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ラ・プリマ・ザンザーラ

 急に暑くなって、家のいろいろなところの窓を開け放つようになったから、みゆちゃんは昼寝もそこそこに、外界の観察に余念がない。夜になると、窓から涼やかな風が青草の匂いを運びこんで、初夏のような趣がある。
 昨日は、今年初めての蚊を見た。まだ大丈夫とたかをくくって、庭側の窓を網戸をつけずに開けていたから、そこから入ってきたのだろう。このあいだ、めだかの鉢の水面に大きく育ったぼうふらが浮いていたから、それが羽化したのかもしれない。ぼうふらが小さいうちに、なぜめだかが食べてしまわなかったのか、不思議である。あんまり餌をやりすぎるとそれでお腹がいっぱいになってしまって、わざわざぼうふらを追いかけて食べるのが馬鹿らしくなるのかもしれない。
 昔ちょっとかじったイタリア語では、蚊のことをzanzara(ザンザーラ)というらしい。いかにも、蚊の唸るような羽音が聞こえてきそうな感じがするけれど、それでは日本語の「蚊」は何に由来するかといえば、諸説があって、うるさいという意味の「かしましい」から来たとか、飛ぶ音が「かー」と聞こえたからだとか、「噛む」の「か」だとか、はっきりしないようである。
 ただ、「蚊」という漢字が虫偏に文と書くのは、「ぶーん」という羽音から来ているという。本当か嘘かは知らないけれど、そういう漢字は他にもあって、猫は「みゃおう」と鳴くから獣偏に「苗」、からすは「がー」と鳴くから鳥に「牙」、鳩は「きゅう」と鳴くから「九」だというから、面白い。
 それはさておき、うちの庭には毎年大量の蚊が出るから、夏に向けて、そろそろ覚悟を決めておかなければならない。


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コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント(10/1 コメント投稿終了予定)
 
 
 
漢字って不思議ですね。 (のり)
2008-05-06 19:46:06
ザンザーラ
なんか洒落た車の名前にも聞こえます。
イタリア語って一つも知らないかも…。
昔シシリー島に旅行に行きたい願望あったのになぁ。
 
私も一昨日蚊を見ました。
藪蚊じゃなく少し半透明な褐色の身体をしてました。
そして昨日知らぬ間に毛虫にやられてました。
気付いたら肘の辺りが痒い。
見ると小さな発疹が数えにくい程密集して出来てました。
 
鳥インフルエンザも脅威ですが、
色んな菌を運ぶ蚊も脅威ですね。
最近は益々猫フィラリアも増えてるそうなので気を抜けません。
 
 
 
のりさんへ (千夏)
2008-05-06 22:00:24
日本の車の名前って、デミオとかパッソとかプリメーラとかアテンザとか、AとOで終わるイタリア名風なのが結構多いですよね。

毛虫ですか。私も、山茶花の木にまたチャドクガの毛虫がついたらイヤだなと思って、時々チェックしています。

猫フィラリアって最近聞きますね。うちも気をつけなければ…
 
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