◆1カ月ほど前だったか、下北沢へ行ったときに、歩き廻っていて、ある料理屋の前でフグを見た。店の水槽で泳いでいた。釣りへ行くと小さなフグが釣れることがあり、いつも逃がしてやるのだが、水面からフグが釣り上がってくると、外道なのだがなぜか嬉しい。愛嬌のある顔に友人のような親しみを感じ、撫でてやり、海へ返す。触った感じがフワッとして気持ちがよい。それに比べると、食用のフグは大きく顔も尖り、貫禄がある。最近あまり釣りに行っていない。
◆グルメ番組を見ていると、「人間とは美味いものを食べて死んでいくのだろうか」と妙に哲学的なことを訊いたお客役のタレントがいて、それに対し店の人が無言で「シー」(イタリア語で、そうですね)と頷いていた。だけど、食べなきゃ歳とって死ぬこともできないさ。これに今度は私の方が「シー」・・・・・
◆食品のセールなどで、大安売りの呼び声を掛けているオッサンなどに、そこの棚に並んだ品物について何か訊くと、よく訊いてくれました、といった感じで嬉しそうに笑顔を作って説明を始める人がいるが、こちらも嬉しい。
◆私の甥は、高校でサッカー部のキャプテンをしているらしいが、キャプテンと言わず、オヤジとかオヤカタとかいった役職名らしい。和風の様だ!!???ホントかな???
◆街を歩きながらフォトを撮りまくっていると、googleのロード写真と似てきてしまう。最近特にそうなってきた。そして、ほとんど記憶に残っていない。
◆先輩とほんとにしばらくぶりに電話で話した。忘年会の最中だそうで、飲まなきゃやってられないよ、と笑っていた。なんかいいことあるよ、うん、などと自分もこちらをも慰めるような事を言ってくれた。何か分かりませんが、とにかく有り難うございました。
◆鶴などの、お笑い話を聞いていると、関西(主に大阪)の人というのは、「ええ人や」というのと「こっすい人や」、の2系列に分けられるもののようだ。その他極め付きとして、「えげつない人」というのもあるらしいが、これに自分が分類されるのは、極力避けたいらしい。
◆昔、縫いぐるみの熊さんか何かに見たてられ、「中に何か入ってるんじゃないか」などと軽口をたたかれて、まあ、面白かったことがあるのだが、その時の答えの変則形として、「入ってる、入ってる、何が入ってるか想像してごらん」などと言ってもよかったかもしれない。目を見張って答えを待つ顔を作ってみれば、こちらの笑い力の方が勝って、相手の顔が能面になったかもしれない。
◆記憶とは曖昧である。私の場合、blogなど書いていると、ノンフィクション、事実に基づいて書いているといっても、もうほとんどフィクションかもしれない。あまり事実であると思われるのも困る。
◆名古屋のお菓子で、「音聞山」(おとききやま)というのがあり、知らなかったのだが先日初めて食べた。特には、普通の饅頭だった。説明書きに、万葉集にその山の名がでてくる、と書いてあるので、どんなに素晴らしい山かと思って調べてみたら、天白区という街中の高さわずか44メートルの山だった。拍子抜けだ。なんでお菓子の名に? ただ、もみじの紅葉は良いところらしい。