さかざきが綴る「アンティークな日々」

アンティークディーラーさかざきがアンティークのこと、日常のことを綴っています。

三州足助

2010-06-22 | 日常生活

 今日は午後4時に仕事をさっさと終えた後、どうしても山の新鮮な空気が吸いたくなって、名古屋から東へ車で1時間弱の三州足助へドライブ。美しい紅葉が有名で、そのシーズンとなると沢山の人が押し寄せる足助ですが、梅雨の晴れ間の夕刻は、ひっそり静まりかえっていました。「塩の道」として知られている伊那街道(飯田街道)の宿場町として栄えたという足助。今でも「昭和」の匂いがそこここに漂う懐かしい雰囲気です。今日も画像でどうぞ!

     20100622a

足助に着く直前にあるここは、旧名鉄西中金駅。本当は足助まで延長されるはずだったこの路線は、その目的を果たせぬまま2004年に廃駅に。木造の趣のある駅舎です。

     20100622b

素朴なホーム、まだ線路もそのまま、架線がないだけで今にも列車が到着しそうな気配がありました。

20100622c

こんな八重のガクアジサイは初めて見ました!足助の街は、地元の方々の心づくしのお花で飾られています。

     20100622d

今日の目的は、ここ蔵の道にある「蔵の中ギャラリー」でひと休みすること。マンリン書店に併設されたこのギャラリーとティールームは落ち着ける空間です。写真集や画集、骨董、マンリン書店の書籍のセレクトも私のお気に入りです。

20100622e

文字通り蔵の中を利用した「蔵の中ギャラリーでは陶器の展示。たまたま偶然にも知人の陶芸家の作品が展示中でした。

     20100622f

坂道にあるギャラリーは階段状になった面白い構造。蔵を上手に利用したその空間に毎度感心してしまいます。

     20100622g

足助の街は火曜日休み?夕方6時前だというのに皆閉店していてちょっぴり残念。この懐かしいガラス戸も画像では分かりにくいのですが、手吹きのガラス板がはまっていました。昔の建具って、何だか質感があるんですよね。

20100622h

黄色い看板は「貝印灯油」(←「シェル石油」ではありません!)。「料理と暖房用の理想燃料」ですって。ということは、ここは昔油屋さんだったのかな?

20100622i

思わず「え~っ!?」と叫んでしまいました。この辺りではイノシシが捕れるようですが、まさかその「証拠の品」を目にするとは。一軒おいてお隣のお肉屋さんでは「シシコロッケ」の看板が目を惹きました。

     20100622j

この看板、なんて書いてあるかお分りになりますか?右側の文字は「牛馬具」。宿場町のここでは、かつて(たぶん明治ぐらいまで?)当たり前に沢山の馬がいたようです。つい100年ぐらい前のことなのに、あまりの時間の速さに信じられない思いがします。20100622k

立派な看板が並ぶここは大きな酒屋さん。昔のお家ってこんな風にみんな木造だったのですよね。軒先に吊された杉玉もいい感じです。   

エンジェルコレクションのホームページへ

Cardを更新しました!

Sewingを更新しました!

Jewelleryを更新しました!