ゴールデンウィーク中は普通に仕事をしておりまして、「なにがゴールデンウィークじゃい!」てな感じでしたが(笑)。幸いにして私も、ゴールデンウィーク終了後の7日から9日の3日間ほど、休みを取ることができました。
とはいえ、始めの2日間は野暮用があって、ほとんど自分の時間というものがなく、休みの最終日、9日だけが、丸々自分の時間が取れる1日でした。
貴重な1日、なにをしようか?
ピン、と思い立ったのが
「そうだ、神社巡りをしよう!」
まずは、氏神社に詣でるのが筋だろうと思い、早朝参拝。いつものとおり社殿に参拝した後、参道の横に立つ御神木の下へ。
我が氏神社の御神木はちょっと面白くて、3本の杉の木が、綺麗に3角形に並んでいるんです。
3角形の形に3本と聞いて、色々思われる方もおられるでしょう。でもこの御神木、始めは4本だったんです。
これが東日本大震災の後、暴風雨が吹き荒れる中、4本の御神木の内の1本に雷が落ち、折れてしまったんです。
で、この折れた1本を撤去したところ、綺麗な3角形の形になった。
私は社殿に参拝した後、ほぼ毎回御神木の下に寄ります。私には霊感などありませんが、正直御社殿よりも、こちらの御神木の方に、
「なにか」を感じます。
もちろん御神木に触ったりだとか、そんな不敬なことはしません。手を合わせるだけです。皆さまくれぐれも
御神木に触れたりなどなさいませんように。
さて、氏神社を後にして次に訪れたのは
岩手県奥州市水沢に御鎮座される、陸中一宮「駒形神社」
「陸中(りくちゅう)」というのは、明治維新後にわずか数年だけ存在した国名です。江戸時代までは陸奥国であった広大な領域を、明治の御代になってから、現在の宮城県から青森県までの領域を「陸前(りくぜん)」「陸中(りくちゅう)」「陸奥(むつ)」の3つに分けた。
その後すぐに県が置かれるようになるので、この国名は数年しか使われなかったわけですが、一宮などには残っていたりするわけです。
昔、「大岡越前」の再放送を見ていたら、セリフの中に「陸中の国一関藩」というのが出てきて、「おいおい、江戸時代に陸中の国は存在してないよ!」とツッコミを入れてしまった、なんてことがありましたね。
それはともかく、こちらの神社のお札は我が家の神棚に崇敬神社札として祀っておりますので、折あるごとに訪れているのですが、こちらには摂社として「水沢招魂社」があり、本殿を参拝した後は、かならずこの招魂社に詣でるようにしております。
私は水沢の人ではないので、こちらに祀られる1099柱の英霊と直接御縁があるわけではありませんが、国に殉じた方々へ感謝と敬意と哀悼を込めてお祀り申し上げるのは、今を生きる日本人として当然のことと思い、詣でております。
招魂社の横には、戊申戦争から大東亜戦争まで、国に殉じた方々1099柱全員のお名前を記した「英霊顕彰碑」が建てられており、2020年にできたばかりなので、実に綺麗な碑です。
この碑にも、手を合わせ、頭を垂れるようにしております。
駒形神社の境内にいたのは私一人。そのせいか、いつも以上の清々しさを感じましたね。
神社参拝は1人に限るわ(笑)
神社巡りはこれだけでは終わりません。まだ次がありますが
それはまた、次回。