
今回の山梨行きは中学時代の同級生とでした。
森林浴を楽しみに連れてきました。
北精進ヶ滝へ向かう途中の林道から望んだ北精進ヶ滝。
小さくて見えづらいですが、山腹の中央にあります。

駐車場に車を停め、歩き始めてしばらくすると「一の滝」

そこからまもなく「二の滝」

二の滝を通り過ぎると「三の滝」

そこからは沢沿いに歩いて登ってゆきます。
気持ち良いです。

木漏れ日が気持ちいい


沢の水はキンキンに冷たい。

沢の砂は花崗岩が風化して出てきた鉱物の集まり、真砂です。

気持ちいい。。。

ゴール
ゆっくり歩いてきたので45分ほどで着きました。
奥に見える垂直に長い滝が北精進ヶ滝。
落差120mほど。
手前が九段の滝。
落差40mほど

余談ですが、後日、知人に北精進ヶ滝に行った話をしたら、
「私、若かりし頃、北精進ヶ滝を登って、その足で甲斐駒ヶ岳を登頂し、七丈小屋で一晩お世話になってから、翌朝下山し、そのまま関西まで運転して帰ったことがあるわ」
と。
うーむ。。。
僕に10kmランニングを始めるきっかけを与えてくれた人ですが、半端ない人だ (^_^;)
肉体的能力が違うと、発想が違いますね。
僕なんて、
「九段の滝をこえて北精進ヶ滝の滝壺まで行けたら人生の思い出になるだろうな」
程度の発想で思考停止してました。
僕自身、10kmランニングを日常的にするようになって、肉体が変化するとともに、考え方、生き方も肉体に合わせて少しずつ変わってきているのを感じます。
ほんと、いい人に会えたと思います。
駐車場手前に糸魚川-静岡地質構造線の露頭があります。
看板その1

看板 その2

実際の露頭
看板2枚の内容を要約すると、下の写真の中央に破砕帯があり、右側(西側)の白っぽい花崗岩が古い(2,400万年より古い時代)日本列島の地質帯に属し、破砕帯の左側(東側)の黒っぽい地層は新しい(2,400万年より新しい時代)日本列島の海底堆積層であるとのこと。

右側(西側)の花崗岩がユーラシアプレートに属し、左側(東側)の堆積層は北アメリカプレートに属すると、猫五郎は解釈しています。
甲斐駒ヶ岳を構成する花崗岩は約1,400万年前のものだそうですが、2,400万年前より古い日本列島を構成する海底堆積物を貫いて上がってきたマグマが固まってできたとのこと。
看板の記載は1980年頃のものであるよう。
40年以上経過して、研究も進み、もしかしたら年代は少し塗り変わっているかもしれませんね。
下の写真は釜無川の西側(甲斐駒ヶ岳側)から望んだ八ヶ岳。
エドモンド・ナウマンが眺めたのはこの逆側、八ヶ岳の南側にある平沢峠からでしたが、1875年、ドイツの地質学者エドモンド・ナウマンは、山梨・長野県境平沢峠から、南北方向に伸びる
①3,000m級の南アルプス山稜
②東麓の急崖
③釜無川・甲府盆地の低地
④富士火山・茅ヶ岳火山・八ヶ岳火山の火山列
全体を展望し、
「地球上に、二つとこのような地殻の裂け目があるだろうか」
と感動し、1886年、フォッサ・マグナ[Fossa (割れ目)・Magna(大きい)] -大地裂帯-と命名したんですね。
①3,000m級の南アルプス山稜
②東麓の急崖
③釜無川・甲府盆地の低地
④富士火山・茅ヶ岳火山・八ヶ岳火山の火山列
全体を展望し、
「地球上に、二つとこのような地殻の裂け目があるだろうか」
と感動し、1886年、フォッサ・マグナ[Fossa (割れ目)・Magna(大きい)] -大地裂帯-と命名したんですね。

(地溝帯の逆側から見てますが)この光景を見て、そこまで想像を巡らせたナウマン、すごいですね。
もちろん、この光景一つで思いついたわけではなく、富士山や南アルプスも散々歩き回って、周囲の地質的特性について熟知した上で思いついたのでしょう。
同じものを見ていても、人によって見えるものが全然違うという良い例でもあるかもしれませんね。
このあと急いで昼飯を食いに行きました。
この近辺で、一番そばの量があるお店。
十割蕎麦を食べました。
大盛りにしたら、思った以上に多かった

そのあとは時間潰しに七賢で麹ミルクなんぞ飲んでゆるりとしたのでした。

そしてその夜はというと、星見の成果はほぼ丸坊主だったのでした。。。(^_^;)
唯一、地球照だけなんとかゲットしました。
カメラはEOS 6D(無改造)


(昨日、地球照のチャンス!と気づいた時にはすでに時遅しでした。)
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