あしたの、喜多善男

これは、よかったです。
久々の佳作。
今クール、「薔薇のない花屋」「鹿男あをによし」などの人気ドラマも見ていますが、最終回まで見た印象では今のところ喜多善男が姉的にはトップ。（花屋も鹿男も最終回まだなので順位が逆転するかもしれませんが）
「花屋」は野島節特有ののありえないキャラ（聖人君子や聖母のような）がちょっと鼻につきますし、「鹿男」もオカルトものにしては半端なつくりが微妙です。

「あしたの、喜多善男」は、ひと年とった大人向けのドラマだったと思います。
喜多さんをとりまくキャラは若者が多かったけど、喜多さんの気持ちは年取ってないとわからないと思います。ゆえに若い人の視聴率が低かったのだと思います。全編に流れる物悲しさ、登場人物がみんな悪いところと良いところを併せ持った存在感ある魅力的な人間像。ひところの市川森一ドラマを思い出します。ＢＧＭもよかったな～