新・日記どす(DOS)

写真は「ビートルズ」のヘルプごっこ(笑)~音楽からB級スポット訪問記まで、幅広くいろんなことを…笑いをこめて…綴ります~

2021年年末…御園座で「大名古屋らくご祭2021「笑」門には「寅」来たる」第1部…立川生志さんと三遊亭萬橘さんと前座の春風亭かけ橋さん!

2023-05-09 07:22:31 | お笑い

2021年…クリスマスが過ぎた年末

ナナちゃん人形は、はやくもお正月…鏡餅になっていた頃

 

 

この写真の下方

一瞬、この股の下、こないだ行った健康診断、バリウムを飲んだ直後のウ〇コかと思ってしまって…

あ、これミナちゃんでしたね!

もう、この勘違いに、一人大爆笑してしまって…

もう、これだけでも十分すぎるほど、笑っちゃってますが

笑いは免疫力を高める」といいますが…

ウ〇コと勘違いしただけで、免疫力が高まるといいけど…むしろ、ボケてるんじゃないかと危惧もしつつ

もっともっと免疫力を高めるために

御園座

「笑って笑って免疫力を高めるぞー」と楽しみにして

「大名古屋らくご祭2021「笑」門には「寅」来たる」

の公演に行ってきました!!

 

 

出演者は

お初の三遊亭萬橘さん

独演会にもいきました…楽しい立川生志さんに…

この方の落語は落語を超えていると思ってしまう…実に分かりやすい落語で、その世界観に連れてってくれる立川志の輔さん

そして、これまたお初の柳亭市馬師匠

大トリは三遊亭円楽さん!

さて、ここからは今回の落語イベント
御園座の公演、の落語のレポをだらだらと



完全な演目のネタバレになってしまいますので

まっさらな気持ちで落語を聞きたい人とは

ここでお別れということ

 

 

さてさて
まずは、開口一番、春風亭柳橋さんの4番弟子

春風亭かけ橋さんが登場

「狐七化け、狸は八化け」の切り口から

演目「狸の札」

この狐と狸の二つを比べてみると、狸の方が間が抜けててネタになると…こんな狸が人間に恩返ししようと

噺はこんな感じ

男の元に、狸がやってきた…

「誰だ?」「〇ヌキでございます」「アニキか?」「〇ヌキでございます」「よくわかんねえな、はっきりしゃべれねえのか」「タヌキです!」

子供のいたずらかと思って、戸を開ければ、誰もうない…と思えば家の中に狸が…どうやら、戸を開けた瞬間、股座を通って中に入ったらしい…

本当に狸がそこにいた…

子供たちに捕まって池の中に放り込まれそうになった狸、なんでも慌てて化けるのを忘れてしまったようで

そこを助けたのが、この主人公の男

その男の元に、その狸が助けていただいた恩返しにやってきた…

なんでも親狸から、こんな素晴らしい方は人間にしておくのは惜しいなあと…狸の仲間に入って町会長かなにかをやっていただきたいほどだと…かつ助けられた恩返しをしないのはよくないと諭されて、なので恩返しさせてくださいと

お礼をするまでは、ここに居させてくださいと、そうしないと恩をうけて返さないのは、まるで人間みたいな野郎だと狸仲間からはじかれてしまうと…そのまま、ここで寝泊まりを

眠る狸…これは狸寝入りかと笑わせる

 

翌朝、狸と話してみると、なんと、朝食の準備ができてる…家にはお米も何もないはずなのに…と問えば…家にあったゴミのようなものをお札に変えて買ってきたと…そのお札は使っているうちに、元に戻ってしまうらしい…

でも、なんにでも化けられるとのこと

なんと、この日は、借金とりがくるので、お札に化けて欲しいとのこと

支払う金額は4円五十銭なので、1円札5枚に化けてくれないか頼むと…それは無理、一匹1枚と決まっていると…

だったら5円札、1枚に化けてくれないかと

化けるところは、人間にみられてはいけないらしい…

男に目を閉じて、数えている間は目を開けないようにと「ひい、ふう、みぃ…」

目をつぶっている間にみごと5円札に化ける狸

化けてはみたものの、裏に毛が生えていたりして

それでもなんとか見事な新品の5円札に化けることが…

ただし、この札のお約束があって、折り曲げたり畳んだりしたら、目が廻るからしないでと

さてさて、いつもだと支払いに渋るこの男が借金取りに気前よく5円札を差し出すものだから、集金とりもおかしいなと首を傾げるが、どうも本物…

でも、男は折り曲げたり、畳んだりしちゃダメだなどと妙なことを言ってるから、怪しいけど、何度みてもホンモノらしい

無事に勘定を払うどころか、男がつり銭もいらないと言い出したので借金とりはびっくり。

狸のおかげで勘定は払えたものの、ちょっと心配な男

 

するとそこへ子狸が駆け込んでくる…

外へ出た借金取りは、こんな大金を持っているのを不審に思って、にせ札かも知れないと疑ってかかったと

お日様に透かして見たり、ひっぱったりと…

すると集金とりは本物のお札と納得して、小さく折りたたんでガマ口に入れたそうな…苦しくてガマ口の隅を食い破って逃げ出して来たとか

ガマ口の中に1円札が3枚も入っていたので、ついでにお土産にと…咥えてもってきたと…

〇抜きの恩返しの噺でし〇…

(あ、「た」ぬき、だけにね…)

 

続いては、お初の三遊亭萬橘さん

元気いっぱいな落語をされる方…言葉を返せば、落ち着きはないけど、勢いはある…そんな印象

「大名古屋らくご祭2021」にご来場いただきありがとうございます…とまずはご挨拶、皆様の目的はだいたいわかっている…後の出演者はちゃんとでてきますからと…ヨイショして

愛知県出身…でもまばらな拍手に…気持ちはわかりますよ…だから何なんだよって感じで…でも同じ土地に育まれた人物というのは、どちらかというと大事にしたい気持ちになるはず…とおさえて

愛知県の人間はそうだと思うけど、私も本当にお腹が空くと金メダルを食べる…笑…きっと同じ気持ちでいらっしゃる…と笑いをとって

私は三河地方、静岡の隣、豊川市…尾張の方は極端に三河地方の人を嫌う傾向にある…田舎の方みたいな感じで…

でも三河の人が一致団結しているかといえばそうでもないと

コロナ禍になって「俺、コロナだよ!」って嘘をついて、捕まった人の数が一番多かったり

豊川市の隣の蒲郡でスーパーマーケットでフグの内臓を売っちゃってた…でもフグ中毒になった人、一人もいなかった…そういう地域であると

そのスーパーマーケットが行政からすごく怒られたとき、そのスーパーマーケットの関係者のお詫びの一言

「キモに銘じます」…

大爆笑に…あ、その拍手は僕にではないと…

私は、今日、愛知県代表として、全体ではなく一部の期待を背負ってやっていくとまとめて、次の話題へと

酷い目に遭うことが結構あると

子供と一緒に幼稚園に行こうとしてたとき、向こうから知っているお母さんがきて、そのお母さんは2歳くらいの女の子を連れていて、話をしてたそうな…すると、その女の子が、私の顔を指さして「きたない!」と…で、お母さんが慌てて「すみません!うちの子、きたないと気持ち悪いの区別がつかないの」と…どこで傷つけられるかわからないと…

さらに客席にコロナのワクチンうちましたか…と問いかけながらも、仕草は、危ない「ヤク」を打っているような仕草…笑

さてワクチンを2回打って、2回目の時、熱がでて寝込んでいたそうな…同じタイミングでかみさんもワクチンを打って、部屋が違うも二人、寝込んでいたそうな…すると、娘が、かみさんに、「お茶飲む?」「プリン食べる?」といったものすごくいろんなことをしてあげてる声が聞こえてくる…

何かお忘れじゃないか!親と言うべき人はもう一人いませんか!

すると、娘が気が付いた

「あ、お父さんに水やらなくちゃ!」

観葉植物じゃないんだから…と一人ツッコミ

さてさて、ここからは落語の演目へ関連付けるマクラへと話題を転換し

 

昔は、子供のうちから仕事に就くのは当たり前で、仕事と一緒にいろんなことを覚えていくのは当たり前

医者もそう

でも、ある時点を境にバカになってしまうことがある…思春期が一番危ない…色気と食い気がでてくるとよくない…

バカな弟子は突き放すのではなく、師匠にとっては、バカな弟子ほどかわいいいらしい…うちの師匠は私のことを随分かわいがってくれたと

演目「代脈」

江戸中橋の古法家である尾台良玄は名医として知られていた

その弟子の銀南は弟子になって、5年目の12歳…

師に似つかわぬ愚者で色情者…

師がいう「わしの替わりに代脈に行くように…」

「代演ですか?」「代演は噺家のこと…代脈、わしの代わりに患者さんのところへ行くこと…勉強のために…」

 

ある日のこと…

良玄が銀南に、栄の伊勢屋のお嬢さんのもとに代脈に行くよう、銀南に命じた…

「栄の綺麗なお嬢さんのいるところだよ」「栄には綺麗なお嬢さんは歩いていませんよ!」…笑

「いるだろうが綺麗なお嬢さんが」「あ、一人だけいます」「いや、たくさんいるだろう!」

一番きれいな伊勢屋のお嬢さんを診るようにと

ここだけの話と良玄

「医者というのは、腕じゃなくて医者らしくみえることが大事、むこうにいったら番頭さんに挨拶をし、6畳の間に通してもらえるから、座布団は使ってもよい…お茶が出て来て、羊羹も…」

その羊羹に大興奮の銀南「食べたくて仕方がない」

でも、その羊羹は食べてはいけないと良玄

「その羊羹は食べられぬ」「中国産ですか」「毒が入っている訳ではない」

食べなれてるという顔をしなくちゃダメだと…

怒り狂う銀南「食べたくて仕方がない」

すぐに食べるんではなく「一切れ、どうぞお召し上がりください」と番頭さんが言ってくださるから、言ってもらえたら、遠慮なく食べて構わないと

「一切れじゃなく、さらに残ってますけど」と羊羹のことばかり気にしている銀南

それから離れに連れてってもらう、おっかさんとお嬢さんにご挨拶するのを忘れちゃいけないぞ

で医者らしくみえることが大事だから、わからないだろうけど脈をみたりして、けして心配そうな顔をしてはいけないと

そしてもう一つ忠告、お嬢様の下腹に手をやってはいけないと

 

良玄「この間のこと、お嬢さまはどういう具合かひどく下っ腹が堅くなっておった…しきりに腹をさすって、しこりのようなものがあったので、下腹をひとつグウと押すと、おならをなすった…なにしろ年が17歳で…お嬢さまがみるみるうちに顔が赤くなって恥ずかしそうだった…もう帰ってくれとお嬢さんに言われては困ってしまう…そこは、掛け軸に見入ったふりをして、おっかさんに「わしは年のせいか耳が遠くなっていかんから、おっしゃることはできるたけ大きな声でいってくださいまし」と話しかけると…さっきまで、耳が真っ赤だったお嬢さまがすっともとに戻ったそうな…そんなことにならぬよう、下腹などさわるでないぞ」

良玄は十分に注意を与え、銀南を若先生ということにして、代脈に行かせた…

銀南は伊勢屋で番頭さんに「お茶がでてこない」「羊羹がでてこない」など要求するような失敗を重ねつつ

念願だった羊羹を食べて、肝心の診察を忘れて帰りそうになるも、番頭さんに引き留められて

ようやく離れのお嬢さんのもとに…

ここだけの話ですけど、医者というのは腕はどうでもいいんですと、べらべらと…

そして、診察してる様子をしながら

お嬢さまの下腹を押してしまう…

「プー!!」

「くさい!くさい!!」

お嬢さまが、みるみる赤い顔に…

慌てて銀南は良玄をまねて
「近頃歳のせいか、耳が遠くなって」
とやったはいいが
「大先生もお耳が遠いとおっしゃってましたが、若先生も」
といわれ

サゲは銀南のこの一言
「ええ、そうなんです…だからさっきのおならも全然聞こえなかった」

 

続いては立川生志さん!!

 

この立川生志さんの落語が、立川志の輔さんの落語に匹敵するくらいオモシロかったのよ…

 

2020年夏に刈谷の立川生志さんの独演会できいた演目よりもウンとウンとオモシロかったのよ…絶対、今回の演目が楽しかったのでと、刈谷の立川生志さんの独演会に行った人は会場にも多くいたはず…

私は、すでに他に予定があって(青春グラフィティコンサートのチケットを買っちゃってたので、)行けれなかったけど

さて、立川生志さん、まずは、元横綱の花田勝ではないと自己紹介

名古屋は1年ぶり、コロナ禍前は定期的に名古屋で独演会をやらせていただいてて、年に3,4回ほどは名古屋にきていたけど、コロナ禍になって名古屋に行けることが少なくなって淋しいなと思っていたけど、今日は御園座の高座にあげていただいて、とお礼を言いつつ、

「この後、お目当ての…」といったところで客席から笑いがおきたのを拾って「今の笑いは私がお目当てではないと…笑」

ここで、1月に行われる刈谷での独演会の告知を…三遊亭萬橘さんと違って、愛知県にはなんの縁もないんだけど、刈谷の方が独演会を企画してくださっていると、再度告知を重ね

マクラは

名古屋市長の話題…何かと物議を醸し出す…子供への10万円もあの市長はクーポンがいいみたいなことを言ってたけど、現金の方がいいでしょう…

私は、横浜市民だけど心配してたと

クーポンだなんて、あの市長こそ金メダルを「クーポン」…笑…これには客席大爆笑!

支援者の方にはお詫びを申し上げますと語った後には、話題を替えて

今年は大先輩方がお亡くなりになったと…当地でいうと三遊亭圓丈師匠、さらには知る人ぞ知る川柳川柳師匠、そして人間国宝、柳家小三治師匠

私の師匠、立川談志と柳家小三治師匠とは兄弟師匠

先代の柳家小三治師匠の弟子が立川談志さんであり柳家小三治さん…談志は小三治を裏切って一門を抜けて、立川流というのを立ち上げ、落語協会の団体を抜けた…柳家小三治師匠からみれば、まあ裏切り者のようなものだと

私は、その裏切り者の弟子ですからと

前座の頃にも脇で柳家小三治師匠とご一緒することがあって、もちろん口をきいてもらうこともなかった…裏切り者の弟子ですからと笑わせながら…

真打ちになってから病気をしたと…「こうふくまくしゅよう」…病名だけをきくと「ハッピー」を分け与える感じがするけど、珍しい病気で、9割くらいは、死に至る病気…たまたま1割の方で生きてみなさんにこうしてお会いできていると

で、手術して高座に復帰したとき、池袋で柳家小三治師匠と会って、今まで話したこともなかったのに…柳家小三治師匠が新聞記事をみてらっしゃたのか、声を掛けてくれて「病気は予後が大事だよ!気をつけなさい」って言ってくれたそうで

これには、感動したと立川生志さん

なんせ裏切り者の弟子ですから…

ちなみに、師匠立川談志さんは「痛かっただろう!」

柳家小三治師匠は「病気は予後が大事だよ!」とこれからを心配してくれた…それに対して師匠立川談志さんは「痛かっただろう!」感想だけ…笑

 

その3年後に有楽町で「朝日名人会」という落語会があって、そこでは録音してCDにもなるとのことで、ウケたいと思ったそうな…でも、順番が、立川生志さんの後に柳家小三治師匠…うわーっとウケて柳家小三治師匠がやりにくくなるのもどうかとも思って

やりすぎちゃうと「立川のやつは寄席を知らないから、こんなことやるんだよっ」て言われたらやだな…立川談志師匠が悪く思われるのが嫌だなとも思っててどうしようか思ってたけど、せっかくCDになるならウケた方がいいかなと思って、落語を思い切りウケるようにやったそうな…

やり終わった後、たいてい次の出番の方はそでに立ってることが多いんだけど、柳家小三治師匠はいらっしゃらない…これは、しくじったかなと思って、楽屋に行ったら、ソファに座ってらっしゃったそうな…

そのとき、小三治師匠が苦虫潰したような表情にみえて、すっと立ち上がったので「ごくろうさまです」と声を掛けたら、小三治師匠から返ってきた言葉が「面白かったよ」と

その瞬間に立川生志さんが思ったこと

「師匠を間違えた…笑」

この人だったなってことに30年以上経って気づいたと笑わせる…

ちなみに同じ噺を談志師匠の前でやって返ってきた言葉は「だからお前はダメなんだ…」

 

と談志師匠の悪口を言ってるようでも、実は談志師匠が大好きな立川生志さん

名古屋では真打ちになったとき、国際ホテルで真打ち披露を談志師匠と二人でやらさせていただいたことがあると…

名古屋で二人きりの口上をやらせていただいたことを語り、悪口を言ってますけど、本当はいい人だと…笑

といった途端、客席から笑いが起きるのはなぜ???

 

といった談志師匠も没後10年

亡くなってあっという間の十年だったと

で、追悼の意をこめて高座のマクラで談志師匠の話をしているとハエが飛んでくる…これは談志師匠が見に来てくれるんだと思った…で、ある時、手に止まった…

と言った直後に、そこにハエがいるかのように手を「パチン!」…

これには客席大爆笑!

今年9月に、東京都港区の古い日本建築の建物、そこで40年、談志師匠がずっと独演会をやってきたそうな

で、その建物を保存しながら、今回、落語会をやらせてもらって、談志師匠の縁のある場所なので、久しぶりに談志師匠の話をしたら、またハエが飛んできたと

潰したはずなのに、ハエも成長していて…と笑わせる

 

ここから演目へと

談志師匠が若い頃、得意にしていた演目、これを聞いた談志師匠が珍しく褒めてくれたと

反対俥(はんたいぐるま)

昔の交通手段は、歩いたり駕籠に乗ったりしていたものだけど、今回の噺は、それよりもう少し文明が発達した

人力車があった頃の噺

すっかり遅くなっちゃて、でも、ここから上野まで行って汽車にのらなくてはいけないと

俥屋に声を掛けるもうたた寝している

「おはようございます…あ、お客様でいらっしゃいますか…いくらで参りましょう…え、ここから上野でしたら、102兆円でいかがでしょう」

相場は1円だろうと返せば1円に負けるという

で、俥屋が言う「乗るのは構わないけど、いきなり椅子にドンと座らないように、椅子が下に抜けてしまうので、ひじ掛けがあるので、そこに体重をかけて、ゆっくり腰を降ろして、できればお尻をつけないように…」

「それじゃあ、俺がくたびれるじゃないか…」「俥がくたびれるので」

そんな問答をしながらも乗り込む主人公のお客

「ほ、は、…」声だけで俥を持ち上げない…

持ち上げたら、足がついていない…「これでどうだ」と主人公が体重を調整すれば…「着きました」

「それは「上野」じゃなくて、お前の足がついただけじゃないか!」

かなりオンボロな人力車だけど、俥屋が言う「この人力車を買ったらお金がなくなって、提灯を買うお金がなかったので、でも夜に灯りは必要と、お稲荷さんの提灯を失敬した」と

「では、いそいでくれ」

よっこいしょ!どっこいしょ…よたよたと

いそいでくれと急かすも

「私は過激な運動は医者に止められているから…心臓を患っていまして…ほら」とそこには点滴が見える

病院に入ってまして、同じ病室の友達が息を引き取って亡くなったので、なにもしてやることはできませんが、ちょうど旦那が座っているところに友達の亡骸を置いて、家に送った帰りだと…

気持ちが悪いね…もう降りるというと

「1円ください」と俥屋

着いてないじゃないかというも、家にはかかあも子供も、50銭だけでも…と言われ、仕方なく50銭渡すと

「助かります…私に要があるときには、山田病院の病室に入っていますので」

 

見渡せば別の俥屋が…

「お、俥屋、速いか!」

もちろんとばかりに威勢よく走り出す…俥屋!!

「おーい、まだ乗ってないよ!!」

「上野まで」

まだ行き先も言い終わらないのに、俥は動き出し、もの凄い速さで突き進んで行く…

この俥屋、なにがあろうと一直線に進んで行く…

土管があっても、そこを跳んで…ありんこがいても、そこを跳んで

ありんこなんて跳ばなくてもといえば、ありんこといえども大事な生命が宿っているといいながらも、また跳ぶ

なんだかわからないけど血だらけのばあさんが横たわっていたと…

どーせ、短い命だから放っておきましょう…

「ありんこを助けて、おばあさんを助けないなんて」

と思ってる間にも、どんどん一直線に進んでいく

汗が目に入って前がみえないと俥屋

「止まれよ!」「こちとら、一旦走り出したら止まらない、韋駄天のように…」

 

踏切が降りている、向こうから汽車が…

そのまま突き進む!!「こっちが速いか、むこうが速いか、命を賭けた1本勝負!!」

 

俺は今死ぬわけにはいかない、来月には刈谷で「立川生志独演会」があり、そこにでなくちゃいけないからと…1月16日…

突き進んで、俥屋が言う

「こないだは、あたしだけ助かって、後ろには乗っていなかった」と

ぶつかる!ぶつかる!!

列車とは間一髪、その勢いで迎車は川の中に…

「迎車をあげろ」「冗談じゃない、芸者をあがれるくらいの身分なら俥屋なんかやっていない」と

そういいながらも、

人力車は

さらに走る!走る!!鶏小屋も突破!!

ぶつかる!ぶつかる!!ホントにぶつかって俥が止まった

「ここは、どこだ?」

「旦那、遠くまできましたね…ここは青森県の津軽…」

「津軽…俺は上野まで行ってくれといったのに」

 

大丈夫、今から上野へ行きますから…あれよ、あうん、津軽だよれ、あれよ、はい上野駅

「落語って便利だな…上野駅だよ…」

「これで汽車に間に合いますか」「間に合ったよ」

俥屋が汽車に乗ってどこにいくかと尋ねれば

サゲはこの一言

「うん、津軽だよ」

 

いやあ、最高にオモシロかった…状況が目に浮かぶようで…若い頃の談志師匠のこの演目もみてみたいなと…どこかに映像残ってないかな…

それにしても立川生志さんのこの演目も、めちゃめちゃ、エエゾウ…(映像…)…苦笑

 

 


2021冬…日本特殊陶業市民会館ビレッジホールで春風亭昇太さん、柳家喬太郎さん、三遊亭白鳥さん、林家彦いちさんでの「大名古屋らくご祭2021」…「新作の夜」…第ニ部…

2023-04-30 06:18:35 | お笑い

2021年冬…日本特殊陶業市民会館 ビレッジホールで行われた

演者は春風亭昇太さん、柳家喬太郎さん、三遊亭白鳥さん、林家彦いちさんの4名での落語会

「大名古屋らくご祭2021」

夜の部「新作の夜」

…の続き…

 

後半は、林家彦いちさんから

演目は「掛け声指南」

 

内容は…
ネタバレ…にもなってしまうので
その「噺」を一から聞きたい方は
これから先は…読み進めないように…笑

また明日、お会いしましょう!!

 

 

マクラでは、のっけから「円丈師匠は、あんな弟子しかできなかったんでしょう」と三遊亭白鳥さんのことを指してのこの一言に客席大爆笑!!

 

今回感じたことは三遊亭白鳥さんや柳家喬太郎さん、彼らより早くは死ねない…なにを言われるかわからないからと…

三遊亭白鳥さんがいうには「お前が死んだら俺が自伝をかくからな…自伝ってそういうものかな…」笑

とにかく三遊亭白鳥さんはスゴイ…今日も「追悼公演」を「凱旋公演」といったりと…笑

 

久しぶりに呑んだ時のこと、三遊亭白鳥さんは、軽口をたたかれる…すると古今亭志ん五さんに「おい、お前リスペクトしろよっ」て言いたいところを「志ん五!エスプレッソしろよ!」…笑…それって、高温で圧縮して抽出しろっていうこと??

旅の仕事で三遊亭白鳥さんとは海外にも一緒にいってるそうで、シルクロードでは四駆で車を走らせててウイグル自治区に入ったときにペットボトルが配給されるそうで、6、7人くらいで旅をしてたけど、まあ、旅の途中で、そのペットボトルがなくなっちゃうこともあるんで、ちょっと買うと高かったりするけど、なくなったりしてたから買ったりもしてたそうな…そんな2週間ほどの旅…なんでも彦いちさんと三遊亭白鳥さんは同じ部屋…すると、唐突に「ごめんなさい」という…なんでも彼のカバンの中からペットボトルの水が7本ほどでてきたそうで…

ここで、林家彦いちさん…「今、決めました…やつの自伝を私がかきます…」笑

続いての話題は…円丈師匠…実に素晴らしく…いろいろな面で影響を与えたと…数々の実験的な落語…

たとえば、円丈師匠…客席の後ろから喋ることも…後で、円丈師匠に感想を聞いたら、誰もこっちをみてくれないと…当たり前の感想が…笑

また、さらに話題を替えて、自分自身の体験談

新宿の…大塚家具の横のビルの中に、こ洒落た喫茶店…カウンターがあって他に客席も3つくらい…そこは割と空いていて、寄席の近くにあるのに…誰とも会わなくて…というのは、寄席の近くで誰か先輩とかにあって、珈琲代を払ってもらうのも申し訳ないとも思うので、そこをよく利用してて、そこで一杯お茶を飲んで、楽屋に入ることが多かったんだとか…

で、ある日、カウンターに大きな紙で、平仮名で「ありがとう」と日本語で書いてあったそうな…

なので、カウンターの中にいるバイトの女性が海外の方かな…と思ったので、店に入ったときに、こんにちは…というのもなんだから「ハーイ!!」とカリフォルニア的な感じで言ったら、バイトと思われる女性は怪訝そうな顔をしてみていたんだって

で、その女性がカウンター内で、同じバイト仲間と思われるカウンター内にいる男性に向かって、流暢な日本語で「これ、明日、早番の人にみせておいて」って…

どうやら、一緒にバイトしている仲間へのメッセージで、後で詳しく分かったことらしいけど、その大きな紙の「ありがとう」は、そのカウンター内の女性が、今日でバイトを辞めてしまうので、これを早番の人にみせておいてと思って用意されたものということが分かって…ちょっと恥ずかしくなったと

で、カウンターの男性が「お茶でよろしいですか」と尋ねてくる…すると、その女性が男性に向かって「英語で言わなくちゃ!!」

男性も怪訝そうに英語に言い直してオーダーをしてくるものだから、林家彦いちさんも同じように「cafe please!」と…どこの国の出身の人の設定も曖昧だったけど…と

すると、奥に座っている男が、カウンターの男に「○○くん、夢を諦めたの??」と言い始めた…

それを聴いてて、若いっていいなと思った

「がんばれば、いいじゃん!」と奥に座っている男

カウンターの男は「俺、言葉訛るからさ…青森に帰るだ」って言ってる

「そんなことないさ、だって落語家になるんでしょう」…て言われているので、距離が縮まった気がしたそうな…

こういう若者が楽屋に入ってくるんだと思っていたら…夢を諦めきれない若者、その男が珈琲をもってきて

「彦いちさんですよね…」

すると、カウンターの女性が「エー、日本人なの??」

男性が言葉を返す…「どうみても日本人じゃん」

 

そんな、これからの演目に繋がっていくマクラで笑わせてくれた後に

 

落語のその枠でおさまらない…作った話をと…

演目は「掛け声指南」

落語には、はっちゃん、与太郎など、オールキャストがいて、性格等も決まっているけれど、そのキャストをもう一人増やしてみようと…

それは、一生懸命な人…その登場人物の名前は

ムァンチャイさん

一生懸命な人はいろいろいますが、海外から来て、日本で一生懸命に頑張ってる人、ましてや、自分自身がちょと傷ついていたりして、でも、そばにいる人を輝かせてあげたいとがんばっている人に心がうたれると…

 

ムァンチャイさんはボクシングのセコンド…ボクサーになりたかったんだけど、怪我でダメになって、セコンドになって一生懸命やろうとする…

ムァンチャイさんの声は良く通って背中から押される感じがするから、セコンド向きではないかと…

 

「頑張ります…落語の中の新しい第三の人物ですから…」と…ムァンチャイさん笑

選手を励ますセコンド…しかしムァンチャイさんには一つの壁が…


それは「言葉の壁」

「頑張れー!」「頑張れー!」「頑張れー!」としか言えないムァンチャイさん…

ジムのトレーナーに「選手はみんな頑張ってるんだ!セコンドというのは相手を倒す方法を具体的に言うんだ」と言われるも何を具体的に言えば良いのかも分からない…

「具体テキというのはどんなテキ(敵)ですか」と返す始末

「相手を倒す方法だ!!」

具体的…難しいですね…じゃあ、と「目玉を狙え、脊髄に肘を落とせ!」

呆れたトレーナー、そんな言葉誰から教わった…

「某体育大学の理事長に…」笑

ジムのトレーナーは「ハートはいいけど、一生懸命なのはいいけど、空回りしがちなんだ…アパートとジムの往復だけだから、しばらくジムに来なくてもいいから、ムァンチャイさんを国に帰るよう促しつつ、まずは東京というのをいろいろみてきておいでよ…」と

「会長さんが、そこまでいうのであれば、しばらくお暇をいただきます」とムァンチャイさん

「どうして、そんな難しい日本語だけ知っているのか」といじりながらも


ムァンチャイさんが向かったのは日本に来て初めて行った場所、新宿…

友達がいるかも知れないなあ…伊勢丹、懐かしいな…新宿はバンコクの町並みのようだと…

小さな古着屋さんをみつけて発する言葉は、ただ「頑張れ!」「頑張れ!」「頑張れ!」…だけ!

 


次にみつけたのは、フルーツ屋さん

フルーツ屋さんの店主に「応援したい」とバイトではなくタダでお手伝いを志願…

早速

「いらっしゃい!!」「いらっしゃい!」「いらっしゃい!」

店主は「ただ、いらっしゃい!だけではいけない…もっと具体的に言わないと…」

「具体テキというのはどんなテキ(敵)ですか」

たとえば、フルーツを細かくして、すぐにでも食べやすくしているなど説明をする店主…それをきいてムァンチャイさん

「細かくしてあるよ!細かいよ!細かいよ!…お客さんにいくところまで頑張るんだよ!腐るーー!!」


「店の前で腐るとか言うな!」
と言われ、ここでも上手く行かない…

日本語難しいな…歌舞伎町にはいろんな人がいるなあと

新宿をフラフラしていると危なそうなお兄さんを見つけ声を掛けるムァンチャイさん

「あなたのためになりたい!」


お兄さんに怪しいモノを売ってる人と勘違いされて買うと言われてもよく何のことか分からない…

「日本語で「ヤク」ですね!わかりました…「ヤク」といえば「ミツル」ですね??」



「わかんねーことないだろ…シャブだよ、買ってやるよ」

ムァンチャイさんにシャブは効くんだ…右で左に打つんだよ…ストレートのウィスキーも空きっ腹に飲むと更に身体に効くんだ…との情報をムァンチャイさんに教えるあぶないお兄さん

ムァンチャイさん、お兄さんがシャブと呼ばれるモノが欲しいと分かるも自分は持っていない…新宿で大きな声で叫ぶ

「ご通行中の皆様ー!シャブをお持ちの方いらっしゃいますかー!」

お兄さん、慌てて口止め!!

これまた、上手くいかないも、人のために何かがやりたいとムァンチャイさん

その後もティッシュ配りのお兄さんにティッシュを配りたいと志願

バイト代とかいらない…と…じゃあ、後でビールくらい奢ってやるからと、ティッシュ配り…

無理に渡そうとすると苦情がくるから、歩調を合わせて、ぽいと渡せばいいと…

この動きだったらジムワークでやったことがあると…ホイホイホイホイ…

相手が出てくるときにポイとだす…相手が出てくるときにポイとだす…

「お願いします…武〇士です…」「違うよ!ア〇フルだよ!」

これまた、上手くいかない!

 

ここで見つけたのが「末広亭」

何だ、この空間は近代とは思えない…座布団の上に座って何かしゃべってるよ!!…「白い鳥」という人もいる!!一番最後にでてきた…この噺、じーんとくるなあ…「芝の浜」…「また夢になるといけねえ」といって、最後の人が頭下げて終わった…この噺が分からないと感情が理解できないのかな…


言葉の壁を痛感して、落ち込んでジムに戻るムァンチャイさん…

「会長さん、僕には無理なのです…」

「そんな落ち込んで戻ってくるとは思わなかった…」

あるボクサーが会長にいう

「ムァンチャイさんの「頑張れー!」の言葉には気持ちが入っている」と…

一度、セコンドにつくよう促す会長さん

試合は始まるも相変わらず「頑張れー!!」しか言えないムァンチャイさん…

「頑張れー!!」「頑張れー!!」「頑張れー!!」

「細かく…細かく…細かく…」

「それいいよ!!」と会長さん

さらには、ムァンチャイさん。

「…腐るなー!!」

「…そうだ、ムァンチャイ!あいつは今、腐りかけていたんだよ!その調子だ!」

さらに

「シャブ!シャブ!」

「それいいよ!最高じゃねえか!」


さらに

「相手が出てくるときにポイとだす!」

「正確すぎるほどじゃねえか!」と会長さん!

 

さらには、「チャンピオンになるんだろ!…また夢になるといけねえ…」

「最高じゃねえか!」

会長が叫ぶ…「パンチが当たった!お前の言うとおりに動いたら勝っちゃった…ボクサーは一人で闘ってるんじゃねえ!ほら、喜べ!喜べ!!その時言うことあるだろう」

「(笑点の)三平さんの後釜は狙ってません!」…笑


他にあるだろう

「小田急ー!」

「?」

 

サゲは

「チガッタ!京王(KO!)…ちょっとけんとう(見当・拳闘)違いをしてました…」

 

続いての大トリが、春風亭昇太さん

 

まずは、みなさんが話したい…笑…三遊亭白鳥さんの話題から…

三遊亭白鳥さんは帰ったと…笑

三遊亭白鳥さんは、自分の意見を変えないときには直立不動の姿勢になる…笑

御飯でも食べに行こうかなんていったことになったときでも、直立不動で「アニキ、焼き肉がいい!」

「今日はアニキの奢りです」というときも直立不動!

今日も自分の出番を終えて、楽屋に戻ってきたときに「先に帰っていいですか」…意思を曲げないことが身体に現れている…笑

落語は、最後までいると決まっているものでもない…でも、常識があったら最後までいますけど…と笑わせる

落語はみんな集まって、斉の…で始める訳ではない…先輩の師匠は、後から入ってきて、自分の高座をやって、すぐに帰ることはよくある…でも、最終電車、ギリギリの時間でもないのに…笑

「明日、俺は早いんです」と

何があるか尋ねると「日大の集まり」

柳家喬太郎さんも日大出身…三遊亭白鳥さんが言うには、それに行くと好感度がアップするらしい…それで帰って行ったと…

三遊亭白鳥さんのことを語るとマクラに困らない…なので、みんなが三遊亭白鳥さんのことを言いたくなる…日常、喋ってるだけで笑いが起こる…凄い人だと…

ぼくたちは喋るだけでご飯を食べている人たちなので、どの噺家も、まあ、ちょっとはおかしい…どこかおかしいけど、三遊亭白鳥さんは、ずば抜けておかしいと…

あの人は噺家じゃなかったら、ダメな人、社会人には絶対なれない…落語家という職業を見つけたことで、ようやく生きていられると…笑

 

話題を替えて、家で飼っているチワワのこと

いきなり、チワワは理不尽だと…目がウルウルしているから、つい優しくしてしまう…餌をあげる前には、目がウルウル…たとえば、みかん…これをあげてて、食べ過ぎてお腹を壊しちゃいけないと、途中でやめると、じっとこちらをみて涙ぐんでいる…で、眠くなると勝手に寝ちゃう…そして、朝が早い…おじいさん、おばあさんかと思うほど…

チワワの足音が聞こえてくる…そこで、目を合わせちゃダメ…こっちが起きてるなって勘づかれて甘えてくるから…

昇太さんが語る…

僕は働いていると…笑

年末になると睡眠時間が短くなる…とにかく寝たい…

チワワ、こいつは働いていないのに、私を起こして、みかんをくれという…

でも、犬だから、まあ、いいやって気になる…三遊亭白鳥さんも一緒だと…

 

このオチに客席大爆笑…

 

結局は、またまた三遊亭白鳥さんに戻って、今度は三遊亭白鳥さんにまつわるエロ本の話…

地方にいくと高座の後、ホテルに入る前にエロ本を買うのがブームだったときがあったらしく…エロ本をコンビニで買う…

それだけじゃ恥ずかしいのでビールやおつまみと一緒に…

で、エロ本の表紙はモロ、エロ本。でも裏は広告とかでエロ本とわかりにくいものが多いので、ホテルのフロントで受付をするとき、裏がみえるようにもって、フロントに行くんだけど…三遊亭白鳥さんの選んだエロ本は、裏もモロ、エロ本…

フロントのお姉さんはかわいらしく、きれいな人…僕たちは隠せるけど…三遊亭白鳥さんは、隠しようがなくて、私達同様、裏にして、モロ、フロントのお姉さんにみられていたと…

 

ここで、話題は、ホントに、三遊亭白鳥さんから替わって、怪獣映画の話…

子供の頃、流行った怪獣映画…柳家喬太郎さんもウルトラマンとか大好きで、それを話題にすると延々と喋っている…とても、詳しいとか

さらには、ガメラ、ゴジラはハリウッドまで、いろいろな映画会社が怪獣映画を作っている…

そんな中、日活が、唯一、一本だけ作った怪獣映画を作った…それが「大巨獣ガッパ」

映画の中では、「ガッパ」は主役…で、人間が脇役になる…その脇役が川地民夫さん、山本陽子さん、藤竜也さん、こういった日活のメインのスターが脇役にいる…主題歌は、美樹克彦さん、子供の頃、この映画をみたそうだけど、ゴジラやガメラの方がウンと人気があった…東京や大阪、名古屋の街を破壊していくような迫力があったと…

でも、「大巨獣ガッパ」には、そういったわかりやすい破壊はない…「ガッパ」の上陸は南の島でみつけた卵が孵化したものを、島民の反対を押し切って日本へ連れ帰っちゃったので、それをお父さんガッパとお母さんガッパが、その子供を連れ戻しにやってくる…ちょっと、親子ものの愛に溢れる話…抒情的で…と

子ガッパを連れ戻しに日本にやってくるんだけど…むかったのは熱海…普通東京湾でしょう!と言いながら…夫婦で熱海!といって爆笑を誘う…

さらに子ガッパを助ける印象的なシーンがあって、お母さんガッパが口に何かを咥えていて、それは「タコ」

なぜかというと、お母さんガッパが子供の頃の記憶で…子ガッパの大好物はタコ…そんな子ガッパと人間は羽田空港で解放…

抒情的な物語で、親の愛が描かれていて、これは、子供にはわかりづらい…ある程度…大人にならないと分からないと…

だから「大巨獣ガッパ」はあまり人気がでなかったんだと…

でも、今、大人になって「ガッパ」をみると「ああ、子供の頃はわからなかったものがよくわかる」

ぜひ、みなさんにこの映画「大巨獣ガッパ」を借りてみてくださいと…

なんでも、怪獣映画で柳家喬太郎さんに口出しができるのは、これだけだそう…

泣かされる作品だそうで

 

そんな、子供には親の気持ちはわからないと、マクラをまとめて

映画「大巨獣ガッパ」の親子愛に関連付けて

 

演目は「鬼背参り」

主人公の四方吉は「開けておくれよ!」と、たっちゃんという友達の家の戸を叩く…

四方吉さんは、家を捨てて女と駆け落ちのように出ていって、ここにはいないはず…

たっちゃんは「本当に四方吉なのか」と疑いつつ、「一番好きなものはなんだい??」の質問の返答が「おっぱい!」だったので、四方吉本人だということを確認し、戸を開けるたっちゃん…

四方吉とは久しぶりの再会

「あの女はどうしたんだい」と尋ねれば

四方吉は答える

最初は心の優しい女だったんだ…みんなの反対を押し切って、母ちゃんの反対を押し切って家をでたまではよかったけれど、悪い女だったんだ…金の切れ間が縁の切れ目で女には逃げられたと

「家に帰りたいけど、そのまますぐに帰る訳にはいかない…あんなに啖呵を切ってでてきたんだから」と

四方吉が考えていることは

「今夜はたっちゃんの家に泊まらせてもらって、明日朝、一緒におっかさんのところへ行ってもらって、謝ってもらえないか」と

 

すると、たっちゃんが告げる

「遅かったんだよ…」とおっかさんはすでに他界していたことを知らせる…

四方吉のおっかさんにはいろいろ世話してもらったと…いいおっかさんだった…たまには家でご飯を食べていきなよ、なんて声もかけてくれたりして…

さらには、たっちゃんは、子供の頃の想い出も語る…

「子供の頃もそうだった…お前のことをからかったとき、お前は、俺たちの前では泣かない…でも、おまえのおっかさんが迎えにくると、お前は涙を浮かべて、しがみついてた…すると、おまえのおっかさんは、おまえの頭を撫でて、お前を背負って帰っていった…そして、俺たちをみてこういったんだよ「今度、やったら殺すよ!」」

いやあ、いいおっかさんだと思った…と、たっちゃん

その後、お前が出ていってから、皺が増え、身体が小さくなり…あるとき、仰向けになって息だえていたと

その後、焼場で焼いて、仏様になってお墓にいるはずなのに…てめえのおっかさんはお墓にいない…

それどころか、息だえた場所に、また仰向けになっていたと…

亡骸をまた焼き場に持って行きますとまた亡骸が消えている…

また息だえた場所に、また仰向けになっていたと…

 

夜中にドンドンドンドンと戸をたたく…こんな夜中に誰かと思えば、てめえのおっかさん!…どうやら、てめえのことを探しているようで

 

俺の家だけではない…夜になると近所の家の戸を叩く…夜中に、ずっとお前を探しているんだよ

で、そのおっかさんを、よくみると、頭から角が生えている…

「鬼になったんだよ」とたっちゃん!!

「もう怖くて誰も近づけない…だから、四方吉さん、家に戻らない方がいいぞ…おまえのおっかさん、お前をずっと探してる…絶対近づかない方がいい…」

と言われても気になる四方吉は

大家さんのところへ

大家さんも自分の力じゃどうにもならないということで、お坊さんのいる寺へ…

お坊さんがいうには、昼間に、仰向けに倒れている…というのは、鬼にはまだなっていない…なりかけの状態だと…

「よほど、この世に想いをもっているんでしょう…何か伝えたいことがあるのでしょうな…」

と横たわっているおっかさんの手足をもって運びながら

「おっかさんはお前を探しているんだ…時を忘れて夜中には探し回るでしょう…この鬼になりそうなおっかさんの背に跨る…おっかさんは、夜になると頭から角が生える…それを持ち、一晩中おっかさんの背に跨り続ける…背中に居るので姿は見えないが、四方吉さんの匂いは感じる…四方吉さんが近くに居ると方々を探す間、一言もしゃべってはいけない…すると、やがて砂のように…消えてしまうから」と…

 

さて夜中になると、お坊さんの言ったとおり、むくっとおきだし頭から角が生える…それを持ち、おっかさんの背に跨り続ける

四方吉を探し、ぐるぐると廻っているおっかさん…

行く場所は近所をぐるぐる…

さらには、おっかさんが出向いた場所は、四方吉が幼少の頃、おっかさんと出掛けた思い出の場所を次々と…

思い出に耽る四方吉

「あの神社でも泣かされおっかさんが迎えにきてくれてたなあ…」

おっかさんの背に跨り、四方吉は思いを言葉にする

「俺をあんなにかわいがってくれたのに、あんな馬鹿な女と一緒になるんじゃなかった…おっかさんがこんな姿になって…」

と…角から手を放してしまう四方吉

目の前にはおっかさんが…

すると、四方吉の頬をひっぱたく…おっかさん!!

「痛ーっ!」

「お前はバカじゃないの!!昔も今もピーピー泣いて…」

「おっかさん、俺が背中に跨っていたの、わかってたの?」

「わかるよ!それよりも、お坊さんに、一言もしゃべっちゃダメだって言われたじゃないか…聴いてたら、最初から最後までしゃべりっぱなしじゃないか!…しょうがない奴だな…おっかさんの言う通りだっただろ!へんな女につかまって…あの女のどこに惚れたんだい…」

「おっぱい…」

「バカか、お前は…これからは人の話をよくきいて、ちゃんと仕事をみつけて働くように…わかったね…」

「おっかさんはどうするんだい?」

「おっかさんは死んじゃったからしょうがないよ!鬼にはなりたくないよ…安心しな…」

「思いを残したことがあるんじゃないのかい…それを叶えてからじゃないと逝けないんじゃないのかい…」

サゲはおっかさんのこの一言

「もう、叶ったよ!なんせ、お前をもう一度背負ってみたかった…」



春風亭昇太さんの落語をきいた中では私には珍しい

…古典落語っぽい怪談っぽい人情物の噺でした…

 

サゲの場面では…ちょいと母子の想い出のやりとりに目頭が熱くなるような場面も…

笑いにいって、泣けちゃう噺でした…

いやあ、それにしてもマクラ「大巨獣ガッパ」からの、この演目の流れ、お見事でした…ほろりとさせるような人情噺…

こういうコロナ禍で殺伐とした時代だからこそ、より噺が心に滲みる…

「大巨獣ガッパ」がめちゃめちゃみたくなりました…笑

 

さてさて、この「新作の夜」

円丈魂がよく感じられた新作ばかりで…かつ、三遊亭白鳥さんのことが、友達以上によくわかった…笑…楽しい公演でございました…

 

 

 

私には、なんか三遊亭白鳥さんが「大巨獣ガッパ」と被ってみえて…三遊亭白鳥さんが「タコ」を咥えている図が浮かんできて思わず…思い出し笑いにふきだした帰り道だったのです…笑


うわー!「大巨獣ガッパ」に喰われたーって

子供か!!!

 

チャンチャン!!


2021冬…日本特殊陶業市民会館ビレッジホールで春風亭昇太さん、柳家喬太郎さん、三遊亭白鳥さん、林家彦いちさんでの「大名古屋らくご祭2021」…「新作の夜」…第一部…その2

2023-04-29 07:13:04 | お笑い

2021年冬…日本特殊陶業市民会館 ビレッジホールで行われた

演者は春風亭昇太さん、柳家喬太郎さん、三遊亭白鳥さん、林家彦いちさんの4名での落語会

「大名古屋らくご祭2021」

夜の部「新作の夜」

…の続き…

 

 

前半の
三遊亭白鳥さんの続き

今回は、柳家喬太郎さんの噺を…

 

「聖夜の鐘」

 

内容は…
ネタバレ…にもなってしまうので
その「噺」を一から聞きたい方は
これから先は…読み進めないように…笑

 

マクラはやはり円丈師匠の話題から

地元名古屋、円丈師匠のご出身…今日は、春風亭昇太師匠、三遊亭白鳥師匠、林家彦いちさんと私と…新作の後輩が揃い…かつ三遊亭白鳥師匠が唯一、円丈師匠の御一門、お弟子さんということで、今のようなお話をさせてもらったと…

三遊亭白鳥師匠がなぜ、一席目に上がったかというと、それは早く帰りたいらしい…笑…

ああいうことを言っておきながら追悼する気持ちは、全くないと笑わせる…

 

さて、こうして毎年名古屋にうかがえることは嬉しいと…本気で言ってます…と強調する柳家喬太郎さん

この仕事がくると冬だなって気がする…と言いながら、もう一つ本音があると…それは、しょっちゅう来てるから…名古屋にはしょっちゅううかがってて、ありがたいと思う反面、切ないなと思うのは、近いから日帰りになると…こうした夜の公演でも終わったら東京に帰る…泊まって、みんなでワーワーということはできないので淋しく思う…と言いながらも、今はコロナ禍なので、泊まったからと言って、4人で集まってキャーキャー呑むということはたぶんやらないと思う…と言いつつ…「たぶん」というところが自信のないところで…と笑いを誘う…

少し感染がおさまっているので、気をつければいいのかな…という気がしないでもないと…

 

でも、今日もお客様はマスクご着用していただいて、手指のご消毒、検温していただいて、こうしてぎっしりとお客様が入っていただいてる、こういう状況をみると、ああ第6波もはじまるんだなという気がする…感無量でございますとの…この一言に客席大爆笑…

 

2022年1月からオミクロン株というものが流行り出して、カンセン爆発…この柳家喬太郎さんの予想…あたってしまいましたね…汗

 

さて、今、いろんなところに仕事で出かけても打ち上げというものができない…そもそも、いろんな土地へいくことがおっかなびっくりで、三遊亭白鳥さんの御出身地、新潟とか、年末になると行く秋田県とか、そういう感染というものがほとんどないと言いましょうか…感染者ゼロという日が続いているようなところに行くのは、東京から行くので申し訳ないなって気がする…迎えてくれる方は温かく迎えてくれるけど…きっと、どっか心の中で、こいつ大丈夫かなって思われてるんじゃないかと…恐縮しながらいったりするけど、今回の名古屋あるいは大阪なんかは、お互い様じゃないかと…笑

さらに、みなさんマスクしてらっしゃることを褒め称えながら、名古屋の方は金メダルかじりながら歩いていると思ったと…マスクしてたらかじれない…と笑いを重ね…

いろんな土地へ行くと、その土地のものをいただいたりしながら、仲間と一杯やってというのが楽しみなんだけど、コロナ禍になってから、去年からまったくできていないと…小人数で呑むことはなきにしもあらず…

でも、もっと大人数で仲間とわいわい集まる仕事もあってと

コロナ禍なので、去年、今年とやっていないけど、三遊亭白鳥さんが地元新潟でプロデュースをしている「虹色寄席」…三遊亭白鳥さん、林家彦いちさん、そして私、さらには落語ファンにはお馴染みの桃月庵白酒さん、立川談笑さん、入船亭扇辰さん、春風亭一之輔さん、林家二楽さん、こういったメンバーがレギュラーで新潟に行く…新潟の一つの建物の地下が劇場、3階か4階に能楽堂があって、両方で落語会をやるとのことで、3人ずつで、一公演、両方の会場でやって、お客さんはチケットを買えば、両方の会場にいける、落語聴き放題、見放題のイベントだと

言うなれば、今日の公演のチケット代で「大名古屋らくご祭2021」の全部の公演を見れるようなものだと…そう考えたら、とてもお得な公演だと…

でも、劇場の公演と能楽堂の公演時間が被っているので、実はお得にならない…○○商法かな…と笑わせ

その公演後も仲間が集まるので、みんなでワイワイ飲んで三遊亭白鳥さんをイジルという楽しい会があったようで…

そこでのギャラの話

「虹色寄席」はその日のうちにいただけるということで、領収証にサインをする中、三遊亭白鳥さんだけは、「僕は向こうの部屋で」と…

三遊亭白鳥さんも、ここでサインをすればいいのに…

と、このことを我々の世界では「ぎる」というそうで

「あれ、ぎってるんじゃねえか、兄さんよ」…って、私が言ったことで

みんなが私のことを「ギリの兄さん」というとか…笑

「虹色寄席」の打ち上げ、1回目か2回目か忘れたけど、みんなでキャーキャー言いながら呑んだことがあったようで…みんな、すっかり酔っぱらってべろべろになっていて、特にべろべろになっていたのが三遊亭白鳥さん

林家彦いちさんと私とで、とりあえず三遊亭白鳥さんを寝かせてやろうと、真冬で防寒着を着たまま、ホテルの部屋で三遊亭白鳥さんをベットに運んで寝かして、林家彦いちさんとは、それぞれの部屋に分かれたそうな…

で、翌日になったら三遊亭白鳥さんはシラフに戻ってて…なんでも林家彦いちさんに驚いて電話をかけていたらしく…

その内容は、身に覚えのない鳥の羽根が部屋にいっぱい落ちていたって、慌てふためいた様子で

なんでも、三遊亭白鳥さんは、鳥をたべることはなんの問題もないけど、生きている鳥がとても苦手なんだとか…

で、その部屋に散乱する鳥の羽根に、相当驚いたらしい…

その原因は…というのが語っている柳家喬太郎さん…前の晩、羽織っていたものが、ダウンジャケット、それが羽毛だったようで…笑

また、同じように2回目の時も、みんなでキャーキャー言いながら呑んだことがあったようで…みんな、すっかり酔っぱらってべろべろになっていて、特にべろべろになっていたのがまたまた三遊亭白鳥さん

そのときも介護して、三遊亭白鳥さんをベットに運んで寝かして…そのときは卵の殻をいっぱい、わざとおいて…と…笑

三遊亭白鳥さんとは、おもしろいことがいっぱいあると…

名古屋にも泊ったことがあって、それはSWAという新作落語の公演で、翌日が大阪の公演だったので、そのまま名古屋泊となったときにも、みんなでキャーキャー言って飲んで、さらにホテルで部屋飲みをしようと…プロデュースは春風亭昇太さんなので、その春風亭昇太さんの部屋で…で、さほど欲しくなかったけど、エロ本も買ったとか…で、酔っぱらっているので、エロ本をビリビリ破いて春風亭昇太さんの部屋に散りばめたこともあったとか…

今考えると自分の行動が不明…と笑わせながらも…

こんな話をしたら長くなってしまうけど…と…さらに…笑

翌日…大阪公演…昼間、ちょっと歩こうということになって、動物園前とか大きな商店街を歩いていたら、三遊亭白鳥さんの姿がみえなくなって、どうしてたのかと思えば…戻ってきて、いいものをみつけたから買っちゃったと…

それはダボシャツとステテコのセット

三遊亭白鳥さんが言うには、寅さんが来ていたのと同じもの…「6千円でいいわー」と「寅さんがきてたのと同じもの、大阪で帰るんや、ほんまものやでー」と嬉しそうに言ってたけど

「寅さんは東京生まれ…ほんまものではない…笑…ましてや巣鴨に行けば全部勝っても2千円で買えそうなものだった」と

旅は楽しいけど、今は思うようにはいかない…地方に行って泊まりになっても、仕事が終わったらすぐに解散をして、ホテルの部屋で呑むことがほとんど…まあ、それはそれで楽しいけど…

旅というのは、どんな感じであれ、楽しい…いろんなところ、名所、旧跡を訪ね歩く旅もいいけど、ただ何の目的もなくといった旅もいい…とマクラをまとめて

演目「聖夜の鐘」

主人公は…何の目的もなくといった旅をしながら、田舎町のビジネスホテルに泊まっている旅人…

このビジネスホテルに泊まってから2週間たつという…

そんな旅人がビジネスホテルのフロントの女性、キミコさんに話しかける…

やることもないから散歩でもと思うけど…この街にはコンビニさえない…名所旧跡も特にない街…でも、まあ、行ったことのない街へ行ってみたいと思って…でもこういうところでも、こういった宿があるというのはありがたいと

フロントの女性、キミコさんは、

「こんな町でも仕事をしている人がたくさんいらっしゃるんで、ときどき出張でこの街にこられる方もいらっしゃいます…でも、お客さんお気づきですよね…お客さんがいらっしゃってから2週間、誰もお越しになっていません」

と…

 

よく経営をしていらっしゃるな…と従業員を尋ねると

このフロントの女性ともう一人男性と支配人だけ…

で、その支配人は、実にやる気のなさそうな…やる気のないオジサンの典型のようなオジサンだと…旅人の感想

しかし、若いもう一人の男性も含めて…若いお二人が勤めていらっしゃる…やはり故郷で骨をうずめたいのかと…旅人が尋ねれば

「こんなところでも働けるだけありがたい」とフロントの女性

旅人は二人の関係を察して「もう一人のお若い男性はいいお方か…彼と二人で働けるのは幸せなことだろう」というと

フロントの女性は

彼には地に足をつけてもらいたいと…どんな仕事でもいいから…コツコツ働いてほしい…で、いつかは結婚したいと思うけど…でも彼は夢を追っていて、夢しか見てない…見果てぬ夢というか、彫刻家になりたいといってると…

でも、実際、それで食べていけるのは、ほんの一握り…私には、彼に才能があるのかどうかはわからない…でも今日も、こうしてリネン室に籠ってコツコツ何かを彫っている…

夢を追うのは悪いことじゃないけど、私は二人で一緒に歩いていく確かな確証が欲しい…夢だけでは、ご飯は食べれませんからと…でも、こうしてお客さんと話していると、何か自分の心の内を話してしまっているような…と

フロントの女性が語れば…

旅人は「いいんですよ…こういうしっとりとした話もいいでしょう…何も円丈一門の落語ばかりでなくても」なんて言って笑わせる…

その話を聞いて、彼の話を聞いてみたいと思った旅人は

彼女にお願いして、彼が彫刻を彫っているリネン室に案内してもらうことに…

リネン室にて

「何か御用で」と…旅人に問うキヨシと名乗る若い男性

「彼女から話を聞きました…夢をみてらっしゃると…」と旅人が口にすれば

キヨシさんは

「あいつは俺のことを何も理解していない…いつか彫刻家になってアートの道を極めたいと思っている」

「彼女は地に足をつけてもらいたいと言っている」と言葉を返せば

「あいつは俺の夢のことなんかわからない…こんな田舎のきたなくて小さいビジネスホテルでずっと終わるつもりはない…俺がボーイであいつがガールで…」…笑

「なんとなく言いたいことはわかるけど、ガールとはいわない…」笑

 

キヨシさんは、さらに

明日はクリスマス・イブで、このホテルでささやかなパーティーをやると…そのときに彼女に渡すプレゼントを、今彫っていると…

パーティーと言ってもキヨシさんとキミコさんと支配人の3人だけのパーティだけど…と…ここで旅人でもあるお客さんをパーティーに誘うキヨシさん

旅人も、特に他に行く予定もなく…行くところをみつけようにも何にもこの街にはないので…さらには、彼の心のこもった手作りのプレゼントを彼女がどううけとめるか見届けたい気持ちがある…と、パーティーの参加を喜んで受け止める…

その話をきいていたのが、支配人…

その口調はまさに酔っぱらい…

「お客さん、こんなきたねえビジネスホテルにずっと泊まっていただいて、パーティーにも参加していただいて、ありがとうございますねえ」

それを見た旅人は

「素晴らしいやる気のなさ…もはや酔っぱらっていらっしゃる…」

さらに支配人が「なんで、うちのホテルにはお客さんがこないんですかね?」との問いかけには

「たぶん、あなたが問題…もう少しやる気をだせば…」

 

さて、翌日…

パーティーが始まった

「酒はいくらでもあるんで、遠慮なく…食べるものもいっぱい用意してあるんで…」とまたまたすでに酔っぱらってる支配人…

用意された食べ物は…というと「柿のタネ」「さきいか」「チーズ鱈」「しるこサンド」…

旅人は一言…いいクリスマス・イブだ…笑

スミマセンね…お客さん…と女性、キミコさんが声を掛けてくれるも、彼氏キヨシさんの姿は見えない…

こうしてパーティーは始まっているのに、まだリネン室に籠って彫っているとか…

すると、キヨシさんが姿を現せる

何やら布で覆われた大きなものを台座に載せてゴロゴロと運んできて

「できたよ!お客様、昨日はありがとうございました…キミコ、メリークリスマス!!これが俺からのプレゼント!お前のためにコツコツ心を込めて彫ったんだよ!受け取っておくれよ」

と、1本の木から彫ったものは

「十字架」

これを見たキミコさん

「これを彫ったの??バッカじゃないの?普通は二本の木を組み合わせるの…これを1本の木から…バッカじゃないの!」

「バカッていってはいけないんだよ…」「子供か!」

「いい加減にしてよ…地面を見て二本の足で歩いてよ」とキミコさん

その光景をみてた旅人は語る

夢をみるのは大事なこと…しかし、地面を見つめて一歩一歩着実に歩いていくことも大切なこと…夢を見るのは素晴らしいことだが、その夢ばかりを追っていると浮ついたものになる…地面を見て歩くことも素晴らしいことだが、地面ばかりを見て歩いていると、空の青さはわからない…一つの眼で空を見て一つの眼で地面をみる…そういう二人が集まれば…二つの眼で空を見て、二つの眼に地面を見て歩いていけると…

さらに、行きがかり上、二人のために何かを作りたいと…

木が残っているのかどうか確認し、リネン室にあることを知ると…

旅人は、リネン室に籠って小一時間ほど、こつこつと何かを彫っている…

リネン室から旅人が姿を現すと

「出来上がった…これが私からのクリスマスプレゼントだ…大志を胸に秘め、きちんと前を向いて地面を向いて歩いていけるか、お力添えになればと…

「木彫りの鐘」

不思議とこれを二人に渡すと…風もないのに…地震でもないのに…仕掛けがある訳でもない…ただの木彫りの鐘なのに…

「カラーン、カラーン」と鐘の音がなる!!!」

風情のある音色がパーティー会場に響き渡る…

「なんでこんなことが…」と旅人に尋ねると

「魂をこめるとはこういうこと…」

 

「木彫りの鐘に生命が宿って、鐘がなりはじめる…こんなことができる人は…」と慌てて宿帳の名前を確認すると

飛騨高山のご出身…名前が「甚五郎」

「左甚五郎先生!」

旅人は言う…

「わしは甚五郎先生というものではない…そもそも左甚五郎が生まれてから480年…そんなに人間は生きられない…ただ甚五郎の作ったものには魂が宿る…初代甚五郎が、その命を全うする晩年…精魂込めて自分を彫った…で、その魂が散った時に、その木彫りに魂が宿り、2代目甚五郎となった…2代目甚五郎が朽ち果てるときに3代目を彫り、3代目が朽ち果てるとき4代目を彫り…私は5代目だ…」と…

 

さて、この木彫りの鐘の噂は、あっという間に世間に広がり

甚五郎の彫った鐘があると…その街、そしてこのホテルは大繁盛…

そのうわさは日本のみならず海外へも…

サゲは、その観光外国人のこの一言

「ジンゴロウのベルは素晴らしい」

「ジンゴロウベルは素晴らしい」

「ジンゴロウベル」

「ジングルベル」…笑

 

クリスマス・イブに「聖夜の鐘」

なんかちょいとしたファンタジーの短編映画を見てるような…そんな気にさせてくれる臨場感あふれる素晴らしい新作落語でした

ええ、話でした

これ…演目「聖夜の鐘」よりも「ジングル・ベル」の方がもっと伝わりやすいって思ったな…

まあ、演目の発表は、すべての演目が終わってから公開されるから、たいしたことでもないけどね…

 

で、中入りを挟んで…第二部へと…

このブログ同様…続く…


2021冬…日本特殊陶業市民会館ビレッジホールで春風亭昇太さん、柳家喬太郎さん、三遊亭白鳥さん、林家彦いちさんでの「大名古屋らくご祭2021」…「新作の夜」…第一部…その1

2023-04-28 06:22:11 | お笑い

2021年冬…

クリスマス・イブ当日…

 

日本特殊陶業市民会館 ビレッジホールで行われた

「大名古屋らくご祭2021」

演者は春風亭昇太さん、柳家喬太郎さん、三遊亭白鳥さん、林家彦いちさんの4名

この4名で昼は古典落語、夜は新作落語の2回公演…

ホントは2回ともききに行きたいところだけど…

このクリスマスイブは、ド平日…

当然、日中は仕事なので、行くことができませんが…

夜の部「新作の夜」に行ってきました

「落語」はオモシロイ…

でも…どの「落語」の噺もオモシロイと言う訳でもなく
同じ「噺」でも、噺家さんによって
オモシロさは全然違ってくるのだけど…


当然、面白くないと
お金を払って観に行ったのに
「師匠」と呼ばれる方でも、気が付けば、魔人「睡魔人」??に襲われて


夢の中に無理無理連れて行かれて
(お金を払っている以上、私は必死に、起きていようと抵抗するものの)
何をしゃべっていたのか記憶にない…
なんてことも、実は何度かあるんだけど



春風亭昇太さん、柳家喬太郎さん、三遊亭白鳥さん、林家彦いちさん

この4人の「噺」は、4人とも…どの噺家さんもめちゃめちゃ面白くって
笑って笑って
ストレス発散には最高なのよ
その時のことをだらだらと

 

内容は…
ネタバレ…にもなってしまうので
その「噺」を一から聞きたい方は
これから先は…読み進めないように…笑


前半は
三遊亭白鳥さん、柳家喬太郎さん


休憩挟んで

後半は
林家彦いちさん、春風亭昇太さん



今までだと
4組も出演されると1組くらいは
オモシロくない「噺」なんぞ、あるものだけど
この公演は
4組ともめちゃめちゃオモシロかった


笑い過ぎて、笑い過ぎて
今でも印象に残ってる「落語会」でした…


噺に入るまでに
まずは、4人でフリートーク

三遊亭白鳥さん、開口一番、客席に向かって…

「クリスマス・イブ…暇なんですね…」笑

春風亭昇太さんが、すぐさま「本来、行くべき、ところがあったと思うんですけど…」とフォローしながら、「私は仕事です」…笑

基本的には春風亭昇太さんが進行…

まずは、お客さんに感謝の言葉を…で昼は古典落語…素晴らしい古典落語…これぞ正統派という古典落語で、江戸の風の間に…新潟の風が吹くという…で:夜の方は、新作落語…新作落語と言えば、地元、円丈師匠…

と話題が円丈師匠のことになるやいなや

三遊亭白鳥さん「今日、私達が凱旋公演ということで!」…笑

これには他の3名、ポッカ-ン…

意味不明…それを言うなれば「追悼公演」とツッコまれて大爆笑…

円丈チルドレンと呼ばれた4人ですから…今夜は新作落語を…と春風亭昇太さんが言えば

語るのは、直のお弟子さんだった…三遊亭白鳥さん

もともと落語は知らなくて…たまたま古本屋さんで円丈師匠の本を見つけて、落語家になりたいなと思って、TVをみてたら、うちの師匠が「花王名人劇場」に出ていて、どこに住んでるんだろうと思って、近くのメトロポリタンホテルの公衆電話の電話帳を開いたら、うちの師匠の住所が載っていたと…で、行ったら、うちの師匠は、もう弟子をとらないって言われたけど…たまたま新作をかいたものをもっていったら、じゃあ、せっかくだからと弟子にとってもらったと…全然落語の世界のことを知らずにこの世界に入ったと…

メンバーに「今も落語のこと、知らないでしょう…すくすく大きくなって…」とイジラレル三遊亭白鳥さん

春風亭昇太さんも「これだけ知らなくて、これだけ大きくなったのはスゴイ」と褒めているのやら貶しているのやら…

三遊亭白鳥さん「今年で36年目、未だに落語の「かみしもをふる」こと(右、左、顔を向けば人物が変わること)がわからない」と…

客席から「知ってるー」と声がかかれば…三遊亭白鳥さん

「どこで教えてもらったんだよ…」

さらには「未だに分からない…勘でやってるだけ」と

ここで、三遊亭白鳥さんは柳家喬太郎さんに

「喬太郎師匠も、うちの師匠を見て素晴らしいと思ってたんでしょう」と問えば

柳家喬太郎さん「まあ、入らなかったけど…」笑

 

ここで林家彦いちさん

「せっかく古典落語をやってたのに、みんなが三遊亭白鳥さんのことをハラハラドキドキしてて見てた…」と笑わせる

「おかあさんになったかと思いました…」笑

そんな林家彦いちさんに三遊亭白鳥さんが問いかける

「うちの師匠の1番弟子になろうとしたんでしょう」

 

ここで、林家彦いちさんが語る

渋谷に「ジャンジャン」というライブハウスがあって、そこに、そもそもは東京乾電池をみにいったそうな…まだ高田純次さんがいた頃、それをみにいって、そこで今月のダイジェストをみたら、三遊亭円丈さんの「実験らくご」とのフレーズがあって、僕は大学時代、落研だったので、ここで落語をやってるんだと思ってみにいったら、それは衝撃的だったと…それまで、新作落語というのは、古典落語の焼き回しが多かった…舞台が長屋の代わりに会社だったり団地だったりと…でも、三遊亭円丈さんの舞台は宇宙、机に手がくっついちゃったりと…演目…タイトルも「白い螺旋階段」とか「悲しみはさいたまに向けて」とか…とにかく衝撃的だったと…たとえば、電車の中の乗客にザリガニがいるとか…それを悲しく描く…夕日に向かってザリガニが去って行く…そのシーンでは、三遊亭円丈さん、懐から生きたザリガニをだしたりして

公演終了後、「僕は感動しました」って、三遊亭円丈さんに言ったら、三遊亭円丈さんは、高座を振り返ってて「ザリガニが夕日に向かってまっすぐ歩かなかったことが失敗だったと…

それを聴いて三遊亭白鳥さんは「師匠についた前座の頃、円丈師匠は新作ばかりやってたから、それが普通だと思っていたと…その頃、川柳川柳師匠も同じように酔っぱらってて…」と思い出を語る

林家彦いちさんが、さらに

もっと衝撃を受けたのが、演目「パパラギ」…上半身を脱いで、南の島の大王になって「パパラギ、島の子たちよ」とお客さんに話しかける…それを、普通の寄席でやってたのは、衝撃的だったと…新宿末廣亭で客席に降りて、裸のまま、ぐるぐる廻っていたと思い出を語る…

春風亭昇太が、とまらないトークのまとめにかかり

「円丈師匠は新作落語というよりも革命家、自由をもたらした…落語史に残るお方であることは間違いない…円丈師匠に憧れて、新作落語をかいてきたので、今日の夜は、新作落語をやっていこうと、でも、今語った円丈師匠の題目とは一切関係なくやりますので…自由ということで…笑…順番はお弟子さんを挟んで…2人やって、中入りがあって、また2人やって」とまとめたところで

オープニングトークは終了…

 

開口一番は

前座の桂南之助さん

「大名古屋らくご祭」豪華な顔ぶれ…前座の身分とは言え高座に上がれて、とてもうれしく思っていますと…「大名古屋らくご祭」は全部で4日間、7公演、そのすべてに参加しているのは私だけ…

誰が一番ねぎらわれるべきなのか、みなさん心に留めてお付き合いのほどを…と客席を和ませて

演目は「牛ほめ」

いつもぼーっとしている息子の与太郎

鼻を垂らしたまま…鼻をかんでもまたでてくるから噛むのも面倒くさがる与太郎に…父親は頭を抱えている…

鼻を噛むと紙がもったいないというので…だったら、鼻を噛んだ後、紙を川で洗って乾かして、便所で使えばいいんだと父親が返したら

「そう言われて、こないだやったの…でも、順番を間違えちゃって」と与太郎

 

そんなある日、おじさんである佐兵衛が家を新築したというので、息子におじさんの家へ行って、おじさんの家を褒めにいきなよと誘い掛ける

父親は「私もこないだみてきた…お前も褒めに行ってこい」と

なにも要領が分かっていないので、口上を教えようとする父親

「向こうについたら、こんにちは、ごめんくださいと言って、どうぞと言われたら上がらせてもらう…」

「先日はおとっちゃんがうかがわせてもらってお邪魔様でございます…今日は、家を見に参りました…」といって

家を見渡して、こういうようにと…

「家は桧造りで、天井は薩摩の鶉木目(うずらもく)、なにやら、たてなに左右の壁は砂摺で(すなずり)、畳は備後の五分縁(ごぶべり)でございます、床の間を拝見いたします、けっきうな建物でございます…お庭は総体御影(みかげ)づくりでございます…」

こう言って驚くんだと…

父親の言う通りにリピートしてみるも…

「先日はおとっちゃんがうかがわせてもらってお邪魔様でございます」ですら「先日はおとっちゃんがうかがわせてもらって、お釈迦様でございます…」と間違える始末で

与太郎はこの簡単な褒め口上も覚える事が出来ない…

 

でも、さらに父親が

あぁそうだ、あとは台所の柱に大きな節穴が空いてるんだが、それを見たらこう言うんだ…

「この上に秋葉様(秋葉神社、防火の神様)のお札を貼ってはいかがでしょう…穴が隠れて火の用心になりますよ」と

これを言ったら小遣いくれるかもしれないと…

「金もらえるの!そりゃいいや!あとは何かない?」

おお喜びで、行く気マンマンになった与太郎

そうだなぁ…牛でも褒めるか…

「この牛は、天角地眼一黒直頭耳小歯違でございます…」

まぁ、簡単に言うと牛に対する最高の誉め言葉だ…これでまた小遣いもらえるだろうな。

「こんなんで小遣いもらえるんだ…簡単だな…」

 

張り切って口上を覚えようとする与太郎だが全く覚える事が出来ない。

覚えれなかったので、紙に書き留め、その紙を読むことにして…

 

おじさんの所へ向かい、とりあえず丁寧に挨拶する…

おじさんの家を褒めに来たと…

「この家は総体、檜造りでございます」「上手いこと言ったね…」

しかし、紙に書いたはずなのに…


天井は薩摩芋のウズラ豆…」「なんだ、それは?」

「佐兵衛のかかぁはひきずりで、畳は貧乏でボロボロです

「床の間を拝見させていただくと、なにやら化け物が…けっこうな化け物でございます」

庭は総体見かけ倒しでございます

もう口上はボロボロ…

「おじさん、台所をみせてよ!それが楽しみできたんだから…」

広い台所あったあった節穴が…「おじさん、この穴が気になるか」「お前にも分かるか…何とかならないかな、この節穴」

「おじさん、この穴は心配いらないよ…秋葉様の火伏せの御札を張ってご覧なさい、穴が隠れて火の用心になりますよ」「なるほど…それは気がつかなかった…ありがとう」

「驚いているの??」「そりゃあ、驚いているさ」

だったら、驚くだけでなく、早く出すものだせよ!と小遣いをせびる与太郎…

 

計算通り…と喜ぶ与太郎

「おじさん、今度は牛も褒めるよ」と

牛のお尻をみて、お尻の穴が気になった与太郎

おじさん、あの穴を気にするか?」「気にしてないよ」

「おじさん、この牛の穴について心配することはないよ」「心配なんかしてないよ」、
秋葉様の御札を張ってごらん」「バチがあたるよ」

「いや穴が隠れて屁の用心になります

ちなみに…お弟子さんは、完全無欠の…古典落語…笑…でございました…

 

続いて、まず先陣をきって登場するのは

三遊亭白鳥さん

何をやろうか、特に決めていなくて…オープニングでうちの師匠のことが話題になって、この落語会が終わると、おそらく来年1年、名古屋にくることはないだろうから、東京ではなんどもやっているけど、今日はうちの師匠の出身地でもあるので、この演目をやってみたいなと

人というのはどういう生き方をするのか、いつ死ぬのかわからない…わかっていることは、人というのは絶対死ぬということ…いつ死ぬかわからないから…人生はおかしなことがおきると

演目「黄昏のライバル~師匠円丈編~」

これ落語なのか??と思えるほど…もう「円丈師匠の新作落語」の域を明らかに超えていて…

ここまでいじって大丈夫なのかなとも思える噺で…なんか不謹慎さも感じながら…もう大爆笑でした…

おかみさんのところに駆け寄るのは

円丈師匠の最後の弟子「キュウゾウ」

円丈師匠の容態がよくないと聞いて駆けつける…

おかみさんが言うには「ずっと床に臥せっているのだが、どこが悪いのかわからない…寝言で落語なんかやりたくない、高座なんか上がりたくないって言ってる…歳なのかね?」

「キュウゾウ」は「今、うちの師匠は70代半ば、今は80歳過ぎても高座に上がっている人がいっぱいいるから、一番油がのっているとき」と返したので、おかみさんに起こしておくれよと頼まれる

床に行けば、臥せている円丈師匠…

「キュウゾウ」をみると

「もう落語なんてやりたくねえ、高座に上がりたくねえ…死神が俺を迎えに来る」とずっと言ってる始末

そこで「キュウゾウ」は…円丈師匠は「昭和の名人」と呼ばれた人…古典落語をやれば、思い出して落語をやりたくなるかもしれないと思って

ここは「キュウゾウ」…

「ちょいとお前さん、大晦日だよ、おきなよ」「昨日の酒が抜けないんだよ…わかったよ!おきればいいんだろう…」

と「芝浜」のくだりを…

「このやろう!なんで「芝浜」でおこすんだ!」と円丈師匠

起きた円丈師匠に向かって

なんで落語をやりたくないなんて言っているのか、新作落語の祖と呼ばれて、後、数年後には「人間国宝」になるだろう落語界の天才の三遊亭円丈師匠ですよ…

といえば…「なんだ、この静まりは…静まり返って…」と言葉にする円丈師匠

 

「そりゃあ、死んだばかりの師匠をマクラならまだしもネタにしてるんですから」と笑わせる…

 

円丈師匠は、まさに、それが「円丈魂」だと言い張る!!

「常識を破って死んでも何でもネタにする…そして、古典落語は敵だ!!…笑えるなら俺を使え…笑えるならすべてを差し出す…」と言いながら

「古典落語は敵だ!!」との言葉を繰り返す円丈師匠

 

「キュウゾウ」は、4年前に円丈師匠が古典落語「文七元結」をやるのをみましたが…と返すと

「俺は常に変わるんだ…それが「円丈魂」だと…さらに「俺の最後の敵が、俺の永遠のライバル、柳家小さんだ…」

とさらに語りだす…円丈師匠

「柳家小さん、あいつは人間国宝だ…小さん師匠は心に染み入るような人情噺をする…小さん師匠はスゴイ…小言念仏が…」というので、思わず大爆笑

…古今亭志ん朝、立川談志、俺と競い合うライバルはみんないなくなっちゃった…ライバルがいなくなれば、誰と戦えばいんんだ、と

 

「キュウゾウ」が戦う相手は後輩に、春風亭昇太さんがいるではないか…と問うも…

円丈師匠「あいつは「笑点」に魂を売っちゃったから、と…

あいつは俺の一番弟子になりたかった…でも家の前まで来て、円丈師匠の弟子になったら潰されると野性の勘が働いたようだ…と返す…

柳家喬太郎師匠もいるじゃないか…と問えば

「喬太郎の黒い一面…あいつは新作だけじゃないんだ…桂文枝と…笑…」

「喬太郎は古典落語をやっていた…だけど古典だけではなく、落研時代に作った「すみれ荘201号」という新作をやって人気を集めた…なんで古典落語をやらずに新作をやるんだ…あいつは「柳家」じゃなくて「隠れ円丈一門」だ」と

林家彦いち師匠はどうかと問えば

「あいつは新作よりもラーメン親父に魂を売っている…あいつは「笑点」の林家三平の後釜を狙っている」と

「楽屋へ戻れば怒られますよ」と笑わせる

円丈師匠は、みんな俺のことを怖れて反論もしない、ライバルもいないから、高座にあがりたくない」との一点張り…

おかみさんに「駄目でした」と告げる「キュウゾウ」

「ライバルもいないし、逆らうやつも、いなくなったから」とその理由を言えば

おかみさんが言うには、師匠に逆らった人が一人だけいたと…2年前に円丈師匠に逆らって、破門されてやめちゃった人が一人だけいると…

その人は池袋でおでん屋をやっていると…その人なら師匠を起こすことができるかも知れないと…

さっそく池袋でおでん屋に向かう「キュウゾウ」

 

池袋のおでん屋「おでん処、白鳥」ここだ!!!

 

久しぶりの客におお喜びの店長は…というと…笑

酒を提供しつつ

「キュウゾウ」に語りだす

「俺は昔は落語家だったんだ…私は新潟の田舎者…落語って江戸っ子がやるもんだろう…落語は知らない!知らない!」といいつつ

「大将、いっぱいやってくれ」と「キュウゾウ」に酒を勧められると

その酒を口にして「1年ぶりの酒だ…また夢になるといけねえ…」と「芝浜」の一節を

そう言いながら「落語なんて知らないよ」という大将に向かって

「あなた、三遊亭白鳥師匠でしょう…」

「へっへっへー!よくわかったな」とキセルを咥えながら…

「今、私がキセルで煙草を吸ったけど、間違いがある、わからないでしょう…キセルには火を必ずこのような仕草をしてと…これは、2年前に喬太郎さんから教えてもらった」と笑わせる

「だから、古典落語は難しんだ…私のやった仕草では、シャボン玉になる」と…

 

「キュウゾウ」はどうして2年前に破門になったのかを尋ねると

「2年前、落語協会の理事に柳家喬太郎さん、林家彦いちさん、桃月庵白酒さんや柳家三三さんがなったけど、師匠に、お前、白鳥はなんで理事にならないんだ、バカヤローっ」て言われて、私は言ってやった「「皇室のはなし」をする奴が理事になれる訳がない」と…

すると、円丈師匠は「俺に逆らうのか―!師匠に逆らうとはコノヤローっ」て、「赦せねえ!破門だ!」と

白鳥師匠に元気づけてもらえればと懇願する「キュウゾウ」

これに折れて、三遊亭白鳥さん

「噺家をやめて商売をやっても上手くはいかない…実はあの頃はよかったって反省してたんだ…ぜひお見舞いに…」

 

と臥せっている円丈師匠のところへ出向く三遊亭白鳥さん

 

三遊亭白鳥さんは、円丈師匠にお詫びをしなくてはならないことがあると

前座の頃「やかん」という古典落語をならって、その録音したテープを、文字におこすのが面倒くさくて、近くの目黒図書館で落語全集を借りてきて覚えたと

円丈師匠「それは柳家の形だ!」

「すみません、落語にいろいろな種類があることを知りませんでした」

さらに、しょうがないからと、円丈師匠の師匠、三遊亭圓生の全集、直筆のサイン入り、俺の宝物だって言って貸してもらったけど…古本屋に売ってしまいったと…

怒る円丈師匠に三遊亭白鳥さんが言う

「名古屋に連れてきてもらって、どんだけ辛い思いをしたか…どこで生まれた?ときかれ、新潟県ですと答えたら…裏日本って言いましたね!」

「名古屋の人間にとって、日本海はみんな裏日本だー!」と円丈師匠

さらに三遊亭白鳥さん

「お前は落語家に向いていない…雪国の奴には心に雪が降ってる…お笑いにはむかねえと…師匠の知り合いの名古屋のオジサンが「おみゃー、どこの生まれだ」「新潟県です」「田舎だニャー」って…新潟県は新幹線も停まるし、高層ビルもあるのに…どうして新潟県が田舎なのか…その答えは、新潟には東海銀行がないから」と…笑

さらに「ういろう」を自慢する円丈師匠に三遊亭白鳥さん

「ゼリーならゼリー、ようかんならようかんのままでいいのに…新潟には笹だんごしかないだろうと言って、円丈師匠は「ういろう」を持っていけっていただきましたけど…「重い!」

さらには名古屋へ行って、名古屋らしいもの喰わしてくれると言って、食わしてくれたのは、なぜか「東京タンメン」

円丈師匠の公演、文珍師匠と大きなホールで800人ほどの超満員…笑いたいと思って集まったお客さんの前で、師匠がやったネタは「アマゾンの朝は早い」…アマゾンを描写する擬音ばかり30分もするので、客席が鎮まりかえっていたと…それをステージ袖でみていた文珍師匠が

「円丈さん、戦ってますなあ…」

 

円丈師匠は言葉を返す…

「ウケるネタをやるんじゃない…常に新しいネタに、生涯たった一人で闘って前のめりで倒れていく…これが「円丈魂」だ」

「ウケるネタを何度も繰り返してる古典落語のやつとは違う…新作の道を切り開く先頭に立っている師匠に反抗して申し訳ありませんでした」とわびる三遊亭白鳥さん

「ただ、笑わせるだけでなく常に新しい新作をみせる…これが「円丈魂」…それが分かってもらえたようで…赦してやろう」と円丈師匠

さらに

「「円丈魂」を受け継いでくれた後輩たちがこの世の中で活躍してくれれば…俺は天国に逝く…天国には俺のライバルがいっぱい待っている…先代の円楽師匠も待ってるんだ!!」

「白鳥!じゃあ、あの世へ逝くぜ…」

と円丈師匠の魂が浮かび上がる…

「天国に逝っても俺は戦って古典落語を潰してやる…「円丈魂」みせてやる…」

三遊亭白鳥さんの「師匠はなんで死んでまでやる気マンマンなんですか」の問いかけに

サゲは

「俺はいつでも、えんじょう中だー!!」

 

いやあ、凄かった!!これって落語??とは思いながらの

さすが「凱旋公演」???の一席でした…

 

と長くなっているので、次回に続く


春風亭昇太さんのトークショー「お城歩きのススメ」…「にっぽん城まつり2023 feat.出張!お城EXPO in 愛知」…愛知県国際展示場 Aichi Sky Expo ホールCにて

2023-04-16 05:32:35 | お笑い

前回、いい加減にしろ!(城!)…っていうくらいだらだらと綴った

「愛知県国際展示場 Aichi Sky Expo ホールC」で行われた

「にっぽん城まつり2023 feat.出張!お城EXPO in 愛知」

 

今回はステージイベント

春風亭昇太さんのトークイベント

「お城歩きのススメ」のレポをばだらだらと…

 

司会は、クリス・グレンさん

12時40分ちょうどの時間にクリス・グレンさんが登場

やっと「にっぽん城まつり」に登場していただけると、春風亭昇太さんを早速呼び込む…

春風亭昇太さんの開口一番は

「クリスさんと並ぶと嫌だ!背の大きさが違いすぎる…凄く小さくみえる」と言いながらも

椅子に座ると同じ高さに…笑

「僕の座高が高いということ?」と笑わせる…

「この3回目にやっと来てくれて嬉しい」とクリスさんが語りながら、「いつ頃から城を好きになったか」尋ねれば

春風亭昇太さん

中1のとき、箪笥の中から桐の箱、中にはワカメのようなへその緒が入っていた…日本はへその緒を大事に取っておく風習があって、よくみたら生まれた地名がかいてあって、「清水市二の丸町」と…でも、そこにはお城がないし、なんだろうと思って、次の日、図書館に調べにいったら、今は何も残ってないけど、そこには江尻城という駿河に侵攻した武田信玄によって築かれた城があって、僕はお城で生まれたんだと…そこで興味を持って、いろいろ調べたら清水市内には、いっぱいお城とか館とかあって、それからずっと、中世城郭にハマっていると

お城で生まれたから、お城を好きになるべくして生まれた…でも、廻りからは城よりも落語を好きになれって言われる…と笑わせる…

 

落語とお城、どっちが好きかと訊かれれば、お城…笑…落語は仕事なので一生懸命やってる…と

で…噺家なので、全国各地、落語のお仕事で呼んでもらえる…そのときに勝手に新幹線の乗変更をして、3時間くらい前に現地にいって、お城を見てから、落語の仕事をする…なので、城を見にいくのに、交通費が一切かからない…羨ましいでしょう…笑…お金をもらってお城をみにいける…お城のない街ってないじゃないですか…日本の城の多さに感謝していると…

どういうお城が好きか?の問いには

中世城郭…お城のカテゴリーでは縄張り好き…現地に行かなくても、縄張り図を見ているだけでも御飯が食べられる…と笑わせつつ

クリスさんに着物のことを訊かれると

今川家のものだと、春風亭昇太さん

今川義元、NHK大河「おんな城主直虎」では、今川義元役をやって嬉しかったと

「ほぼ、しゃべっていない…セリフも覚えなくてもいい」と笑わせれば

クリスさんも「僕も出たいけど大きなハンディキャップがある…日本人、時代劇には、ない顔…」と口にすれば

 

「ルイス・フロイスならいける…」と返しつつ

ここで、きっぱり…笑…

ここに入ってきたら、桶狭間の戦いの展示があって、不愉快だったと…愛知県の人たちは、僕たちに勝ったみたいな雰囲気だ…と客席を大爆笑させて

ここからはNHK大河「どうする家康」の話題

春風亭昇太さん

NHK大河「どうする家康」はオモシロい!しょぼしょぼの感じの家康が楽しくて…大河ドラマは歴史の史実に基づいてやっているのではなくて、ドラマなので、ドラマはドラマとして楽しみ、史実は史実として勉強する…これがいいと思うと…

あんな話の展開…史実と違うというのは野暮な話

NHK大河「どうする家康」での今川義元役は野村萬斎さん

「死んだあと、よく登場している…」と笑わせる

「生きている姿は1回だけで…」と

クリスさんに「今川義元役を今回やれなくて残念に思っているか」と訊かれれば

残念ではない…セリフが多いんで…笑…あれは野村萬斎さんがいい…最近になって今川義元の扱われ方が変わってきて、とてもよいと

それまでは酷かった…雑に扱われ過ぎて…弱弱のバカ大名みたいな扱いがずっと続いて、でも近年の今川義元公はよくなった…中世の頃のちゃんとした今川義元公の本を読んでいる人に、今川義元を悪く言う人はいない…今川義元の研究も進んできたからかな…元今川義元としては嬉しい…これからといいところでやられちゃったので…桶狭間で…とまとめると

話題は日本酒に…

「日本酒は好き…今日は呑みながらやっていいとのことで…」と春風亭昇太さん

落語での呑んでるようにみせる落語の芸をみせることなく…フツーに呑んでました…笑

「こんなイベントはない…呑みながらやっていいなんて…」とご満悦の春風亭昇太さん

ちなみに呑んでいるお酒は、今川義元の亡くなった「桶狭間」

「大高のお酒なんだー」と嬉しそうな昇太さん

 

ということで話題は大高城のこと

大高城は砦も全て行ったと…つい先日、千田嘉博教授(城郭考古学)からメールがきて大高城発掘調査をしているようで、主郭部から、けっこう無理して作ったような砦がでてきたそうで、今、言われているよりも相当激しく攻められることを今川方は覚悟していたのだろうと…そうとう大変な城作りをしていたようで…ここは昔は近くは海だったと…

近世のお城は整っているけど、中世のお城は、すぐに観光の目玉になるようなものではないけど、まずは地元のみなさんに大切にしてもらえるといい…今、発掘されているように、ますます大高城は理解されるのではないか…と話をまとめて

続いては

沓掛城

僕(今川義元)が最後に出没した場所で…よくこれだけ残っていて、素晴らしいと…

平地にあるお城は壊しやすいのに、ここは奇跡的…主郭部がここまで残っているのは珍しい…堀、土橋などよく残っている…ここは桶狭間の戦いにおいても歴史的にも重要な場所…遺構としてもよく残っている…

今川義元の最後の夜…

ここにもうちょっといればよかったのに…でもしょうがない…大高城も攻められているから…海岸線から今川軍は攻めていったけど、助けに行くとなると、だいぶ遠くのところまで、助けにいかなくちゃならなかったから…その辺も計算していた織田方の作戦勝ちかなと…

続いては、クリスさんと一緒に行った

市場城の話題

豊田市にあるそうな、私は行ったことがないのでチェック!チェック!

なんでも石垣が凄くて堀も凄く、堀の数も多くて、中世と近世の中間、移行期のお城…砦がたくさんあって、巨石がゴロゴロ…巨石は古代から信仰の対象…その信仰の対象だった場所に市場城を建てた

家康が関東方面に進んでいた頃の城主、鱸越中守重愛(長康)はここに残りたかった…出世を捨ててここから移るのを嫌がる大名もいたように…見にいきがいのあるお城だそうで、堀も凄いと

徳川は、いろいろなお城を造るとき巨大な堀を掘る技術をもって江戸に行ったんで、江戸の街の山を削って、川の流れを変えて、江戸の街を造るという大土木工事をした…その土木技術をこの山城からも感じることができると

話を聴いてて、是非行ってみようと思った、この市場城

 

続いては古宮城

これまた、私が攻城したことのない城

城、土塁など廻りから見ると興味深いと

武田、徳川軍など、横堀を伸ばす手法がみられて、小牧城にも似ているそうな…

堀もいいので、木を整理してもらえるといい…と春風亭昇太さん

城を観に行く人が除草剤を撒きながら歩くといつかはなくなるかな…と笑わせつつ、一山丸ごと残っているいい城址だと古宮城をまとめて…

続いても私の攻城したことのない城

大給城

凄くいい状態で巨石がたくさんあるどころか、巨石の上に建っていた、そう信仰の対象の場所に築城した城

古い形の石垣が残っていると…想像するだけで楽しいと大給城をまとめ…

ここでお客さんに向かって、みなさんは城好きかどうか尋ねて

さらには石垣好きか、土塁好きか、縄張り好きかと尋ね、挙手をさせつつ

最後に「昇太好きな方は?」と尋ねる

たくさんの挙手に気を良くした昇太さんが一言

「気を遣ってくださってすみません!誰もいなかったら帰ろうかと思った…笑」

 

続いては小牧山城

春風亭昇太さん

小牧市さんに呼んでもらってよくいっているそうで、近年の発掘調査でいい結果が出ていると…近世の石垣の城造りに向かうくらいの時期の城…

信長という変わり者が城を造るとこうなるというのがよくわかる…発掘調査で新しいことが発見していくという良いお手本になっていると…

古宮城の縄張りに似ていて、一つのお城が二つに分かれているように見える…安土城にも似ている…安土城との関係も分かるし、お寺が城になるとき、こういった縄張りになることが多い…お寺の参道と似ている…そういう意識が信長の中にあったのか勝手に推測するのが楽しいと…

発掘調査中に、古い石垣がみつかったりして…それは石垣の技術が積みあがる前の石垣…言うならば石垣のパイオニアだと…

このクリスさんの写真をみて大きすぎるだろう!とツッコミを入れて

「僕は身長163、昔の侍と同じ大きさ…そのサイズにうちのお母さんが産んでくれた…」と笑わせて

話題のラストは名古屋城

当時は木造建築…その技術の高さに驚くと

国家事業で造った城で、本丸御殿も凄いといいながら

なんでも、春風亭昇太さん、その本丸御殿の音声ガイドをやってるらしく…1回100円だとPRを忘れない…小牧山城史跡情報館(れきしるこまき)でも音声ガイドをやっているそうな…

するとクリス・グレンさん…その施設の英語解説は僕だとPRを忘れない

 

さて、春風亭昇太さん

名古屋城はよく行く!凄い城!空襲で焼けてなかったら、おそらく姫路城は世界遺産になっていない…世界遺産はここ…御殿のついた城なんてないのだから…これだけ巨大なお城でもったいない…当時の国家が終戦をもうちょっと早く決めていたなら…

この写真をみて

櫓とは言えない…これは天守でしょうと…

最後に徳川家康公がここにお城を造らなかったら名古屋市はない…とまとめて、アッという間の40分…

イキイキと語ってた春風亭昇太さんが印象的で

落語のようなサゲはないけど、落語並みに楽しかったトークショーでございました…

今回のブログは…居城(いじょう)…

もとい

以上(いじょう)


2021秋…「ららぽーと名古屋みなとアクルス」で「キャンプ芸人「焚火会」大集合!~冬こそキャンプは面白い〜」…第二部…

2023-04-09 05:03:18 | お笑い

2021年秋に「ららぽーと名古屋みなとアクルス」で開催された

「キャンプ芸人「焚火会」大集合!~冬こそキャンプは面白い〜」

というトークイベント

着席券を手に入れたので

第2部も…

いやあ…ゆったり座ってみられて、立ってみてた第一部よりウンと楽!!

 

 

ではでは、第二部もだらだらとその様子を書き綴りますね~

 

「焚き火会」とはヒロシさんを中心に9名のお笑い芸人のメンバーがいうようで

今回、中心のヒロシさんこそいなかったものの、スパローズ大和一孝さん、バイきんぐ西村さん、じゅんいちダビッドソン、うしろシティ阿諏訪さん、ウエストランド河本さんの5人のメンバーが集まって、わいわいがやがや、まるで焚火を囲んでいるかのようなステージで、自由に感じたまま思ったことをトークするイベントで

このメンバーで、冬キャンプの魅力やお薦めを紹介させていただくと

 

まずはメンバー紹介

司会進行は、第一部と同様うしろシティ阿諏訪さん

続いては、バイきんぐ西村さん「僕のことはいいので、今日は冬キャンプのことだけ覚えて帰ってほしい」と微妙にオカシイご挨拶

じゅんいちダビッドソンに続いて

スパローズの大和さんが、第1回目のステージと2回目のステージの間に、知り合いから連絡があって、この「ららぽーと名古屋みなとアクルス」がネットでニュースになってると…で観てみたら、この外でランボルギーニから煙が出ていると…全然、このイベントとは関係がなかったと、そんな話題を語りながら

ラストには「三階までみっちり、1回目より人が増えてる」と感想を語りつつウエストランド河本さん

 

みんながみんな、こうやって椅子に座ってる営業はまずない…本当にキャンプに来ている気分になってしまう…と感想を口々にしつつ

トークテーマ

まずは

第一部と同様

「俺のキャンプ飯はうまい」

まずスパローズの大和さんが紹介するのは

「しゃぶしゃぶ」

キャンプは味が濃いモノほど旨いと…ふだんは昆布ダシだけど、これはシジミを入れて、さらに野菜を入れまくって、しゃぶしゃぶを食べたその後タンメンやそばをこのだし汁の中に入れて、そして乾麺のそばやスープの粉を直でかけて、塩分たっぷりのモノを食べると

これを食べた時、インスタントジョンソンの杉山さんが、旨いって言ってひっくり返って「星がキレイ」と感動していたと

博多華丸・大吉さんのお父さんがビールを飲むためだけに作った、鷹の爪とお酒と九州の甘めの醤油…そこに鶏肉と玉ねぎだけをいれたシンプルな鍋があって、これにタンメンを入れるととても美味いんだそうな

華丸・大吉さんがそのお父さんとショウガで食うかワカメで食うかで喧嘩するくらいだと話が横に逸れたのを

キャンプ飯は簡単なものが多いから家でもできるとまとめて

 

続いてはバイきんぐ西村さんが紹介するのは

「アワビの塩釜焼」

鯛の塩釜焼、卵白と塩を混ぜてそれを鯛の廻りに塗るとカチコチになる…それをハンマーでかち割って食べると美味しい…それをアワビでやってみたと

ソースはアワビのキモソース、キモとバターと塩で味付けしたものだそうな…

他には、瓦そば…茶そばを練り込んで、牛肉とか入れてフライパンで瓦の上にそばを乗せて、食べたことがあって、それも美味しかったと

とにかく煮込むと美味しいと

沖縄にはお正月にキャンプをするけど、黒糖を使えば、本当の沖縄の味になると…こだわって、何時間もかけるから、お酒呑んで酔っ払ってイイ感じになった頃、できると語ったところで

話題はウエストランド河本さんのこと…

食べてもらいたいときに、お腹がいっぱいでも、食べてくれると…最初はむかつく…全然食事を作ろうとせず、箸と皿を持って、ウロウロしてるから…でも作り過ぎても安心、河本さんが食べてくれるといった話題で、このコーナーをしめて

 

次のコーナー

「冬のお薦めはこれだ」

「ららぽーと名古屋みなとアクルス」で買うことのできるアイテムを紹介するコーナー…

まずはじゅんいちダビッドソンさんから

紹介するのは、私物のコロンビアのダウン…オムニヒートで、自分の体温くらいに温めるダウン…さらに、小さく収納できると

 

続いてウエストランド河本さんが紹介するのは、今履いているお借りしているというブーツ…脱いだり履いたりしやすいと…さらには、ちょっと濡れても大丈夫とか

 

続いて、うしろシティ阿諏訪さんが紹介するのは

保冷缶ホルダー…冬でお湯をつくってもすぐ醒めちゃうけど、これにいれればなかなか醒めない…家で缶ビールを飲むとき、これにいれると最後まで冷えてて、1年中、愛用できると、うしろシティ阿諏訪さんのお薦めの1品

 

続いてはスパローズの大和さんが紹介するのは

一人用の焚火台

がっちり頑丈だと「スノーピークの焚火台」を紹介する…

スノーピークの社員は、みんなキャンプが好きで社員同士キャンプをしているときに、こういうものがあったら便利だよね…というのが商品化されているらしい…

 

このコーナーのラストはバイきんぐ西村さん

彼が紹介するのは、今座っているチェアー

何故、冬にお薦めかというと、このロータイプだと、より焚火に近づけると…他のチェアーだと火を見下ろす角度になるけど、このチェアーは火の目線で楽しめると…

みんなそのチェアーに座っているのに、一人だけ違ってるチェアーに座ってる、じゅんいちダビッドソンさんが「どうして、僕だけ違うのか!!」なんてツッコみながらも、このコーナーをしめて

 

次のコーナー

「忘れられない焚火会の想い出」

1年中、いろんなところにキャンプに行っている中で心に残っているシーンを紹介するコーナー

まずはウエストランド河本さんが語るヒロシさんの想い出

焚火会のメンバー全員でヒロシさんの誕生日にナイフをプレゼントしたそうな…ヒロシさんは喜んでくれて、そのナイフを凄く大事に使ってくれていると…でも、キャンプから帰るとき、このナイフのせいで空港で止められたと…処分しますかとも言われたけど、そのときに自宅に送り返したいために、飛行機を1本送らせて、そのナイフを自宅に送って、結果、仕事に遅れてしまった…そんなエピソードを

ヒロシさんはそのハコも、とっておいてくれてて、それが一番目に留まるTVの横にあると

 

スパローズの大和さんは

阿蘇に毎年、ヒロシさんのやってる特番、正月番組で全員泊まるそうで…収録が終わった次の日も、仕事ということにして、全員でもう1泊泊まっていると…みんなはゆったりしてるけど、ウエストランド河本さんとべアーズ島田キャンプさんとスパローズの大和さんといった酒の好きな3人で、一升瓶とお湯割りをもって景色のいいところに歩いて行って、酒を飲んでるときの1枚の写真だと…

寝転がって頭を突き合わせて呑んでる写真…秋のキャンプはふかふかの枯れ葉に寝転がると気持ちがいいと…

 

うしろシティ阿諏訪さんの写真

メンバーのべアーズ島田キャンプさんが言い出して、みんなで集合してジャンプしている写真を撮ろうぜって…ふだんはこんな写真は絶対撮りたくないけど…キャンプでは気分がいかれちゃってて、ちょっとやってみたくなったと…僕とバイきんぐ西村さんは実は乗り気じゃなかったんだけど、撮った写真を見たら、僕がめちゃ高くジャンプしていたと…そんな1枚…

 

続いてはバイきんぐ西村さん

4泊5日で、沖縄の無人島に行ったときの写真

夕日が一番きれいだったと…みんなが一つの夕日をじっと見ていた…そんな写真を紹介する…

 

ラストのじゅんいちダビッドソンさんは動画

沖縄の無人島の場面

ヒロシさんだけ、ネタをやる営業の仕事があって帰らなくちゃいけないという…一艘の舟で帰っていく映像…

ヒロシさんが実に物寂しそう…まさに「ヒロシです…」のネタになりそうな悲し気な後ろ姿でした…

なんでも、メンバーのバイきんぐ西村さんに「一緒に帰ろうよ!」と誘っていたとか…

 

で、帰って来た翌日に連絡が来て、来年のスケジュールを決めようとラインがきたらしい…よほど悔しかったのでしょう…

 

といったヒロシさんの話題で、トークショーは終了

 

そんなに面白いといったイベントではなくて

そもそも私、寒いところ苦手、暑いところ苦手といった「ぬるい人間」なので、冬キャンプはもちろん、夏キャンプも…とは思うけど

テント張って焚火をして野宿していた渓流釣りのことを思い出し…

今となっては、肉離れが山でおこると死んじゃうからと、山の渓流釣りはやめたけど…

また、なんか行きたくなってきたな…とりあえず、管理釣り場にいこうかな…そう思えた「ららぽーと名古屋みなとアクルス」の一日だったのでした…

最後に感じたことを一言述べれば…

 

集まったお客さんのほとんどは、おそらくキャンプへの興味よりも芸人さん目当てだったような…笑

 


2021秋…「ららぽーと名古屋みなとアクルス」で「キャンプ芸人「焚火会」大集合!~冬こそキャンプは面白い〜」…第一部

2023-04-08 06:19:53 | お笑い

キャンプ場でみんなでワイワイガヤガヤといった経験はないけど

若い頃は渓流釣りが好きで、それこそ友達と源流のヤマの上まで登っていきたいがために、キャンプというよりも、山の中で野宿といってもいいほど…

粗末な簡易なテントを立てて

でもそんな時でも、お酒はもっていって、焚火をしながら、友達と呑んだそんな楽しい思い出が…

お酒を飲み、釣った魚を自慢しながら、それを友達に食べてもらう!っていうのが一つの快感で、釣った魚のみならず、釣り落とした魚の自慢、そこでのハプニング…もうなんでも酒の肴になって、楽しかった思い出が…

あ、私、キャンプにハマっていたのではなくて

渓流釣りにハマっていて

キャンプ用品といえばワンタッチで組み立てられる3人用テント(実際は、2人で寝るのにちょうどよい広さだった)、ロールマット、ランタンくらいしかもってなかった私ですが…

山の中での野宿経験者なので、キャンプにまったく興味がない訳じゃない

そんなキャンプに関するイベントがありまして

それは、2021年秋に「ららぽーと名古屋みなとアクルス」で開催された

 

 

「キャンプ芸人「焚火会」大集合!~冬こそキャンプは面白い〜」

というトークイベント

 

最近、あまりというか、全くお笑い番組をみてないので、ほとんどが知らない芸人さんばかりですが、キャンプに興味がない訳でもないので、聴いてみようかなと

ただし、私「冬キャンプ」には全く興味がなくて…だって、冬は渓流釣り、解禁になってないので、できないし、そもそも寒さが苦手なので

 

さてさて、このイベント、行ったときには第1部は、すでに立ち見エリアしかなくて、第2部なら着席できるという…

正直、2回もいいかなって思っていたけど、2回目は着席券ということで、結果的には2回とも、みちゃいました…笑

お笑い芸人だからといってオモシロイオチを言う訳でなく、ホントにただただキャンプが、みんなで大自然の中で集まってわいわいがやがやするのが好きなんだなあ…っていうことが伝わってきたイベントでした

「焚き火会」なるものがあって、それはヒロシさんを中心に9名のお笑い芸人のメンバーがいうようで

今回、中心のヒロシさんこそいなかったものの、スパローズ大和一孝さん、バイきんぐ西村さん、じゅんいちダビッドソン、うしろシティ阿諏訪さん、ウエストランド河本さんの5人のメンバーが集まって、わいわいがやがや、まるで焚火を囲んでいるかのようなステージで、自由に感じたまま思ったことをトークするイベントでした

では第一部

その内容を以下にだらだらと…

ステージ真ん中には焚き火が…本当に燃えてはいないけど…それを囲むようにイスが並べられていて、あたかもキャンプで焚火に当たっているようなステージ…

 

キャンプ時と違うことは、お酒がない…といったことだけでしょう、きっと…笑

さてさて司会進行は、うしろシティの阿諏訪さん

ヒロシさんは欠席であることをまず伝えて…冬のキャンプの楽しさを伝えていきたいと

ここでまずメンバーの自己紹介

うしろシティの阿諏訪さんに次いでは

館内放送で噛んでしくじったとバイきんぐ西村さん

じゅんいちダビッドソンさんは「伸びしろですね」という本田選手のモノマネ&鉄板のフレーズを一言

スパローズの大和さん、ウエストランドの河本さんと順に自己紹介

ステージをみて、営業で椅子に座ることがない…かつ焚火までステージにあることを珍しくもありがたいといじって

まずは「焚火会」の紹介、ヒロシさんの声掛けで、みんなでワイワイするキャンプが好きではない暗い人間が集まった会だと…

そこにじゅんいちダビッドソンさんが「エグイ!山の中で喋っていることを人前で」と話を被せる

まずのトークテーマは

「このキャンプ飯がうまい」

さて、うしろシティの阿諏訪さんがまず紹介するは「ベビースターオムレツ」

キャンプの朝ごはん、眠かったり料理を作ったりするのが面倒くさいと思うけど、卵とハムとベビースターラーメンだけで、凄くおいしいと

その写真をみて、紹介した「ベビースターオムレツ」とは関係のないトーストをみて、もうちょっと焼いた方がいいと、バイきんぐ西村さん!

でも、色合いがいいといった感想が飛ぶ…

ここから話は発展して、ヒロシさんはキャンプでロケ弁を食べてる…キャンプは何を食べても自由だからと…

なんでも2泊したキャンプで、キャンプ場でヒロシさんから、電話があって、弁当を買ってきてくれと頼まれたことがあるとじゅんいちダビッドソンさん

 

続いて紹介するのは

ウエストランド河本さん

写真をみて、これはチジミではなくて、もちろんウ〇コじゃなくて、コロナ禍なので配信で自宅で「アジのなめろう」を作って、美味しくて、これサーモンでもいけると思って作ったと

「サーモンで作ったなめろう」

ナイフで刻むだけ…しょうがと味噌、ネギとサーモンを叩いて作ったと…これがアジより美味かったと…

でも、画像が粗くて美味しそうじゃないとか、写真のナイフがメインになってるとか…

焼酎に合うそうな…

 

続いて紹介するのは、じゅんいちダビッドソンさん

写真が画面に現れて、即「うまいに決まってる」と声が飛ぶ

というのは、写真は「うに丼」

画素もいいと言いながら、じゅんいちダビッドソンさんは料理が苦手とのことで、お米を炊いて買ってきた「うに」をのせたもの

僕らの中では、こういうのは当たり前なんだけど、キャンプをやらない友達が、ぼくのYOU-TUBEを見た時に、山の中で、うにやイクラを普通に食べてることが面白いと言われると…なんで山へ行って、海のものを食べてるのって…夏場に沼津の漁港で生しらすを買ってクーラーで山へもって行って食べたことも普通にあることだと…あんまりキャンプをやったことのない人でも、山でウニとか食べれるんで楽しいし、なんでも持っていけばいいと…

もう1枚、紹介する写真があって…じゅんいちダビッドソンさん

山梨の久保キャンプ場に行ったとき雨が凄く降ってきて、増水してきて、キャンプ場の管理者が、危険だから早くその場から上がってくれと言われて、それは、びしょびしょでテントを置いて逃げるくらいの雨で…その雨がちょっと弱くなった時にテントを回収したけど、びちゃびちゃで、もうテントに泊まれる状態じゃなかったときに、キャンプ場の管理者のオバサンが、屋根のあるところを貸してくれて、その下で焚火をして、寝袋だけで寝て、その翌朝、キャンプ場のお母さんがどうぞ食べてって言って作ってくれた食事だと、これは「俺のキャンプ飯」じゃなくて「俺の食べたキャンプ飯」だと…

旅館の朝ごはんと同じ…と…

ここで、じゅんいちダビッドソンさん

「みなさんもよかったら、キャンプで雨に降られてみてください」とヘンテコなしめ方をして…

 

残りの2人は、2ステージめで紹介すると

次のコーナーは

「俺のギアはかっこいい」

ギアとはキャンプ用品のこと…要は自慢したい、みせびらかしたい…そんなコーナー

自分の紹介したいギアをプレゼンしてもらって、その中で誰のプレゼンが一番よかったかをお客さんの拍手の多さで決める…道具よりもプレゼンの上手さが大切なようで

プレゼンの長さはひとり30秒

まずは、スパローズ大和さんがプレゼンするのは「大型鍋」

キャンプ用品はカッコいいものが多いので、敢えてダサいものを紹介すると…

炊きこみごはん、公民館などに集まった時に…といったところで、30秒時間切れ…笑

 

続いては、バイきんぐ西村さんがプレゼンするのは「火吹き棒」

焚火が弱くなった時に使う道具…3,4千円のものだけど、ネットで買った時に2万円のものが届いた…といったところで、30秒時間切れ…笑

 

続いては、うしろシティ阿諏訪さんがプレゼンするのは「包丁」

使いたくない包丁が多い、そんなとき、めちゃめちゃ使いやすい包丁を自分で作ったと、それの説明途中で終了、30秒時間切れ…笑

 

続いて、ウエストランド河本さんがプレゼンするのは、「スパイダルコナイフ」…

アメリカのナイフ、これで野菜を切ったり、レトルトの袋を開けるのも片手でできると

 

ラストは、じゅんいちダビッドソンさん

プレゼンするギアはランタンだけど…

30秒しかないので、プレゼンをやめて言い聞かせると

「このランタン、いいんです…いいんです…とにかくいいんです…このランタンの名前はいいんです」

以上でプレゼンは終了…

ここからは、フリートーク、バイきんぐ西村さんがプレゼンした「火吹き棒」をみて、そんな道具いらないとかみんな行ってた次のキャンプでは、みんなこれを買ってもっていたとか…あるいは、このギアは、若手芸人より、ウンとTVに出てるとか…

そんなトークを挟んで

「誰のプレゼンが一番よかったか」

 

勝者のじゅんいちダビッドソンさんには、カッティングボードのプレゼントがありました!!

 

次のコーナーは

「冬キャンプのここが最高!」

冬キャンプは過酷なイメージがあるけど、楽しいことをここで紹介すると…

まずは、ウエストランド河本さんが紹介するのは

去年の焚火会集合の時の輪になって焚火にあたっている写真…

このとき、コロナの濃厚接触者になって、2週間自宅待機になって参加できなかったとじゅんいちダビッドソンさん

河本さんが言うには、火の暖かさがわかると…夏は暑いからいらない…冬は寒いけど、火にあたっていればいられる…さらに道具の性能のよさが分かるのが冬…寝袋だったりテントだったり…写真をみればわかるけど、みんな火をみていると

 

続いては

うしろシティ阿諏訪さんの紹介する写真

温かい飯が最高と…冬、朝起きたとき、このテントの中の枕元に置いてあったペットボトルが凍ってる…マイナス5度…これくらい寒いときに温かい汁ものが喉から入ってくる感覚…冬じゃないと味わえない…激安の豆腐を鍋で食べると、心から温まってくると…

料理は何を食べるか誰と食べるかも大事だけど、どこで食べるかも大事、家で食べるよりも何倍も楽しいと

 

続いてのスパローズ大和さん

暖房の効いている部屋でアイスクリームを食べるとおいしい…その逆バージョンで…寒い雪の中で、ストーブを囲みながら、一升瓶で呑み、天婦羅を待ってる写真だと説明を…どんな温泉宿の料理よりも最高だと…

2年前、バイきんぐ西村さんとじゅんいちダビッドソンさんと3人でキャンプに行ったとき、そんなふうだったと、思い出を語りながら

 

続いては、バイきんぐ西村さん

ガリガリ君が最高と告げて、氷点下マイナス12度、キャンプ場の水道管が凍って、水がでなくなるので、ちょろちょろ水を出しておくけど、これは出したままで凍ってしまった写真だと…

それくらい寒かったと…そんな寒い時に、大きいテントを張って、その中で、薪ストーブでカンカンに炊く…中は30度くらい…その中でパンツ1丁で「ガリガリ君」を食べる…テイストはスパローズ大和さんと一緒!暖房最高って感じで…薪ストーブって家にあったらいいと憧れるけど、キャンプなら手軽にできちゃうと

 

ラストは、じゅんいちダビッドソンさん

冬キャンプの寒さに耐えられなくなって、岩盤浴によくいったと…夕方4時で、マイナス7、8度のとき…そのキャンプは3日間くらいいたとのことで、冷えすぎで、もう無理ってな感じになって…キャンプから脱出して岩盤浴に…で、ここで温まって、また冬キャンプに戻っていくと

なんでもスパローズ大和さんは、この冬キャンプに行ったとき12時間ここにいたらしい…

みんなでキャンプに行った帰りに銭湯に寄るのも最高と

 

ここからのフリートークでは

冬キャンプに行って逃げてきてもいい…

インスタントジョンソンの杉山さんは「寒すぎて生きている実感がする」といってたそうな…

でも、年齢とともに寒さに弱くなってきていると…

これには、じゅんいちダビッドソンさん、3年前、スパローズ大和さんと二人で、正月に冬キャンプに行ったときに寝袋はしてたけど、酔っぱらいすぎて、身体が半分以上寝袋から出ていた状態で目が醒めたけど大丈夫だったけど、今だと無理、年々寒さに弱くなっているように感じて、最近電熱ベストに頼りだした…と話はもう止まらない状態でしたが…

時間を過ぎてるので、話の続きは第二部にということで

このブログも、次回に続く…

 


2021秋…豊川市文化会館にて豊川商工会議所第30回記念会員大会 お笑いライブ…後篇

2023-03-26 05:32:09 | お笑い

2021年秋…豊川市文化会館にて開催された

 

出演者は

スピードワゴン、ラバーガール、タイムマシーン3号、ドランクドラゴン、吉住、三四郎、ハナコ、かが屋、トム・ブラウン、ダニエルズ、アナクロニスティック、インスタントジョンソンなど豪華な12組が揃った

豊川商工会議所第30回記念会員大会 お笑いライブ

のライブレポの続き…

 

続いては

「三四郎」
 
「小宮」と「じゃない方芸人」と紹介しつつ、今日は名前を憶えて帰ってくださいとイギリスの首相ボリス・ジョンソンだと…ボケながら、相方の相田周二さんを紹介する
 

まずは、小宮さんの滑舌が悪いといった話題から…

「アイス」を頼んだら「ライス」がくる、店員さんに「おしぼり」頼んだら、でっかい「蒸し鶏」がきたりと、相方の相田さんにツッコまれながらも

「ラーメン屋」のネタへと

お客さん役は小宮さん

ラーメン屋さんは相田さん

お客が入ってくるなり、電話越しに「バカやろー」とか言って、めちゃ怒ってる…小宮さんが尋ねると

「保健所ともめてただけ」との一言

「衛生的に大丈夫か!」とツッコみながらも

「今はアルコールの提供は8時まで…この時期だからしょうがない…マル暴だから…」

ここは、「マンボウ」だろう!!とのツッコミが炸裂!

麺が自家製ではなく…食券機が自家製と自慢しつつ、この界隈、美味しさは21本の指に入ると…

人間の指の本数超えてるから…とツッコめられれば、下半身を指さして「いや、ここにね…細くて短いのが…」

さて、ここはラーメンの激戦区だと…まわりにいっぱいできている…「二郎系ラーメン横浜豊川支店」

もはやどこにあるのかわからない

さらには「下品」(ゲヒン)??これって「天下一品」のこと??裏をとるな、とるとしても「カヒン」だ!!

さらに、新しい店も近くにオープンしたと…元力士の「ラーメン屋」

これには、「チャンコやれ!」とツッコむも、「これ、僕のエゴですけど」といった添える言葉も忘れない…

注文をきけば「はい、とんこつラーメン1丁!」

自家製の食券機は使わない…笑

 

さてさて、ラーメンを茹でているそぶりはパスタを茹でているかのよう

茹でながら語る店員

「もともとはお笑い芸人をやってたけど、平凡な毎日が嫌で嫌で…」

「普通逆だろ!」

ここからは芸人さん風に「どんなラーメン屋いやだ!こんな」と大喜利をふってくる!!

「いうとしても「こんなラーメン屋いやだ!どんな」だ!とツッコむ小宮さん!!

さてさて、お客さんが名の知れた芸人だということに店員が気づくと「サインください、名前は大丈夫です」「絶対転売するだろうな…」

ツッコミのギャグの「ア~レ~」…結構使わせてもらってます…

じゃあいきます!!

♪君に幸せ  「ア~レ~」

♪Be ambitious!勇者であれ  ???「Be ambitious!…おかしいだろ!」「勇者でア~レ~をやらせろよ

そしてお会計は6億円と言われて

「ア~レ~」

これまた楽しめた三四郎の漫才でした…

 

タイムマシーン3号

ふとっている相方、服を脱ぐ仕草をしながら、ようやくこれから過ごしやすくなる、もう暑くて暑くて…と言ってるところを早速

「お前だけだよ」とツッコまれる

彼に手を後ろに組んでお客さんに失礼じゃないかとツッコめば

「デブすぎて、手が届いてない」…笑

導入で県内や県外から来た方をリサーチしながら、僕たちの方が新潟県と群馬県、遠くからきたとお客さんをいじる!!

10年ほど前に東海地方のCMでお世話になったと

そのCM「安い!早い!行くよ浜名湖自動車学校!」

と、そのCMのキャッチフレーズを披露

さてさて、最前列で寝ているらしいお子さんをいじりながら

昔、NHKで子供番組をやらせてもらっていて、手遊びとか、昔はよくやっていたと…

ここからのネタは「グーチョキパーの歌って知ってる~?」と問いかけて、歌い、それにツッコむ…

漫才としては、実に分かりやすくお客さんに伝わりやすいネタ…

たとえば

♪グーチョキパーでグーチョキパーでカニ作ろう~カニ作ろう~

「もうできてるじゃないか!」

♪右手はパーで左手もパーで、ウニョウニョウニョ~ウニョウニョウニョ~ 

「ウニョウニョウニョ」って何??

悩むツッコミ役の方…

さらに

♪右手はグーで、左手はチョキでカタツムリ~♪カタツムリ~♪塩かけて~いなくなる~♪ウニョウニョウニョ~~

続いては

小さい頃、TVで見ていた初めてのおつかいを…

「子供を尾行する大人の番組」とボケるのを「言い方が悪い!」とツッコみながらも、「必ずハプニングが起こる」と

ネタは「はじめてのおつかい」

関太さんが子供の役…山本浩司さんがナレーションで♪ドーレミファソラシド、ドシラソファミレド~とテーマ曲「ドレミファだいじょーぶ」を口ずさみながら

関太さんのことを

「ドラえもんじゃないか!のび太もジャイアンもみんな入っているよ!」とツッコめば

関太さん、自身の胸を指さして「ここに静香ちゃんが!!」…笑

「ふとしくん、5歳、お母さんに頼まれて、サンマを買いに行ってきます…無事に帰ってこられるかな…」

さてさて、サンマを受け取ったときに、ハプニング発生!!

それは…「服を着ていない、全裸かよ!!ずーと、乳だしっぱなし…」

とここで捕まったポーズ…

 

割とありきたりの場面設定のネタだけど、なかなか面白かったのです…

 

「スピードワゴン」

結成20年…その頃から、ずっと言ってた…豊川商工会議所でライブがやりたいと…その夢が叶ったと、ここは豊川商工会議所じゃないけど、と井戸田さんにツッコまれながらもわざとらしい掴みのトークの小沢さん…

自己紹介をし、相方を「彼がハンバーグと言います」

それに応じて

「ハンバーグ!!」と元気に声出し井戸田さん…

そこに被せる小沢さん…

「安達の元旦那…」

それに対して井戸田さん…

「安達になったことは一度もない」と

安達さんのことを知らないお客さんに説明する小沢さん

同情するなら金をくれ!」というギャグで一世を風靡したといえば、すかさず「名言な!」とツッコむ井戸田さん

どちらも愛知県出身、小沢さんが言う…僕は知多市、新舞子

そして井戸田さん、彼は今は「市」が、なくなっちゃったけど小牧市…

ダムで沈んだ…とか…スターバックスに吸収された…とか…

そんな二人であると自己紹介…笑

 

ネタは学生時代の話

高校生の頃は悪だったと

井戸田さんは「学ラン、丈短くして短ラン」といえば

小沢さんは「裾短くして、短パン!」

すぐさま、井戸田さんの「小学生か!頭が悪いよ!」のツッコミ…

さらには、好きなタイプの選択

「ブスだけど性格の良い子とウンコ味のカレー」

「比べるもの違うだろう!!」と井戸田さんがツッコめば

小沢さん、ダニエルズの真似をして「大きい声だすな…笑」

「ブスだけど性格の良い子とかわいいけど緑色…」

「ピッコロ??」

 

さらに絵描き歌

「ドラえもん、描いてチョン!」

「かけるかー!!」

井戸田さんのツッコミが実にきいてて気持ちいいのよ…

「マジカルバナナ、バナナと言って、何度でも…」

「バナナ、バナナ、バナナ、バナナ…僕の知ってるのとやり方が違う…」

とここで、唐突に小沢さん

かっこいい話をしたいと…それは「伝説のアウトロー」

「僕が伝説のアウトローとして成り上がっていくのをやるから、潤は、そこで立ち見してて…」と

ここからは、小沢さんの一人芝居
 
物語は小沢が長い刑務所暮らしを終えて、渋谷の街に帰ってきたところから始まる…
 
なんか変なナレーションと井戸田さんツッコむも話はどんどん進む…

渋谷の街は荒れていた…!
「おい!金だよ金、金出すんだ!」

「この街も変わらねぇな…」
「おい、邪魔すると痛い目に…」「痛て、いてて」との小沢さんの一人芝居に

井戸田さん「雑魚キャラが凄くない?」
 
「どうした?付け合わせのミックスベジタブル見るみたいな顔で俺を見やがって…それにしてもお前も変わらねえな。出て来てすぐカツアゲか小沢!」
井戸田さん驚いて「このチンピラが小沢さん!?大至急、大至急」と一人芝居をとめて小沢さんに
「カツアゲしてるチンピラが小沢なの!?」
「のし上がるんだから、最初はチンピラだよ!」
「それでミックスベジタブルがどうのって言ってるおじさんは誰なの?」
「あれは僕が尊敬する、伝説のアウトロー「タツさん」っていう先輩
「小沢さんの先輩?俺が知ってる師匠じゃなくて?」
「違う違う、僕が尊敬する、タツさんだよ!」

 
そのタツさんに「渋谷は今どうなのか」尋ねる小沢さん
「渋谷はたいへんなこちになっちまった…我が渋谷ドラゴンは弱小チームになっちまった…今じゃあ池袋タイガーに押されっぱなしだ…」

プロ野球の話みたいだな…と井戸田さん

「一番の問題は…水道橋がホームの東京読売ジャイアンツだ…」
 
勘が当たった!と井戸田さん、嬉しそう
 
「大至急、大至急」と一人芝居をとめて小沢さんに
「プロ野球の話してるやろ」
「してないよ!アウトローの話だよ!すごいアウトローだから背中に伝説の生き物の入れ墨入ってる…青いコアラを!

「ドアラやないか!と井戸田さんのツッコミ!
 

小沢は東京の裏事情を探るために銀座のNo.1ホステスのところに行った…

「カランコローン 邪魔するぜ!」
「ごめんなさい…店はまだ……あら…いつのまに出てきたの?」
「やっぱり戸越は落ち着くな…なあ、ドラゴンの事情を聴かせてくれよ
「ドラゴン?今ね、大変なのよ…ドラゴンが強かったのは、もう昔の話…今年もいろんなところで借金したわ…昔のボスの落合さんとうまくいかなかった…もうドラゴンズも終わりね!」と言葉にしたところで

井戸田さん、そこに割り込み

「終わってねぇよ!ドラゴンズはまだ終わってねぇよ!」と絶叫!!
 
熱く熱く

「たしかに今シーズンはBクラスだった…弱い時こそ応援するのがファンの務めでしょう!みなさん、バンテリンドームナゴヤに行きましょう!」

 「潤、熱くなるなよ!」と小沢さん
「ドラゴンズの話したから」と井戸田さん
「アウトローの話だよ…」


「タツさんって立浪??」
「違うよ!タツさんは伝説のアウトローだよ!アウトローのタツさんだって…「アウトローって外角低めと違うよね…」
「アウトローは不良!!!続けるよ!」
 
俺とタツさんのアウトロー伝説が始まる…!
「小沢、お前が帰ってきたんだ、ジャイアンツつぶしに行こうぜ」
「でも俺たちだけで大丈夫ですかね?タツさん!」
「今回は助っ人も用意してある…頼むぞ…ビシエド!」 
 
俺たちの大乱闘が始まった!
もみくちゃにされるタツさん・・・
そのときタツさんの入れ墨があらわになった…
「73という数字!」

「立浪の背番号だー!タツさんはやっぱり立浪監督だったんだー!」
 
熱く語る井戸田さん
 
「北のビッグボスもいいけど、地元の立浪監督をみなさん、応援するぞー!!」

「遠い夜空にこだまする!竜の叫びを耳にして…」と言ったところで

「潤!潤!!アウトローの話だよ!」
「ドラゴンズの話だと思ってスイッチ入ってしまった…すまん続けて…」
 
「大乱闘は続いた…そのとき流れ弾がタツさんに当たった…!…ファウルボールにご注意ください!」
 
ここでまた井戸田さん、熱く!

「大丈夫か!タツさん!日本一になりたいんです!!みなさん、熱い応援でバンテリンドームナゴヤへ!!」

 

「遠い夜空にこだまする!竜の叫びを耳にして!いいぞがんばれドラゴンズ!燃 え よ ド ラ ゴ ン ズ ! 」

オチは小沢さんのこの一言
「じゃあもう続きはバンテリンドームナゴヤで」
 
いやあ、旬なネタで、最初は「タツさん」が、まさか立浪監督だなんて思ってなかったし…
もうやられちゃた感満載!
スピードワゴン最高!!!!
 
 

「インスタントジョンソン」

 

まずは、客席に何人くらいいるの?と答えようもない質問を客席に問いかけさらにどこから来たのかと尋ね…

豊川市からきたとの挙手が多いのを確認して

一言、こんなに豊川市の方が多いのはじめてだよねと笑わせる…

 

コント「自動車学校」

ヤンキー二人が自動車学校に

仮免試験の筆記で落ちたのが、この二人だけということで、補習を行うと…

そういった場面でのコントだけど、教官の質問に答える二人の珍回答が実に可笑しい!!!

「人が急に飛び出してくるかもしれない」、「もしかしたら前の車が急ブレーキをかけるかもしれない」というように、危険を予測しながら車を運転する「かもしか運転」のことを尋ねると

回答は「この車、俺じゃないかも知れない」さらには「うちの親、離婚するかもしれない

「うるせぇー」とか乱暴な言葉を叫ぶヤンキー2人組

続いては「対向車は来ないだろう」「急ブレーキをかけることはないだろう」といった「だろう運転」については

「昆布は海の中にあるのに、ダシがでないのは、なんでだろう?」とテツ&トモのネタを答える…

それは「なんでだろう

さらに問題は道路標識をみて、答える問題

「止まれ」の標識に食らいつくヤンキー

「言い方気をつけろやー!そこは「「止まってください」だろ!!」

 

「停」の道路標識には、「なんで停学なんだよ!(停車可と知って)なんだ、ひっかけかよー!」

 

高齢者マークや初心者マークをみれば、答えは「ドロー4」

…笑…UNOじゃないんだから…

「歩行者自転車専用標識」をみては

「パパ、自転車買ってよ!!」

 

「工事中の標識」には「徳川埋蔵金」

 

「横断歩道」の道路標識には

「火垂るの墓上映中」…笑

子供の大きい方がお兄ちゃんで、小さい方が「せつこ」に確かに見えなくもない…

そう答えながらもヤンキー役のゆうぞうさん

「この映画には泣かされた…」と

 

そして「危険」の標識「!」をみて驚く二人

 

いやあ、笑った!!笑った!!

久しぶりにみたけど、ホント「インスタントジョンソン」オモシロイ!!

もう一つのネタが

これぞ、「インスタントジョンソン」の十八番ネタ

「高校野球の応援団」

愛知県は高校野球が強くて、毎年1校は甲子園に行く…なんて、当たり前のことを、さぞ凄いことのように言って笑わせて

ここは豊川商工ということで、9回裏豊川商工の攻撃、9番ライト杉山~

いろんな替え歌にのせて、杉山選手を応援しているようで…実はボロカス…応援歌にのせて、個人情報もさらけだし…

たとえば…♪それにつけてもおやつはカール~のメロディーで

♪それにつけても打てないカーブ…

いやあ、大爆笑の何度見てもオモシロイ応援団ネタであったのでした…

 

 

「ドランクドラゴン」

会場を見渡して「空席を除いてほぼ満席」とコテコテの漫才師がいいそうなことを、切り口に

塚地さんが、鈴木さんに「豊川市にきたことがあるのか」問えば

鈴木さん、自信満々にもちろんと

じゃあ、どんなところかと聞かれれば

鈴木さん「とにかく人がいい!」と…笑

他には、と聞かれれば

「豊川の人はみんな座ってきいてくれる、立ってない!」

さらに、名物は?と聞かれれば

「消化のいいものばかり…」

さて、NHKとかのTV番組で学校の特色のある部活を紹介する番組がやていて、それをみてふと感じたことをネタにしたと…

そのネタは

「日本遊戯研究部」

塚地さんが、中学生、鈴木さんがアナウンサーの設定で

鈴木アナが塚地くんに

「あのーもうそろそろ本番始まるけども。生放送だからってそんな緊張しなくていいからね…

…ああ、もう本番ですか?皆さんこんにちは。素晴らしき青春学校、今日も生放送でお送りいたします…この番組は全国の変わった部活に力を入れている学校を訪問し、紹介するという番組、今日はですね…埼玉県にあります、山田中学校の方におじゃましております。何でもこの山田中学校には日本遊技研究部というクラブがありまして、一体どんなクラブなんでしょう…そこで今日はそのクラブの部長である塚地五郎くんをお呼びしております…えー早速ですが、塚地くん。その日本遊戯研究部というのは一体どういったものなんですか?」

塚地さん、緊張したトーンで「はいー。われわれー、日本遊戯研究部はー、今の時代ー、テレビゲームやー、カラオケー、映画といったようなー、インドアのアミューズメントが多い中でー、昔の人を見習ってー、アウトドアー、つまりー、外でー、遊ぶということを目的に活動していますー。ことわざで言うー「古きを知り新きし」と噛んで自分の頬を叩き、「古きを知り新たきし」(また噛んで自分の頬を叩く)「ことわざで言う「古きを知りー、知る」ということでーす。」

鈴木アナは「ちょっと…最後の方マイクの調子が悪かったのか、聞き取れないところがありましたが、「古きを知り新しきを知る」ということなんですけども。その遊びと言うのは、一体どういったものですか?」ときけば

「はいー。遊びとはー、昔の遊びー、ベーゴマー、メンコー、けん玉ー、ベーゴマー、竹馬ー、なわとびー、ベーゴマなどでーす。」

「えー、ベーゴマが何度も出てきましたけど、まあ数ある遊びの中でベーゴマが一番好きだということでしょう。えー今の遊びと昔の遊びどちらの方が好きですか?」

テンパっている中学生の塚地くん。

「部員の数は、男子4名、女子3名と少数ですが、顧問の竹下先生と共に楽しく学んでいまーす。」

「えー、今の話に出てきましたが、顧問の竹上先生は厳しい方なんですか?」

塚地さんは「えー、竹馬先生はー、非常に優しくー、手取り足取りー、竹下を教えてくれたりしまーす。」

鈴木さんは丁寧に言葉を拾って「えー、竹下先生は竹馬を教えてくれる先生でもあるから、親しみをこめて、竹馬先生と呼び、そしてその竹馬は竹下先生が教えてくれたので竹下と言ったのでしょう。もしかしてその日本遊戯研究部をつくったのは、竹下先生ですか?」ときけば

「はいー。我々ー、日本遊戯研究部はー、今の時代ー、テレビゲームやー、カラオケー、映画といったようなー、インドアのアミューズメントが多い中でー、昔の人を見習ってー、アウトドアー。つまりー、外でー、遊ぶということを目的に活動していまーす。ことわざで言うー「古きを知りー、新しきを知る」ということでーす。」

「古きを知りー、新しきを知る」を噛まずに言えて、嬉しそうな塚地くん!

さらに塚地くんが

「遊びの道具は自分たちで作ったりしている」というので

「ベーゴマはどうやってつくるのですか」と鈴木アナがきけば、回答は

「ベーゴマは鉄の小さなコマを廻す遊びです」と

もう一度

「そのベーゴマはどうやってつくるのですか」と問えば

「ベーゴマは…ベーゴマです」

これを拾って鈴木アナ

「うん、確かに…たかがベーゴマ、されどベーゴマ」

と言いながらもう一度だけ

「そのベーゴマはどうやってつくるのですか」と問えば

テンパっている塚地くん

「はいー。われわれー、日本遊戯研究部はー、今の時代ー、テレビゲームやー、カラオケー、映画といったようなー、インドアのアミューズメントが多い中でー、昔の人を見習ってー、アウトドアー。つまりー、外でー、遊ぶということを目的に活動していまーす。」

鈴木アナ「それ聞いたよー塚地くん!」

塚地君は、お構いなく「ことわざで言うー「古きを知り、新しきを知る」ということでーす。」

まとめにいく鈴木さん「そうでしたよね。ちょうど今もう一度聴きたいなと思っていたので聞けてよかったです。それでは皆さん、また来週ー!」

 

予定にはなかったけど、もう1本ネタをすると塚地さん

「予定通りだろ」と鈴木さんが言えば、そんなこと黙ってたらお客さんにはばれないんだよ!と塚地さん

ばれたので、予定通りもう1本と塚地さん

 

「レストラン」のネタ

ウェイター(塚地さん)のいるレストランに来店した客(鈴木さん)とのコント

まあ、設定はありきたりだけど…

塚地さんのボケが強烈で…笑

鈴木さんが一人で来店「1名ですけど」といえば

ウェイター(塚地さん)は「そのようですね…空いてますけど相席でよろしいでしょうか…8人掛けのテーブルに7人の団体さんがいらして、そこの席が一つ空いているから」と

学生時代の話題で盛り上がっていて、チャンスじゃないかと…

お断りして、一人の席を案内してもらうも、その案内の仕方もめちゃめちゃ変!

「お水は」と鈴木さんに要求されるとウェイター(塚地さん)「たくさんあります…」さらには「何か容器に入れてお持ちしましょうか」

そして、水をもってきて「ごゆっくりお水をお楽しみください」

言うこともなんか変でおかしいし、その後、そばで、何も言わず、じっと立って待っている!

メニューを渡し「どれにしようかな」と鈴木さんが言葉にすると

「自分で決めてもらって…私に相談する必要はありません」と

で「セットにはスープとライスがつくのか」尋ねると

ウェイター(塚地さん)

「そうですね…よほどのことがない限り…たとえば、厨房の方が彼女に振られて気持ちが上の空だったら忘れるかもしれないし、もし万一、この世からスープという概念がなくなってしまった場合はもってこれない」

「今のところ大丈夫!スープの未来は明るい」とウェイター(塚地さん)

メニューにある「ビックリカレー」のことを尋ねると

「入りたてでよくわからないけど、カレーではないのでは」と

「具がめちゃめちゃ入ってるとかじゃないの?」と鈴木さんが聞き返せば

「具がめちゃめちゃ入ってるカレーと、カレーじゃないのがきた場合、どちらがびっくりされます??」「カレーじゃない方が」

「ですよね…だから、「びっくり」基準で考えました」とウェイター(塚地さん)

さて頼んだハンバーグステーキセット

運ばれてくるものの

「鉄板が熱くなっているので、万一触ってしまった場合」とかいってるときには、鉄板に触ってて、「このように手がべろんべろんになってしまう」とか言いながらも「熱っ!」といって、コップの中に手を入れ、さらにスープの中にも手を入れて「余計に熱い!」と言ってる!

ここでキレた鈴木さん「お前なんなんだよ」といえば

ウエイター「塚地です、医者になりたくて、今デザインの専門学校に通ってる」と支離滅裂な返答

「店長を呼ぶように」と怒れば

「店を仕切ってる店長か、アルバイトの「てんどうちょうじ」くんを呼ぶのか、どちらを呼びましょうか」

さらには

「なんと伝えればいいのか」尋ねる塚地さん

「お前がバカばかりやってるから店長を呼んでこいって言ってるんだよ」と鈴木さん

塚地さんは、厨房に言って、その鈴木さんのセリフ、そのまんまを店長に伝えてる

「お前がバカばかりやってるから店長を呼んでこいって言ってるんだよ」

 

すると戻ってきて塚地さん

「店長はなんのことかわからないと…でも「てんどうちょうじ」くんは謝っていた」と

呆れた鈴木さん

「もう他の店に行くよ」と言えば

塚地さん「だったら駅前にステーキ屋があってやってるかどうか見に行ってきますわ!」といって去っていく塚地さん

「えー、客おいてっちゃうの??」

 

以上、12組ほとんどのお笑い芸人のネタが面白くて、オモシロかったのが多くて…

 豊川まで、ドライブ!出かけてよかったかな…と

 

さすが、人気者が多く集まってた「お笑いライブ」

つまらない…退屈な芸人さんが…ほとんどいなくて

新型コロナウイルスの感染がおさまらず…この頃、オミクロン株もみつかったと…笑える状況ではなくなってきつつありましたが

この瞬間、2時間程は、笑えました!

笑うと免疫力アップ!!笑うと免疫力アップ!!笑うと免疫力アップ!!

これは確かなように思うな…

でも、ふと思った…どーして、お笑い芸人の感染のニュースが飛び交うんだろう??

私達以上に「笑って免疫力アップ」しているはずなのにな…???

だって「爆笑」なのに???

 

やっぱ、毎日、マスクと手洗いとうがいは欠かさずに…ですな…苦笑


2021秋…豊川市文化会館にて豊川商工会議所第30回記念会員大会 お笑いライブ…前篇

2023-03-25 00:46:22 | お笑い

2021年秋の休日…

豊川商工会議所の記念会員でもないけど…豊川商工会議所の記念会員でもないけど…豊川商工会議所の記念会員でもないけど…

フツーにコンビニでお笑いチケットが端末から申し込むことができて、チケット代金も2千円とお値打ちだったので購入して…豊川市へドライブ、観光も兼ねて、このお笑いライブを楽しもう…と思って行ってきました…

 

まあ、行きたいなと思ったきっかけは

出演者の中にラバーガールの名前があったので…

私、ラバーガールがツボなのよ!!

…淡々としていて、熱さをまったく感じさせない芸風…

そして…思わず突っ込みたくなるような独特の雰囲気をかもし出している大水洋介さん…ツボなんだよね…

他にも、スピードワゴンも楽しみ!楽しみ!!

 

豊川市文化会館にて開催された

そんなお笑いライブの出演者は

スピードワゴン、ラバーガール、タイムマシーン3号、ドランクドラゴン、吉住、三四郎、ハナコ、かが屋、トム・ブラウン、ダニエルズ、アナクロニスティック、インスタントジョンソンなど豪華な12組が揃った

豊川商工会議所第30回記念会員大会「 お笑いライブ」

 

ではでは出演順に
私の独自の…
私なりの感想をだらだら書き綴っていきますね…


あくまでも
私の感想ですからね…

過去に

地方での…「お笑いライブin●●」についての一考察…

のブログでも書いたように
…小梅●夫さん…のギャグに

シーンとした会場の中…で
私の…座席より一つとんで…
座ってた…知らないオジサンは…
「チクショー」と叫ぶごとに拍手喝采で…
ひとりだけ大きな声を出して笑ってた人がいたから…


笑えるツボは
みなさん、一人一人違うので
あくまでも以下だらだら書き綴っていく内容は
私の勝手な感想ですので
その点、ご容赦を…

 

まず、トップバッターは

「ハナコ」

客席をみわたして、さらには後方に掲げられている看板を気にしながら、これはみなさん、豊川商工会議所の会員さんですか?「豊川商工会議所第30回記念会員大会 」と掲げてある看板の前で、やったことはないのですから…と問いかけながら

ハナコが簡単な自己紹介をした後、
ちょうどそのタイミングで遅れて入ってきた人を見つけては
「席わかりますか?」
「あ~、席はちょうど真ん中でしたね…
 いい席よかったですね~」
といじって会場が和む!和む!!

3人組のコント

作家の講演会のイベントで、一人熱く興奮しているイベントスタッフのネタ

このイベントスタッフが、一人でリーダーと勝手に思い込んじゃってて、仕切ってるんだけど、その先走り感が、予想を超えてて、めちゃオモシロい!!

「ハナコ」が、どこかのイベントで、ここまで誇張されないだろうけど、こんな感じのイベントスタッフに出会った実体験からきているのではないかと勘くぐってしまう…笑

イベントスタッフのドタバタが可笑しくて

さてさて、3人組のコントだけど

ほとんどが、先走るイベントスタッフに、作家がツッコむといったパターンで…

もう一人は、その先走ってるリーダー格のイベントスタッフに呼ばれてやってくるけど、特にやることもなく、この人余ってるじゃないですか…とツッコまれるだけの役どころの設定で…その方のセリフも特になく…

このコント、二人でもやれちゃうんじゃない…なんて思えて…

これで、ギャラ3等分するのかなといった、ネタとは関係のないことをつい思ってしまった「ハナコ」のコントだったのでした…

 

「吉住」

自己紹介、そして「ハナコ」と同じように、「知ってる人」と問いかけ、挙手の多さに一言「売れたな」と言って笑わせる

「今日、ここに来た一番の目的は「吉住」だよっていう人…」と訊きかけて「やめよう!やめよう!あぶない!あぶない!」

厳しい戦いになりそう…笑…この時間はお互い協力して乗り切ってまいりましょうと

「女芸人No.1決定戦 THE W2020」で優勝したことを報告し、そのときにやったネタをと

新幹線で1時間20分かけて、これをもってきたと野球の「審判用マスク」を紹介しながら

女審判ナツコになっての一人芝居


「ユウくんお待たせ。ごめんね遅くなって。
レストランまだ間に合うかな。」の一言から始まって
来たから着替える時間なくて…と野球の審判の格好のままで駆けつけた設定
「そう、だよね…
こんな格好で行くようなところじゃ無いよね…ごめんね…彼女が女審判で…」

遅れた理由は延長したから…試合が、延長しちゃったから…


ユウくん、怒ってる?
私が女審判だから嫌になっちゃった?…と尋ねながらも

返ってきているらしい返答に

えっ、何?あ、ごめん聞こえない。といって

中腰になる「女審判」ポーズもインパクト大で笑える!笑える!!…笑

「えっ、私が選手のこと男として見てる?
そんな訳ないじゃん!プロだよ??
私、選手のことは内野か外野でしか見てないよ…」

「本当だよ、信じてよ。
またその話。他の男と話してたって。
それしょうがないじゃん。だって
監督が選手交代したいって言うから!
中継ぎを出したいって言うから!」

さらには 

「試合中もユウくんのことばっかり考えちゃって
何回も球を見逃すし、カウント間違えちゃうし…
喧嘩した次の日だって、8人も退場させちゃった…」

さらには
「今日だってさ、これに間に合わせるために
同点のホームラン、ファールにさせようとして、すごく抗議されちゃった…
私、女審判失格だね…」と

「えっ、何?」と

またまた、中腰になる「女審判」ポーズが笑える!!


別れたい??

やーだやーだ!!
なんで??
私が女審判だから??

じゃあなんで1回女審判受け入れてくれたの??

言ってくれたよね、マスク似合う って…だからずっと持ち歩いていると…

「わかったよ、私、女審判やめる。
なんでこんなことになっちゃったのかな」と言ったところで

ここでBGMが流れ


「はじめまして、ナツコです。女審判やってます。
こんな女、アウトですか?

痛ててて
今日、乱闘に巻き込まれちゃってさ。
外国人助っ人にタックルされちゃった。

俺が守る?

いいなあ。
友達がね、インスタ に旦那さんとか子供の写真あげてるの。
いいなあ。
私は、オリジナルの三振ポーズあげてる。
こういうの」

といって、三振ポーズを披露!

女審判辞めて、普通の女に戻るね。

まるで、引退歌手がステージにマイクを置くように、マスクをゆっくり地面に置こうと…
その置く直前に顔をあげ、立ち上がり…

別れたいって言ったのは、女審判やってる君が大好きで
邪魔したくなかったから?


…ユウくん!!
いいの?女審判でもいいの??

オチは力強く

セーフ!セーフセーフ!!

単なるカップルの口喧嘩のシーンなのに…設定のギャップがおかしくて…女審判なのに、ややぶりっこな感じもギャップがありすぎ…さらにはBGMの使用で、展開にメリハリがついてて…

めちゃオモシロかったのです…

 

「ダニエルズ」

結成4年目のコンビ…と笑わせて「知ってる人」と問いかけ、「完全に売れましたね~」…「そうでもなかった!」とツッコまれる

自己紹介は「あさひ」と千鳥の「ノブ」だと紹介されて

熱い新米刑事が警視庁のエリート女捜査官にガツンと言うシーンがかっこよかったから、新米デカをやりたいと、千鳥の「ノブ」に似た相方からの提案を受けて

「新米デカとエリート女捜査官」の設定でコントがはじまる!!

捜査本部に入ってくる新米デカが

「現場への突入許可お願いします」とお願いするも

エリート女捜査官の返答は「あなたは黙って上の指示に従えばいいの!持ち場へ戻りなさい」と

その返答に、熱く「命が懸かってるんだ~市民を守るのが我々警察でしょう!」と言葉を吐いたときの

エリート女捜査官の強烈な一言

「なんで、大きい声出してんの?」

戸惑う新米デカに「なんで、大きい声出してんの?」と繰り返すエリート女捜査官

「現場は一刻を争う…」といっても

「大きい声を出したかどうかを聞いてんだ!すごい大きかったよ!まだ耳キ~ンとしてるもん!」

ヒステリックを爆発させるエリート女捜査官!

こだわるのは「大きな声」

 

さてさて、話を戻して、「カッコイイシーンをやりたかったのに、ずっと怒られてるから場面を替えて」と

「残業を手伝ってくれてる先輩に缶コーヒーを差し入れする」これカッコいいじゃないですか…とそのシーンをやろうと持ち掛ける

さきほどエリート女捜査官をやった「あさひ」さんが…「俺、女上司やるから」

「女上司大丈夫か?」と念を押せば、「あさひ」さん!「大きな声を出さなければ大丈夫!」

 

で、女上司に差し出した缶コーヒーが熱かったと、またまたヒステリックに!

今度のヒステリックの原因は、「大きな声」じゃなくて、頭をこつかれたことと…オチもひねりがあって秀逸!!

 

ずっと怒られてる…と「千鳥」のノブに似た相方

最後にもう一つ、かっこいいシーンをやりたいと

「万引きGメン」になって

「あさひ」さんの役は、万引きしたオバサン!!

この「あさひ」さんのプライバシーを保護したモノマネがめちゃ上手くて…そこに旦那さんがやってきて、「あさひ」さん、一人二役!!

さらに、娘もやってきて…

いやあ、女装コント!最高!!こんな感じの…ここまで露骨じゃないけど、こんなヒステリックな女性、どことなく職場に存在していそうで、妙なリアル感が感じられるところがホント、オモシロかったのです!!!

 

「アナクロニスティック」

男性の待ち合わせシーン、合コンに行かれなくなったから、替わりに初対面のチャラ男をよこすという…

そのチャラ男は、実にフツーの男

「合コンで一人これなくて、僕がきてチャラで…」

チャラ男のチャラさが予想外でおかしい…

ツッコミは、すべて「チャラ」だね!!

出オチがオモシロかった分、もう一展開あれば、もっと面白くなるだろうな…となんか審査員目線…

まあ、そういうこのブログも、たいして面白くないから「チャラ」で…

 

もう一つのコントはバイト先での休憩室のコント

バイトの新人に対して、上から目線のバイトの先輩

タメ口で「何でも聞いて、教えてやるから」と先輩風をふかしつつ

出身地をきいたら

まさかの同じ中学で、学年も一つ上

それを知ると急に態度を変えて敬語で会話を…

ところがバイトの新人の付き合ってる女の子が、バイトの先輩の妹だということを知る、すなわち「お兄さん」…

するとまた急に態度を変えて上から目線で先輩風をふかしつつタメ口に

ところが二人とも元暴走族…バイトの新人がその暴走族のリーダーだったことを知るとまたまたまたまた…

まあ、フツーにオモシロかったです…

 

「かが屋」

コンビ名は、メンバー2人の名字「加賀」と「賀屋」を合わせたものとのこと…

 

ショートコントは、なかなか着眼点が面白い…

「神社」…女の子役で、願い事…「先輩と親しくなれますように」と…そこに偶然、横に現れたのが、その先輩…彼女は「どんな願い事をしにきたのか」と先輩に尋ねたら、返ってきた言葉は「お供え物に食べれるものがなにかないかと思って」…これをきいて、すぐさま神様に「神様、今の願い事、キャンセル」

他には

「待ち合わせ」

後ろから、強烈に驚かせておいて、それがまさかまさかの人違い…

 

そして、ラストは

「なぞなぞ」

コントは電車の中の設定…電車の中で友達になぞなぞの問題を出した男…答えを伝えないままで、その彼の友達が駅で電車を降りてしまう…

たまたま、そのそばで立っていた男、

そのなぞなぞの答えが気になって仕方がない…

初対面であるなぞなぞを出した男の横に座って、いきなり「豆腐」と答える…なぞなぞを出した男はびっくりするも、丁寧に「違います」と返したら、その反対側に座ってた人も、なにかしら解答を…それにも丁寧に「違います」と返す男…すると、彼の廻りにいた人のほとんどがなぞなぞの答えが気になっていたようで…「じゃあ、耳元でうかがいます…違います…」この光景がエスカレートしてきて、なぞなぞに答えたい人が次々と

するとなぞなぞを出した男が、「一列に並んでいただいて…」

「どうぞ」「ちがいます」

「どうぞ」「ちがいます」

すると、もう一度ここで最初に答えた男に順番が廻って来た

耳元でささやくと「正解です」

その男はとても嬉しそう…「ありがとうございます!そんなに難しく考える必要はありません、頭を柔らかくして」なんて言ってる彼をみて

元祖なぞなぞを出した男が

「列が長くなっているので、ちょっと協力してもらっていいですか…回答者を二人でやってもらっていいですか…列のレーンを増やしまして、2列でと…

で、なぞなぞの回答を二人でさばきつつ、ある瞬間、二人揃って「正解です!!」

ところが、次の駅で降りると協力者がいう…元祖なぞなぞを出した男が、僕も降りなくちゃいけないから、今正解した二人がマスターになってもらって…と言ってるうちに、協力者はさりげなく電車から降りていたようで…要は、元祖なぞなぞを出した男は電車を降り過ごしてしまったようで

電車が行ってしまう様子をコントで表現してる協力者、さらには乗り過ごしてしまった感満載の元祖なぞなぞを出した男のしまったといった表情もおかしくて…

いやあ「かが屋」めちゃめちゃオモシロイ!!

ちなみになぞなぞの問題は「普通ののこぎりより、錆びているのこぎりのほうがよく切れるものってなあに?

ところで、答えは…あ、私、すぐにわかりました!!

ステージではお二人、この「なぞなぞ」の答えをちゃんと告げてステージを去っていきました…

「かが屋」…ネタが秀逸…これから、チェックしておこうっと!!

続いては

「ラバーガール」

飛永翼さん…ツッコミもなかなか…
ストレートに熱くツッコむ…のではなくて
丁寧に突っ込む感じが好きだな、滑舌もいいのよ!!


そして…思わず突っ込みたくなるような独特の雰囲気をかもし出しているのが…

大水洋介さん…

…個性的な風貌…プラス独特な空気感…

昔から大好きなんだよね…

まずは個人名も憶えていただかないと…

…とかいって…

「みなさんからみて右の背の高い方が僕です」
「名前を言わないと…」…笑…

 

ハードディスクレコーダーを買いに来た大型電気店のコント

店員は、飛永翼さん

変なお客さんは大水洋介さんの役設定…

フツーだと店員さんが変な店員でボケてお客さんがツッコむパターンが想定されるけど…「ラバーガール」のこのネタは逆…

変な要求をしてくるお客役の大水洋介さんのとぼけた台詞一つ一つがめちゃオモシロイ

オチは、大水洋介さんが店員の飛永翼さんに対して

面倒くさいお客さんへの接客が見事だったと…これなら安心して仕事が任せられると…

そう語った大水洋介さんは、何者???

オチも秀逸でした!

 

もう一ネタは

保育園の見学のネタ

準備するのは、パイプいす二つ

二人揃って、舞台袖に消えたので、それぞれが椅子を、もってくるのかと思いきや…飛永さんが二つ持ってきて、大水さんは手ぶらで戻ってくるので笑える…

保育園の副園長さんが、大水洋介さん

見学する男性が飛永翼さんの役設定

お昼寝の時間だったと…それは園児かと思えば…副園長さんのお昼寝の時間だったり

施設内いろいろとご案内


今みた部屋が一番年長さんクラスの「サクラ組」だと…

他はどんなクラスがあるか尋ねたら
一番上が「サクラ組」で上から順番に「サクラ」「シクラ」「スクラ」「セクラ」「ソクラ」組だと…


飛永さんが、なぜサクラから「さしすせそ」って一文字ずつずらすのか…「サクラ」組のように「スミレ」や「タンポポ」組とかでもいいじゃないか…と返せば

一番上のクラスを「タンポポ組」にしようって話もあったんですけど、そうすると一個下のクラスが「チンポポ組」になっちゃいますからと…

あちらが、1歳児クラスの「ソクラ組」
ほら、子どもたちみんなお昼寝してますねー
一番左の奥で寝てるのが、このクラスの先生ですね!と

何で先生が寝てるのか…なんかあったら心配なんで起こした方がいいじゃないかと返せば…


大丈夫だと…あそこで遊んでるアキト君って子がいつも起きてるんで、なんかあったら先生起こしてくれると…

ここからは、唐突に…飛永さんに園児になってもらって体験してもらおうと

大水さんが歌う手遊び…


♪お肉切って、トマト切って、タマゴ割って、ボウルに入れてラップして、冷蔵庫入れて、一晩寝かせたらはい!出来上がりー


飛永さんがツッコむ…何かグチャグチャのやつが出来ただけじゃないですか?


次は「動物のうた」をいくよと

♪右手はグーで左手はパーで、ウッハッハー~ウッハッハー~

それ、ボケ防止のやつじゃないですか…

いやあ、最高!間のとり方といい、私のツボだなあ…笑

退場するとき、椅子は飛永さんが二つ、大水さんは手ぶらで帰っていきました…笑 

 

「トム・ブラウン」

「ただいまー」とか言いながら

「北海道出身です」と

 

漫才を中心にやっていて、2018年の「M1グランプリ」では審査員の上沼恵美子さんに「未来の漫才」と言われたそうで

「Every Little Thingのギタリストのいっくん、もう50歳…あの「いっくん」を集めて合体させて、「いっくん」から「いっさん」にレベルアップさせたいんですよ」

????

なにを言ってるのかよくわからない!

「いっくんです」「いっくんです」「びくびくおじさんです」

「合体」「びくびくいっくんです」「ダメ―!」

これ、何が面白いの!!???

「ダメ―!」と叫ぶも、なにこれ???

正直…全然オモシロくなかった…
なにこれ??
オモシロさが理解不能!!

ただ…合体!とか…ツッコミ担当の方が叫ぶので
全然オモシロくなかったけど
やたら声を張るので
眠くならなかったのが救い…

なんか、こういったお笑いライブで何度も見てる気がするけど…もうみたくないかな…

と…最後に「毒」を吐いたところで、このブログ長くなっているので、次回へと続く…


2021年ハロウィンの日曜日…日本モンキーパークで小島よしおさん!

2023-01-15 07:36:02 | お笑い

2021年ハロウィンの日曜日は

 

日本モンキーパーク

 

 

あの「芸術は爆発だ!」の名セリフを残した岡本太郎さんの建造物!!

大阪万博のシンボル「太陽の塔」の1年前、1969年に作られた…

「若い太陽の塔」を観に行った日には

小島よしおさんのステージがあるということで、それもみに…

まあ、ただ「若い太陽の塔」を観に行くだけでは、電車賃とかバス賃とかもったいない気がしたので、まあ小島よしおさんのステージがある日に出かけてダブルで楽しもうかと

場所はオープンステージと呼ばれる屋外のステージで

いやあ、ここ、今はとっくに成人を過ぎた娘が4,5歳の頃、セーラームーンショーを観に来た記憶が…

いやあ、その頃のまんま…

 

 

ただ、客席は野外だから、さほど気にならないとは言え、めちゃ混雑…座れたもののめちゃ密でした…

まあ、新規コロナウイルス感染者数が激減してた時期ではあったのですが、「そんなの関係ねぇ」と思えるほどの「密」でした…

コロナ前に戻ったかのような人出

ただ、野外ですし、みなさんマスクをしてますから、怖さは感じませんでしたけど…混雑に慣れてないこともあってか、「ダイジョブダイジョブー」とも思えず…ウオーッと思いましたね…

 

まあ、見たのは第一部のみ

 

午後は犬山城を散策しようと思って、第二部はみませんでしたが

その第一部の様子をだらだらと…

 

ハロウィン、そして日本モンキーパークということで「海パン」一丁…のみならず…海パンの上に猿のしっぽを装着して…かつサルの耳のカチューシャをつけてステージに登場


もう…それだけで…
何もしなくても…
子供たち中心に大爆笑…

まずはギャグを一発「ウェーイ~」

今日はモンキーパークバージョンでと

「手拍子でよしおのことを応援してください!あんまりチ〇チンばかりみないで!」と笑わせて

 

まずは

「よしおのアルプス一万尺」

ところが、即、サルの耳のカチューシャがマイクに絡まって音が飛ぶ!飛ぶ!マイクが音を拾わない!!

「もう1回やります!」と慌てふためく小島よしおさん

サルの耳のカチューシャをとって、絡まったものをほどいて

もう1回と、やりなおして

「よしおのアルプス一万尺」

「そんなの関係ねぇ」「はい!おっぱっぴー」「ニョロニョロニョロニョロ」「ダイジョブダイジョブー」「前、前、前」などなど


手拍子の中、ギャグをまじえた替え唄を歌って踊る小島よしおさん!

ラストはまたまた「ウェーイ~」



歌い終わって


「おもしろかったね!おもしろかった人、手をあげて!!全員!全員!」と…手を上げていない人もたくさんいるのに
必要以上に「おもしろかった」の念押しをする小島よしおさん!!


続いては
これまた…子供向けの歌

野菜の歌をいろいろ作って歌っているけど、一番最初に作った歌と

被り物をして、ウンコじゃないよと言いながら


「ごぼうの歌」

「ゴーゴーゴーゴーゴーゴーゴボウ!」と

そう…みんなで一つになろうと
拳を振り上げて「ごぼう!」と一緒にポーズをと!

「ポリフェノール」「食物繊維」「豊臣秀吉が好きだった」など、子供たちが知らない言葉、情報が満載の歌詞だけど

「ごぼう!」のポーズで大盛り上がりの子供たち…及び一部の大人たち…笑

 

みんなやってくれてましたね…ありがとうとお客さんに感謝の言葉を…そして、これからゴボウを食べるときは必ず「ごぼうの歌」を歌ってから食べるようにしてね…と客席に声を掛けると

「やだ」の声も…

 

幻聴が聞こえるな…と小島よしおさん

続いては

今日はハロウィンなので、よしおの野菜の歌の中で、ハロウィンの野菜、かぼちゃの歌があって、今日は「かぼちゃの歌のハロウィンバージョン」をと

かぼちゃの被り物をして

これも一緒にフリをしようと

♪パンプキンかぼちゃちゃ、パンプキンかぼちゃちゃ、パンプキンかぼちゃちゃちゃ~

ゴボウに比べると難しいからと、スローなテンポで、みんなで練習して、本番はスピーディーにと

 

「かぼちゃの歌のハロウィンバージョン」

歌い出しから

♪今日は楽しいハロウィン~とおそらく歌詞を替えてのハロウィンバージョン

サビは

♪パンプキンかぼちゃちゃ、パンプキンかぼちゃちゃ、パンプキンかぼちゃちゃちゃ~

これまた「パンプキン」ダンスで大盛り上がりの子供たち…及び一部の大人たち…笑

素晴らしい!ハロウィンバージョン、みんなの前でやるのは初めてだったけど、これからもやって行こうと思うとご機嫌に語りつつ

この時、ずっと曇り空で、ちょいとひんやりしてたこのステージに光が届いた…これを喜ぶ小島よしおさん

 

続いては

「よしおオリジナルグーチョキパーの歌」

小島よしおさんの作るものを真似するという

グーチョキパーで作るものは

右手はパーで、左手もパーで「ラスタピーヤ」

右手はグーで、左手もグーで「何の意味もない!」

お祈りをして、お兄さん指を立てて「頭に浣腸!」

リズムを速くして

右手はグーで、左手もグーで「そんなの関係ねぇ」

右手はチョキで、左手もチョキで「ウェーイ~」

右手はパーで、左手もパーで「ダイジョブダイジョブー」

さらに、もっと速くすれば、大盛り上がりの子供たち…及び一部の大人たち…笑

最後はゆっくりやろうと思ったら曲が終わっちゃった…と戸惑う小島よしおさん…音響さんのミス??…笑

すると、かなり遅れてスローなテンポが流れてきた…右手は小指、左手も小指で「はい!おっぱっぴー」

 

今日は、しっぽがついているからね!とここが日本モンキーパークであることを強調し

 

ラストにご挨拶

「モンキーパーク、本当は去年に来る予定だったけど、コロナの影響で延期になってこれなかったけど、今日こうして大勢のお客さんにきていただいて本当に嬉しいです」とさらに

「犬山市」を「猫山市」と「犬山城」を「猫山城」とわざと間違えた…ヘタをこいて…笑


一世を風靡した


「そんなの関係ねぇ…はい、おっぱっぴー」



その中に

「だいじょうぶ!だいじょうぶ!」

「なんの意味もない!」


…といったギャグを盛り込んで、動きだけで真似をしようと
最後には…ハロウィンなので仮装した子供たちを4名ほどステージにあげて…

ドラゴンボールの悟空や、ピカチュウやら、アフロの仮装した少年やら、小島よしおさんから指名された子供がステージに

一緒に


「そんなの関係ねぇ…はい、おっぱっぴー」




「そんなの関係ねぇ…はい、おっぱっぴー」


ラストは、クイズ、サイン色紙プレゼントコーナー

クイズの答えは、すべて小島よしおさんのギャグ…

 

最後に「しまじろう」とコラボしてることを伝えて
 
犬山は父親のご先祖様がこの辺だったらしいことを述べて
応援をよろしくお願いしますと〆て
イベントライブは終了
 
  

ぜひとも、これからも新型コロナウイルスなんて

「だいじょうぶ!だいじょうぶ!」

「なんの意味もない!」

「そんなの関係ねぇ」

と言える日が続きますように…笑