ハワイ旅行記ブログ 行燈徒然日記

雑多に色々と・・・ 読んでもつまらんよ!

ハワイでドキドキしたお話パート4、地上44階からの夜間の避難!

2021年01月12日 | ハワイ旅行 失敗、アクシデント、トラブル


早いモノで1月も半ばでございます。怠け者の私は今頃2021年の初ブログ
更新となります。なんともお恥ずかしい限りで新年のあいさつも今更興醒めで
すが、皆さま本年も宜しくお願い致します。年が明けても相変わらずコロナ
に世の中が振り回され、そんな訳で我が正月は何処にもゆかず、誰にも会わ
ずに終わって仕舞いました。
おまけに我が家としては、清水の舞台から飛び降りたつもりで予約した伊東
温泉の星野リゾートも政府の緊急事態宣言により、キャンセルせざるを得な
くなり、がっかりの続く正月となってしまいました。などとボヤキながら、
新年一発目の更新と参ります。前回予告通り、「高層階からの深夜の
避難騒動」のお話を致します。

数年前の年末のお話、丁度ホノルルマラソン当日にオアフ着のJAL便があり、
そのチケットが格安で販売されていた為、再びのオアフ島独り旅を決行する
事に致しました。
しかしこの時はホノマラ参加者数万人とセパ両リーグの優勝旅行が重なって
おり、中々宿の取り難い時期だったのです。さらに前回の独り旅で体験した
恐怖を繰り返さぬ為、アノお宿は回避してのホテル探しでしたが、大変ラッ
キーな事にいつもお願いしているエイジェントさんが大変お得な宿を取って
下さいました。そのお宿はアラワイ運河沿いにそびえる、44階建ての
高層ホテルで大変セキュリティーのしっかりしたお宿でした。


しかも、チェックインしてみると我が部屋は最上階、大変景色の良い部屋でした。
そんな訳でいきなりですが部屋からの眺めです↓


DHと海がしっかり見える地上44階、高さ155mの景色です。


アラワイ運河の先にはオアフ島の東海岸も覗えます。つまり山側夜景も楽しめて、
海から昇る朝日だって見れちゃうラナイなんです。


あんまり嬉しいので自撮り棒にて撮影(
今回の予約カテゴリー「Studio Panoramic Ocean」なんか高そう・・・と思った
アナタ!自他共に認める貧乏人の私が泊まるお部屋です。決して高額な料金では
ありません。

そんなお宿での宿泊中に起きたお話であります。
滞在数泊目のある晩のこと、誰に憚ることの無い独り旅のため、適当にツマ
ミを買い出して独り部屋呑みをしておりました。いつもの様にダラダラと呑み
いい加減時間が過ぎた頃だったです。

!

の出来事が降ってわきました。
なんと大音量で響く警報ブザーが部屋中に鳴りいたのです!

いやぁ~もう驚きました、私は30センチくらい飛び上がったでしょうか、一瞬何
が起きたのか判らぬまま辺りを唯々見渡しました。前回の事もあり、まず新手の
霊現象かと疑いました。しかし次いで流れた英語のアナウンスにより大体の事が
把握できました。アナウンスには日本語での補足は無く、其の為耳をすませて必
死に聞しかありません。なんとか判ったのはエレベーターを使わず急ぎ避難せよ
と言っておるようです。しかし一体何の為なのか??時刻も時刻ですしトテモ訓
練とは思えません。多分火災なのであろうと推測するしかありません。そうこう
していると2回目の警報とアナウンスが・・今回は慌てて録音致しました。その
時のアナウンスがこちらです↓アナウンスの一部しか録れませんでした。

2015年12月14日 Islandcolony



さてエレベーターを使うなと云われても、我が部屋は最上階のペントハウスでご
ざいます。地上44階から階段で避難するなんて考えただけで気が遠くなります。

しかし万が一火事ならば、それこそ部屋で蒸し焼きなりかねないと思いました。
そんな事になったらシャレになりませんので、仕方なく財布をポケットに突っ込み、
押っ取り刀で部屋を飛び出しますと廊下にはお年を召した白人ご夫婦一組がおりま
した。
どうやら最上階はオーナールームが多く、ゲストは数組しか居なかったようです。
兎に角 ご老人2人と避難階段を降る事に致しました。避難階段は建物内部にあり
排煙装置のようなモノ見当たりません。もし煙が上がって来れば大変な事になります。
一刻も早く地上に降りなければなりません。しかし急いで降りようにもお年寄りと
一緒なので、跳ねるように階段を降る訳にも行きません。
覚悟を決め周囲に気を配りながらご夫婦のペースで、伴に降る事に致しました。

ご夫婦はメインランドからバケーションで来て、数日滞在されておるそうで
景色の良い最上階の部屋を気に入っていたようですが、まさかソレが仇となるとは
思っておも無かったようです。
30階の標記を過ぎるあたりから、各階から避難する人々で渋滞となりナカナカ進む
事が出来なくなりました。
もしこんな状態で下から煙でも上がって来たら、逃げようがありません。
ドキドキしながら過ぎた20階、やっと行程の半分を過ぎました。
この当りになると避難する人たちの表情にも余裕が感じられ、談笑する声も聴こえて
参ります。しかし皆さんの話す言葉は半分も判らぬ私であります、でもなんと無く
大きな危機は去ったと感ずる事が出来ました。では何が原因で避難しているのか?
人々の瞳には?マークが浮かんでおりました。

余談ながら外国のホテルでの夜間避難経験は、実は2度目でした。
数十年前にアナハイムのホテルにて、深夜に火災による避難を経験しております。
その時は警報ブザーを目覚ましの誤作動と勘違いして、ベットから跳ね起き傍らの
アラームクロックを叩きまくった思い出がございます。(^O^
あの時の避難はせいぜい10階程度の行程でしたので、今回とは訳が違います。

時間を掛けてなんとか44階から降りきりました、長く感じましたが30分程度で
外の空気を吸う事が出来きました。言うまでも無く晩酌の酒はすっかり
覚めてしまい、アラワイ運河からの夜風が空しく感じられました。

警備の方の帰室許可が出るまでさらに数十分、ロビーや車寄せにゲストが溢れており
ました。その後三三五五、皆さん戻りはじめ人騒がせな避難騒ぎはひとまずお開きと
なりました。
 
さて今回の事で、やはり学ぶべき事が多かったです。
勿論一番大事な事は、落ち着いて冷静に行動する事です。その点落ち着ていた事は
間違いありません。しかしそれすらも状況を甘く見ていた為だったかも知れません。
もし火の手が見えたり、階下から煙でも上がって来たらとても冷静でいられなかった
と思います。その上で反省すべきは以下の2点

第一に2度目の警報まで待って避難を始めた事。今回は大事に至りませんでしたが、
もし大きな火災であればこの時間の為に、命を落として居たかも知れません。
兎に角着の身着のままで良いから、至急避難行動を起こさないとならぬのです。

第二に外にでたら、とりあえず現場から離れる。今回私は状況を掴もうとロビーをう
ろつきいつも入り口にいるセキュリティの担当の男性を探してしまいました。
こういう場合は、外に出たら建物から至急離れなければならぬのです。
外国のホテルの場合、多くは一社のみで経営しているだけでなく様々なバケレンさ
んのお客が、例えばオーナールームを借りて滞在していたりします。
日本の様な細かな避難誘導は望めない場合が大であります。
もし火災では無く、建物崩壊の危機であればいつまでも留まって居て下敷きに
なる事だってあるハズです。

余談ながら、万が一外国のホテルで地震に遭遇したら、一番危ないのは日本人だと
思うのです。我々は常態的に地震を経験しているため、ちょっと位の揺れでは驚き
ません。しかし滅多に地震のない国の方は、大変慌て直ぐに避難に遷るでしょう。
こちらの方が正しい行動と思えてなりません。
日本に比べ耐震構造の緩い外国の建築物は、震度5程度でも簡単に倒壊すると聞いた
事があります。ましてハワイのホテルの場合、その多くは老朽化した建物と言って
過言ではありません。

以上の事を踏まえ、有事の際は皆さん先ずは落ち着き最悪を想定して対応する様に
して頂きたいと、生意気ながら思う次第であります。
今回はこれで終わりと致します。次回はハワイにて人生初のサーフィンに挑戦、
沖まで行って漂流しかけたお話であります。

追伸 この記事をアップ後 マハロパパさんより貴重な助言を頂きましたので、追記致します。
「今回の様な状況では、避難のさい濡らしたタオルを持って部屋を出る」です。
確かに私は大事な事を忘れてました。マハロパパさんありがとうございました。


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コメント (4)
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