斎宮歴史博物館での
開館35周年を記念した春季企画展
「源氏物語と斎宮―王朝のきらめき 光る君の栄華―」
に行く…
この展示、源氏物語の資料から源氏物語のある登場人物が、神宮に仕えた「斎王」がモデルになっているとのことで
源氏物語を読んだことのない…
源氏物語は、漫画「あさきゆめにし」でしか知らない私も、興味津々
主だったものは写真撮影不可だったこの展示
史料に目を通していくと
源氏物語に登場する六条御息所(ろくじょうのみやすどころ)や秋好中宮(あきこのむちゅうぐう)は、この斎宮の地で斎王を務めた実在の女性がモデルらしいんだな…
撮影可だった
「源氏物語図色紙貼交屏風」
野宮図
金箔を貼って雲をかたどった金雲を散らした中に、桐壺、若紫、野分、賢木など6場面を描いた
「源氏物語図屏風」
野分では秋好中宮の御殿が描かれているよう
光源氏が愛した女性のひとりが
六条御息所
六条御息所は亡くなった皇太子(東宮)との間にできた娘として
姫宮がいた…
姫宮は朱雀帝即位の際に伊勢神宮に仕える「斎王」になることに…
六条御息所は、「斎王」となった姫宮とともに斎宮へ赴いた…
さて
京都に戻った前斎王であった姫宮は、母の六条御息所の死後、
光源氏の養女として冷泉帝の妃となり
「斎宮女御」と呼ばれ、のちに中宮となり
「秋好中宮」の名で知られることに…
この源氏物語に出てくる六条御息所と秋好中宮が、
実在した、斎宮の斎王「徽子女王」がモデルになっているようなんだな
徽子女王は斎王退下後、村上天皇へ入内し、規子内親王を出産する
その徽子女王は、前斎宮であったことから、源氏物語の「姫宮」と同じように「斎宮女御」と呼ばれていたようで
その後、成長した娘の規子内親王も伊勢斎王になるんだな
徽子女王は娘の規子内親王とともに斎宮へと…
こうして実在した徽子女王、娘の規子内親王が
「源氏物語」の六条御息所と秋好中宮のモデルになってたことが分かって
なんか、今まで知らなかった知識を一つ得て、賢くなった気分…
さてさて、源氏物語では
「夕顔」に生霊として
光源氏の正妻「葵の上」にも生霊として
とりついた「六条御息所」
六条御息所の死後は
「紫の上」「女三の宮」に死霊として
とりついた「六条御息所」
「さ、いおう(斎王)」もとい「さ、異様」な感じですけど
光源氏に冷たくされた
「腹いせ」に…そう「はら伊勢に…」
だったんでしょうか??
こんなしょーもないオヤジギャグではさすがに終われないので
ここで、思い切って告白しよう!!
私が、源氏物語に出てくる女性たちで
一番好きなのは
「六条御息所」が死霊として、とりつかれた「紫の上」なんだな
源氏というどうしようもない人間に一途な深い愛を捧げた「紫の上」
若い頃…めちゃタイプだったのよ!!
以上、高校生の頃、光源氏に憧れるも…全然なれなかった
要はモテなかった…今では、頭頂部が…光ゲンジのオジサンの独り言でした