2021年6月の頃…
この時は、もう何度目か忘れちゃうほど出された…緊急事態宣言中でして…でも今まで出されてた緊急事態宣言と違うのは…
誰が思いついたか知れないけど…お店からのお酒の提供禁止…
なんか、お酒に新型コロナウイルスが混ざっているんじゃないかと勘違いしそうなほどの令和の禁酒法…???
要は、お店でお酒が呑めない…
ということは、私が、もう何度も出没している(熊か!)今池の…もう何度も出没している(熊か!)得三でも…お酒が呑めない…
JRで、地下鉄で…要は公共交通機関でアクセスする得三で…私…呑まなかったことは、ライブの主催者として、仕方なく軽四でむかった…笑…時以外には、まったくないことで…要は、お客さんとして行ったときには、呑まなかったなんてことはなかったことで…
得三では…はじめて
ニセモノのビールを呑んで…要は本物のお酒を呑まなくてお客さんとして行くライブは初経験!!
その令和の禁酒法のときに、木村充揮さんのソロライブ!!
呑めば呑むほど…エエように聴こえる…(笑)木村充揮さんのソロライブを飲まずに体感!!!
まあ、結論から言っちゃえば…
木村さんの存在自体が…お酒のようなものでした…
酔えるブルージーな濁声…そして…ときには酒ぶ!酒ぶ!酒ぶ!…もとい…叫ぶ…シャウトする!!
MCはオヤジギャグ満載で…とことん…ふ酒て…ふ酒て……もとい…ふざけて…(笑)
お酒がないのに…もう楽しい!楽しい!そして、ほろっとさせる歌は…な酒に…な酒に…もとい…なさけ(情け)に沁みる!!!
ではでは、さっそくお酒がなくても酔いしれた、木村充揮さんのソロライブのライブレポをば木村さんのライブ同様…だらだらと…(笑)
この日は、緊急事態宣言中、そのため、得三も夜8時で完全閉店…その影響で、ライブスタートも、早めの6時スタートに変更されていました…
でも、木村さん…明らかに5分は遅れてる時間にステージにのそっと登場…
木村さん、開口一番「出てくるの?早い??」
「遅い!」「遅い!!」とお客さんに言われながらも、控室で…すでに…ちょいと嗜んでるのがよくわかる…笑
さらに、ステージで、ググッと吞んでる木村さんの笑えるこの一言…
「これ、ソフトドリンク…(笑)…」
そして、この昭和の人にしか伝わらない
「ようこそ、ここへクッククック…笑…好きにやります…だらだらやります…みなさんも好きなように楽しんでください…」
いつもの口上…
お客さんを眺めながら
ちょびちょびソフトドリング???を呑んでるのは…
よくみる…笑…いつもの木村さん!!
ソフトドリングよりもソフトクリームやな…クリームといえば、クラプトンさんのことですか…とボケた後には…
「そんなん、エーから、はよ、歌え!とツッコんでくれ!!」とお客さんに叫んで…
「これで終わったらオモロイな…」と
お客さんを眺めながら
ちょびちょびソフトドリング???を呑んで
「おかわりー!」
もう、まだ何も歌ってないのに…得三が木村ワールドに包まれる…
…と
突然…唄い出す…
まずは…外国のブルースから…
…なんて唄ってるのか…未だによく分かんないけど…
…これが…また身に滲みるんだな…
そんな…スローなブルース…
さらに
間髪いれず…
自然に手拍子したくなっちゃう
「俺の村では俺の人気者」
お客さん、お酒がなくても、盛り上がる!盛り上がる!!
次の曲は…
またまた
…なんて唄ってるのか…未だによく分かんない…笑
外国のブルース…
わけの分かんない英語の唄
歌いながら「わからへんやろ!」と言葉を添えたり…
抑揚をつけたり
歌いながら独特の「間」をとって惹きつける
唯一無二の木村ワールド全開
静かに歌っているかと思えば
突然大声を出して
「ちょいとびっくりするやろ!!」
してやったりの表情
さらに、その流れで
「ゲゲゲの鬼太郎」のサビを歌って
これで、歌うのを唐突にやめちゃう木村さん…
すると、木村さん、なんでなんの反応もしてくれへんの?と逆にお客さんを煽って、再度歌い出す
「ゲゲゲの鬼太郎」
ここは2021年バージョン
♪おばけにゃ学校もコロナも何にもない~
もう木村さんが歌ってるその表情が「ゲゲゲの世界」…(笑)
♪みんなで歌おうゲゲゲのゲ~
とリフレインすれば、お客さん、みんなが歌う「ゲゲゲのゲ~」
そして
「ハッピーソング」
真島昌利さんのカヴァー曲
知らず知らずのうちに口ずさみたくなるような、また口ずさんでると元気が湧いてくるような素敵な1曲…
ふと、この歌を初めて聴いたのが、ウン十年前の「春一番」、木村さん以下大勢のミュージシャンが廻して歌ってたその場面が思い出されて…気持ちも若返ってきたような…といっても30代くらいに…苦笑…ですけど
歌い終えて、木村さん
「ハッピーといえば、なんで祭りのときは、はっぴ(法被)きはるのかな…」とスベッタオヤジギャグを一言添えて
奏でるギターは演歌のフレーズ
歌うは
美空ひばりさんのカヴァーで
「悲しい酒」
これが、予想を裏切って、熱唱!熱唱!!
まさか、緊急事態宣言中の禁酒法??で、お店でお酒が呑めないからの、この曲の選曲(悲しい酒)ではないとは思うんですけど…
熱唱!熱唱!!
歌の1番を歌い終えた間奏のところでは
「泣ける人は泣いてやー!泣くとこ、ここしかないで…」と
言葉を添えて、2番も熱唱!!!
おそらく天国の美空ひばりさんも拍手喝采!!スタンディングオベーションの「悲しい酒」でした…
もう一曲、美空ひばりさんの歌をと
「ひばり言うたら奈良のライブハウスで、ひばりヒルズってあるんやけどな…」
「それは、 ビバリーヒルズ!!」
とお客さんにツッコんでもらって、木村さんめちゃ嬉しそう…
「好きにやります…金返せって言われても金返しません!!」と笑いながら、ちびちびとソフトドリンク?を飲んで
お客さんから「ブルースを」の声が飛べば…
「ブルース言うたら、香港の…」と言いながら「アチョー!!」と奇声をあげて「ブルース・リー」やないか!!一人でボケツッコミして楽しそう…
ひばりさんのこの歌いいね!…それは値段の高いこと…いい値…
誰か止めてーな…
もう木村ワールド満開で…
さてさて
歌い出す、美空ひばりさんの名曲
「りんごー」
「りんご追分」かと思いきや…
♪りんご~みかん~!!
それは、あかんやん!とか言われながら
「そうか、そうか、そうかと言われたらせんべいやな…」
ちゃんと歌え!とツッコむお客さんに、いろんな人がいますね…と口にしながら
♪津軽娘は泣いたとさ~と再度歌い出したかと思いきや…
♪りんご~みかん~!!…このギャグを再び…
そして、間奏ではなにやら台詞を語りだす…木村さんの一人芝居…(笑)
「東京さ行ったおっかさんが…♪つがる~」
と歌い出したところで、唐突にやめて
「これで終わっとくわ!!」…(笑)
「Lets it Shine On」(陽よ、昇れ)
自然発生する手拍子!!
聴いてて元気になれる歌!!
つい口ずさみたくなっちゃう!!
最後はわざと音を外して、爆笑を誘い…
続いては、魅惑的なサウンドを奏でながら、♪オー~となんやら歌い出したと思ったら、これまた唐突に「はい!」とやめて…
またまた、ちびちび呑みだす…木村さん!
元気よく「おかわり!!」…(笑)
「好きにやりますんで、飲むとかトイレとか、どうぞご勝手にどうぞ…タバコは、ステージでは照明効果で吸わなあきまへんねん…僕はすいたくないけど…すいますわ…(笑)…だらだらやりませんで…すいませんね!」
と言いながら吸ってる木村さん…(笑)
「僕の彼女を紹介します…タバコ…そんなこと、僕はシガレット…」
常套句のこのオヤジギャグを言葉にして、嬉しそうな木村さん…
「何を歌おうかなと、いろいろ考えてるねん!…考えるのはオーストラリアに…」
「カンガルー」とお客さんにツッコんでもらってうれしそう…
そうそう、この日は有観客&配信も行ってる得三でのライブでして…カメラを意識して、木村さん
「こんな感じでダラダラやります…(笑)」
「僕はただのアイドルさ…でも街にはアイドルよりもアイフルでいっぱい…」
もうオヤジギャグの海で溺れそう…
「今日は、何言うかわからへん!ボーっとしてたりしてな…ボーっとは競艇か!!」
もう次から次へと浮かび上がるオヤジギャグに一人ツッコミ…
今世紀最大の名曲を歌います…と言いながら
コンセーキ…ってコンソメスープに似てるやん!!と次から次にボケながら
「みんな全然つっこんでくれへんねん!!マスクしてるからか??飛沫(ひまつ)いうたら、暇(ひま)にしてますねん!暇にしてたら曲でも作りなって人は言うけど、作る気になれへん!…三宅伸治さんは、アホみたいに作っとるけど…」で、そんなとき、ふと思って作った曲を…と
この曲、歌うのは2回目だそうで…
といいながら「得三は、2階やな…間違えんとかいっても誤解もあるやん!やっかいな…」
「かい」の韻を踏んだオヤジギャグの連発で、木村さん「カイ」調!!「カイ」調!!…(笑)
さてさて、ギターで奏でだすも…ちゃうなあ…ちゃうなあ…と曲調を確かめながら奏でる木村さん…
お客さんからの「インストか!」のツッコミに
「これイントロ、中トロもあるでー笑」
しっとりとしたブルースのサウンドで
♪街を歩けば みんなマスク テレビをみれば いつもコロナ いつまで続くの~
実に自然体な直球の歌でした…
変化球の多い木村さんなので…たまにこういった直球を放り込まれると、手も足もでない感じになるお客さん…
「煙草を吸ってるから煙草の歌を歌おうかな…よしよしいくぞー」
とか言いながらも、その後もオヤジギャグ満載、一人ボケツッコミのMCは、下手なお笑い芸人よりもウンとおもしろい…
「どすこい言うたらすもうか…ぼくと一緒にすもうか…」
お客さんの「はよ、歌えー!」の声には
「もっとしゃべったる!!」
とか言いながら煙草をプカプカプカ…
煙草を吸いきって、煙草に向かって
お前とも、もうお別れや!指先が熱いなー、恋というのは熱いのやー!
と語って
ブルースフィーリング満載の
「プカプカ」
いやあ、いいねえ…突然大声で怒鳴ったりと…緩急つけて…さらに♪スイングが好きで…と歌えば…なんだかスイングというよりも、リズムがアフリカンダンスみたいな感じで…
曲のラストは
「とめんかい!!」
そして
「どないしてくれるねん!」…とお客さんにいい放つ!!
もう木村節、炸裂で最高!最高!!!
私と目が合って、ギターのピックをもってる??と尋ねてくるので「もってへん」と応えたら
「俺もてるねん!!…(笑)」
レパートリーが多すぎて…何を歌おうかな…と言いながら客席をみて「シーンやな…」
そう言ったら、タイガージェットシンと、ツッコんでくれないと…(笑)
「タイガー&ドラゴン」
めちゃめちゃかっこいい!!
まるで木村さんの持ち歌であるかのような
情念が…ストレートに伝わってくる!!
これまた
♪俺の話を聞け~
のシャウトというが、ドスのきいた叫びが
めちゃハマってる!!
歌い終わって木村さん
「阪神と中日の歌でした」と…笑わせる!
「You Belong To Me」
しっとりと木村さんが
唯一無二のダミ声で歌えば
もう、そこは木村さんの世界…
ジャズテイストの曲を
唯一無二のダミ声で聴かせてくれる…
さらに…
しっとりとした歌は続く…
「La Cana」
木村さんの「天使のダミ声」が響き渡る…
木村ワールド全開で…呑んでなくてもええ感じで楽しませてくれる…
木村さんは、ソコソコ酔ってる感じだけど
唯一無二の濁声は健在で、どこまでも優しく聞こえてくる
歌い終えたら急に世界観を変えて
♪田舎のバスは おんぼろ車 でこぼこ道を ガタゴト走る~
…と4小節ばかり歌った後は
「おそうじオバチャン」
…思えば…木村さんは憂歌団は大須のエルに出入りしてた頃から、憧れの存在だったので…
…もう気持ちは、すっかり20代!!…(嬉)!!
歌い終えて、木村さん、何かリクエストがないか、客席に尋ねる…
「素敵なあなた」「嘘は罪」などのリクエストの声が飛ぶも、言わせるだけ言わせておいて、それに、スベるようなボケをかまして、木村さん、一人高笑い…
で…「何を歌おうかな…ケースバイケースやな…なんとかなるもんやな…」と客席に聴こえる独り言…
そして
「大阪でも名古屋でもワーワーと言ってるけど、楽しくて、今元気なら、ええやん!…今(いま)はリビングやな…イマバウアー(イナバウアー)言うてな…」
もう、舌好調な木村さん…客席ウケようが、滑ろうがお構いなし…
お酒…もとい…ソフトドリンクのおかわりをしながら、煙草をふかしながら…
「リクエストは「素敵なあなた」と「嘘は罪」のどっちがいい??」と客席に問いかける木村さん!
「嘘は罪」の声が多く上がると…木村さん
「じゃあ、「素敵なあなた」で…」とお客さんを手玉にとって楽しんでる木村さん
「さこ大介さん、その人と出あって、向こうの曲に日本語の詞をのして…のしてって、えっ?封筒…ふーっと思っただけやん!」
もう、とことん舌好調な木村さん!
でも、客席全然ウケてないと…
最前列のお客さんと目を合わせて
「あかんかー!お前のせいやー!!」…さすがのこの一言には、お客さんも大爆笑
でも優しい木村さん
リクエストに応じて
「嘘は罪」
ジャージーな世界観だけど木村さんが歌えば、そこは木村さんの唯一無二の世界観が広がる!広がる!!
ただ、この歌、めちゃお酒が呑みたくなる!!
でも、この日の得三は
令和の禁酒法…???
要は、お店でお酒が呑めない…
「う!それこそ、罪やないか!!」と新型コロナウイルスに、その国の施策に愚痴りながら、ニセモノのビールをぐいっと…苦笑
今度、木村さんに「ウイルスは罪」って曲を歌って欲しいぞ!なんていったしょーもないことを思いつきながら耳を傾ける…
そして、とことん優しい木村さん、もう1曲リクエストされた
「素敵なあなた」
ジャズのスタンダードナンバー「Means That You Are Grand」を分かりやすい日本語で…
これが、めちゃいいんだよな…もう…木村さんが歌えば、カバーを超えて、木村さんのオリジナルのようにしか聞こえない…
この夜で、一番心に沁みた歌を挙げると、この「素敵なあなた」だったかな…
ホント感動的な1曲です…
歌い終えて
木村さん
今日はどうもおおきに…と声に出して、ライブもいよいよ終盤戦…
緊急事態宣言中ということで、得三の閉店時間は夜8時…
「もう、時間とか言うてな…フランスのサッカー選手や…」
「それ、ジダン!」お客さんにツッコんでもらって嬉しそうな木村さん
その後は
しっとりと
「星に願いを」
でも、間奏では、「うん!これからや!みんなこれからや!」と元気づける件でも、そう言いながらも「うん!うん!うん!おさむちゃんでーす!」
笑いを挟むことも忘れない…(笑)
で、歌に戻ればまた、しっとりと…
そして高校生の時
初めて聴いた時から
「虜」になった…
女の子に振られた時…
仕事で…落ち込んだ時…
この唄を聴けば…元気がでてきた
「嫌んなった」
…で本編終了!
UNの声援に、もうそのままステージに残ったまま…
それは、おそらく閉店時間を気にしてる…(笑)
「あ、アンコールですね!!やります!!楽しいのが1番ええんや」と言葉にしながら一杯のんで、何を歌おうか考えてる木村さん
得三には8月に三宅伸治さんに誘われて、またやってくるとの告知を挟んで
「8月までは、僕、オリンピックで忙しい」と大爆笑の一言を
大爆笑の中、ギターを奏でて
「きれいな音やな、自分の奏でる音に酔うてしまうな…音響のおかげやな…おかげといえば、みんなのおかげでハゲになってしもうた…」
と帽子をとる木村さん…
「これは、特別な鬘」というも
私、思わず「LEDやん!」とツッコんでしまった!!
それに対して木村さん「AKB」とか「NHK」とか、3文字のアルファベットを思いつくまま連呼して
名曲???「チューリップ」を途中でやめることなく最後まで演奏しきっちゃう木村さん…
そのままの流れで
「ケサラ - Che Sara」
イタリア語「ケ・セラ・セラ」の略…
なんとかなるさの意…
♪海を見てると 君のことを思い出す
振り向きざまの あの笑顔 この胸に広がる
楽しい楽しい日々を 辛く切ない日々を
君と共に暮らした日々を 忘れられない日々を~
と懐古的に切ない歌詞をしっとりと、どこまでもハスキーな木村さんの唄声が包み込む…
さらには、コロナ禍ってこともあってか妙にこのフレーズが心に沁みたのです…
♪夢の中 行き交う 今日もいろんな人が
争うことなく暮らせるように 共に暮らせるように
ケサラ ケサラ ケサラ
君の生き道を 雨の中 風の中
ケサラ ケサラ ケサラ~
「ケサラ - Che Sara」…きっと…なんとかなるさ…やっぱ楽しいのが1番やね!!…
この余韻をなるべく忘れないようにと、どこにも寄らず、家まで得三で購入した「おみや」と一緒に持ち帰って
お酒で溺れて…溺れて…
ちょいと飲み過ぎた感もするけど
「ケサラ - Che Sara」…
職場で嫌なことがあっても「クサラ」ないように…「ケセラ」…
そう「なんとかなるさ」…
憂歌団の頃からウン十年…やっぱ、木村さんの歌には、ウン十年、ずっと元気がもらえてる気がするのです…