「日本のゴジラはハリウッドに盗られてしまった!」とか、色々な考えを持つ人がいるだろうとは思います。
でもね
あれもゴジラなら
これもゴジラ
なのですよ。
すべてのゴジラは、昭和29年の、あの第1作から派生したパラレル・ワールド。あの1作目なしには、このワールドは発生し得ない。
だから
第1作への、日本のゴジラへの敬意さえ忘れなければ、それは
ゴジラ、なのです。
『シン・ゴジラ』もゴジラ。「モンスター・バース・シリーズ」のゴジラもゴジラ。
なのですよ。
その代わり、敬意のない作品はゴジラではない、というか、ゴジラだとは認められない。
個人的には、だけどね。
ローランド・エメ......とか、北村龍......とか、まあ
やめときますか。
『シン・ゴジラ』があまりに傑作過ぎたが故に、日本では続編が作り難い状況にある、ように個人的には思う。そんな中でのハリウッド版の存在は、とても有難いのです。
第1作目や昭和シリーズへのリスペクトはもちろん、特に平成シリーズへのリスペクトが篤く、日本のゴジラへの敬意と熱意がヒシヒシと伝わってくるこのシリーズは、私にとっては得難いシリーズとなっているのです。
こんな有難いことはない。
ゴジラはその姿を、その意味合いを絶妙に変化させながら、時代も国境も超えていく。その根底にある、大自然の怒りを、脅威を、人類の傲慢を伝えていく。
エンタテインメントの膜に包みながら。
やはりゴジラというのは、大自然の精霊、「神」("GOD"ZILLA)なのでしょう。
日本の神ゴジラは、時代も国境も超えて、その使命を全世界に伝えていく。なーんて
妄想です(笑)。
続編楽しみ。ああ、またしても
死ねなくなったわ(笑)。