今回のテーマは、「真理を学ぶ」についてです。
「直接体験とは、存在そのものであって、感覚などではありません。」
「ハートの結び目が、断ち切られれば、疑いは、はれます。」「これが、直接体験と呼ばれるものであって、あなたが、考えているようなものではありません。」
「無知の消滅だけが、真我実現です。」
1. ラマナ・マハルシとの対話より
─ 1938年5月02日 - ラマナ・マハルシとの対話より ─
「心は、眠りの中に引きこまれ、世界は、その中に種子の状態として、存在しています。」
「それは、あなたが、目覚めると共に、再び現れます。」
「まず、自我が立ち現れ、それ自身を身体と同一視し、そして、世界を見るのです。」
「それゆえ世界は、精神的創造物なのです。」
「真我は、完全性の中で、幸福として在る。─ ラマナ・マハルシの言葉 ─」
─ 1939年1月24日 ラマナ・マハルシとの対話より ─
「過去を思いだそうとしたり、未来について発見しようとしたりすることが、何の役にたつというのでしょう。重要なのは、現在だけです。現在にかかわりなさい。そうすれば、それ以外のことは、ひとりでに収まるでしょう。」
注記:過去も未来も幻想で、実在ではない。実在として在るのは、現在だけで、現在が、瞬間・瞬間・発生します。それを、自我 (心・マインド) が、連続したものとして認識します。この幻想を払うには、現在だけに、集中する訓練 (注:記憶を手放す等) が必要です。
─ 1939年2月07日 ラマナ・マハルシとの対話より ─
「もしあなたが、目覚めと呼ばれる夢、サンサーラから目を覚ませば、この現在の世界に対しても、興味を失うことでしょう。」
「そして世界は、自己の一部であって、客観的現実ではないということを悟るでしょう。」
「自分の周りにある物事が、自分自身から分離していると考えるため、あなたは、ものを欲しがるのです。しかし、もし全ての物事は、想念でできた形態でしかないことを理解すれば、もはや、ものを欲しがることも無くなるでしょう。」
注記:意識は、「私」とは、言いません。身体は、「私」とは、言いません。意識と身体を繋ぐ「私」という想念の糸が、発生します。その糸に全ての想念は、結びついています。
「目覚めと呼ばれる夢、夢を見ている夢見と呼ばれる夢、深い眠りと呼ばれる夢」。そして、それを超えた、トゥリーヤと呼ばれる意識。
トゥリーヤとは? この意識の4つの状態の説明です。
ジャグラット (jagurat, jagrata)…起きている状態 (目覚めと呼ばれる夢)
スヴァプナ (swapna, svapna)…夢を見ながら眠っている状態 (夢見と呼ばれる夢)
シュシュプティ (susupti, sushupti)…夢を見ずに熟睡している状態 (深い眠りと呼ばれる夢)
─ 1939年2月07日 ラマナ・マハルシとの対話より ─
「時間という概念は、あなたの心の中にだけ存在しているのです。」
「真我の中に、時間という概念は存在しません。真我にとって、時間は存在しないのです。時間は、自我が現れた後に、概念として現れます。」
「しかしあなたは、時間と空間を超越した真我です。あなたは、時間と空間が存在しなくとも、存在しているのです。」
- トゥリヤとよばれる第4の意識
トゥリヤ、第4の意識って何? 2020-02-18 15:44:50 テーマ:ヨガ雑学
目覚めているわけでもなく、夢を見ているわけでもなく、熟睡しているわけでもない。 - シュシュプティにいることに気づく
サハジャ・サマディへの道-4~シュシュプティにいることに気づく 2021-07-28 18:57:35 | 目次付きの記事(1~10)
今回のテーマは、「シュシュプティにいることに気づく」についてです。
不思議な意識状態になることがある。
これが、トゥリヤとよばれる
第4の意識
人は、常にシュシュプティ (sushupti:眠り (睡眠)、深い眠りの状態) にいることに、気づく (aware) ようになることが、サマディ (samadhi) です。
起きている状態 (waking state - 注:ジャグラット、 jagrat:目覚め、起きている状態) でも、夢見の状態 (スヴァプナ、svapna:夢見、夢を見ている状態) でも、人は、常にシュシュプティ (sushupti:眠り (睡眠)、深い眠りの状態) の中にいることに、気づく (aware) ようになる。意識的に、この中 (深い眠りの状態) に入るようになる修練 (源に留まる修練) をします。
2. 「ウラドゥ・ナールパドゥ」より
40 Verses on Reality - “Ulladu Narpadu” Ramana Maharishi
ラマナ・マハルシ:実在の40頌 - 「ウラドゥ・ナールパドゥ」より
40 Verses on Reality - “Ulladu Narpadu” Ramana Maharishi
24. Neither the body nor the Self says “I”:
between them the ego rises and ties them together.
24. どちらでもない。身体、または、自己 (Self:真我) は「私」と言っていません:
それらの間に、自我 (エゴ) が、立ち上がります。そして、それらを共に (一緒に) 結び付ける (縛り付ける)。
The insentient body does not say “I.”
The ever-existent consciousness is not born (thus cannot say “I”).
The “I” of the size of the body springs up between the two:
it is known as chit-jada-granthi (the knot which ties together the sentient and insentient), bondage, individuality, ego, subtle body, samsara, mind, etc.
象徴的な身体は、「私 (I)」とは言わない。
常に存在する意識は、生まれていません (したがって、「私」とは言えません)。
ボディの大きさの「私」は、2つの間に浮かび上がります:
チットジャダグランティ (chit-jada-granthi:感覚的で不安定な結び目)、束縛、個性、自我、微妙な体、サンサーラ、心などとして知られています。
The body, unaware of its own existence, does not say “I”; and the Self which pure spirit, pure intelligence, has never come to and so, also, does not say “I.”
身体は、それ自体の存在を知らないが、「私」とは言わない;そして、純粋な精神、純粋な知性が決して来たこと (注:誕生したこと) はないので、それも「私」とは言いません。
But somehow the intelligence under the compelling power of avidya (ignorance) assumes a body,
comes to identify itself with this body and to call itself “I,” thus tying together body and soul in a knot,
which is known as the knot of ignorance in the heart – literally the sentience-insentience knot.
しかし、どういうわけか、アビディア (avidya:無知) の説得力のある力の下での知性は、身体を想定しています。
この身体と自分自身を同一視し、自分自身を「私」と呼ぶようになり、身体と魂を結び目で結びつけるようになります。
これは、心の無知の結び目として知られています - 文字通り、感覚的で不安定な結び目。
It is an extremely hard knot which defies centuries of births, but breaks of its own accord when Self-realization is achieved, and bondage and ignorance are destroyed forever.
それは、非常に硬い結び目であり、何世紀にもわたって出生しますが、自己実現が達成され、束縛と無知が永遠に破壊されると、それ自体の一致を破ります。
“Samsara” means going round on the wheel of birth and death. In India, the wife is significantly also called samsara.
「サンサーラ」とは、誕生と死の輪に乗ることを意味します。インドでは、妻は、注意に値するほど十分に大きくまたは重要な方法で、さらにサンサーラとも呼ばれています。
注記:significantly:in a sufficiently great or important way as to be worthy of attention.
注意に値するほど十分に大きくまたは重要な方法で。
3. 参考サイト:直接体験とは
- 直接体験
「真我実現とは、無知の消滅である」ラマナ・マハルシ 2018-02-16 15:58:42 | To gain it (得る、もたらす) - 実在は、無心のハートの中に存在している
識別を高める-7~存在は絶対知識 2022-03-08 19:38:49 | 目次付きの記事(1~10)
─ 1938年6月10日 - ラマナ・マハルシとの対話より ─
真我実現とは「無知」の消滅のことです。
「直接体験とは、存在そのものであって、感覚などではありません。」
「ハートの結び目が、断ち切られれば、疑いは、はれます。」
「これが、直接体験と呼ばれるものであって、あなたが、考えているようなものではありません。」
「無知の消滅だけが、真我実現です。」
2022-03-30 11:57:42〜2022-05-09 20:40:26 記述しました。