工場出荷16年が経過したエアウェイブことエアちゃんを車検に出したら渋い顔をされてしまい、車をホンダ シャトルに乗り換えました。
ホンダはすべてのステーションワゴンの生産を終了しており、新しいモデルの計画は現状なし。
ステーションワゴンの新車は入手不可能。
中古で探す際、
「ステーションワゴン」
「タイヤは14か15インチ(自分でタイヤを交換しやすい大きさ)」
「白もしくは白っぽい明るい色(暗い色は夏に暑いから)」
「ガソリン車(リチウムイオン電池、あまり信用してない)」
「四駆(山の雪道を走るから)」
「走行距離3万kmまで」
と希望を伝えました。
埼玉ホンダ系列の中古車市場にシャトルは球数がほとんどなく、出てきたのは黒っぽいハイブリッド車(二駆)のみ。
シャトルであること以外、僕の希望に添えてないじゃん。
でも、車検切れまで1ヶ月を切っている状況で、やむなく買い替えました。
実際乗ってみると、快適そのもの。
奥さん「高級車に乗ってるみたい」「運転しやすい!」と大好評。
16年間で車は想像以上に進化していました。
しかし、不満な点もありました。
それはスピーカー。
純正ナビの案内音声がモコモコしていて(聴き取りづらいではなく)聴き取れない。
山梨に行く高速道路でナビの案内音声が何をいうか、だいたい見当がつきます。
しかし、音楽を鳴らしているとはいえ、まったく聞き取れない。
モコモコ音声が何かモゴモゴ言っているから、ナビの画面を見て確かめる。
ナビの音声は、「ナビが僕に何かを伝えようとしている」ことを気づかせてくれる以外の用を成していない。
念の為申し上げますが、毎年の職員検診で、聴覚は正常範囲です。
で、スピーカーの強化を図るべく、ツイーターを取り付けることにしました。
ネットで調べるとたくさん情報が出てきますね。
シャトルハイブリッドのツイーター取り付けはかなり面倒くさいらしい。
欲しい情報、だいたい手に入りましたが、配線の細かいところまでは見つけられなかったので、僕なりに情報提供いたします。
バラし方については他のブログに詳しいので、そちらを参考にしてください。
まず最初にシフトノブ周りのパネルを外します。
これを外さないと、インパネの一番下のネジが出てこないんです。
この場所に内張剥がしの差し込み口があります。
一番上のプラスネジがインパネ最下部の押さえネジです。
エンジン始動ボタンのパネルは最下部に内張剥がしを突っ込んで上に向かって外していきます。
メーターパネルは真ん中一番下に手を突っ込んで、ガバッと外します。
メーターパネルを外すと、インパネの一番右側を固定しているネジが見えてきます。
メーターパネルに限らず、他のパネルもこういう爪がパネルを固定しています。
メーターパネルを外したことで露出した、インパネの右側を固定するプラスネジ。
ネジ固定は、このネジと、シフトノブ周りのパネルの影から出てくるインパネ最下部のプラスネジの2本のみです。
(ナビを固定するネジが4本ありますが、インパネを固定しているネジはこの2本のみ。)
インパネの一番下のプラスネジを外します。
2本のプラスネジを外せば、インパネはガバッと外すだけです。
写真に撮り忘れましたが、インパネは助手席側の一番外側(左側)に内張剥がしを突っ込んで右に向かって外していきます。
インパネの右側が外れると、ハザードランプのコードがついてきます。
このコードが固くて外れにくいですが、粘り強く引っ張って抜きます。
あまりに抜けないので、どこの部分から抜けるのか、迷いましたが、最終的にはコードがついた白いプラスチックの部分だけが外れます。
インパネが外れたところ。
ハンドルの左上、ナビの右上に見える白いコネクタがハザードランプのモノです。
外したインパネ
次にエアコン操作部を外します。
これもプラスチックの爪だけで固定されているのですが、引き抜くのに意外なほど強い力を必要とします。
怖くて何度も躊躇しましたが、最終的には「エイヤッ!」で外しました。
「バキッッ!!」という恐ろしい音と共に外れますが、これで良いようです。
どこも損傷しませんでした。
ナビ本体は、上下4箇所のプラスネジで固定されています。
ナビの左上のプラスネジを外しているところ。
ナビの下側を固定している2本のプラスネジ
これまたバキッっと音をさせながらナビを引き出します。
ナビ裏のコード類。
一番右側にあるコネクターが目標物です。
一本一本、コードを外していきます。
コードの本数や差し込み位置を覚えておくために、外すたびに写真を撮ることをお勧めします。
ナビが外れたあと
全景
ここまでやらないとツイーターを取り付けられないという。。。
もう少し楽をさせて欲しいなぁ。
ナビの裏側。
全てにコードが刺さっているわけではありません。
この画像の一番左側にある大きな穴に刺さる一番太いコードの中にスピーカーコードが入っています。
スピーカーは後部座席にもついているようですが、今回狙うのはフロントスピーカーのコードのみです。
今回の標的は、右から白・黒・赤・緑の配線です。
それぞれ、
右Fスピーカー 赤 +
右Fスピーカー 緑 -
左Fスピーカー 白 +
左Fスピーカー 黒 -
だそうです。
プラスとマイナスを間違えないように、左右のツイーターにハンダ付けします。
この写真では、赤い配線のゴムをハンダで溶かして銅線を露出させてあります。
購入したのは、パイオニア スピーカー カロッツェリア TS-T440-2 チューンアップトゥイーター ハイレゾ対応。
5千円台です。
高いのだと数万しますが、うちの車、ロードノイズもひどいので、そこまでこだわりません。
一応、ハイレゾだということで満足です。
配線の下に挿入しているのはバイクのタイヤ外しのレバーです。
こんな感じにハンダ付け。
ショートしないようにビニテで巻き巻きしたあと、セロハンテープで補強。
配線をまとめるホースの中に収めて、これまたビニテで巻き巻き
窓際のAピラーのすぐ脇の小さなパネルが外れます。
パネルを外して作業した方が楽なので、そこにツイーター本体を取り付けることにしました。
まずは型紙を貼り付け、4箇所の穴に、電動ドリルで穴を開け、それを加工やすりで穴を形成していきます。
ツイーターを配置したところ
あとはナビ裏にハンダ付けした配線とツイーターからの配線を結ぶのですが、このツイーター、ツイーターからの配線がやたら短くて、狭いインパネ裏に手を突っ込んでの作業になるので、辛かったです。
本当に長さがギリギリだった。
あと5cm短かったら、結線できなかったかもしれない。
せめてあと10cm、できたらあと20cm、ツイーターからの配線を長くしてくださいよ、パイオニアさん!
音を鳴らしてみると、全く別のスピーカー音に生まれ変わりました。
まさしく、パイオニアの説明書のこの画像にある通りです。
音楽がいいと、ドライブしていて気持ちがいいです。
この気持ちよさを覚えてしまうと、もう戻れません。
前のエアウェイブでもツイーターを追加したので、全く初めての経験ではなかったのですが、やり慣れた作業ではありません。
正直、本当にバラせるか、元に戻せるか、怖かったです。
やってよかったです (^_^)