「道後温泉」に行ったなら
ほんの先ほど現役の公衆浴場として全国で初めて重要文化財に指定されてる
「道後温泉本館」でぽかぽかになってるけど
やっぱり、ここにもはいっておきたい…と心から思えるのが
「道後温泉別館 飛鳥乃湯泉」
ここ、平成29年オープンととても新しめ
中庭の足元には
蜷川実花さんの鮮やかな花や植物の作品が一面に広がっている…
映画「さくらん」が心に浮かぶ
映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』も…
中学生のとき「人間失格」を読んだときのことが思い出される
あまりにも、強烈だったので
だって、あまりにも私に似てるところが多かったから
まあ、そんな話は置いといて
「人間失格(しっかく)」ならぬ「人間せっかく」ここまで来たなら、やっぱり浸かっておきたいと
もう建物がファンタジーっぽくて
まるで「夢と魔法の国」っぽい
ディズニーランド、もしくは、まさに、その類の映画にも、でてきそうな建物で
なんでも道後温泉が聖徳太子の来浴や斉明天皇の行幸などの物語や伝説が残る日本最古といわれる温泉と言われていることから、飛鳥時代の建築様式を取り入れた建物だそうで
屋根の上には、道後温泉のシンボルである塔屋があって
中庭は、聖徳太子が道後温泉に来浴された際、残したとされる「湯岡の碑文」に、「神の温泉を囲んで、椿が互いに枝を交えてしげりあい、椿の実は花びらを覆って温泉に垂れている」と描かれている当時の様子を「椿の森」として再現されてまして
その森の「つばきばし」
その横には
「聖徳太子 道後温泉碑」
噂では…噂では…小学生の頃の私の憧れの人(だって、1万円札に描かれていましたからね…)聖徳太子も、この道後温泉に浸ってたらしいから
椿の森にある「湯玉石」
もちろん、お湯をかけて祈願しましたがな
そう、手前の池が源泉が湧き出ている温泉になってまして…
「どうご…もとい…どうか、たいしたことの起きない穏やかな日々が続きますように」と
さてさて、この「道後温泉別館 飛鳥乃湯泉」
夜になるとファンタジー感がライトアップで倍増する
まるで、アニメにでてくる感じ…ファンタジー要素満載
心の穢れた私には、遊郭っぽくみえちゃう…
仮に遊郭だったとしても、そこは大人のファンタジー
蜷川実花さんの鮮やかな画もライトアップで映える!映える!!
インスタ映えとは、まさにこのこと
あ、これ、インスタじゃなくてブログですけど
ちょうちんも色が鮮やかに映えて
蜷川実花さんの画に溶け込んでいる
こうなったら、光に吸い寄せられる虫のように…笑
さてさて、入場のシステムは
2階利用は、大広間、個室、特別浴室の利用のコースがあって
90分といった時間制限があって千円を超えるスーパー銭湯なみのお値段に
特別浴室だと1600円ちょっと
まあ、ゆっくりするのは、今夜宿泊する「道後グランドホテル」でくつろげばいい訳だし…と思って、入るだけの610円で
なんでも、ここ道後温泉本館と同じく、全国でも珍しい加温も加水もしていない源泉かけ流しの「美人の湯」を満喫できるよう…楽しみ!楽しみ!!
さらには「道後温泉本館」にはない露天風呂もあるみたい…これで、身体が冷やせるし、何度も温浴が楽しめそう…楽しみ!楽しみ!!
さらに、内湯の壁面は砥部焼の陶板壁画が使用されており、こちらは山部赤人の和歌をテーマに、いさにわの丘から望める伊予の高峰・霊峰石鎚山を表現
さらに、先端のアートとのコラボレーションとして、プロジェクションマッピングが壁面に投影されるらしい…めちゃめちゃ楽しみ!!
さて、入ると
正面には書家の紫舟さんの作品が飾られており
これ描かれているんじゃなくて
ほら、紙から浮いてる…
階段横には畳を組み合わせたようなソファーがあって、ここで待ち合わせできちゃう…
感想を一言でいえば、清潔感満載!!
もうご機嫌モードで
浴槽に向かえば
みなさん、光に群がる虫のように吸い寄せられてきたのでしょうか…
凄い人で、服を脱ぐにも誰かとぶつかる感じ…
もう大混雑なのよ!!
内湯…美人の湯と言われる源泉が並々と…溢れんばかり…これは、めちゃよかったんですが…さらには「道後温泉本館」の「神の湯」の倍以上の広さがあり、それもよかったんですが…やっぱ熱いの!とにかく熱いの!!
プロジェクションマッピングが始まるまで、ほんの10分間くらい浸かろうと思っても、熱くて無理!
当然、気になるのが、外の露天風呂
これ、思っていたより狭いの…
人で、溢れんばかり…当然、温泉も溢れてるけど
もう、体操座りしても、絶対に入れない感じ…
私が幼児で、身体が小さかったとしても、入るスペースは見当たらない程
内湯が熱いので、みんな露天を狙うけど、もうぎっしりで、とてもじゃないが入れないのよ…
内湯で1分くらいの入浴を何度か繰り返すつつ、二度目のプロジェクションマッピング
最初は「凄ーい!!」と思ったけど、2度目は飽きつつある私
身体を軽く洗って、あ、ここはシャンプー、ボディソープなども備え付けでありまして…石鹸等をもっていかなくても大丈夫…それはありがたい…
でね…ふと、露天風呂をみると、ラッキー、明らかに一人分、入れるスペースが…
その横隣、一人分だけ空いたスペースが…
その横で、体操座りで小さくなって…浸かっていたのは1分ほど…
で、露天風呂から出るときも、ゆっくりと、お湯が、跳ねてかかったりしないように、細心の注意を払って慎重に…
振り返れば、実に不自然だった…
熱めの湯に浸かったのに…熱めの湯に浸かったのに…熱めの湯に浸かったのに…
冷や汗掻いて退館…
久しぶりに背中の模様が語る、顔をみればこわもての方に大接近…汗
ファンタジーぽい気持ちで入浴しにいったのに
任侠映画っぽい世界観を3D映画のようにリアル体験し…
ほんと、あんなにカラフルな模様が描かれてる方、久しぶりにみたような…
以上、「仁義なき戦い 道後冷や汗篇」
でございました!!
「道後温泉別館 飛鳥乃湯泉」を出てからは
「道後温泉別館 飛鳥乃湯泉」を後にしてからは
冷や汗掻いてたことを忘れて
高倉健さんのように、肩で風を切って
道後の繁華街を歩いた私なのです…
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