先週の結果分析の分析結果の考察です。
最高ランクであるA評価を受けたものとその後の活躍ぶり?を見てみます。
2011年の芝レースでAランクと評価されたレースは43鞍ありました。
開催場所としては,
中山10,阪神10,京都9,東京9と中央場所がほとんどで,
小倉4,新潟1,函館1とローカルはわずか6鞍でした。
やはり実力馬・素質馬は王道路線といいますか中央場所に集まる感じでしょうか?
クラスとしては,
・3歳未勝利:13
・3歳500万,2歳未勝利:5
・古馬1,000万条件:4
・古馬500万条件:3
・2歳新馬・3歳新馬・3歳OP・3歳G1:2,
となっており,やはり重賞級でA評価を取ることは難しい感じです。
距離としては,
1,200m:4, 1,400m:8, 1,600m:9, 1,800m:5, 2,000m:7,
2,200m:2, 2,400m:4, 2,500m:2, 2,600m:1, 3,000m:1,
となっており。千四~二千の標準的な距離で行われるレースで
Aランクが出やすいようです。
Aランク取得馬の人気では
1番人気:12, 2番人気:6, 3番人気:7 と上位人気馬が多いように感じますが,
4番人気~14番人気で18頭がAランクを取得しており,実績関係なく激走する
馬がいるということですね。激走Aランク馬については深堀してみたいところです。
ペースという点では
1,600mの9鞍の千m通過平均が58.3秒と平均から早めのペースです。
2,000mの7鞍の千m通過平均も58.9秒とやはり平均以上に流れています。
タイムランクAを叩き出すためには,ペースはとても重要な要素ですね。
ちなみに,2,400mの4鞍でも千m平均は59.6秒とこのご時世では早い流れです。
スローの瞬発力勝負が得意な馬もいれば、ハイペースの我慢比べ消耗戦が
向く馬もいます。騎手の方々にはその馬の適性を引き出す騎乗を期待したいですね。
ちなみに激走Aランク馬ということで7番人気以下でAランク勝ちした馬の
その後の戦績について調べてみると、
Aランクレース 勝馬 その後
・福寿草特別 コスモヘイガー 4戦未勝利→抹消
・若葉S ダノンミル 重賞3戦未勝利(皐月・神戸新聞杯・菊花賞)
・500万 カーマイン 3戦未勝利(青葉賞・神戸新聞杯・条件戦)
・3歳未勝利 ライトレール 5戦未勝利
・3歳500万 レッドエレンシア 1勝2着1回、着外3回
・天皇賞(秋) トーセンジョーダン JC2着・有馬記念5着
・2歳未勝利 マウントビスティー 1戦未勝利
思いの外というか結構散々な成績に終わっていますね・・・。
先述したとおりAランクが出るときはほとんどがハイペースとか流れが速いです。
しかしほとんどのレースはスローで流れます。Aランク獲得馬にとって
展開が向かないレースが多いのかもしれませんね。
来期も必要に応じてタイム分析結果を参考にしたいと思います。
今日は東京大賞典ですね。JRA所属馬で決まると思うので
調教をチェックして今年最後の予想をしたいと思います。
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