新・日記どす(DOS)

写真は「ビートルズ」のヘルプごっこ(笑)~音楽からB級スポット訪問記まで、幅広くいろんなことを…笑いをこめて…綴ります~

京都は…嵐山公園と…渡月橋と…

2019-10-04 19:53:51 | 歴史史跡
クソ暑い…クソ暑い…
に重ねて…めちゃめちゃ
蒸し暑い…
京都は…嵐山…



天龍寺を北門から抜けると…


そこに広がるは
見事な…竹林…




まるで
「かぐや姫」がみつかりそうな…


(…といっても…悲しいかな…目線は「竹取の翁」なんですけど…汗)



「かぐや姫」がみつかりそうな…
「かぐや姫」がみつかりそうな…
「かぐや姫」がみつかりそうな…









嵯峨・嵐山の「竹林の道」を抜けると…


嵐山公園(亀山地区)にでまして…



そこには
小倉百人一首の
石碑が…あちこちに…ゴロゴロと…





国語科の教員の私としては
興味津々…
アドレナリンの分泌量増大!!


叶うなら
全ての石碑を写真で撮っておきたい…

まず見つけたのが
拾遺集からのこの1首











「滝の音は絶えて久しくなりぬれど 名こそ流れてなほ聞こえけれ」


大納言公任さまの和歌ですね…


和歌の意味は…


滝の音は聞こえなくなってから長い年月がたったが
音の評判だけは世間に流れて 今もなお聞こえているなあ



思えば…このブログも
ここ数日書き綴っていなかったけど
それでも…このブログに遊びにきてくれてる人が多くいて
めちゃめちゃ嬉しいな…

…みたいな思いが
この和歌のことを書き綴っていると…感じられて…


「名こそ流れてなほ聞こえけれ」といっても


…このブログ…
そんな…たいそうなブログではまったくありませんけど…











「嘆きつつ ひとり寝る夜の 明くる間は いかに久しき ものとかは知る」



右大将道綱母の和歌ですね



和歌の意味は…


嘆きつづけてひとりで寝る夜の明けるまでの時間はどんなに長いことかご存知でしょうか





若い時に
こんなふうに女性に思われたかったもんだ…苦笑










「八重むぐら茂れる宿の寂しきに 人こそ見えね秋は来にけり」



恵慶法師さまの和歌


これって
私が高校生…
百人一首を覚えたての頃

「八重むぐら」「80匹のもぐら」だと思ってたことを思いだす…


ああ、あの頃の勘違い…
穴があったら入りたい…苦笑
(もぐらの掘った穴が…あるかも…苦笑)













「あはれとも いふべき人は 思ほえで 身のいたづらに なりぬべきかな」


謙徳公さまの和歌



和歌の意味は…


わたしのことを大切に思う人はもういない
わたしはこのまま、死んでしまうのでしょうよ


愛してた女に裏切られても…
でも、生きてればいいことがある…
また…すぐにでも…いい娘をみつけに行こうよ!!

と…時空を超えて???謙徳公に伝えたい!!…笑


と和歌の石碑に囲まれた中で


石像が一つ…










この方

津崎村岡局さん!!


百人一首の世界とは
まったく関係のない
津崎村岡局さん!!

幕末の女傑ですね!!
石像では…
めちゃめちゃ人のよさそうなオバアチャンですが…


近衛家の清少納言と讃えられ
天皇家と主家近衛家のために働き
安政の大獄で捕らえられた
そんな激動の半生を送られた感じは
石像からはまったく伝わってきませんが…








晩年は
郷里である北嵯峨の「祥鳳山直指庵」で余生を過ごし
「嵯峨の慈母」と称されたそうなので…
その時のお姿なんでしょうね…


女性なので
せっかく石像になるなら
若い頃の方がよかったんじゃないかと
津崎村岡局さん目線で石像を眺める…




さてさて

そう、周りには
百人一首の石碑だらけ…でありまして…



























「逢ふことの絶えてしなくはなかなかに 人をも身をも恨みざらまし」

中納言朝忠



「恋すてふ わが名はまだき 立ちにけり 人知れずこそ 思ひそめしか」

壬生忠見


「逢ひ見ての のちの心に くらぶれば 昔はものを 思はざりけり」

権中納言敦忠





それにしても
和歌を詠む男って
どーしてこんなに女々しいんでしょう!!



そんな女のことなんか忘れて
また…別のいい娘をみつけに行こうよ!!



と…時空を超えて???
中納言朝忠さんに
壬生忠見さんに
権中納言敦忠さんに
伝えたい!!…笑


と思いながら歩いていると
またまた…今度は
銅像が目に留まる…



銅像だけに…
どうぞ…どうぞ…と誰かに背中を押されたわけじゃないけど…
近寄ってみれば


この銅像は

角倉了以さんの像











はじめまして…の方でした…
残念ながら
この方も百人一首には…なんの関係もないお方でした…


なんでも
京都の豪商…
朱印船貿易に従事したり
京都の水運を開発するなど
治水土木事業で貢献したお方のようです…


この方は
女性にふられても
いつまでも未練を残しているような
中納言朝忠さんのような
壬生忠見さんのような
権中納言敦忠さんのような
女々しい方だったかどうかは知りませんけど…


像では…銅銅と…もとい…堂々としてますなあ…




さてさて
話を百人一首の石碑に戻して
もうちょっと
嵐山公園を散策してみたい気は残っていたものの
いかんせん暑すぎて…ムシ暑すぎて
クソ暑すぎて…
これ以上、石碑探しでウロウロしてると
熱中症の怖れあり…


脱水気味で…へばってきたところで
この看板が目に入ったので…



私は…この場を…サル!!







あ、ここ、大爆笑のところですよ!!



さてさて向かった先は…というと



渡月橋…











渡月橋には

なんか…倉木麻衣さんが待ってるような気がして…???
なんか…倉木麻衣さんが待ってるような気がして…???
なんか…倉木麻衣さんが待ってるような気がして…???

(熱中症による幻覚症状でしょうか…)



いや
倉木麻衣さんがいないとしても
名探偵コナンがそこにいるような気がして…
名探偵コナンがそこにいるような気がして…
名探偵コナンがそこにいるような気がして…

(これも熱中症による幻覚症状でしょうか…)

渡月橋に駆け付けてみれば








飛び交う!飛び交う!!
けたたましい
中国人たちの声…


せっかくの
京都…
趣のある…渡月橋…
倉木麻衣さんのような京美人が佇んでいると思ったのに…
じゃなければ…スケボーに乗った少年が行き来してると思ったのに…





京都なのに
まるで中国…みたいで…泣…






いや…待てよ!!
ここは、わびさびの風情のある京都嵐山だと思うから
がっかりするんだ…


ここは逆転の発想…
いっそのこと
ここが中国だと思えばいいんだ
…笑






この風景をみて
飛び交うけたたましい中国人の声をBGMに

心の中で無理無理浮かびだしたのが



李白の
この漢詩…


故人西辞黄鶴楼
烟花三月下揚州
孤帆遠影碧空尽
唯見長江天際流



この川は…長江ではないけれど…

この風景はどことなく
中国っぽく感じられる!感じられる!!…笑





京都にいながら中国旅気分…苦笑








さてさて
そんな中国のような嵐山の旅の思い出を振り返ってみると…




一番幸せだったのは

渡月橋近くの
冷房のよく効いた
冷房のよく効いた
冷房のよく効いたカフェでいただいた…




このスイーツ…






もし…渡月橋で倉木麻衣さんをみかけたとしても???
もし…渡月橋で名探偵コナンをみかけたとしても???



この幸せには…絶対勝てない!!


渡月橋近くで
抹茶ロールに出会えてよかった!!!…笑












おまけ…
渡月橋周辺には
倉木麻衣さんも…
名探偵コナンも…みかけなかったけど…
こんなの…いましたよ…笑












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