さかざきが綴る「アンティークな日々」

アンティークディーラーさかざきがアンティークのこと、日常のことを綴っています。

ボワシエその後

2008-03-15 | 日常生活

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 先日、Boissier(ボワシエ)の紅茶についてのブログを書きましたが、今回の買付けで何とか足を運ぶことが出来、実際に16区のお店へ行くことが出来ました!

 私達が滞在するオデオンからボワシエがある16区までは決して近くはないのですが、仕事の終わった夕方から電車を乗り継ぎ、「16区散歩」と称して出掛けました。想像していた通り、こぢんまりしたお店にいるのはマダムとお手伝いの女性だけ。店内に入ると私達を日本人と見とがめたマダムからまず英語で、「“just looking”それとも“shopping”?」と告げられたので、びっくり。間髪入れず「もちろん“shopping”よ。」と答えると、俄然にこやかな対応になったので、マダムは旅行で来た「カワイイ!カワイイ!」とはしゃぐ“just looking”の日本のお若いお嬢さん方に疲れていたのかもしれません。(今回、卒業旅行で来ていると思われる日本の若いお嬢さん方を沢山見かけました。)

 他のフランスのお店も皆そうですが、お買い物をすれば「お客様」ですが、そうでなければ店内にいても「お客様」ではないので注意が必要。私は、触るときには「これ触っていいですか?」お店の奥に入るときには「入ってもいいですか?」と必ずひと言断るようにしています。お店の人を上手に使ってお買い物をするのがフランス流です。

 肝心のお店ですが、昔ながらのガラスのボンボン入れが使われていたり、アンティークのチョコレートボックスが飾ってあったり、180年の歴史を感じさせる素敵なお店でした。(店内の様子もマダムの許しを得てカメラで撮らせていただいたので、また「買付け日記」にも掲載しますね。)そうそう、飾ってあるアンティークを見て、過去にボワシエのチョコレートボックスやチョコレートを入れるためのギフト用ポシェットを扱ったことを思い出しました。 

 今回私が自分のために買い求めたのは当時の復刻版、180周年の記念で作られた可愛い缶に入ったペダル・ド・ショコラ。薔薇やスミレ、ラベンダーなど様々なお花のフレーバーで、口に入れるとふわっと香りが広がる魅力的な風味。ひとひらひとひら惜しみながらいただいています。

 行き方も覚えたことだし、買付けの度、足を運んでしまいそうです。

 

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