意次は源内先生の身を安じ、源内先生は意次を心配し、であるが故の仲違い。
源内先生は仲違いしながらも、最後の最後まで”親友”意次の潔白を証明しようとしていた。そのことが先生最期の草稿に表されていて、あれは泣けます。
しかし蔦重には、そんな二人の深い心の内がわからない。だから意次に対し誹謗の言葉を浴びせ、意次は敢えてそれを否定しない。
微妙にすれ違うそれぞれの想い。なんとも切なく
哀しい。
史実の源内先生は酔った勢いで人に斬りつけ、捕縛されたあと獄中で死亡したそうですが、その史実にこんなサスペンスフルなフィクションを繋げてくる脚本の素晴らしさね。
あれはアヘンかな?そんな感じのタバコを吸わされ、心身共にボロボロになり狂っていく。演じた安田顕氏の見事な”怪演”に、万来の拍手を!
そうして例によって最後に登場する”アノ”人。呑気な顔して焼き芋を頬張る姿。
怖いですねえ。
この謙さんの演技も、素晴らしいやね。
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