買付け直後ですが、ありがたいことに今回はあまり時差ボケになっていない様子。帰りの機内で、フランス時間のまま眠りこけず(私達がいつも乗るのは現地時間午後8時40分発の便、いつもでしたらフランス時間のまま、乗ると共に爆睡してしまうのです。)、ひたすら映画を見て眠らなかったのが良かったようです。
今回機内で見たのは“Becoming Jane”と「ジェーン・オースティンの読書会」。どちらも19世紀初頭に活躍したイギリスの女流小説家ジェーン・オースティンその人と、その作品に関した映画です。
特に“Becoming Jane”は、この夏日本でも公開されるようですが、イギリスのカントリーサイドの風景も美しければ、1800年頃の衣装が素敵。エンパイアースタイルのドレスやボネなどこの時代の衣装がお好きな方にはおすすめ、当時のイギリス社会の様子もかいま見ることも出来る興味深い映画です。ジェーンを演じるアン・ハサウェイが出てくるたび、同じく以前飛行機の中で見た「プラダを来た悪魔」をちょっぴり思い出したりしていましたが、相手役のジェームス・マカヴォイや脇を固める俳優陣は当時のイギリス人らしい雰囲気が良く出ていました。生涯独身だったジェーン・オースティンの悲恋のストーリーも心を打ちます。
また日本でも公開されたら、是非大きなスクリーンでも見たいもの。ジェーン・オースティンの作品の中でも「マンスフィールド・パーク 」と「説得」はまだ読んだことがないので、こちらも是非読みたいと思っています。