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水仙トイレ

 水仙に毒があることは知らなかった。切花を数本買ってしまったあとで調べてみると、ヒガンバナの仲間で毒があり、ニラと間違えて食べて中毒を起こしたりとか、牧草に混じっていたのを家畜が食べて中毒死したという事件があるらしかった。
 たとえば水仙を挿した花瓶の水をみゆちゃんが飲んだりすると、どれくらいの危険性があるのかわからないけれど、体に悪いだろうと思う。猫というものは、専用の容器に飲み水を入れてやっているのに、わざわざ、流しに溜まった水とか、金魚の水槽の水とかを飲むのが好きで、現に、いま机の上に活けているガーベラの花瓶の水を、みゆちゃんはしょっちゅう飲んでいる(ガーベラについては、調べた限り毒はなさそうだけれど、だからといってその水を飲むのは、あんまり体によくないかもしれない)。
 水だけじゃなくて、水仙は単子葉植物だから、猫草と間違って食べてしまう可能性もあるかもしれず、そうなると致命的だ。みゆちゃんの手の届かない水仙の置き場所を考えたけれど、犬と違って猫は上下方向どこにでも上り下りするから、結局、常にドアを閉めているトイレの中に飾ることにした。
 おかげでトイレは水仙の香りでいっぱいになった。天然の芳香剤みたいである。トイレの定番として、水仙の花はいいかもしれないと思いはじめている。
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