横スカッとジャンパーズ

徒然なる侭に、主にマリノスと日常をくっちゃべります。毒にも薬にもなりません!

仕事の能率が悪かった理由

2012年01月14日 23時43分35秒 | Weblog
雑務が増えて、泣き言を愚痴ったらヨシヨシしてくれた皆様に、ありがとうございます。
現実ではなかなか甘え下手なので、とてもありがたかったです。

ちなみに、「もうシンドイ…」と上司にアピールしてみたら、

(`・ω・´)〈オレの方が忙しいから!

と、逆に俺の方が大変アピールされて、飲み会へとさきに帰っていきました。
ま、よくある話である。


あくっまさんが泣き言を口にしたのは、雑務の量よりも効率の悪さからである。
何が原因で効率が悪かったかというと、精神的な不安からであった。
何が不安であったのか。

老若男女問わず、YES,NO関係なく、コメントをいただけると、大変ありがたい。
よろしくお願いします。


~~~~~~~~~~

連休明けの火曜日、あくっまさんは食堂で楽しみにしていた「イワシの蒲焼き定食」をトレーで運んでいた。
時刻は12時10分、社員食堂が最も混む時間帯である。

社員食堂は会話を楽しむ類ではないので、空いている席に腰掛けて食事を終えたら直ぐに出る。
回転は早いのだが、その日はなかなか空いていなかった。その中で、奥まった窓際の四人掛けのテーブルが、先客が一人いるだけであった。

あくっまさんは定食に物言わず食らいつく人々の間をすり抜けて、先客である男の対面に腰掛けてた。

「相席失礼します」
軽く声をかけると、男は驚いたようだった。


「いつも端の方なのに、今日は珍しいですね。あぁ、こんなに混んでいますからね」





重ねて説明するが、あくっまさん、初対面である。
食堂でそんなに奇抜な行動をして目立っているのだろうか。愛想笑いを浮かべて食事を始めると、男は更に話しかけてきた。

「イワシの蒲焼き、僕も食べたかったんですよね。でも、390円でしょ?単品のおかずだと、これだけ食べて310円ですから」

男のトレーは、天ぷらや納豆、サラダなどが並んでいる。楽しく食事をしたいあくっまさんは、適当に男の金銭感覚や栄養の取り方を褒めた。

男はどうやら自信を持ったらしく、健康についての豆知識や己の倹約ぶりを語り出す。男はやけにケチなようだった。
また、健康診断の数値に不安を感じるらしく、そのことを口にした。

ジム通いの話になって、最近通っていなかった公民館の無料トレーニング室の話になったら、男はそこで仕事終わりほぼ通っていることを楽しそうに話した。

あくっまさんもジムに通っていた事を告げると、男の気持ちは盛り上がったらしく、ジムでよく見かける人の話題に。
食事を楽しく終わらせたいあくっまさんは、相槌を打った。

早食いのあくっまさんにしては珍しく、20分ほどかけて食事を終えた。
皿の上には、イワシの蒲焼きの食べ残しである、イワシの尻尾が二尾残るだけである。


「ありがとうございます、ではお先に失礼します」
そう言って立ち上がろうとすると、男は慌てて呼び止めた。

「そのイワシの尻尾、捨てるんですか?」





イワシの尻尾は、食べ残しである。
頷くあくっまさんに、男は言葉を続けた。

「よければ下さい」

?!

何度も書くが、男とは初対面である。

「…食べ残しですよ?」
「はい」

あれだけ脂肪分や塩分の話をしていたのに、それの塊である魚の蒲焼きの尻尾を欲しがるなんて…初対面の人間の。

人間、衝撃を受けすぎると判断力を無くす。
あくっまさんは眉間に深い皺を寄せたまま、首を傾げて皿を出した。男は「これで一品増えた」と言いながら、食べ残しのイワシの尻尾を二つ、箸でつまんで自分の茶碗に移した。



~~~~~~~~~~~

これが10日の話である。
あくっまさんは配膳口にトレーを戻した後、沸き上がる不快感でオフィスまで駆け出した。
あまりの勢いで何事かと顔を上げた先輩、上司に先ほどの食堂での出来事を語った。

(`・ω・´)〈ただの尻尾好きじゃん!俺の学生時代の友達にも海老の天ぷらの尻尾が好きな奴がいて(ry

(*゜▽゜)ノ〈尻尾あげたの自分でしょ。月曜まで行っても何もなければ、何もないよ

(´д`)〈新しい出会いだよ、選択肢を狭めてどうするんだ


あくっまさんはその後、最初の2日間は怖かった。
それまでその男を意識していなかったのでわからなかったが、男はあくっまさんを見ていた。
しかし、その席にいない日も1日あったし、その席にいてもわざわざ移動してくることはなかった。

気味が悪いストーカーか!?
と、思ったが、一緒の席に座らなければ実害はない。
あれぐらいを気味の悪い人と考えるのは、お高くとまった自意識過剰なのだろうか。


男性達に「高い物を求めている」「プライドが高そう」という評価を受けている、あくっまさん。
このぐらいの行動、世間の常識の範囲内だったのだろうか。

我が家の常識が非常識なのだろうか。

殊更異性の思考に関しては自信のないあくっまさんは、この男の行動の意図が理解しがたかったが、生理的にだめだと感じるのは異常なのか、知りたい。

ただの皆が言うような、尻尾好きなのか。

自分ならどう思うか、コメントをいただけたら、大変嬉しい。