猫五郎の写真日記

なんか、写真よりも文章がメインになってます。しかも、くどい。要改善。でもなかなかねぇ。

2021/03/29 通勤路

2021-03-31 19:50:15 | その他

我が家は繁華街からも駅からも遠く、便利さとか賑やかさとは縁遠い場所にあります。
通勤・通学を最優先しての立地です。
通勤は徒歩。

いろんな通勤パターンがありますが、裏道を通るとなかなか素敵なんです。

ちょっとご紹介。















帰り道だとこんな感じです。



行きは緑に癒されますし、帰りは仕事疲れを引きずりながらでも、少し気分転換になります。
徒歩通勤、最高です。
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2021/03/27 近所の桜

2021-03-28 19:50:10 | その他

今年も桜の季節がやってまいりました。
今、8割咲いてます。
週末です。
晴れました。
見に行かないわけがない。













綺麗でした。

地面に咲いてたハナニラ。


春の雑草が花盛りです。
最近、花の写真、撮ってないなぁ。
興味をなくしたわけではないのです。
毎回、休日は分刻みの大忙しなんです。
(趣味だけでなく、家庭人としてのお仕事もやってます)
たまにはテレビを見ながら寝転びたいですが、そんなことは年に3回あるかな?
観測小屋で、観測の合間の時間はそんな感じなこともありますが。
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2021/03/27 ニュートン式 反射望遠鏡 GINJI-250FNの光軸合わせ 光軸修正 試行錯誤

2021-03-28 10:22:31 | 天体望遠鏡

ニュートン式望遠鏡は口径の割に安価なので、天体撮影を始めるに当たって、少なからぬ人々が屈折でなく、ニュートン式から入手するのではないでしょうか。
ニュートン式反射望遠鏡を使っている人にとって、避けて通れないのが光軸合わせ。
しかし、これがなかなか思い通りにいかない人も多いのではないでしょうか。
特に、斜鏡がオフセットされてると話が単純でなくなってくるように思います。
光軸修正読本なるものを5年ほど前(?)に読んでみましたが、さっぱり理解できませんでした。

今までは、レーザーコリメーターでなんとかごまかしてきました。

この度、改めて試行錯誤してみました。

大前提として、光学的な理解は最初から諦めています。
自分で考えて、これでやってみよう!みたいな感じです。
科学的でないので、その点、ご容赦ください。

僕が使用した光軸修正用アイピースは、笠井トレーディングで購入したCHESIREタイプです。



光軸修正用アイピースをのぞくと、いろんな円が見えます。

●光軸修正用アイピースの内壁の円
●主鏡に映った斜鏡の円
●光軸修正用アイピースの反射鏡の円
●光軸修正用アイピースののぞき穴の円
●主鏡のセンターマーク
(正確には、これに加えて、「主鏡と斜鏡に映った接眼筒の円」もあるようですが、よく見えません)

これらの円が「同心円になる」のではないか?
と、僕は最初、思ったんですね。
全てが同心円なら、美しいですし、何と無く光軸が合っているとような気がするじゃないですか。

図に描いて確認してみました。



な、なんと!
主鏡に映る斜鏡の円は、同心円にならないのです!
衝撃的な事実でした。

光軸修正用アイピースの反射鏡についても、作図してみました。



こちらは同心円になります。
同じ理屈で、「光軸修正アイピースののぞき穴の円」「主鏡のセンターマーク」は同心円になりそうです。

つまり、光軸が合っている場合、光軸修正アイピースからは、このような像が見えるはずです。
(なお、この作図はわかりやすく描いた概略図で、上のGINJI-250FNの図面から起こしたものではありません。)




次に、ニュートン式反射望遠鏡で、調整できる箇所を洗い出してみましょう。

(1) 斜鏡の引ネジの方向の調整
(2) 押しネジによる斜鏡の傾きの調整
(3) 斜鏡の回転方向の調整
(4) 主鏡の押し・引ネジによる調整
(5) スパイダーの調整

これだけあると、複雑になります。
5つもパラメーターがあるということは、1発で光軸が合うことはあり得ない、ということです。

複数種類の操作を反復して、追い込む作業が必要だということです。

最初に困ったのが、引きネジ方向の調整です。
接眼部から覗いて見て、さっぱりわからん。
これ、斜鏡のオフセット中心がわからないと、無理でないですか?

斜鏡の長径と短径の中点から4mmの1.41421356倍(√2倍)の位置、筒先(対物)側にマジックで印をつけました。


これで(1) 斜鏡の引ネジの方向の調整の第一段階クリアです。
でも、(2) 押しネジによる斜鏡の傾きの調整で、引ネジ方向に若干のズレが生じますので、(1)と(2)を後ほど、複数回、行うことになります。

次に、(3) 斜鏡の回転方向の調整を行います。
が、ここで早速トラブルがありました。
なんと、どんなに斜鏡を回転しても、先ほどマジックで印をつけた斜鏡のオフセット中心が、光軸修正アイピースの十字線の交点に来ないのです。
つまり、光軸修正アイピースから覗いた視野の中心に、斜鏡の長径軸が来ない、ということです。
これは困った。
マジックの印は大雑把につけたとはいえ、誤差はせいぜい1mm程度かと思ってます。
それにしてはズレすぎる。
(2) 押しネジによる斜鏡の傾きの調整の問題かとも思いましたが、どうにも修正できない。
これはつまり、斜鏡を固定する引ネジが鏡筒の中心にないってことですね。
だから、(5) スパイダーの調整が必要と判断しました。
ところがGINJI-250FNは、スパイダーの調整はほぼ、できない構造なんですね。
強引に少しだけ中心に寄せる操作をしましたが、もともと、そういう調整はできなさそうなので、妥協しました。

よって、予定では斜鏡のオフセット中心が視野の中心にあるはずだったのですが、これ以降の操作でそれが実現することがありませんでした。

後日談ですが、このことをGINJI-200FN使いに聞いたら、同様だったそうです。
最初、僕と同じく、スパイダーで位置を調整したところ、星像が大きく歪んだそうです。
で、どうしたかというと、接眼部のネジを緩めて、接眼部を丸ごとスライドさせて、光軸修正用アイピースの十字の下に斜鏡のオフセット中心点が来るように調整したそうです。


次に、(2) 押しネジによる斜鏡の傾きの調整で、光軸修正用アイピースの反射鏡の円が、光軸修正用アイピースの十字線の交点にくるように調整しました。
次に、(4) 主鏡の押し・引ネジによる調整で、主鏡のセンターマークが光軸修正用アイピースの十字線の交点にくる(光軸修正用アイピースの反射鏡の円の中)にくるように調整しました。

この操作が一発で決まることはなく、(2) 押しネジによる斜鏡の傾きの調整と、(4) 主鏡の押し・引ネジによる調整を3回くらい繰り返して追い込みます。
どうしても追い込めない場合は、(1) 斜鏡の引ネジの方向の調整に戻って、最初からやり直します。

なんとかかんとか、
●光軸修正アイピースの内壁の円
●光軸修正アイピースの反射鏡の円
●光軸修正アイピースののぞき穴の円
●主鏡のセンターマーク
が同心円になりました。

が、これで終了ではないのです。

僕はもう1つ、光軸修正の道具を持っています。

レーザーコリメーターです。



レーザーコリメーターで見てみると、微妙に光軸が合ってません。
いつも通り、レーザーコリメーターでの光軸修正を行います。



そして、再びCHESIREタイプの光軸修正用アイピースでのぞきます。
すると、これまた微妙にズレてるんです。

最初からやり直しです。

これを数回繰り返すと、CHESIREタイプの光軸修正用アイピースでも、レーザーコリメーターでも光軸が一致するようになります。


いヤッタァ〜!と言いたいところですが、GINJI-250FNは鏡筒が脆弱であるため、望遠鏡を向ける方角を大きく変えただけで、光軸が微妙にズレるシロモノです。
あまりこだわり過ぎない方が身のためです。
僕の性格がのめり込むタイプなので、今回の光軸修正に、精神と身を削ってしまいましたが。。。


これだけ御託を並べましたが、これら、僕の試行錯誤の結果であって、実は科学的根拠に基づいた光軸調整ではないことを最後に念押しさせていただきます。
今の僕はこんな感じにニュートン式反射望遠鏡の光軸調整をやってますが、数年後には別のやり方をやっているかもしれません。

追記
GINJI-200FN使いの方に聞きました。
これで主鏡と斜鏡の中心軸は概ねあったことになるそうです。
しかし、これだけではまだダメだそうです。
あとは星を見ながらの調整になるとのこと。
コマコレクターなしで、フルサイズセンサーで撮影し、周辺の星が4隅で均一にコマを引くように、主鏡を調整して、終わりだそうです。
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2021/03/21 GINJI-250FN(ニュートン式望遠鏡F4, f=1000mm)のオフセットについて

2021-03-21 19:40:47 | 天体望遠鏡

いろいろあって天体撮影できずにいます。

ふと、GINJI-250FNの光軸が気になりました。
斜鏡を外して側面から観察すると、オフセットされているのがわかります。



どのようにオフセットされているのでしょう?
GINJI-250FNの各所を測定して、図面に落としてみました。

斜鏡の角度はやはり45度でした。


斜鏡の中心は、接眼部からみて、奥の方向に4mmオフセットされた構造でした。


斜鏡の中心にマジックで印をつけてみました。


接眼部にレーザーコリメーターをつけて、筒先からの距離を測定しました。
斜鏡を外した状態で、レーザーが鏡筒の逆側に映った点と筒先からの距離も測定しました。
両者は同じ値でした。
接眼部の中心はスパイダーの位置と一致します。
接眼部は鏡筒に対して垂直に設置されていると思われます。


Wikipediaで「ニュートン式望遠鏡」を見ると、
主鏡の「凹面鏡は(理想的には)放物面であるが、口径が大きくなく焦点距離が長い場合は球面との差はごくわずかであり、放物面にするのに非常にコストがかかるので、球面鏡を採用している市販品も多い
とあります。

作図にあたり、主鏡の鏡面を球面であると仮定しました。
下図の円は、GINJI-250FNの焦点距離にあたる1000mmが半径の円です。
(この図、主鏡の直径が焦点距離の4分の1より少し小さく描いてあります。その理由は、GINJI-250FNの主鏡周囲が削られており、247mmになっており、それに合わせたからです)


オフセットせずに、斜鏡の中心を主鏡の中心上において斜鏡を45度傾けると、このようになります。
斜鏡の長径端の主鏡に近い側の長さが足りなくなり、主鏡の反射光の一部を拾えません。
だからオフセットします。


オフセットをしないと主鏡から反射された光の一部を接眼部に導くことができませんが、斜鏡で反射した光は1点に集束します。


でも、主鏡でせっかく反射した光はできる限り全て利用したいところです。
オフセットしましょう。

接眼部からみて、奥の方へ4mmオフセットさせてみます。
主鏡からの光を全て接眼部に導くことができるようになります。
しかし、主鏡の中心からくる光は、接眼部の中心へは導かれません。
若干ずれた位置にきます。
これで実用上、問題があるのかどうか、私にはわかりません。
もしかしたら、写野の明るい中心部がズレるのかもしれません。


斜鏡部分 拡大図


主鏡の中心の反射光を、接眼部の中心に導くためには、接眼部から4mmオフセットするだけでなく、斜鏡をさらに主鏡方向に4mm移動させる必要があります。


斜鏡部分 拡大図


斜鏡の中心点にマジックで印をつけて、接眼部からのぞいてみると、斜鏡の中心は、確かに4mmほど主鏡側にありました。
つまり、GINJI-250FNのオフセットは、接眼部からみて4mm奥方向と、主鏡側に4mm、してあったわけです。

おまけですが、遊びがてら、今度は斜鏡を単純に筒先側へ移動して、主鏡からの反射光を全て接眼部に導くようにしてみました。
確かに焦点を結ぶのですが、これでは主鏡から反射されて来た光が接眼部の中心から大きく外れてしまいます。
これではカメラのセンサーに反射光が届かないのではないでしょうか。
これはうまくなさそうです。


ただし、この図から得るものもありそうです。
この図を見る限り、F値が大きくなればオフセットが必要なくなることが予想されます。
F値がいくつになればオフセットが必要なくなるか、実際に図に描いてみればわかるのですが、面倒くさいのでまたの機会に。

ニュートン式望遠鏡の斜鏡のオフセット、説明を文字で読むとわけわかりませんが、図面に描いてみたら色々わかって面白かったです。
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