お店のバッフェにかけたロザリン・ペルレの襟。19世紀のボビンレースの中でも、私のお気に入りがこのロザリン・ペルレ。文字通り、薔薇をかたどったボビンレースで、薔薇のお花の中央にはニードルで作った小さな真珠(パール)が付けられていて、とても可憐なレースなのです!
このハンガーには、L-102-12の襟とL-103-12の襟の2枚を掛けて飾り、いっそう豪華に見えます。(ダイヤ型のタッセルは、昔パリのオデオンにあったタッセル専門店の物です。)模様と模様をつなぐ細いバーに付けられたピコットも非常に繊細。ボビンレースを教えていらっしゃる先生のお話では、ボビンレースはもちろんのことですが、このパールをボタンホールステッチで一つ一つ作るのがとても大変だ、とのこと。(サイズ、雰囲気を揃えて、膨大な数のパールを作る労力といったら…。確かにそうかもしれません。)そんなことにも思いを馳せながらこの愛らしいレースをご覧いただきたいです。