猫五郎の写真日記

なんか、写真よりも文章がメインになってます。しかも、くどい。要改善。でもなかなかねぇ。

2017年年末 プロジェクターの廃棄方法、捨て方でてんやわんやした話

2018-01-08 15:25:58 | その他

2009年に購入して以来、9年目になるホームプロジェクターから異臭がするようになりました。

「やばい」ということで、使用中止。

ランプを取り出そうと本体をひっくり返すと、蓋にいかにも「捨てるな」というマークが。


蓋を開けると、ランプに「Hg」の表示。
水銀が使われているランプなんですね。

ランプを本体に固定しているネジを外したにもかかわらず、ランプが取り出せない。
無理に引っ張ったら、バキッとランプのプラスチック部が割れました。

ランプの配線がプロジェクター本体に残されました。
配線を引っ張ったら、これまたバキッと取れました。




配線接合部が溶けていました。




「これは修理というレベルではないな。」
「無理に使い続けて、火事にならなくてよかった。。。」

今までたくさん働いてくれて、ありがとう。

さよならをしなければならない。
さて、どうやって捨てよう。

市のゴミ捨てリストをめくって、索引を見ても、プロジェクターはない。
リサイクル法のリストにもプロジェクターがない。

「プロジェクター 捨て方」とググってもなかなかいい情報に行き着かない。。。

プロジェクターのメーカーのサポートに電話して聞いてみると、家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)やパソコンリサイクル(資源有効利用促進法)ともに該当しないため、
「メーカーとして廃棄に関与していない」
「お住いの自治体にお問い合わせください。」
とのこと。

左様ですか。
「お住いの自治体によって異なりますが、一般的には◯◯や△△であることが多いですよ」
程度のことを言ってくれてもいいのに。。。
でも、トラブルの元になるから、こういうことも言えないんだろうなぁ。


さて、高圧水銀ランプはどうしよう。
水銀を含んでいるとなると、気軽に捨てられないな。
当該プロジェクターのメーカーのホームページに記載なし。
「プロジェクター ライト 捨てる」
などとググると、キャノンのホームページが引っかかった。


キャノン:Q&A検索|プロジェクター/ビジュアライザー
Q:ランプや本体を廃棄するときは、どのようにすればよいですか?
A:
●プロジェクター本体
【法人】(省略)
【個人】
本体はランプを取り外し、お住まいの地域の条例に従って廃棄してください。
詳しくは、お住まいの地域の自治体にご確認下さい。

●使用済みランプ
蛍光灯の廃棄と同じ扱いとなります。
お住まいの地域の条例に従って廃棄してください。
詳しくは、お住まいの地域の自治体にご確認下さい。


キャノン、なんて親切な。。。

でも、気になった。
「蛍光灯と同じ扱いになります」
蛍光灯って、もしかして水銀を含んでいるの?
「蛍光灯 水銀」とググると、水銀使用製品一覧を載せたページを見つけました。
(ただ、このページは産業廃棄物向けのページで、個人の廃棄方法について説明しているページではない点に注意)
なお、プロジェクターの高圧水銀ランプはこの表のHIDランプ(high-intensity discharge lamp)に含まれるらしい。

HIDランプ(high-intensity discharge lamp)
金属原子高圧蒸気中のアーク放電による光源である。 高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、高圧ナトリウムランプの総称であり、高輝度放電ランプ (こうきどほうでんランプ)ともいう。(Wikipediaより)

市のホームページをたぐっていくと、「廃棄物対策課」なるものが見つかり、問い合わせ電話番号もe-mailアドレスも書いてある。
今日は祝日なので、e-mailでプロジェクター本体の廃棄方法につき、問い合わせてみました。

後日届いた返信。

平素から、本市の廃棄物行政にご協力頂きありがとうございます。
「プロジェクター」の廃棄についてですが、
一辺が40㎝以下のため、「金属類」として廃棄となります。



なんて親切な回答。
手取りの10%以上を住民税として毎年払っているんだから、これくらいやってもらわなきゃね。
感謝、感謝です。


結果的に、プロジェクターを捨てるのに思った以上のエネルギーと時間を要しました。
きっと「日本のどこかで同じようなことで困っている人がいるに違いない」と思い、今回の顛末をブログの記事にしてみました。

コメント (4)
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2017/12/23 栃木へ オリオン大星雲、馬頭星雲、バラ星雲、と、イミダペプチド

2018-01-01 19:20:45 | 天体観測

最近、疲れが取れません。
鶏の胸肉に含まれるイミダペプチドなる物質が杭疲労効果をもつとネットで知りました。
抗酸化作用があり、疲労回復によい、と。
杭疲労効果が科学的に確認された唯一の物質であるらしい。
ちゃんと二重盲検試験を行ったそうな。

鶏の胸肉でスープを作りました。
毎日鶏の胸肉100g食べるといいらしい。



しかし、毎日鶏の胸肉100gはノルマとしてきつい。
なにより連日の鶏肉スープに家族からブーイング。
なので、イミダペプチドドリンクを入手。



2週間以上経過してどうだったかというと、少し効いたような気もする。。。という程度。
仕事の忙しさが少し減ったからでは?

元になった論文をネットで見つけて読んでみました。
イミダペプチドを1日400mg摂取する必要があるとのこと。
200mg以上を意識して摂取してました。


このドリンク、一本あたりイミダペプチド200mg含有で、200円します。
400mg摂取するためには1日2本飲まなければなりません。
つまり、毎日栄養ドリンクに400円。
一ヶ月で1万2千円なり。

高すぎませんか?!
これを毎日飲み続けられる経済力がある人って、日本にどれだけいるでしょうか。
しかも、毎月空ビン60本。
ゴミ出し過ぎでしょう。

***************************************************

それはさておき、天体撮影、今年最後のチャンスです。
この日のために体調も気持ちも整えてきました。
翌日はクリスマスイブ。
やばい。
子どものクリスマスプレゼントを用意していない。。。

家族サービスをかねて家族でショッピングモールにいき、コソコソとプレゼントを買い、夕方に家に帰り、出発です。

17:20 出発。
すでに日は沈み真っ暗です。
でも、月が沈むのが20:53。
まだ間に合います。

雪がちょっと心配でした。
もし、雪が路面に積もっているようであれば、タイヤチェーンをつける時間も必要になりますし、思うようなスピードで坂を登れません。

でも、です。
焦ってはいけない。
大人にならなくてはならない。
今回の遠征に課された最重要ミッションは、「全力を尽くさない」ことです。
やっっっっっっと手にした天体撮影のチャンスですが、慢性疲労が常態化しているのに、今までのように、精根尽きるまで全エネルギーを使い果たしてはいけない。
もうアラウンド50の仲間入りをした身なのです。
体がついてこない現実を受け入れ、それに合った行動に修正していかなければならない。


19:20 現地到着。
19:30 セットアップ開始。
少し風があります。
夕飯を食べませんでした。
昼飯にイタメシを食い放題したため、胃がもたれていて、何も食べたくなかったのです。

久々のステラショットに気をとられたためか、極軸を合わせるのを忘れました。
久々のオフアキセットアップにも手こずります。
フラットナーなしで接続しようとしたら、合焦の位置が見当違いで、結局望遠鏡のバランスを取り直すことに。。。


あれこれ手こずっている内に時間が過ぎ、21:20 撮影開始

望遠鏡を向けた先は、やはりオリオン大星雲。
冬が来たらオリオン大星雲を写さないわけにはいかないでしょう。



これ、露出の異なる2枚を合成しました。
ISOは3200。
たった2枚で、ここまできれいに仕上がりました。
SILKYPIXで現像すると、ノイズがすごく少なく現像されます。
フォトショでやるより遙かにきれいです。
観る人が観るとダメダメなのかもしれませんが。。。2010年版27インチiMacという僕の環境では、その差が判然としません。。。
ノイズを減らすコンポジット合成のために、同じ構図で最低8枚(ガイドエラーや人工衛星の写り込みなどを含めると10-12枚)撮影する手間暇を考えると、すっごく楽ちんです。

この上、冷却CCDなんぞに手を出した日には、もっと楽ができる?

お次は馬頭星雲。
こちらは従来通り、コンポジット合成しました。




ここまで撮ったところで、ある程度満足しました。
最低限のミッションをこなしたな、と。
でも、もう少し撮りたい。
新しい被写体を探しました。
ステラショットの「おすすめ」には、バラ星雲がありました。

写してみると、中心部しか写らない。
BLANCA-130EDTの焦点距離は910mm。
EOS 60Daで撮影しているので、フルサイズ換算で1,456mm相当の画角になります。

そうか、バラ星雲は、意外と大きいんですね。

モザイク撮影をしようと決めました。
9カットに分けて撮影することに決めました。
あとでコンポジット合成するために、各カット最低4枚確保することにしました。

合計、50枚ほど撮影しました。

せっかく50枚も撮影しましたが、コンポジット合成する時間を捻出することができなかったため、コンポジット合成をせずに、各カット一枚ずつつなぎあわせたのがコレ。



中心を若干外しました。
でも、画質的にはこれで十分いけそう。

コンポジット合成はもはや必要ない?

あとは、オードガイドの追尾精度がもっと上がればさらによい。
この夜は、夜半からほとんど風がありませんでした。
最高の撮影条件でしたが、オートガイドの精度が今ひとつでした。

オフアキを導入したことで、今ある機材の追尾精度をめいっぱい引き出しているはずです。
でも、もってせいぜい3分。
今回は1分ちょっとがせいぜいでした。
極軸はバッチリでした。
となると、何が問題なのか。

写真を見ると60秒露出でこんなものです。
人工衛星の光跡をみれば、どれだけ追尾がブレていたかわかります。



星は丸い円に写っていますが、追尾はこんなにぶれているんですね。
風が吹いたらますます収拾がつかなくなるでしょう。

うーむ、これはもしかして、EQ6 proの限界なのかもしれない。
だとしたら、困ったなぁ。。。


3:30くらいに撤収作業に入り、ルーフテントで寝たのは4:30過ぎだったでしょうか。
電熱ジャケットをつけたまま寝ましたが、少し寒かった。
ニトリのN warm superの敷きパッドとN warm superの毛布、さらにニトリの暖かさレベル5の羽毛布団を使っています。
白金懐炉も二つほどポケットに入れてました。
それでも寒いか。

朝7:30起床。
電熱ジャケットの電源が落ちてました。
自作のバッテリーも12時間はもたなかった。。。


ネットで車のシガーソケットで使用できる電気毛布を物色していますが、電気毛布ってけっこう電気を喰うんですね。
スゴイバッテリーでも一晩は厳しそう。

ほんの少し発熱すればそれだけでいいので、もう少し消費電力の低い電気毛布はないものか。



来るとき雪を心配してましたが、ごくごく一部の区間を除き、路面に雪はほとんどありませんでした。
結局、タイヤチェーンはつけずに済みました。



帰りに道の駅で、おこわと煮しめを朝飯に食べて、帰宅したのでした。


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