今年初めての新月です。
行きます。
GPVをみて、行き先を秩父に決定。
秩父の星見の名所に向かいました。
この日はよく忘れ物をしました。
電熱ジャケットの手作り予備電池が断線したので作り直したのですが、電熱ジャケットを忘れてきました。
モンベルのローガンダウンを持ってきたが、電熱ジャケットなしで大丈夫だろうか?
さらに、バイク用の防寒ズボンを忘れました。
これはたまりません。
やむなくワークマンで防寒ズボンを買いました。
内側がアルミ蒸着されているので、断熱性はよさそう。
こいつを車の中に常備しよう。
初陣の防寒靴は持ってきました。
現地に近づいても、アスファルトがしっかりそのまま出ている。
凍結もなし。
去年は雪で完全にアイスバーンとなっていましたが。。。
現地につくと、激混み。
星見の名所ですが、もともとそれほど広くありません。
それなのに車がすでに10台以上。
北極星が見える場所をなんとか確保せねば。
なんとかゲットできました。
さてスバル。
撮影できないことはないが、前と同じ轍を踏みたくない。
それより12月のワンショットで写りが見事だったことに驚かされたアンドロメダ銀河M31を写してみたい。
試し撮りをすると、ISO 6400と60秒露出で、やはり見事な写りです。
焦点距離1000mmのGINJI-250FNでM31を9カットに分割して撮影し、パノラマ合成でつなぎ合わせました。
ワンカット4枚程度、合計40枚を合成してあります。
なかなかですが、もう少し露出時間を長くした方がよさげな感じがします。
ただ、このときは薄靄(もや)がかかったり、途中から高度が低くなって町灯りをくらったりで、あまり余裕がなかったんです。
状況が変化するに連れて背景色が変わるので、それを統一するための画像処理をしてから合成するのはけっこうな手間でした。
M31が沈んでゆくと、それを追って、オリオン大星雲M42も傾いてゆく。
前回撮影してあるものの、EOS 60Daでも撮ってみたい。
やってみました。
ところが、撮影している最中に、オリオン大星雲が木の枝の影に入ってしまったんです。
望遠鏡をセットアップする場所を誤りました。。。
やはりなぜか6Dより60Daの方が繊細な絵のように思います。
これはなかなか見事。
前回よりよい写りです。
お次ぎはM81, M82
風がほとんどない夜だったため、過去最高によい写りでした。
ここで夜空が明るくなってきました。
市民薄明も過ぎました。
でも、まだ撮りたい。
明るい天体。
M13球状星団!
見事な写り!
では続いてPENTAX Qで!
と思ったら、K mount adapter for Qを忘れてしまったために、最高2秒までしか露出できない!
まだ撮り足りない。
ダメ元でくらい獅子座のトリプレットを狙ってみました。
一枚撮りです。
おぉ!写るではないか。
さらに空が明るくなり、以後の写真は背景が水色になってしまって、限界でした。
次回は真剣に撮影してみよう!
今から撮影するとしたら残るは惑星ぐらいです。
が、僕も力尽きました。
この夜はとにかく風が静かでした。
ありがたかった。
次の撮影の機会がいつになるかわかりません。
未練たらしい撤収になりました。
テント張りもあったようですが、占有はなぁ。。
あまりに混んでいたら他の場所に移動も考えられますが、時間が時間ではそうも行きません。
まぁ、それなりに夜明けまで居れたんですから良しとしませう。(^0^;
それにしても美しい仕上がりでつ。
普通以上に神経使ってやるとこうなるんでは?イイナ。
激混みでしたσ(^_^;)
同好会員がいたみたいですが、真っ暗だし、人が多いしで気付きませんでした。
通りがかりの人が
「車内にコタツなんてすごいね」
と言っていたので、ん?!まさか。。。と思ったんですけどねσ(^_^;)
写真の出来は、やり方も大切ですが、一番影響する因子はなんと言っても元画像のデキです。
この夜は北斗七星方面の空がとても抜けがよく、風もほとんどなかったので、こんな画像に仕上がりました(^^)
今年はこんな夜空にたくさん出会いたいです。
流石に1000mmだと迫力も違いますね。GINJIの性能は大変参考になりました。これからの季節は活躍の機会の多い鏡筒ですがメンテナンスがやっかいそうで反射鏡はハードルが高いです。しかし欲しくなってきました。
褒めていただきありがとうございます(^^)
GINJI-250FNの厄介なところは、
(1) 大きいため風をモロに喰らうこと
(2) 自重で歪んで光軸がズレるため、望遠鏡の向きを変えるたびに光軸調整が必要
なことです。
画像処理は、コンポジット、レベル補正、トーンカーブ、レイヤー処理くらいでしょうか。
まだダーク減算とか、多段階露出とかは手を出してません。
今年は夜空に恵まれるといいですねσ(^_^;)