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2012年の芝重賞レース あれこれ

2012年12月30日 22時41分16秒 | 日記
反省ばかりでは面白くないので単純にデータのご紹介。
2012年の日本国内芝重賞レースが対象なので分析総数は108です。

○開催場所ランキング
2012年の芝重賞レースが行われた競馬場ランキングです。
 1位:東京 22レース
 2位:中山 21レース
 3位:京都 19レース
 3位:阪神 19レース
 5位:中京 7レース
 6位:新潟 5レース
 7位:札幌・福島・小倉 4レース
 10位:函館 3レース
中央開催(中山・東京・京都・阪神)が81レースで75%を占めます。
やはり中央を制するものが馬券収支を制すですね。


○東西厩舎対決
2012年の芝の重賞を美浦と栗東どれだけ勝ったのか
 美浦:33勝
 栗東:75勝
分かってはいましたがダブルスコア以上に差がつきました・・・。
社台と栗東有力調教師の結び付きが強まる中、西高東低の解消は困難!?
ちなみに中央開催の勝ち鞍を見てみると
 美浦:26(中山12、東京09、京都02、阪神03)
 栗東:55(中山09、東京13、京都17、阪神16)
美浦勢は中山・東京の開催ではほぼ互角の勝利数で、関西圏ではぼろ負け。
西高東低ではありますが、内弁慶として関東圏ではそれなりに戦えています。
G1に関しては全20レースのうち関東が4勝で、関西有利に違いありませんが
その内訳はヴィクトリアマイル、安田記念、エリザベス女王杯、朝日杯FSです。
4勝のうち3つが関東圏ということで重賞全体の傾向と同じですね。


○厩舎(調教師)ランキング
2012年の芝重賞で活躍した厩舎は?
 1位:石坂厩舎 10勝(ジェンティルドンナ6勝、ドナウブルー2勝など)
 2位:池江厩舎 8勝(オルフェーヴルなど7頭で8勝)
 2位:須貝厩舎 8勝(ゴールドシップ5勝など)
 4位:西園厩舎 6勝(サダムパテックなど5頭で6勝)
 5位:角居厩舎 4勝(エピファネイアなど4頭で4勝)
 5位:平田厩舎 4勝(カレンブラックヒル3勝など)
 7位:安田厩舎・鮫島厩舎・藤沢厩舎・堀厩舎・田中剛厩舎 3勝
石坂正厩舎が唯一2桁勝利を挙げてトップとなりました。
ジェンティルドンナとドナウブルー姉妹が大活躍の1年でした。
須貝厩舎の大躍進も注目です。ゴールドシップが引っ張った成果でしょう。
一方で西の両横綱厩舎と言える池江厩舎と角居厩舎ですが、
それぞれ8勝と4勝ですが、1頭が何回も勝っているのではなく、色んな馬で
勝っているあたりに層の厚さ・厩舎総合力を感じますね。
関東勢では藤沢・堀・田中厩舎が3勝でなんとか7位にランクイン。

世代交代ということじゃないかもしれませんが、名門厩舎の成績低下も
印象的で松田博厩舎・橋田厩舎が重賞未勝利となりました。
※松田博厩舎は障害レースは勝っているようです
両厩舎はアドマイヤ軍団とつながりが強い厩舎で、実際にアドマイヤ軍団も
重賞未勝利で終わってしまった2012年でした。来年の巻き返しがあるでしょうか?


○騎手ランキング
芝の重賞で活躍した騎手は?
 1位:福永騎手 9勝
 2位:岩田騎手 8勝
 2位:内田騎手 8勝
 4位:蛯名騎手 7勝
 5位:横山典・秋山・池添・浜中騎手 5勝
 9位:Mデムーロ・ウィリアムズ・安藤・石橋騎手 4勝
アメリカに武者修行に行っていた福永騎手が単独1位となりました。
帰国後は目立たなかった気がしますが、前半戦の活躍は素晴らしかったと思います。
2位には岩田・内田の地方競馬出身者。腕っ節の強さと勝負強さは頼もしいものです。
9位には外国人騎手がランクイン。騎乗数を考えると圧倒的な好成績と言えます。
なお4位になった蛯名騎手の7勝は全て関東圏でした。中山・東京の重賞では
最も勝っている騎手として注意したいところ。
武豊騎手は3勝止まり。往時は重賞2桁勝利も普通にあっただけに衰えは隠せませんね。
全体リーディングを獲った浜中騎手も5勝止まり。来年はもっといい馬が集まる
でしょうから大舞台でも勝てる騎手に成長できるか注目です。


○種牡馬ランキング
 1位:ディープインパクト 18勝(平均 1,938m)
 2位:ステイゴールド 11勝(平均 2,245m)
 2位:キングカメハメハ 11勝(平均 1,963m)
 4位:ダイワメジャー 5勝(平均 1,560m)
リーディングサイヤーに輝いたディープが圧倒的な勝利数でした。
2位には少数精鋭で大舞台に強い印象があるステイゴールドと、昨年の王者キンカメが
並びました。4位ダイワメジャーとは6勝も差があり完全に3強時代と言えます。
勝ったレースの平均距離からダイワメジャーはマイル・短距離寄りというのが顕著です。
ディープとキンカメはマイルから中距離までオールラウンダーの印象で、
中でもキンカメ産駒は短距離も走れて、実際にロードカナロアが短距離王に輝きました。
ステイゴールドは最短がゴールドシップの共同通信杯1,800mで中距離から長距離で
より強さを発揮する種牡馬と言えそうです。


○母父ランキング
 1位:サンデーサイレンス 14勝
 2位:Bertolini 8勝
 3位:メジロマックイーン 6勝
 4位:トニービン 4勝
サンデーサイレンスが強いのは分かっていますが、Bertoliniとマックイーンは
完全に個体の力によるものです。Bertoliniはジェンティルドンナ姉妹の母父で
この姉妹で重賞を8勝したことを意味します。
マックはゴールドシップ5勝、オルフェーヴル1勝の計6勝で来年も行けそうです。
サンデーとトニービンは色んな馬が勝利しており、層の厚さはこっちですね。

あれこれ振り返ってみましたが、分析してて感じたことはクラシック世代の
強い馬は年間に重賞を何個も勝ってしまって凄いなぁということ。
ジェンティルドンナはシンザン記念からJCまで計6勝。
ゴールドシップは共同通信杯から有馬記念まで計5勝。
カレンブラックヒルはNZTから毎日王冠まで計3勝。
勢いに乗って勝ちまくりそうな馬には逆らわない馬券が必要なようです・・・。
 
※分析データは間違っていないという保証はありませんのであしからず。

   
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