久々に新たな書籍“Faberge Eggs: Masterpieces from Czarist Russia”をLibraryページをupしました。
このファベルジェ、帝政ロシアのロマノフ王室の御用達で、特にアレクサンドルIII世とニコライII世が作らせたインペリアル・エッグと呼ばれるイースターエッグをかたどった宝飾品は、その趣向を凝らした仕掛けとエナメルや宝石を使った美しい細工で有名です。2004年には、180点あまりのファベルジェの作品がサザビーズでオークションにかけられることになり、総額100億円を越えるのでは、とも話題になりました。(結局はロシアの財閥が一括で買い取り、オークションは行われませんでした。)
元々は50個以上も制作されたインペリアルエッグ、今では世界中に散逸し、行き先不明なものも。かのエリザベス女王は3個持っているそうですが、実際に見ることの出来るのは、エルミタージュ美術館やモスクワのクレムリン美術館等など。いつか、一生のうちに一度、ロシアへ足を運んでインペリアルエッグをこの目で確かめたいものです。
今回掲載したこの“Faberge Eggs: Masterpieces from Czarist Russia”は、大きな図版の写真で、インペリアルエッグの魅力をあますことなく伝えているおすすめの書籍です。
さて、明日からいよいよ福岡へ。福岡の皆様には、今週末「骨董&アンティークin福岡」でお目にかかります。それでは、行ってきま~す!