げて、撮って参りました。


花のドアップ。
ネットで調べると、ムラサキケマン紫華鬘というらしい。
日本に自生する雑草で、珍しくもなんともない、普通種とのこと。
そうですか。。。
人生、折り返し地点を過ぎてますが、初めて見ました。
ムラサキケマン、ようこそ、我が人生へ。



諸葛菜でも撮ろうかと思ったら、その脇に黄色い花が。


花弁が4枚のものがほとんどですが、中には6枚のものもありました。
Google博士によると、クサノオウというそうです。
これまた、初めてその存在を知りました。
日本全国はもとより、ユーラシア大陸に広く分布しているそうです。
毒の成分をたくさん含んでいるそうですが、昔は薬草として重宝されていたみたいです。
クサノオウ、ようこそ我が人生へ。



そのほか、

ノゲシ



ノゲシ、アップにするとタンポポとあまり見分けがつきませんね。



オオイヌフグリ



名前、まだ調べられてません。
多分、雑草じゃないような気がする。

(追記)
ハナニラと教えて頂きました(感謝)
明治時代に持ち込まれたアルゼンチン原産の帰化植物。



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2019/04/09 散る桜

2019-04-09 21:31:38 | その他

徒歩通勤の経路はいくつかあります。
時間的余裕に合わせて、コースを選んでいます。
そのうち2コースで桜並木があります。

桜は満開を過ぎて、葉桜に移行しつつあります。
今朝は春風に桜の花びらが舞って、文字通り桜吹雪の程でした。



地面は散った桜の花びらで敷き詰められています。



そして帰路の夜桜もまた楽し。


こんなに素晴らしい通勤、幸せです(^^)

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オートガイドで苦労した話 (その2) EQ6proのオートガイドシステム

2019-04-09 17:47:25 | 天体望遠鏡

EQ6proでオートガイドをする場合、僕が知っているのは以下の二つの方法です。

(1) Synscanハンドコントローラを使う方法
(2) Synscanハンドコントローラを使わず、EQ directケーブルを使用する方法


僕の場合、パソコン側の制御ソフトはステラショット(とEQ ASCOM)だけを使用していました。
現在は天体の導入にステラショットを、オートガイドにはPHD guiding (PHD guiding 2ではない)を使用しています。

ガイドカメラはQHY5L-Ⅱを使っていましたが、オートガイドがなかなかうまく行かず、試行錯誤する過程で、同好会の友人よりLodestarを譲っていただき、今はQHY5L-Ⅱと併用しています。
(オートガイドがうまくいかない原因を絞り込む過程で、ガイドカメラの故障も疑ったわけです。その場合、ガイドカメラが2台あった方が、検証の効率がよい)


下の写真がEQ6proの基盤の表側。
各種接続端子のポートがあります。
Hand controllerポートがRS232ポートシリアル9ピンのメス
auto guiderポートがモジュラーケーブル 6極6芯(電話線ともいう)。



モジュラーケーブル6極6芯のポートが、「EQ6pro本体のauto guiderポート」と「Synscanハンドコントローラ」と「ガイドカメラ(QHY5L-ⅡとLodestar)」の3箇所にあるため、最初は混乱しました。

「モジュラーケーブルをどことどこにつなぐんだっけ?」
と真っ暗な山の上で悩んだものでした (^_^;)

僕の場合、観測と観測の間が数ヶ月開くことが珍しくなく、しかも、独りでやることが多かったため、大きな勘違いもしました。

僕は、オートガイドについて、以下の仕組みだと思っていたのです。
(勉強したわけではなく、勝手にそう思っているだけです)

(1) ガイドカメラに映ったガイド星の画像がノートパソコンに送られます。
(2) パソコンのオートガイドソフトが、ガイドカメラの画像に映ったガイド星の画像上の位置を認識します。
(3) 赤道儀の極軸のズレや、赤道儀の歯車誤差(ピリオディックモーションというのでしょうか?)によってガイドカメラの画像上で、ガイド星が最初に認識された位置から少しずつズレていきます。
(4) パソコンのオートガイドソフトがガイド星の元の位置からのズレを認識し、ガイド星がガイドカメラ画像上の元の位置に戻るために必要な動きの指令を赤道儀に送ります。
(5) 赤道儀が動いて、ガイドガメラの画像上で、ガイド星が元の位置に戻ります。

となると、オートガイドの配線は、ガイドカメラとノートパソコンノートパソコンと赤道儀が配線されていればOKなのでは?と考えたわけです。

ガイドカメラと赤道儀をモジュラーケーブルでつなぐ必要なさそうじゃない?

ガイドカメラと赤道儀をモジュラーケーブルで接続することをやめてみました。
実際やってみると、オートガイドは機能しません。
しかし、オートガイドソフト上、エラー表示が出るわけでもないので、

「なんでオートガイドがうまくいかないんだろう?」

となっていた時期があったのです。。。(T_T)

独りよがりって、虚しいですね。

未だに、ガイドカメラと赤道儀を結ぶモジュラーケーブルが何のためにあるのか、存じません。
赤道儀からガイドカメラに信号を送る必要性はないと思います。
となると、ガイドカメラから赤道儀に信号を送っているのでしょうけど、何の信号を送っているのでしょうか?
ガイドカメラ内にマイコンが入っていて、ガイド星のズレを修正する信号をガイドカメラが赤道儀に送っているのであれば、パソコンは必要ないです。
だとしたら、いったい何の信号をガイドカメラは赤道儀に送っているのでしょうか?
(誰か教えてください)




下の写真がSynscanハンドコントローラを使った配線。
ガイドカメラはQHY5L-Ⅱ、(背景と同じ色で見えにくいですが)カメラはEOS 60Daです。




Synscanハンドコントローラのモジュラーケーブル(電話線)ポートに刺さっているのが、EQ6pro付属のRS-232ケーブル。




EQ6pro付属のRS-232ケーブルの先には、iBUFFALO USBシリアルケーブル(USBtypeA to D-sub9ピン)1.0m BSUSRC0610BS(下の写真)を接続して、パソコンにUSB接続していました。

パソコンには、EOS 60DaとQHY5L-Ⅱと、このiBUFFALO USBシリアルケーブルの3本がUSB接続されることになります。




今度は、EQ directケーブルを使った配線。
hand controllerポート(RS-232ポートメス)に刺さっているのがEQ directケーブル。
もう一方のUSB端子はUSBハブ経由でパソコンに接続されてます。
EOS 60Daとガイドカメラ(QHY5L-Ⅱ)がUSBケーブルでパソコンと接続されている点は変わりません。
また、ガイドカメラと赤道儀を結ぶモジュラーケーブルが必要な点も同じです。



EQ directケーブルは、同好会の別の友人に作ってもらいました。
繰り返しになりますが、EQ directケーブルは、片方がEQ6proのHand controllerケーブルを差し込むRS232ポートに刺さるように9ピンのオスになっていて、もう片方がUSBになっています。
RS232ポートシリアル9ピンとUSBの間にどのような配線がなされているのか?
僕にとって、このEQ directケーブルはブラックボックスです。



EQ6proでオートガイドの方法。
(1) Synscanハンドコントローラを使う方法
(2) Synscanハンドコントローラを使わず、EQ directケーブルを使用する方法

両方試してみましたが、実は、両方うまくいきませんでした。
ステラショットで天体の導入はいずれの方法でもスムーズでした。
が、オートガイドがうまくいかない。

以下、キャリブレーションをおこなった際に表示されたエラーメッセージ。


「オートガイダーからのパルス送信に対して赤道儀が動いていない、または動きが緩慢になっています。」



「オートガイダーからのパルス送信に対して赤道儀が動いていない、または動きが緩慢になっています。」



「オートガイダーからのパルス送信に対して赤道儀が動いていない、または動きが緩慢になっています。」



「レファレンス恒星が検出できませんでした。空の状況を確認の上、露出やゲインを調整してください。」
って、思いっきりガイド星がそこにあるやん!!



「オートガイダーからのパルス送信に対して赤道儀が動いていない、または動きが緩慢になっています。」
「レファレンス恒星が検出できませんでした。空の状況を確認の上、露出やゲインを調整してください。」
ダブルパンチ。




何がうまくいっていないのかさっぱりわからない。
ガイドカメラをLodestarにしてみたり、他のQHY5L-Ⅱにしてみたり、焦点距離の異なるガイド鏡に変えてみたり、ケーブルの断線を疑ったり、いろいろやってみました。

その過程で浮上したことの一つが、パソコンからEQ6proへ送られる信号の電圧の問題です。
EQ6proが信号を受け取るのに必要な電圧が高めなようなのです。
何ボルト以上あればよいのかよくわかりませんが、USBハブをかませた場合と、かませなかった場合で、ステラショットのオートガイド機能に対するEQ6proの反応が多少なりとも変わってきます。
かといって、EOS 60DaとガイドカメラとEQ directの3本のUSBすべてをパソコンに直接つなぐわけにも行かないです。
ハブは使用しないとパソコンの取り回しが悪すぎる。

同好会の友人の助言に従い、給電式のUSBハブを試してみました。

給電式USBハブですが、USB2.0のハブがよいようです。
USB3.0のハブだとダメなようです。
摩訶不思議。
その同好会の友人曰く「USBハブでみんな一度はコケる」

なお、フィールドにおけるUSBハブへの給電ですが、USB電源から給電しています。


給電式のUSBハブを用いることで、PHD guidingが正常作動するようになりました。

結局、ガイドカメラにQHY5L-Ⅱを使用した場合、ステラショットのオートガイド機能はどうやってもうまくいきませんでした。

それでも、ステラショットの天体導入機能は魅力的です。
特に、「導入補正」機能は秀逸です。
撮った写真に写った星の配置から、天体望遠鏡が空のどこを観ているのかを解析して、目標天体をカメラの画面中央に持ってきてくれる自働機能。
今まで、最初のAlignmentで、目標天体を画面の中に入れるのに苦労していたのが嘘のよう (^^)

結局、天体導入にはステラショットを使用し、オートガイドにはPHD guidingを使用するスタイルとなりました。



その他、オートガイドがうまく行くためにした工夫を列挙すると、

(A) ガイド鏡の固定が甘かった。ガイドカメラが2台になったことで、ガイド鏡とオフアキを両方セットして観測できるようになりました。オフアキでうまくいくのに、ガイド鏡でオートガイドがうまくいかないことがあったのです。ビクセンのアリミゾ式台座(ファインダー用)を2連にしました。

(B) ガイドカメラのケーブルを望遠鏡にテープで固定してみた。風でケーブルがプラプラ揺れたり、赤道儀の三脚の脚にこすれて引っ張られるのはやはりよくないようです。

(C) ガイドカメラの、ガイド鏡への挿入部にビニールテープの切れ端を貼り付けて、ガイド鏡の接眼部への挿入をキツキツにしてみました。

(D) 望遠鏡のネジの増し締め。下の写真はBLANCA 130EDTの接眼部を回転させる部分です。ここのネジが緩みやすい。けど、普通のマイナスドライバーだと刃が厚すぎてハマらず、マイクロドライバーでないと回らないんです。 ここをしっかり締めてガタつきをなくしたら、オートガイドが安定しました。


やっとこさEQ6proでオートガイドができるようになったのですが、、、

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2019/04/06 近所の桜

2019-04-07 16:53:01 | その他

休日に桜、満開。
撮りに行きました。
なかなか使っていないEOS 6D+EF50mm F1.8を持ち出して。
本体だけで12万円も払ったのですが、望遠鏡で天体撮影してみたら周辺減光が激しくて思ったほど使い勝手が良くない。
星景撮影には向いていそう。
というわけで、なかなか出番がないんです。
勿体無い。


EF50mm F1.8
フルサイズのボケっぷりは半端ないですね。
ピントが合っているところは非常にシャープで、柱頭とヤクまで写っていますが、ほかはボケボケ。
慣れないと良い絵が撮れない。








週末とあって、たくさんの人たちが花見にきていました。




フルサイズで焦点距離50mmのレンズは使い勝手が良いですね。
風景でも近景でもいけます。




脇に咲いてた諸葛菜。


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2019/04/07 春の雑草

2019-04-07 15:56:10 | 雑草

毎年恒例の春の雑草写真です。

自宅から20mの空き地で。
例によってへそ曲がりなので普通に写さず、PENTAX Q7+Kマウントレンズ用アダプター Q+Tamron 90mm Macroで撮影。
春風がそよそよと流れ続けて、小刻みにゆらゆら揺れる春の花々の撮影は三脚が必須でした。


ホトケノザ




ヒメオドリコソウ




セイヨウタンポポ




花粉つきのセイヨウタンポポ




オランダミミナグサ




カラスノエンドウ




ミチタネツケバナ
今まで、タネツケバナかと思ってました。



トキワハゼ





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2019/03/09 三日月

2019-03-10 10:47:37 | 天体観測

仕事から帰ってきました。
土曜日なので15時前くらいです。
晴れです。
本日は三日月なり。
月を撮りましょう。

でも、ベランダからは月が低すぎて見えないはず。
空が狭い我が家です。

家の前に高さ6mくらいの斜面があります。
この斜面の上の空き地は、空が開けていて、月の観測に絶好の場所です。
が、斜面の傾斜が45度くらい。
子どもたちが喜んで四つん這いになって登り降りしてますが、斜面に立つのは厳しいくらいの傾斜。

雑草対策(?)で、地主がシートを張っています。

やんばるの森で使うために入手した10mロープを持ってきました。
このロープを片手に、友人よりお借りしているGP2+nagamitsu 60 maxiを担ぎ上げました。
測ってみたら、14.8kgでした。
あとは斜面で転けなければいいわけです。

ロープを張り、GP2(ウェイト付き)+nagamitsu 60 maxiを担ぎ上げ、カメラ機材とバッテリーを持っていき、荷揚げするために斜面を3往復。
ロープがあるので、思ったよりは楽でした。
でも、「この状態で職場から呼び出しを喰らったらやばいなぁ」と一瞬不安がよぎりましたが、そこは割り切るしかない。





まだ明るいので、北極星は見えず、極軸は適当です。
いざ。




日が沈むまで時間的に余裕があったので、斜面をもう一往復して、久しぶりにEOS 6Dを持ち出しました。
レンズは撒き餌の50mm, F1.8です。






三日月、やはり細いですねぇ。
Vixen GP2, Scopetech Nagamitsu 60maxi, EOS 60Da, ISO 1600, 1/30 sec




ついでに地球照も撮ってみました。
照らし出される月面を、もう少し精細に写せないものか。
今後の課題です。
Vixen GP2, Scopetech Nagamitsu 60maxi, EOS 60Da, ISO 3200, 2 sec


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2019/01/13 ヘルシオ・デビュー

2019-01-14 14:04:24 | その他

ここ10年ほど、新しい料理に手を出していない。
新しい料理の開拓ができていない。

日々の業務も忙しく、週末に気分転換に料理するにしても、新しいことを始めるには準備不足。
結局いつものお決まり料理が多かった。
調味料も、だいたい一通り手を出したような気もしますしね。

そもそも、(迷惑な話なのですが)うちの奥さんと子どもが辛いのが苦手なため、豆板醤や鷹の爪や胡椒が使えず、中華料理やイタリアンの半分くらいのレシピが冬眠状態です。
さらには、沖縄の食材が入手困難なので、沖縄料理も冬眠状態です。

食事に閉塞感が漂っておりました。

現状にものすごく不満というわけでもないのですが、満足はしていない。

新たな挑戦がないということは、脳みそが停滞しているということです。
脳に新鮮な刺激を与えたい。
でも、僕にエネルギーがない。。。

ああ、この進歩のない食事でこれからもずっと過ごすのだろうか?
いや、定年退職したら、いろいろやってみたい。
でも、それって、20年後ですよね。。。


付き合ってもう少しで満17年になるオーブンレンジ。
大学に入学したときに買いました。
特に不満があるわけではありません。
しかし、オーブンの火力不足が否めない。
カップケーキ、3個はいけるが、6個は厳しい。
キッシュも何度も焼き直しが必要。
大きな不満があるわけではないけれど、もう少しなんとかならないか。




そんな我が家に、ヘルシオがやってきました。




基本は「焼き」と「蒸し」のようです。
もちろん、普通のレンジとしても使えます。

蒸し料理?

僕のレシピにはほとんど存在しない領域です。
今まで蒸すといえば、カボチャを蒸すくらいですかね。

茶碗蒸しも出し汁さえ用意しておけば簡単にできるようです。

最初に作ってみた蒸し料理がこれ。
ピリ辛大根
しかし、例によって、僕はレシピに従えない男でした (^_^;)
ヘルシオのレシピ本に書いてある食材の分量を無視してその2.5倍を投入。
合うだろうと思って椎茸を加え、調味料は所定のものにオイスターソースを加えました。




レシピを相当無視したので、流石に、一発ではいかず、3回加熱しました。
が、美味しいです。

(辛いのが苦手な子どもは渋い顔をしていましたが。。。)

イメージ通りの味と食感です。
炒めるより美味しい。
何より、加熱の作業がおまかせなので、加熱を2回追加してもかなり気楽でした。

そうかぁ、これって、蒸し料理なんだぁ。
新たな世界です。




ウォーター・オーブンというそうです。
過熱水蒸気を使って、効率よく熱するようです。

なんと、過熱水蒸気で古いパンを焼くことができます。
ちゃんと焦げ目もつきます。

そのほか、「炒め」「茹で」「揚げ」も出来ます。
焼き魚から、鳥の唐揚げ、ハンバーグ、ローストビーフ、焼き野菜、茶碗蒸し、温泉卵、チャーハン、焼きそば、お菓子、ケーキなどなど。

調理する上で一番の特徴は、加熱がハンドフリーだということです。
普通、火を使うときは気を使いますよね。
火加減はどうか、火が均一に通っているか、焦がしてないか。
火を扱っているときは、目を離さないのが基本です。

ところがヘルシオ、お任せなんです。

調理物の状態をセンサーが感知して、火加減や、熱が均一に分布しているかなどをコンピュータが管理してくれるそうです。
つまり、具材を盛り合わせて、ヘルシオに入れれば、あとはお任せなんです。

(実はこのブログを更新しながら、ヘルシオでローストビーフを焼いている最中です。)

これは調理の革命です。

待ち時間の間も、ヘルシオが料理のコツや、健康な料理の仕方などについて小話をしてくれます。
Wi-Fi常時接続で、常にアップグレードされます。
使い込むと、その家族の料理の好みを解析して、料理を提案してくれるようになるそうです。

魔法の箱。
奥さんだけに使わせるのはもったいない。
僕も新たな料理の世界に踏み込みます。


おまけ
この記事を書いている間に焼けたローストビーフ






美味しゅうございました。
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