こんなものを買ってしまったといったところ。こんなものが我がお土産。
と言っても作った人が勿論いるわけで、気に入って買って来たものだから何にも文句はない。
つる菜というのは実は知らなかったのだが、
見ると湯通しして食べれば良さそうな風体なので、
そういったものは、もう判で押したようにそうして食べることにしている。
源次郎岳近くで渓流釣りをしている年輩者などを見かけたが、
その直後に、つるな!、を買ったのだった。
吉田のうどんというのは、富士吉田のうどんという意味で、街中を探索していて
いくつもうどん屋があった。ぜひ食べてみようと思っていたら意外と時間がなく
朝食などもコンビニのサンド、飲み物などで済ませたりしたので、食べず仕舞いとなった。
カップ麺と袋入り生麺を買ったので、まあこれで良いかなと。
カップ麺、昨日、食べてみた。醤油味と味噌味の混じったつゆ。美味かった。
やはりそもそも不味いと思うことがあまりない・・・。
味噌がどちらかというと赤い方の味噌で、食べていて名古屋のインスタントの味噌煮込み
うどんを思い出したりした。あれもインスタントながら、というかインスタントならではの
美味しさがあって好みのものだ。
忍野八海が世界文化遺産になっているとは知らなかった。
2013年にそうなったということだ。以前行ったのはもっと前のことだったと思う。
偉くなった後輩を持っている何でもない自分といったような気分だろうか・・・。
富士山の湧水、手を浸けて遊んだ。指の芯まで冷たさがしみてきた。
今年の夏は、気が付けばもう秋の虫の鳴く声が聴こえている。
8月上旬はテレビにかじりついてオリンピックを見ているうちに過ぎてしまい、
中旬のお盆の頃は梅雨のような秋のような長雨が続くうちに過ぎ、
下旬になって晴れたと思って出かけたら、秋の虫だった。
夏なのにまるで秋のようだな、こういうのを天候不順というのではないかな、
確か1980年半ば頃の夏、ラジオで頻繁に、今夏は天候不順ですとやっていたな、
などと大昔の何でもないことなどを
思い出していた。
そんなことを思っていたら、
天気予報のサイトで地方に住んでいる人らしき人のレポートで、
今、セミが鳴いています!、と音声入りでやっていて、ひとり、部屋で馬鹿笑いしていた。
源次郎岳は今、思い返してみても特になんでもない山だった。
登り始めるときも全くのローテンションで、こんなんでいいのかなと思ったくらいで
頭の中は空っぽのまま歩き進んだ。
大菩薩方面への道をかなり山深く入ったところにある山なので、
どんな様子かなと思っていたのだが、行ってみると明るく開けた感じの場所だった。
頭、空のまま緑の中を進み、熊ぐらいは出るかもしれぬと時々、柏手を打ったり
指笛を鳴らしたり、ほーっ!と裏声で自分の存在を知らせたりしつつ歩いたのだが、
森はしんとしていて、一番騒々しいのは人間である自分であった。
源次郎岳の売り物である富士山の雄姿も雲で見られず、それもさして気にならず、
弁当のいなり寿司をもぐもぐと食べるだけだった。
ルートに難しいところはなく、最後の頂上付近の100mくらいに少し起伏があるくらいで、
それを面倒だなと思う程度だった。
それ以外は森の木々の中を歩く感じだった。
それでもその緑の中は気持ちの良いものとして体感で残っている。
今まで山に登ってこういった感慨を持ったことはほとんど無く、
自分にとっては珍しいことだったかもしれない。
何日か、その森の中にテントでも張って遊ぶとよいのかもしれなかった。
実はテントは車に積んで持って行ってはいた。
しかし、それを張ることもなく、帰路に就いた。