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グルメ?な猫たち

 ホームセンターのキャットフード売り場へ行くと、その種類の多さにいつも呆然とする。基本的なかつお味まぐろ味から、ささみ、えび、かに、鯛に舌平目、サーモン、ホタテ貝柱と、あげればきりがないほどの味の種類の多さもさることながら、名古屋コーチンや焼津のかつおといったグルメ志向のもの、グリル風ビーフのシチュー仕立てなどとまるでレストランのメニューに載っていそうなものまである。
 こうしたキャットフードのラインナップは、猫かわいがりしたい飼い主の気持ちに訴えるためのものかもしれないが、猫が多少なりとも味にうるさいことも事実である。実際私のまわりにいる猫たちは、それぞれに好みが違う。
 ドライフードと猫缶が主食のみゆちゃんは、人の食べているものにはあまり興味がないのだが、かつおだけは別である。庭で遊んでいても、出し用の削り節の袋を見せるとすぐにとんでくる。削り節をしまってある戸棚の扉を開けただけで寄ってくるほどだ。そんなであるから、人間の晩御飯にかつおのたたきを出したときのみゆちゃんの眼光の鋭さは、すさまじいものがあった。そのほか、ささみと卵が少々気になるようで、油断しているとテーブルの上の皿をぺろっとやられたりする。
 ちゃめも基本的にはあまり人間の食べ物に興味はないが、カニカマだけは好物で、よくちゃめびいきの父にねだってもらっている。
 みゆちゃんやちゃめにくらべて、ネロの好みはずっと幅広い。魚、鶏肉、ハム、野菜まで食べ、とくに鰹節のかかったほうれん草が大好きで、人間の一人前くらいはぺろりと食べてしまう。人間の食べ物に関心が大有りであるから、食事の時には食卓に上って大変である。
 そんなネロとは反対に、デビンちゃんはキャットフードと牛乳だけ。お刺身を鼻先へ持っていっても見向きもしない。まあそう言わずおいしいから食べてごらんと執拗に勧めると、ぷいと顔をそむけ、うっとうしそうに向こうへ行ってしまう。そのくせ夏の夜には時々蝉なんかを捕まえて食べたりしているから、猫の好みってわからない。


※こちらもどうぞ!(バックナンバー)
ネロの食い意地については、「つい出てしまうにゃんこの手
蝉の味については、「エビの味


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