古代中国では立春をもって1年の始まりとしており、その前日の節分は大晦日。で、昔の暦では1月から3月までが春で、4月から6月までが夏、7月から9月までが秋、10月から12月までが冬とされていた。
年明けを「新春」と言ったりするのは、一年の始まりをもって春とするという、昔の考え方に則っているから。
松尾芭蕉の俳句に【五月雨の降り残してや光堂】【五月雨を集めて速し最上川】などありますが、この「五月雨」とは、現在の「梅雨」に当たるわけです。
春の花、昔は梅だったけれど、いつの頃からか桜になった。昔の季節感からすれば、梅の方が春の花には相応しい、
かもね。
東北、岩手で桜が咲くのは、現在の4月中旬頃から5月上旬にかけて、ゴールデンウイーク頃に見頃が来るというのが常道。今あちこちで桜の開花の話題がちらほら出ておりますが、東北はまだまだ
これから。
東北は4月でも、入学式あたりまでは雪がちらつくこともあります。桜の花びらならぬ「風花」が舞う入学式というのも、風情があって良いですよ。
寒いけど。
現在の春は桜とともに来るのなら、東北の春はまだまだ先、でも、
春は必ず
やってくる。
いきものがかり『SAKURA』