愛のつるし一回転飛行機

けん玉姉のけん玉普及活動日記。
2008年秋、転移性乳がん患者となる。
病気のこと、日々の生活なども。

姑の眉に傷【あやしい老健体験記 その4】

2010年01月31日 | 認知症介護
老健「X」に強い不信感を持った私たちは、姑を入院させてくれる病院を探した。
精神的ストレスがひどい。
私の病気にストレスは大敵なのに・・・
これ以上姑を「X」に置いておくと、私たちも何を言われるかわからないし、人質状態の姑も何をされるかわからない。
とにかく、緊急避難させたい、と思った。
家に連れ帰ることも考えたが、認知症の姑を一旦帰宅させると、次に連れ出すのは容易なことではなくなるので、施設から施設に移すべき、と地域包括支援センターの職員にも助言された。

それから包括支援センターの力も借り、預かってくれる施設を調べた。
しかし、老健や特養は当然空きがなく、順番待ちである。
以前姑がデイサービスに行っていたとこの特養なんか、三桁も待ってる人がいるらしい!!
となると、やはり病院へ入院ということになる。
病院なら、すぐに入れるところも探せるだろう。

本当は、病院に入れたくはない。
詩やエッセイを書くことと、社交ダンスが趣味で、華やかなファッションと、洋風の家具のある部屋を好んだ姑を、病室に入れたくはない。
たくさんのお金をつぎ込めば素敵な個室のある施設にでも入れるのかもしれないが、この先私の病気治療にどれだけかかるかわからないのに、それはかなわない。

それに、どんな施設でも夜寝ないで歩き回る年寄りには対応が困難なので、ある程度神経科の治療をしなければならないのはやむを得ない。一時的にでも病院に入院させることは必須だろう。

さて、「X」に洗濯物を取りに行き、姑に面会したとき、姑の右眉横に傷があるのを発見した。看護師に尋ねたところ、
「ベッドから落ちて怪我されたんですよ。連絡しませんでしたっけ?」
と言われた。こちらは初めて聞いた。
汚れ物が見当たらないので女性職員に聞いたら、
「尿で汚れた衣類は、『汚染』と言って施設で洗濯させて頂くことになってます。尿で汚されることが頻繁なので、今のところすべて汚染になって施設洗濯になっているんです。尿以外で汚れた物があれば、置いておきますので持ち帰ってください」と説明された。(この後、尿以外で汚れた洗濯物を持ち帰ることはなかった)
ケガについての連絡もなく、衣類もどんどん施設で勝手に洗濯されている。
いろいろ細かい不審な点は増えてくるが、事務長に話すと何を言われるかと恐ろしいので、電話も控え、面会時も事務室の前を通らないようにこそこそ行く始末。
介護職員の人たちは誠実そうなのが救いだったけど・・・
姑の肩を抱いて、涙が出た。

それから数日間、あちこちの病院に問い合わせて、西区のK病院に受け入れてもらえる話がついた。しかし・・・

(つづく)

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