問わず語りの...

流れに任せて

補足、映画『シックス・センス』は「ただの」ホラーではありません

2022-04-14 12:21:06 | 芸能、音楽

映画『シックス・センス』を「ただの」ホラー映画だと思っている人。

 

認識不足です。

 

甘々です。

 

今更ネタバレもないので言っちゃいますが、この映画ではブルース・ウィリスは実は死んでいた、幽霊だった!というのが最後の最後に明かされてショック!えーっ?うそーっ?こわーい!!

 

......って、それだけだと思っているなら、もうホントに

 

浅い!としか

 

言いようがないわ!

 

いいですかー、よーく聴きなさい(金八先生風に)。『シックス・センス』ではね、ブルース・ウィリス演じる主人公が、自分は実は死んでいたんだ、ということを知ってから後の展開が重要なんです。わかりますかー?

 

つまりね、ブルース演じる男は真実を知ることで、逆にこの世への未練を断ち切るんです。残された奥さんへ別れを告げて、あちらの世界へと還っていく。

これが重要なんです。

 

またハーレイ・ジョエル・オスメント演じる少年は、自分に何故幽霊が見えてしまうのか?そのことをずっと怯えていたのですが、ブルース演じる男の幽霊との交流を通じて、この世に未練を残して彷徨っている霊たちを昇華させることが、自分の使命だと悟っていくんです。

 

ブルースもハーレイくんも、どちらも自らの運命を受け入れて前へと進んでいくんですよ。ここなんです、ここが、

 

この映画の肝、

 

なんです。

 

ただ「怖かったー」で終わってしまうには、あまりにもったいないのです。

 

案外この点を理解していない人が多いんですよね。びっくりしてしまいます。こんなわかりやすい展開もなかろうに。

 

なんでしょうねえ、「死」というものを、ただただ怖いものだとしか認識していないから、なのでしょうかねえ。それと

 

やっぱり、ホラーだという思い込みが、正しい理解を阻害させているのかもしれませんね。

 

ホラーだとかアクションだとか、そういう思い込み、偏見を一度取っ払ってみてはどうですか?

 そうすればもっと、映画は面白くなりますよ。

 

間違いない。

 

 

 

映画『12モンキーズ』予告編

 

これも「ただの」SF映画ではありませんね(笑)。

巨匠テリー・ギリアム監督が選んだ俳優が、「ただの」大根であるはずがなかろうに。

 

やはり世間の認識は

 

不当だ。

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ブルース・ウィリス引退

2022-04-14 06:05:51 | 芸能、音楽

失語症を患っておられるとか......切ないですが仕方がないですね。

 

ブルース・ウィリスって、世間一般には「演技が下手」だと思われているんですか?なんでだろう?

 

この方、決して演技下手ではないと、思うんだけどなあ。

 

引退されるということで、この方主演でまだ未見の映画を観てみようと思い、『アンブレイカブル』を選んでみたのですが、

 

ブルースの演技は良かったですよ。人生で選択すべき道に悩む、うらぶれた中年と言う役は、ブルースにはよく似合う。嵌るんですよ、そういう姿。

 

ブルースと言う人は、ただのアクション・スターではないです。アクションしかできないみたいな誤解が、世間には蔓延しているんじゃないかな?

 

実際、アクション映画以外でも話題作に主演してるでしょ?『アンブレイカブル』の監督でもある、M.ナイト・シャマラン監督の『シックス・センス』とか、全然アクション映画じゃないでしょ?でも評判とったじゃないですか。あれは子役のハーレイ・ジョエル・オスメントが良かったですけど、やはりブルース・ウィリスの演技も良かったからこその評判なんでね。なんでそこのところが正当に評価されないのか。

 

世間一般の評価は

 

おかしい。

 

あ、ただ『アンブレイカブル』は、あんまり面白くはないです(笑)。ブルースは良かったんですけどね、映画としては面白くない。とだけ、言っておきます。

 

同じ監督でも『シックス・センス』は面白いですよ。ラストのネタバレを敢えて知った上で観ると、すべてのシーンのつじつまがあうという、実に見事な仕上がりにまたまた感心します。

ネタバレしても面白い。本当に面白い映画とはそういうものだし、その面白さは、ブルース・ウィリスの演技によるところが大きい。ブルースは決して

 

演技下手ではありません。

 

もう一度言います。世間の評価は

 

おかしい。

 

さて、ブルース・ウィリスの代表作といえばやはり

 

『ダイ・ハード』

 

ですね。

 

ブルースの出世作にして代表作。主人公ジョン・マクレーン刑事は、ブルースの生涯最高の当たり役。ブルース・ウィリスという役者を語るには、この作品を外すわけにはいかない。

 

そういうところですかね。ブルースが「ただの」アクションスターに括られてしまう所以は。

 

でもね『ダイ・ハード』を「ただの」アクション映画だと思っているそこのあなた!

 

その認識、甘々ですよ。全然まったく何にもわかっとらん!!!

 

『ダイ・ハード』は「ただの」アクション映画を超えた、総合的な意味での「映画」の歴史にその名を刻むべき、大大大傑作映画なんですよあなた!

 

その歴史的大大大傑作映画の主演こそ、誰あろう「ブルース・ウィリス」

 

なのですよ。

 

ホントにまったく

 

わかっとらん!!!

 

『ダイ・ハード』については、いずれ項を改めて語ってみたいと思います。ホント、『ダイ・ハード』については、一度じっくりと語ってみたかったんですよ。

 

だってみんな、あの大大大傑作を「ただの」アクション映画としか思っていないんだもの。

 

不当だ、まったく

 

不当だ。

 

 

 

引退......仕方ないね。ブルース・ウィリスさんには、ただただ

 

お疲れさまでしたと、お伝えしたい。

 

長の年月、我々映画ファンを楽しませてくれて

 

ありがとうございました。

 

 

 

 

映画『シックス・センス』予告編

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