あみたろう徒然小箱

お気に入りのモノに囲まれ、
顔のつぶれたキジ猫と暮らせば、あぁ、極楽、極楽♪

小さな夏がいる生活、ふたたび

2016-01-03 | 花・花・花


お正月だというのに、小さな夏がいます。

あれは一年前の冬のこと、夏の花「ニチニチソウ」が満開でした。
それをUPしたのは2014年12月半ばのこと。
そのニチニチソウはもともと元気な苗だったこともあって、
この部屋には、たくさんの花が派手に咲き乱れていました。
それがこの記事です。

調べてみたら、冬越しさせるとニチニチソウの幹は木質化し、
一本の立木仕立てにすることも可能と書いてあるサイトがあって、
あわよくば立派な立木にして楽しもうと考えていたのでした。
が、しかし、私の園芸の腕ではとうていかなわなかった。
記事をUPしてほどなく極寒期がやってくると、
暖房をしない夜中には14、5度に室温が落ちてしまい、
さすがに元気がなくなって、2月にはショボショボ、
「もうお別れです」と萎れてしまいました。

我が家の2つのベランダのうち、
南ベランダは物干し場、南西ベランダは園芸用になっています。
南西ベランダは毎日食卓から眺めることができるので、
ついつい力が入ってしまうというわけ。
育てた鉢植えを眺めながらの食事タイムが大好きです。


一番窓際の席はここ。時にはここに移動
とは言え、真夏の南西ベランダは鉢植えにとって過酷な環境で、
降り注ぐ南の太陽に次いで強い西日が降り注ぐという、
植物にはかなり気の毒な状況です。
そこで夏には、元気で丈夫なニチニチソウを植えるようになりました。
秋も只中になって観葉植物は室内に取り込む頃になると、
ベランダのニチニチソウは疲労感を漂わせます。
まだまだ、咲いている花もあるし蕾もたくさん付いているというのに・・・・。
そこでつい、南西のベランダの内側、大窓のすぐそば取り込んであげることに。


咲き始めるときの花はとてもロマンティックな形

開ききった花にも健気な可愛さがある
途端になんという豹変ぶり。
「あらま、この環境すばらしい! いまは夏かしらん?」と驚き、
心機一転咲き乱れるというわけです。
何しろ南西の大きなガラス張りの部屋は、
冬でもドレープのカーテンで日光を遮るほど、それはそれは暖かいのです。

今年入ってきたのはオレンジと白です。
かつてはあまりに単純な花形だからと気にも留めなかったニチニチソウ。
花の少なくなった冬にじっくり見直してみると、実はこんなに可愛いのですね。
離れ落ちている花を夜のライトに透かしてみると、また違う表情です。

夜の灯りに透ける花弁はどことなくはかない

そんなわけでしばらくの間、うちには小さな夏が滞在中というわけです。