猫五郎の写真日記

なんか、写真よりも文章がメインになってます。しかも、くどい。要改善。でもなかなかねぇ。

2023/05/20〜2023/05/22 山梨観光とちょこっと天体観測M13、M51、M101 (超新星2023ixf)

2023-05-28 18:22:23 | 天体観測

新月期です。

土曜日は仕事。

仕事を上がってから山梨に向かいます。

ところが、、、晴れない予報なんです。

行く直前に予報を見ても晴れにはなりませんでした。

なかなか思い通りになりません。

しかし、今回も人生の挑戦をしてみました。

月曜日に有給を取ったのです。

今までは遠慮から取ってこなかったのですが、人生完全に後半戦に入っているにも関わらず、過去に有給の残日数が30日を切ったことがなかった。

昨年、なんとかこれを打破しました。

今年も打破したいと思います。

仕事は大切ですが、所詮それも定年まで。

仕事が人生の全てではありません。

 

土曜日の夜は予報通り、曇りました。

というか、途中から雨。

諦めて早々に寝ました。

翌朝にGPVを確認しましたが、日曜日の夜もあいにくと思わしくない予報。

でも、日中はよく晴れるよう。

通常ならば午前中には帰路につかなければなりません。

うっかり午後出発になると、行楽帰りの大渋滞にハマって3時間は余計にかかります。

しかし、翌日月曜日に有給を取っている。

しっかり睡眠をとった上で、本日もゆっくり過ごせる。

というわけで、友人たちと観光に出かけました。

 

大滝 一の滝

道路脇の駐車場に車を停めて、階段を降りてゆきます。

 

まず二の滝があって、さらに降ってゆきます。

 

新緑が気持ちいいです。

 

沢が爽やか

 

大滝 一の滝

 

滝壺

 

一の滝

 

お次は清泉寮ジャージーハット

富士山が綺麗でした。

 

ソフトクリームが絶品です。

他では食べられない濃厚な味

 

清里駅前を通ったら機関車があったので、寄ってみました。

C56

 

初めて知りましたが、D51とかC56とかの英文字って、動輪の数を表すものだったんですね。

動輪の軸が3つ(大きな車輪が3対)だからC(アルファベットの三番目)。

D51は大きな車輪が4対だからD(アルファベットの四番目)

英文字の次の5の字は石炭と水を積む炭水車があることを示すそうな。

知らなかった。。。

 

駅の標高の表示がありました。

清里、標高1275m。。。

天体撮影、可能であれば標高1000m、贅沢言うなら標高1500mほしいと思ってますが、ここなら街からちょっと離れればそれが叶います。

 

JR野辺山駅

標高1345m

JRの駅で最高の標高。

 

日本の鉄道で最高標高地点

 

最高標高地点を通過する電車。

ハイブリッドと車体にあります。

 

30数年前、僕が高校生時代から単線でした。

赤字なんだろうなぁ。

 

ここまで来たら寄らない手はないでしょう。

野辺山電波天文台。

メインの役割は臼田宇宙空間観測所の64m鏡に譲ったようですが、この45m鏡はまだ現役なのかな?

 

そのあとは天体観測小屋に戻ってDECの分解整備をしました。

前回観測時に、時折、聞き慣れない音がしていたんです。

RA軸でプーリーの固定ネジがよくよく緩んだので、同じことがDECでも起こるに違いないと思い、分解して、プーリーの固定ネジに緩みどめ(HOLD TIGHT)を塗布しました。

 

組み上げる際、DECのギアが軸に対して遊びがあることが判明しました。

どんなにしっかり固定してもギアが軸に固定されません。

若干動きます。

これではバックラッシュが残存してしまいます。

どういう構造をしているのか、不明のまま終了しました。

まあ、現状、DEC動作でそれほど困ってないので、問題ないはずです。

むしろRAの動作の方がいつも誤差が大きい。

DECの動きが荒くなった場合は、極軸を追い込めばオートガイドの修正動作はそこそこ小さくなってくれるので。

 

夜になるも、結局曇り。

時折、星が雲の合間から透けて見える程度。

もうだめかなぁと思っていたら、24時過ぎよりいきなり雲がどきました。

速攻、望遠鏡を起動させ、数枚、撮りました。

「どうせまたすぐに曇ってしまうに違いない」と思っていたので、分解整備した後の動作チェックとして組みしやすいM51から撮影。

 

オートガイド、過去最高の安定感でした。

続いて比較的近くのM101

いけるかなぁと思ったのですが、やはりかすみが出ていてダメでした。

でも、つい最近出現した超新星2023ixfが写ってます。(意図したものではありませんが)

 

撮って出しだとこんな感じなので、仕方がないのですが。。。

 

2023/02/27のM101と比較してみました。

M13球状星団

露出時間がせいぜい60秒程度なのですが、なぜか毎回オートガイドが安定しないという。。。

歩留まりが悪くてなぜか50%程度なのですが、なんせ露出時間が短いので、数打ちゃ当たる方式で。。。

 

他にも諸々撮ったのですが、NGC6210とNGC6543は小さすぎました。

IC5146 まゆ星雲に望遠鏡を向けたときにはAM3時を回ってしまい、背景が明るくなりすぎました。

 

今回はあまり期待していなかったところにいきなり晴れたので、慌てふためいて、撮影計画が雑になりすぎました。

こういうとき、やはり手っ取り早く撮りやすいものから撮ってしまいますね。

いずれにせよ、空がイケてないときは、何をやってもダメです。

が、わざわざ有給を取ってまで山梨まで来ているのに、全く望遠鏡を起動せずに終わるより、こんな感じでドタバタをやった方が気持ちがいいです。

 

にしても、やはり小さな被写体は、センサーが小さいカメラで撮影すべきと今回思った次第です。

あと、画像処理をしていて、条件が悪い空で撮影した場合、JPEG画像は苦しいです。

今まで全てJPEG撮影してきましたが、望遠鏡の動作も安定してきたことだし、そろそろRAW撮影に切り替えてみようかと思った次第です。

果たしてJPEGとRAWで画像処理がどれほど変わるのか?

興味が出てきました。

コメント (4)
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OCAL electronic collimatorによるニュートン式天体望遠鏡の光軸調整(の第一歩目)

2023-05-14 19:27:04 | 天体望遠鏡

このブログでニュートン式天体望遠鏡の光軸調整の記事を何度か取り上げています。

その際、こんな図を出しました。

2021/03/27 ニュートン式 反射望遠鏡 GINJI-250FNの光軸合わせ 光軸修正 試行錯誤

理屈はこうなのかもしれません。

この図の円の配置になるように頑張って調整するのですが、光軸修正用アイピース(CHESIRE型)を覗いての作業、結構いい加減になります。

目の位置で円の配置が変わるし、円ごとに目の焦点が異なるので、正確な調整が難しい

 

この作業を、接眼部に挿入したカメラを通してできないか?

それを実現したのが、OCAL electronic collimatorです。

カメラで接眼部の中心から覗くので、目の位置が変化することがありません。

見たい円ごとに焦点を調整するので、各円がよく見えます。

しかも、各円に相当する円をソフトウェアに描かせることができるので、非常にわかりやすい。

というわけで、購入してみました。

購入は中国のアマゾン AliExpress。

AliExpress、品揃え、豊富ですね。

ものによっては日本のネット販売では考えられないような破格の安さで売られています。

届くのに数週間かかることが許容できるなら、AliExpressは十分に選択肢になります。

OCAL electronic collimatore、送料込みで2万5千円弱で購入しました。

で、早速、焦点距離2,500mmの巨大ニュートンに取り付けてみました。

 

最初の手順として、カメラの視野中心を中心点とする黄緑色の円を表示させます。

黄緑色の円の直径の大きさを調節して、接眼筒の先端円と完全に一致させます。

とーこーろーが、、、二つの円が一致しません。

これはどういうことなのか。。。

この時は時間がなく、この事実だけ確認して、撤収しました。

 

黄緑色の円は、カメラのセンサーの視野中心を中心点とする円です。

接眼筒が正確な円柱の形状をしていれば、接眼部の中心に差し込まれたカメラのセンサーから見て、接眼筒の先端円は、センサーの視野中心を中心とする円となるはずです。

それが一致しないのは何が問題なのか?

 

家に帰って、手持ちのニュートン式望遠鏡、BKP130とGINJI-250FNでもやってみました。

BKP130

 

GINJI-250FN 

 

望遠鏡3本とも、同じ現象。

センサーの視野中心と接眼筒の先端円の中心が一致しない!

なぜや???

 

カメラにつけた2インチ M42 0.75のマウントアダプターの根本が若干くびれています。

カメラが傾く原因はこれか???

 

そこで、くびれがない2インチ延長筒にM48→M42変換リングを噛ませてOCAL electronic collimatoreをつけて、接眼部に挿入してみました。

が、改善しませんでした。

異なる種類のマウントアダプターを用いても症状に変化がないということは、マウントアダプターが原因ではない可能性が高い。

 

 

ということは、カメラのセンサー自体が傾いているのか?

赤いビニールテープを接眼部に挟んで、カメラを傾けてみました。

 

すると、、、修正されるではないですか!

BKP130

 

GINJI-250FNでも、接眼筒と黄緑色の円がピタリと一致しました。

 

結論

OCAL electronic collimatorは、カメラ本体に対して、センサーが傾いている可能性が高い。

 

OCAL electronic collimatorのソフトウェアには、センサーの視野中心と、接眼筒の先端円が一致しない場合、それを修正する機能がついています。

上の四つのボタンの下にある、Center Offsetのチェックボックスにチェックを入れると、センサーの視野中心を動かすことができます。

これで一応、問題は解決するはずです。

 

Center Offsetの機能がついていることは予め取扱説明書を読んでいたので知っていました。

が、むやみにその機能を使っていいのかどうか、不安に思ったので、今回の試行錯誤をすることになりました。

説明書には、黄緑色の円と接眼筒の先端円が一致しない場合は、まず機材の異常がないかをチェックするように書いてあります。

僕自身は、望遠鏡の組み立て精度のことを言っているのだろうと解釈したのですが、、、OCAL electronic collimator自体の製品精度も疑う対象に入っていたということですね?

 

他の方のブログを見ていても、Center Offsetで調整しています。

つまり、この問題は僕の手元にある個体だけの問題ではない。

仮にもカメラメーカーなんだし、天体望遠鏡の光軸調整という非常にデリケートな作業をするためのカメラなのだから、カメラ本体に対してセンサーを正確なオリエンテーションでキチッと設置してほしいと期待してしまうのは平和ボケ日本人だからでしょうか?

しかし、見方を変えると、技術的にはまだまだ発展途上のメーカーであるにも関わらず、アイディア勝負で全世界に向けてヒット商品を送り出した若い活力のあるメーカーとも言えるかもしれません。

 

なんにせよ、これ以降はOCAL electronic collimatorで意図した作業ができるはずです。

 

ただ、、、問題もあります。

ご存知の方も少なくないと思うのですが、BKP130は、接眼筒を2cmほど切断する必要があるユーザー泣かせの望遠鏡なんですよね。。。

接眼筒の切断を正確に行うことは素人に無理でしょう。

接眼筒の先端円が歪むのは避けられません。

すると、OCAL electronic collimatorが使えなくなるということです。

これを避ける手段としては、切断前にCenter Offsetの値を確認しておくことでしょうか。。。

 

貴重な日曜日をこの件で費やしてしまいました。

こういう試行錯誤、嫌いじゃないです。

試行錯誤ってどうやっても時間がかかります。

時間をかけて、いろいろ考えて、ゴールに辿り着くその過程自体が価値のある時間です。

しかし、終わって振り返ると、やりたかったことが何一つ手付かずの状態で残っているという。。。

人生ってこういうものなのかもしれません。。。

コメント (8)
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ルーフテント 脱着やぐら

2023-05-13 18:34:56 | マイカー

ルーフテント、乗せて7年が経過しました。

天体観測やカエル撮影に出かける際に使用する目的で購入しましたが、天体観測小屋を手に入れたことで、めっきり出番が少なくなってしまいました。

それでも、自分のアイデンティティーとして乗せておきたいルーフテントなんです。

が、時々、ルーフテントを降ろしたいと思うこともあります。

車の屋根の掃除がしづらいのです。

時には身軽な状態で運転したくもあります。

 

ルーフテント イージーキャンパー レボリューションの重量は風防込みで70kgというところ。

エアウェイブからシャトルへの載せ替えの際は男4人がかりでした。

一人当たり18kg持ち上げればいいわけですが、肩より高い位置で持ち上げた状態で移動させるので、想像したより大変でした。

 

それを一人でやるとなると結構大変です。

人手を集めることは不可能ではないですが、気が引けます。

できれば一人で気兼ねなくやりたい。

 

いろいろ考えた末、単管パイプでヤグラを組み、ジャッキベースで持ち上げてみることにしました。

 

ジャッキベースでヤグラを持ち上げます。

 

車の屋根が汚れてる。。。

 

こんな感じでルーフテントが外れました。

 

身軽になったシャトルちゃん

 

ルーフテントを外した状態でしばらく走って、燃費に差が出るか、調べてみたいです。

コメント (2)
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