あまねのにっきずぶろぐ

1981年生42歳引き篭り独身女物書き
愛と悪 第九十九章からWes(Westley Allan Dodd)の物語へ

環境保護団体が隠し通す一番の深刻な環境破壊原因を追ったドキュメンタリー映画「カウスピラシー」

2016-06-23 23:56:18 | 映画

環境問題はだんだんと深刻になってきて、もう地球は50年持つかどうかもわからない。などと言われているほどなのに
環境保護団体はどの団体も深刻な環境問題の一番の原因である一つの”巨大産業”について全くスルーして言及したがらない。

あまりに奇妙で、不気味である……キップ・アンダーソン青年は何故、その”一番の原因”を環境保護団体も政府もスルーしたがるのか?
調べていくうちに徐々に真実を知っていく。

真実を知っていくうちにキップ監督は自分の命の危険を感じて立ち止まりかけるが、
このまま無駄死にするか、それとも生命を守るために撮影を続けて死ぬかと自分に選択を迫った末に後者を選らんで撮影を続けることを決意する。


レオナルド・ディカプリオがエグゼクティブ・プロデューサー(プロデューサーのさらに上の職で、管理職・幹部に当たる)を務め宣伝にも力を入れました。
そうして出来上がったドキュメンタリー映画『カウスピラシー(Cowspiracy)』は2014年に公開され大きな話題を呼びました。

Cowspiracy: サステイナビリティ(持続可能性)の秘密


「カウ(牛)」にまつわる「コンスピラシー(陰謀)」はどれほどの脅威であるのか?
このドキュメンタリー映画は生命を大事にする人たち、この地球に最低はあと15年は生きていたい、
または子供や家族を最低15年以上は生かしておきたい人たち全員が観るべき、観なくてはならない映画だと思います。

何故ならこの地球はあと15年ほどでなんらかの壊滅的な状況に陥るかもしれないと唱えている学者もいるからです。

冗談を言ってられない状況なのですが、こんなに深刻な状況なのに
それを知っている人があまりに少ない、また深刻だとは感じていない人のあまりの多さに
自分は何をどうしたらいいかとテンパって、今日もこの映画を観ているときも観終った後も心がずっと震えっぱなしです。

とりあえず映像の持つ影響力というのはすごいものだと思ったので
一人でも多くの方に観ていただきたい。

すごく良くできていて引き込まれる映画です。

ここで早くもネタバレになりますが、その一番の環境問題の原因とは畜産業です。
何がどうどれくらい畜産業が深刻な環境問題に関わっているか、わかりやすく文字に起こしているサイトをリンクさせていただきます。


わたしがお肉をやめた理由 その3



『COWSPIRACY』(家畜がもたらす環境破壊の脅威)



そして畜産業、食肉産業がどれほど残酷かを知りたい方は私はドキュメンタリー映画「アースリングス」をお薦めいたします。




Earthlings(アースリングス)






「カウスピラシー」も「アースリングス」も闇の権力者のような存在によって暗殺されるかもしれない危険性の中で命を懸けて作られた非常に貴重なドキュメンタリー映画です。


ジョン・レノンもこんなことを言っていたようですが(ビートルズは全員ベジタリアンです)


ジョン・レノンのインタビュー―世界は狂人によって支配されている




闇の権力者のような存在たちが一体何をしたがっているのか?ということは
私はあまり想像だにできないですね。
人類削減にはこのまま畜産業を続けていくことはとてもいい方法ですが
このまま行くと人類はどんどんまともに暮らしていけない地球になります。
闇の権力者たちはもうその頃は死んでいるのでいいのでしょうか?
それとも既に脳を移植できる発明などを秘密裏で成功しているか
レプティリアンとかの異星人か地底人などから永遠の命と暮らせる場所をもらう権利を何かを引き換えに手に入れてるのでしょうか。
かなりオカルトな話になってきますが、闇の権力者といっても全く理解できない存在ではないはずです。

”欲望”というのは誰にでもあるものだからです。
自分の欲望を犠牲にして生きるには、何が必要なのでしょうか。
闇の権力者なる者たちには出来得る限り手を貸さないほうがいい。
加担すれば地球は滅亡します。
でも誰かを悪者扱いすれば正しくて住みやすい世界が訪れるわけではないです。
ジョン・レノンが自分の中にも潜んでいる狂気と切り離して「狂人」と言っていたかはわかりませんが
狂気というものはその人間の一番大事なもの、例えば家族なり一番の喜びなりを奪った瞬間に
目覚めてしまうくらい危ういところで息をひそめて住みついているものだと思います。

人間は病気になりたくない、長生きしたい、と思いながら体に悪いとわかっている肉を食べたり
煙草を吸ったり、酒を飲んだりしています。
それも一つの狂気ではないでしょうか。
動物は好きだけれども肉を食べる人は多いです。これもかなりの狂気です。
自分の中にもどこか狂っている部分は見つけようとすればいくつも見つかるかもしれません。
闇の権力者の極悪非道っぷりは度合いが違うと言って悪者扱いしていれば闇の権力者は心を改めていけるのだろうか。

私がいつも危惧するのは自分以外に敵を作り、自分は正しく、相手は間違っていると思い込むことです。
すべての争いがそこから生まれます。

本当に心から世界をよくしたいと思うなら一番いいのがすべての悪に手を貸さないということです。
自分以外に悪者を見つけること、これは心の中で争いを生み出す悪となります。
ジョン・レノンは世界の闇の陰謀を知った後にイマジンを作りますが
あの曲の歌詞には「想像してごらん 闇と戦いやっつけるんだって」というような歌詞はひとつもなく
その代わり、「想像してごらん 人はみな兄弟なんだと」と歌いました。
「想像してごらん 狂人以外はみな兄弟なんだと」とは歌っていないのでジョンはあの発言の後に
たぶん狂人たちを許し、自分と同じ人間であり兄弟であると感じたのではないでしょうか。

人は真実を、知らなくてはなりません。
この世で何が起きているか。
でもそれはこの世の酷い陰謀や洗脳を知れ、ということではなく
どこで誰が今泣いているか、誰が救いを求めているか、自分がそのために何をしたいと感じ、
何ができることであるか、その真実を知る権利があって、人間は本当に自分が生きたい生き方を選ぶ権利を持っているということを
人は知らなくてはならないのです。

肉食、畜産業、魚介類の乱獲、陰謀、闇の権力者、人間の欲望、それらは悪ではないです。
それは悪ではなく、今起きている悲劇なのです。
悲劇を終わらせるためには、あらゆる悲劇を見つめ続けること、自分の欲望という悲劇が
どのようなさらなる悲劇へ繋がっていくかを考え続けることが必要です。








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2 コメント

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転載させていただきます (ひまわり)
2017-08-02 14:41:04
はじめまして。
カウスピラシーで調べて辿り着きました。
参考になったので転載させていただきます。
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はじめまして。 (あまね)
2017-08-03 15:14:19
誠にありがとうございます。

ドキュメンタリー映画「カウスピラシー」は人類全てにとって非常に重大な情報ですので転載していただけて大変ありがたく想います。

より多くの人々にこの映画を観て戴きたいですね。

この映画に合わせて、ディカプリオの製作した深刻な気候変動についてのドキュメンタリー映画も観ると、参考にして頂けるかと想いますので、その記事も一応貼っておきますね。


レオナルド・ディカプリオ財団提供短編映画集「GREEN WORLD RISING」
http://blog.goo.ne.jp/amanenonikki/e/e09c099661ad7633a1c361bdfec53cb0
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